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風力発電に取り組んだ理由

更新日:
2020年03月06日

環境保護への取り組み

私たちを取り巻く地球環境は、年々悪化しています。化石燃料の乱用による大気汚染と自然破壊、そしてその結果としての地球温暖化は、今、深刻な問題として私たちの未来に暗い影を落としています。地球環境を守り、次の世代に美しい地球を残していくために注目されているのが、化石燃料に代わる「新エネルギー」。太陽光や風力・水力などの自然の力を利用した、地球に優しいクリーンなエネルギーです。 大山町(旧名和町)はこれまでも、県内に先駆けて「住宅用太陽光発電システム設置費補助金」制度を創設し、町内の家庭用太陽光発電システムの普及促進をはかるなど、新エネルギーの普及に努めてきました。また、平成15年3月には、本庁舎・出先機関を含むすべての行政機関で、環境マネジメントシステムISO14001を取得するなど、環境保護に対する取り組みを実践してきています。

なぜ、風力発電所を建設したのか

クリーンで無尽蔵なエネルギーである「風」が、風車を回す力で発電する「風力発電」は、現在最も実効性のある新エネルギーとして世界中で実用化が進んでいます。名和地区では、平成13年度から風力発電所の建設を目指して風況調査を行い、平成15年度から本格的な建設事業に着手しました。この風力発電所建設の一番の目的は、「風車」を町の環境保護活動のシンボルにすること。豊かな自然の中に暮らしているからこそ、その自然が失われないように、率先して環境保護に取り組んでいきたいと、大山町は考えています。

建設費としてミニ市場公募債を発行した理由

「高田工業団地風力発電所」建設の事業費にあてるため、初の住民参加型ミニ市場公募債「太空海(たくみ)債」(※)を発行しました。これは、「ミニ市場公募債」をとおして、住民のみなさんに「風力発電」への関心を持っていただくためです。建設事業に出資することで、「風車」に愛着を持っていただきたい。そして、風力発電所の完成後は、その稼働状況に興味と関心を寄せていただきたい。その、ほんのちょっとした意識の変化から、「風力発電」だけでなく、その他の新エネルギーや、自然のこと、環境のことに関心を持っていただき、共に環境問題について考えていきたいと願っています。大山町の美しい自然、青い空と青い海、緑の大地の間に、美しくそびえる真っ白な風車。その姿をながめながら、町の未来、地球の未来を、一緒に考えていきましょう。

※「太空海(たくみ)債」の内容

  1. 利率/年0.6パーセント
  2. 利回り/固定
  3. 償還日/平成22年1月25日(5年満期)
  4. 発行総額/5,000万円
  5. 発行価格(債券単価)/額面100円につき100円
  6. 募集期間/平成16年12月15日から27日

お問い合わせはまちづくり課

大山町役場 2階  
〒689-3211 大山町御来屋328

電話0859-54-5202

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