尾古牧場

これぞ日本ブランド、これぞ鳥取の恵み
和牛メインの地産グルメのフルコース

雄大な大山を借景に、すぐ横を流れる清流・甲川(きのえがわ)のせせらぎ音が心地いい羽田井地区に広がる「尾古牧場」。

「肉だ、肉だ〜〜。肉が食える〜〜〜〜。」
ってことで、パンダファミリーのヤングなメンズ2人(ケンケンとリョウチン)が今回のレポートを担当。地元で約18年。山中にあるにも関わらず遠方からのお客もここの料理目当てにやってくるという噂のお肉のおいしさの秘密に迫っちゃいます。

尾古牧場は、息の合ったご夫婦と息子さんの家族で営む山懐の牧場で、店先に掲げられる赤提灯ならぬ緑提灯に書かれた「地場産品応援の店」の言葉が示す通り、こちらでは鳥取県が誇る名ブランド「鳥取和牛」を贅沢にしかも安価に楽しめる名店中の名店。

ついこの間も山陰を飛び越え、関西や四国、九州などからも「ここのお肉じゃなきゃダメ〜」とばかり遠路はるばるやってきたというから、そのお肉の味たるや・・・ズルッ(涎がたれる音)。

いかん、いかん。まだ取材が終わっていない。

とにかくこれだけ多くの人を魅了するという尾古牧場の鳥取和牛。
それは単なる鳥取和牛そのもののブランド力だけではなく、そのブランドのおいしさをさらに引き出す秘密が隠されていました。

例えば5年かかってやっと形になりはじめたという芝草は西洋のセンチピートグラス。
2haの草地に敷き詰められた牧草。食肉用の牛のベースとなる繁殖用の母牛はその場所に放牧され、牛自身で草を食わせ働かせ、草地造成も蹄耕法を利用し、環境に配慮するなど、可能な限り牛の力を借りるという母牛の自然飼育を実現。こうした牛の特性を生かした飼育スタイルにより産まれた子牛は、元気で丈夫な食肉用の素牛として育てられます。運動が充分な母牛のお腹の中でストレスなく過ごして産まれた子牛は、発育も良く順調に育ち良質の飼料をしっかり食べて成長。食べた人の感想にある「赤身が美味しい」の言葉は、ストレスなく順調に元気で大きくなり、牛が幸せに成長して、赤身にまでうま味が反映した証かもしれないですね。しかも体をよく動かすことにより、サシの部分の脂もしつこくなく後口あっさりに仕上げられるのでしょう。

あとは尾古さんの牛に対する「愛情」という名の飼育方法も。
夏の暑い日には、母牛は杉小立の中で涼を求め、牛舎の肉牛には天井から扇風機で涼を与え、飲み水は新鮮でミネラルたっぷりの大山の伏流水の井戸水を与えているそう。家族同様に接し、愛情たっぷりに育てる環境つくり。ご本人たちにとっては日常であるこの時間。しかしこれが一番のこだわりにして、大切な飼育スタイルなのかもしれませんね。

いやいや、ここまでのこだわりを伝えられると・・・。
一気にハードルが上がりましたが、いよいよ実食の時間です。

「いただきま〜〜〜す」。

調理を担当する元気な奥様がテーブルにまず届けてくれたのはいくつもの小鉢。

「えっ、肉じゃない・・・」と驚いたものの奥様の次なる言葉でさらなる食欲が。

「市街地へ移店せず、こんな場所で長年営業を続けてきたのは、この場所がほんとに恵まれた環境だからなのよ。これは店の前でとれたワラビ、そしてコゴミ。ちょっと奥に行けばこんなウドも採ることだってできるんだから。それもこれも新鮮なうちに調理できるからで、そんな大山の恵みたちは実はお肉にも負けないおいしさを持っているのよ。召し上がれ」。

「おぉ〜〜、山菜の天ぷらも佃煮も焼き物も。どれもほんとに味が深い。素材感に優れているというか、とにかく山菜がこんな美味しく感じたことは初めてです〜〜」。

尾古牧場は、肉が主役のレストランですが、奥様自慢のこうした手料理も評判。
山菜と同じで提供されるお肉の煮込みも、パイナップルと一緒に煮込むことで驚くほどの柔らかさに仕上げられるなど、一品一品に素材への自信と手間暇を感じずにはいられません。
「この地域の素晴らしさを知ってほしいから」。
優しく微笑む奥様のその表情、ほんとに大山が好きなんですね。なんだかうれしい。

さてさて、いよいよメインディッシュの焼肉へ。

見てください、このサシ。
炭火で表面をじっくり焼けば脂がジュワッ。
とにかく柔らかい。とにかく肉そのものにうま味と甘みがあり、さすが「塩で食べてね」という奥様の言葉にも納得。
箸がとまりませ〜〜〜ん。

輸入肉に危機感を覚え、自分たちの手で日本の食文化を守らねば。

そんな使命感にも似たご主人の思いが、ここ大山で花開き、最高級の和牛を提供するお店としてその確固たる地位を確保できたことはまさに家族の絆であり、思いであり。
いや〜〜、私たちも見習うべきです(笑)

そんな絆・支えあいの精神を学んだはずなのに・・・。

最後の一枚を前にして互いににらみをきかせるパンダ2頭。


「俺の方が先輩やろ」

「かわいい後輩に譲るのがやさしさってもんでしょ」

「なに〜〜。あっ」

結局のところ、後輩の口の中に運ばれたラストミート。

「ヤベッ、逃げろ。
あっ、奥様ごちそうさまでした〜〜〜」。

「待て、コノヤロ〜。
あっ、ここ尾古牧場は予約制。
ちなみに今日いただいたのは焼肉コース4200円(写真は2人前)です


「ではでは。待て、逃げるな〜〜」。

奥様「・・・・・。」

(基本データ)
施設名尾古牧場
所在地鳥取県西伯郡大山町羽田井2524
TEL0858-58-3718
営業時間予約制
休み予約制
駐車場約20台(無料)
HPhttp://okofarm.com/