山陰・大山の旅【D-club】


■2006年1月22日 大山ホワイトウォーク 体験記
スノーシューを履いて、誰も踏み入れていない大山の森の中を雪上トレッキング。あらゆる自然の醍醐味を体験できた一日。そんな様子を詳しくレポートします


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自分の足跡を、ふわふわの雪面に残す感動・・・

スノーシューで歩く大山ホワイトウォーク体験記


晴天に恵まれた1月22日(日)午前9時30分。

大山スキー場への玄関口となる「大山情報館」に、今回行われる「大山ホワイトウォーク2006」参加者の方々が集合。

その数、総勢26名。

若いご夫婦から、ご年配にグループまで幅広い顔ぶれが揃い、「どんな感動の景色がみれるのか?」とここ大山の麓に足を運ばれました。

まずは関係者の挨拶があり、その後今回お世話になりガイド三人のご紹介。いずれの方も、大山をこよなく愛し、大山を知りつくす「山の男」ばかり。

きっと地元の私たちでさえ、知らない大山のヒミツを教えてくれるのでは?そんな期待を胸にいざ雪山へと向かいます。



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今回の大山ホワイトウォーク。使用するのは「スノーシュー」と呼ばれるもので、一言で表すなら「西洋かんじき」。かんじきとは、雪の中で生活される方が考え出したという雪上の歩行道具。スキーやソリ、ボードのように雪上を「滑る」のではなく、まさに「歩く」感覚で、トレッキングシューズや長靴にヒモなどでかんじき状の金具をくくり付けるだけといたって準備も簡単。そんな雪上のお散歩道具を相棒に、白銀の大山へしゅっぱ〜つ!



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リフトを乗り継ぎ、たどり付いたのは「中の原スキー場」の頂き部分。
ココが今回の大山ホワイトウォークの出発点です。

目前に青空が広がり、見下ろせば、日本海や市街地の大パノラマ。

そんな絶景にしばし言葉を失いながらも、スノーシューを身につけ、いよいよスタート。
期待と不安を交錯させながら、深い雪面を一歩一歩踏みしめるように足を運んでいきます。



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このイベント。

一番の醍醐味は、たっぷり積もった新雪に自分だけの足跡を刻むことの感動。後ろを振り返れば、ここまで歩いてきた自分の道筋がしっかりと残されています。

単純なことですが、これが意外にも感動するんですよねー。誰も歩いていない雪道に自分だけの足跡を残すということが・・・。またフワフワの雪を踏み込む際、静寂の森の中に響く「キュッキュッ」という音もとても印象的。

リズムよく歩く自らのステップが、楽器で奏でる美しい音色にも感じられ、心地よく耳に響き渡りました。



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しかしそんな感動も味わう間もなく、森の中の天候は一変。突然のブリザードが私たちの行く手を阻みます。突風に加え、容赦なく吹き付ける横なぶりの雪。寒いし、痛いし、もうそれは大変でした。

ガイドの方のお話だと、体感温度はマイナス10〜15度。

いや〜〜、そんな気温なかなか経験できないですから、ある意味貴重な体験かも(笑)



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そんな猛吹雪にも負けず、我々は一歩づつ着実にゴールを目指します。
途中、ガイドの方が我々の安全を考え、引き返そうと提案しましたが、参加者の総意で強行。雪に埋もれ、時には転び、柔らかいパウダースノーとたわむれながら、急な雪道をひたすら駆け上がります。

そしてついに今回のゴール、宝珠山(ほうじゅさん)の頂きに到着。

吹雪のため周囲の景色は全く見えませんが、何より到達したという達成感が参加者それぞれに感動を与えます。記念撮影時の笑顔が何よりの証拠ですね。



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しばし一服の後、いよいよ下山。
この下山がまたまたおもしろいんですよー。

急な坂道を一気に走って降りると、これがまた自分が飛んでいるかのような気持ちに。
仮に転んでも柔らかい雪面がクッションになって全く痛くないし、とにかく爽快!
子供に戻ったみたいに、はしゃぐこと必至です。
雪まみれになりながら(笑)



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そして各自、新雪のなかを駆け回りながら、無事スタート地点に戻り、このイベントも終了。

最後には、「スノースポーツの日」としていろんなイベントが開催される「中の原スキーセンター」前に用意された、無料のカニ汁へと直行!
山陰の冬の味覚、カニのエキスたっぷり、あつあつを頬張れば、体の芯からホッカホカ。
冷え切った体もすっかり解凍。
この日の余韻を楽しみながら、各々帰路につかれました。



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今回の大山ホワイトウォークを終え、一番感じたことは、

雪山の大山にナビゲートしてくれたガイドのみなさんの存在の大きさ、そして話のおもしろさ。ひと言ひと言、「へぇ〜」って感じで、私なんかは手のひらをボタン代わりにしてずっと押し続けてました(笑)

例えば、



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「大山のブナ林は白ブナ。これは世界遺産に登録される白神山地に匹敵する規模。またブナ林の間はほとんどがサラ地。これはブナ林が周辺の光を遮るためで、そこに何も植物が育たない」とか、


「ナナカマドの実は、木々の実がほとんどなくなるこの時期も未だ実を付けている。これはこの実がとてもマズく、木の実をエサにする鳥たちもこれには手をつけないから。ただ寒さが厳しくなり食べ物が底をつくと、仕方なくこの実を食べて冬を越すんです」



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などなど、
ココには語り尽くせないほどユニークで貴重な話が盛りだくさん。

家でコタツに籠もって暖をとっているみなさん、ぜひ来年はこんなお話と大山が織りなす自然の偉大さを実感しに、このツアーへ参加してみませんか?

みなさんのお越しを、きっと感動の風景で歓迎してくれることでしょう!


私自身、楽しさ、美しさはもちろん、自然の怖さ、またそんな自然の中では人間が無力であるということの事実を改めて教えられた一日。

そして、地元の知る方々のお話がどれだけ貴重で、私たちの知る大山がまだまだほんの一部でしかないことを痛感させられた一日でした。



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★参加者の声★

出雲市 高橋さんご夫婦
「私が昨年体験し、とてもよかったので今年は主人も連れてきました。普段スキーでは行けない所にも行けたし、ホント楽しかったです。何だか童心に返ったみたいで、雪とたわむれてました(笑)。誰も歩いていない真っ新の雪面を踏みしめる感動は、言葉にできないですね」

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一方でこんなイベントも・・・


大山スキー場では、「スノースポーツの日」と称し様々なイベントを開催。中の原スキー場を会場に、笑いが巻き起こる楽しい一日を演出しました。



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その目玉が、「仮装して滑走大会」。参加者が練りに練った衣裳?に身を包み白銀のゲレンデを滑っているのか?転んでいるのか?引きずられているのか?わからない状態で滑走し、見学客の笑いを誘います。司会までが鬼太郎の着ぐるみを纏い、盛り上げにも一役。

そして、栄えあるグランプリ、賞金10万円を獲得したのは、

カラス天狗の格好をし、かわいいらしい滑りを披露したチビッコグループ「唐王子ども会」。

賞状を手にあどけない笑顔で大喜びでした。


この日は、境港市と境港市観光協会の協力でカニ汁も用意。しかもこれが何と無料の大盤振る舞い!冷え込むゲレンデということで、すぐに長蛇の列ができ、限定400杯のカニ汁が1時間もしないうちに売り切れる盛況ぶりでした。

イベントは盛況のままに終了。スキー場でこんなにも笑えるイベント、そうはないですね。

来年はどんなコスプレが飛び出すか、参加希望の方は早速ネタ集めに頑張ってください。


またこのゲレンデお会いしましょう!



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