大山そば

大山を代表する“定番”ご当地グルメ
今回は地産、手打ちの厳選店をピックアップ

大山を代表するご当地グルメって聞いてみなさんは何を想像しますか?
たぶん、大きくは2つの意見が寄せられると思います。
今回はその一つ、まさに真打の登場です。

大山そば 手打ち「大山そば」。
元々は奈良時代、大山寺の創建により山岳信仰の霊場として栄えたことから精進料理の一つとして食べられていたことがはじまり。今から約800年前、大山寺に「基好上人」と言うお坊さんがおられ、牛馬守護の守札を施与し「牛馬市」の礎を作ったとされていますが、この「基好上人は、広い大山の裾野を利用しての牛馬の放牧のほか、農作物の栽培にも積極的でそば作りも奨励。そば作りに重要な水も大山の伏流水を活用できることから、以来地元ではそば作りが盛んに行われる様になり、大山の牛馬市に集まった人達にもてはやされ「大山そば」として有名になったと伝えられています。

大山そば 手打ちと・・・、歴史はこれだけ深いものがあり、大山の発展とともに当地に根付いてきた感はありますが、はてその定義は?こだわりは?なんて声も聞こえてきそうですが。

基本は「小麦粉2:そば粉8」のいわゆるニ八そば。
甘皮もたっぷり使用する挽きぐるみの製法により見た目は野趣あふれる黒っぽい色合いの田舎そばスタイルで、香りが強く、素朴な味わいが、僧坊の歴史に彩られるこの地の文化を「食」として象徴しているようにも(あっ、また歴史の話だ(汗))。

大山そば 手打ちはてさて何だかいろいろとウンチクを述べましたが・・・・・。

実はご当地そばでそれだけ深い歴史があるにもかかわらず、実は地元産の粉にこだわり、手打ちで提供している店舗が非常に少ないという、何とも悲しい現実が今の大山そばの現状でもあり。
地域に根付いてない?地元産のそば粉はそもそもあまり栽培されてない?ってことで地元の生産農家に突撃取材〜〜〜。

訪れたのは、大山町の福尾地区。比較的海に近い集落に広がるそば畑。
「あっ、すでに花も枯れてるから畑の見た目は悪いけど、今から収穫するからね〜」。
そば栽培そういって私たちにそばの栽培について丁寧に話してくれたのが地元で約7年そばを栽培する金田光雅さん。
「みんな知らないけど、大山町では毎年60haで約25〜30tのそばが栽培されているんだよ。年々栽培面積も増えて、この辺では一大産地の一つでもあるんだけどね。だからこそもっと地元に普及して大山そばの名前が広まってほしんだけどねぇ」とも。
いや〜、驚いた。
地元でこんなに栽培されていたとは。
この福尾地区をはじめ、坊領地区、豊房地区なんかが特に盛んで、しかもそば栽培に従事している人は町内で100人近くいるとか。

そば栽培これなら地産で手打ち。
まさにご当地そばの名にふさわしい取り組みができるのではないか・・・。
大山を愛するパンダは、つくづくそう感じるのでありました。

実は、2009年11月、大山そばのブランド化をということで大山の大山寺地区で、旅館や飲食店が提供するそばを「大山そば」のブランドに認定するという制度がスタート。
諸々の条件を満たせば認定を受けられるというのですが、パンダに言わせればこれも少し曖昧。

そんななか、今回は、地産のそばを使い、しかも手打ちで提供するという地区内のお店をご紹介しようじゃありませんか。



「やっぱりそばは手打ちで食べたい、ご当地そばなんだから地産のそばでしょう」
そんなあなたの要望に自信をもってお答えする厳選店。
ぜひここに来て大山そばのおいしさを思う存分味わってみてくださいな(笑)
そして今後は、こうした手打ち&地産そばの提供店が増えるようにパンダ一同大きな期待をしておりますよ〜〜〜^^

宮本旅館

大山寺へと続く参道沿い、「大山そば」の看板が目をひく老舗旅館。食堂営業時に提供されるそばは、若き主人自らが出雲そばの手法を独自に学び、営業日のみ丁寧に手打ち。大山町でも比較的寒暖差のある豊房地区で栽培され、地元で製粉されたそば粉を使っているため、そば本来の持つ芳醇な香り、男手で打ち上げるゆえの力強いコシを十分に満喫。ダシは大山に古くから伝わるという甘めの仕上げで、登山客にとっては疲れた体をホッと癒してくれるやさしい味が人気となっているよう。オススメは山で採れた天然の山菜たっぷりの大山そば。手打ちのそばはもちろん、大山の自然が生む滋味あふれるおいしさを存分にお楽しみください。

宮本旅館
住所大山町大山43
TEL0859-52-2146
営業時間11:00〜15:00
休み不定休
メニュー(温そば)大山そば700円、山かけそば750円、月そば750円 (冷そば)ざるそば700円、山かけ冷やしそば750円