子ども読書推進活動 本のある街だいせん町「わたしのすきな本」コンクールこれまでの「すきな本」「海辺のカフカ」村上春樹

「海辺のカフカ」村上春樹

海辺のカフカ

Mさん(一般の部・女性)の「すきな本」

「海辺のカフカ」村上春樹・著(新潮社) 

                                                                      

<紹介文>

「15歳の誕生日に家出した、背の高い無口な少年

9歳で記憶を失った、猫の気持ちが分かる初老の男、

予告された運命を導くのは、四国の古い私立図書館」

紹介文ではとてもすべてを表せません。“空から降る魚”はこの本が出て何年もたってから現実にも起こりましたね。

私はこの本をくり返しくり返し読み、中に出てくるナチスのアドルフ・アイヒマンについて調べ、15歳のときの自分に思いをはせ、「僕らの責任は想像力から始まる。」と書いた大島さんという「青年」について考えました。

そしてひとりのトラック運転手の生き方を変えるほどの音楽の力と、ナカタさんというある意味暴力に振り回された男性のシンプルなことばの力を考えました。

「1Q84」でたいへんな騒ぎがおきていますが、私のイチ押しは「海辺のカフカ」です。誰でもが15歳の自分を今の自分の中に持っている、そんな気がします。