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宮内のうわなり打ち神事が県指定文化財となりました!

大山寺鐘楼

 平成30年2月8日に鳥取県文化財保護審議会から鳥取県指定文化財として指定するように答申された「宮内の嫐(うわなり)打ち神事」が、平成30年4月27日に鳥取県教育委員会告示され、正式に鳥取県指定無形民俗文化財に指定されました。

 大山町内の鳥取県指定無形民俗文化財は、大山のもひとり神事、赤松の荒神祭に次ぐ3件目となりました。

うわなり打ち神事概要

指定名称   宮内の嫐(うわなり)打ち神事

所 在 地    鳥取県西伯郡大山町宮内

概  要

 うわなり打ち神事は、閏年の旧暦9月15日の夜に、宮内に鎮座する高杉神社で行われる。社伝では「雄略天皇丙辰の年(476年)、この地方の人々に不幸が続き、その時の託宣に2人の官女松媛命と千代媛命の霊魂が本妻の細姫に嫉妬の念を燃やして祟っていると出たため、女神の社殿(本殿・仲殿・末殿)を創建してうわなり打ち神事を行ったところ、神慮が和らぎ、住民が穏やかに暮らせるようになった」といい、その神事が現代まで受け継がれている。

 神事は、氏子中から選ばれた「打神」3人が主役を務め、「下神主」が神事の補佐をする。

 当日早朝、打神は福尾灘で沐浴し、塩草と塩砂、塩石を藁ツトに納めて持ち帰り社殿を清める。夜11時ごろに神社に参集し、打神はお祓いを受け、神前に供えた御供を食べさせると神霊が憑依すると言われている。その後水垢離を行い、神幸行列に護られながら神事場に向かい、「投盃」「打杖渡」の行事を行った後、最後の打ち合い式が行われる。「今宵の神事潔し良し」の言葉と同時に三方から進み出て打ち合わせ、「本殿の勝ち」の宣言で終了する。その後御供が参詣者に配布され、これをいただくと無病息災になると言われている。

 深夜に提灯と月明かりを頼りに神事が進められること、神と人の共食が行われること、神霊が憑依する伝承があることが注目され、貴重な無形民俗文化財であると評価された。

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