地元には仕事がない。地元にはやりたいことがない。そういって都会に出ていく若者がまだまだ多いのが現実です。それが、地方の人口減少・少子高齢化や、都市部への人口集中に拍車をかけています。 しかし、このような状況の中でも、大山町では、子どもたち一人ひとりにしっかり目が行き届いた、きめ細かな教育に努めてきました。これまで丁寧に進めてきたふるさと教育により、「大山町に帰ってきたい」という子どもたちの数も増えてきています。 最近では、大山町に移住するIJUターン者が増加し、これまでまちを支えてきた第一次産業以外にもさまざまな仕事をする人たちによく出会います。 大山町は、一人ひとりがやりたいことを実現できる可能性を秘めた町です。まずはその可能性に気づき、自分のやりたいことを見つけ、実現する力を身につけることが大切です。そうすれば、おのずと大山町で暮らすことに誇りを感じるようになるはずです。 ふるさと大山町を愛し、地域の未来を担う子ども達を町民みんなで育てていきたいと思います。子どもが主体的に遊ぶ中で、自ら学ぶ力を身につける就学前の子どもたちにとって「遊び」は、大切な「学び」と考えています。保育所や家庭での遊びには、発達や成長に欠かせないたくさんの経験が含まれています。大山町の豊かな自然を活かした「自然体験活動」や「季節行事」また、「伝統行事」などを通し、友達や地域の人など様々な人と関わりつながることを大切にします。その中で、自然や文化、人の温かさに触れる体験を通し、大山町の魅力を感じることができるようにしていきます。基本的な学力だけでなく、豊かな感性も持った子どもたちを育てることや、子どもたちの可能性を最大限に伸ばすことが大切だと考えています。そのために、子どもたちにとって、より学びやすい環境をつくるとともに、教える側である先生たちのスキルアップ※もサポートしていきます。
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