大山は、1700メートルほどの山ですが、独立蜂で日本海に接しており、いったん天候が崩れ始めた際の厳しさは、3000メートル級の山に匹敵する厳しさです。
初めての人はもちろん、経験のある方も、今一度次のことに注意して、万一に備えてください。
最悪の条件でも切り抜けられる備えがなければ、安全な登山とは言えません。
その1. 登山届、下山届を必ず提出してください
雪山は、絶えず危険にさらされています。
万一の事態に備え、登山届、下山届を出しましょう。
登山届、下山届の提出先は、大山寺駐在所(大山博労座 大山情報館前)です。
その2. 日程、装備は十分に
余裕ある日程で行動しましょう。
装備品は出発前によく点検し、取り扱い方法についても習熟しておきましょう。
特にアイゼンは、冬用の登山グローブをしたまま装着できなければ、万一のときに危険です。
また、燃料や食料、衣料品も十分に準備しておきましょう。
その3. 単独登山は危険です!
単独では適切な判断ができにくく、さらに遭難した場合に救助を求めることができませんので、
単独登山はやめましょう。その4. 基本行動を厳守しましょう
冬山での遭難は、経験者が多いのが現状です。
これは、基本を省略した惰性的な行動によるものと思われます。
「大丈夫」と思われる場所でも、ザイルやアイゼン等を活用して慎重に行動してください。
その5. 雪崩、雪庇に注意してください
冬山では、全国的に毎年雪崩による大きな遭難事故が発生しています。
気象情報をよく確認して、積雪、降雪の状況や気温の変化などに十分注意しましょう。
また、稜線では風下側に大きな雪庇(せっぴ)ができ、危険な稜線を形作っています。
雪崩の起きやすい場所や雪庇等、危険な場所には近づかないことが大切です。
その6. リーダーの責任は極めて重大です!
ホワイトアウト(猛烈な吹雪により視界が無くなる状態)や遭難時に対する対応など、知識、技術、経験と、パーティーをまとめ無理をせず引き返す判断と決断が求められます。
冬山初心者だけでの登山は、危険ですので絶対にやめましょう。
その7. 万全な体調で望みましょう
冬山は気象が急激に変化し、厳しい寒気により体力が消耗します。
十分な体力と万全な健康状態で望みましょう。
その8. 気象状態を常に確認しましょう
入山する前に、必ず期間中の気象状況を確認し、注意報、警報の発令中は回避することはもちろんのこと、登山中少しでも天候悪化の兆しが見えたら、潔く登山を中止して引き返す勇気をもちましょう。
その9. アイゼンで避難小屋や木道を傷つけないようにしましょう
山頂の避難小屋は、事故防止のため必ずアイゼンを外してから入ってください。
頂上大地の木道の上を、積雪がないのにアイゼンをはいたまま歩かれる方があり、毎年木道が傷ついてしまいます。
みなさまの安全で快適な登山のために、木道を傷つけないようご配慮ください。
その10. 携帯電話等の携帯
いざというとき、警察や消防に連絡通報できるのが携帯電話や無線機です。
入山前にはフル充電を確実に行いましょう。
気温が低いと、消耗時間も早いので、予備の電池も用意した方が万全です。
「冬山登山十訓」を守って、安全な登山を!