サギの宮神社

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鳥取県西伯郡大山町束積 0859-53-3110(大山町観光商工課)

「だいこくさま」の歌で知られる「因幡の白兎」
本当の神話の舞台はここ大山にあった!?

サギの宮神社

神話『因幡の白兎』
白兎のふるさとは、大山にあった!?

『古事記』に登場し、唱歌「だいこくさま」でも有名な神話「因幡の白兎」。
この伝説の舞台は、一般に鳥取市の白兎海岸だと言われています。

しかし、江戸時代半ばの国学者・本居宣長は、その生涯をかけて著した『古事記』の詳細な注釈書『古事記伝』(全44巻)の中で、白兎神社は大山のふもとにある「中山神社」(当時は大森大明神)のことであると書いています。

それこそが、束積地区の中山神社の傍らに、ひっそりと祀られている「サギの宮」。
『上中山村郷土史』や『中山神社縁起』には、「伯耆の白兎」と題して、この地に伝わる白兎伝説が記されています。

兎はなぜ隠岐の島へ渡ったのか?

「因幡の白兎」は、「おきの島」に住む白兎が、対岸へ渡ろうとサメ(ワニ)をだまし、怒ったワニに皮を剥かれて泣いているところをオオクニヌシノミコトに助けられるという物語。
では、なぜ白兎はそこまでして対岸へ渡りたかったのでしょうか?

中山神社の近くには、日本海に注ぐ甲川(きのえがわ)が流れています。
西日本最後の秘境とも言われ、大山に源を発するこの川は、蛇行していて、流れは緩やか。
河口は塩津港となっていて、真向かいの沖合約70キロあたりに隠岐島があります。

『郷土誌』が伝えるところによると、神話の「白兎」は、ある日中山神社のあたりで鱒と戯れていたところ、誤って川(木枝川=甲川)に落ち、木の枝にしがみついて遙か隠岐島にたどり着いたとのこと。
何とか故郷へ帰ろうと一計を案じたところから、『古事記』に伝わる因幡の白兎の伝説へとストーリーがつながっていきます。

一方、隠岐島の経島には、「なぜ兎が居ないか」の理由として、対岸の陸地へ移動してしまったという伝承が残っています。


所在地 鳥取県西伯郡大山町束積
電話 0859-53-3110(大山町観光商工課)
アクセス (車)山陰道名和ICよりR9を鳥取市方面へ、羽田井入口交差点を右折、県道239号線を大山方面へ。約20分
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