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平成23年9月定例会の一般質問

一般質問の日程

  • 平成23年第10回定例会第3日・・・平成23年9月20日(火)
  • 平成23年第10回定例会第4日・・・平成23年9月21日(水)

各議員の質問事項一覧

議員名から当定例会の各議員一般質問がご覧いただけます。

通告順

議席

番号

   

     質 問 事 項

池 田 満 正

1.今後のクマ対策は

13

小 原 力 三

1.度重なる職員の不祥事にどう対処するか

2.職員の適材適所な人員配置と人材育成について

杉 谷 洋 一

1.本町のまちづくりは

大 森 正 治

1.学校給食調理室、学校、保育所の暑さ対策につい

2.原発からの撤退、再生可能エネルギーへの移行の声を自治体から

10

岩井 美保子

1.新しい国民健康保険被保険者証について

2.深層崩壊に関してのマップはできているか

米 本 隆 記

1.山香荘に新しいグランドは必要か

野 口 昌 作

1.まちづくり推進員地区会議の今後の取り組みと拠点施設の必要性

2.大山町特産作物ブロッコリー・葱の共済制度導入に向けての取り組みを

3.不祥事から町長、職員はなにを反省し  なにを学んでいるか

14

岡 田   

1.地域活性化総合特区への取組は

11

諸 遊 壌 司

1.再度「山香荘」問題を問う

10

吉原 美智恵

1.大山町における防災教育の充実は

2.大山町の観光戦略は

11

近 藤 大 介

1.だいせん3chの活用について

2.山香荘のグランド整備について

12

竹 口 大 紀

1.大山でフィルムコミッションを

2.新設された「未来づくり戦略室」

【リンク】議員紹介ページ
【リンク】
平成23年第10回定例会 第3日会議録第4日会議録

池田満正議員の一般質問

○議長(野口俊明君) 日程第1、一般質問を行ないます。通告順に発言を許します。6番、池田満正君。

○議員(6番 池田満正君) はい、池田でございます。

○議長(野口俊明君) 一般質問が始まります前に、本日中海テレビが取材にまいりますので、カメラを設置しますので、よろしくお願いいたします。許可しましたので、よろしくお願いします。それじゃ、池田満正君。

○議員(6番 池田満正君) はい。今後のクマ対策はということで質問させていただきます。ここ数年、大山地区の佐摩、明間、大山寺などでツキノワグマの目撃情報があっております。特に、佐摩地区には大山保育所があります。秋になりますと、きのこ狩りが始まります。去年2010年には、鳥取市で市内の男性がクマに襲われ死亡するなど、人身事故が2件発生しました。

そこで、次の4件について質問します。今までどのような方法で捕獲しようと努力したのか。2、何が原因で捕獲できなかったか。3、今後どのような方法でクマ対策を行うのか。4つ目、人身事故対策はどう対応するのか。以上4点について質問いたします。

○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。

○町長(森田増範君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) おはようございます。それでは通告の1番でございます池田議員の今後のクマ対策はということにつきまして、お答えをさせていただきたいと思います。

まず1番目に、今までどのような方法で捕獲しようと努力したのかということ、また2つ目の何が原因で捕獲できなかったかということについてでございますけれども、ツキノワグマは、環境省の哺乳類レッドリストでございまして、絶滅のおそれのある地域個体群に指定をされておりまして、鳥取県でも平成19年にツキノワグマ保護管理計画を策定をして、ツキノワグマと人との共存を図っているところでございます。

 この計画では、ツキノワグマに対する対応を5段階に分けておるところでございまして、第1段階として、目撃・出没等の情報はあるが、日常生活活動において遭遇又は被害の発生するおそれが低い場合、集落等周辺以外の山中での目撃、山中での痕跡の発見等、これは注意喚起ということであります。第2段階として、被害の発生するおそれが高い場合、特に果樹園等農作物への被害や集落周辺における目撃等でございますが、これは、誘引物の撤去や電気柵等による防護、追い払いというところであります。また第3段階として、被害の発生するおそれが非常に高い場合、誘引物を取り除いても集落周辺等に出没をして、防護対策をしても繰り返し出没する、これは、有害捕獲の許可を得て捕獲をし、学習放獣ということであります。また第4段階として、学習放獣によっても効果がみられず、集落周辺に執着し、再出没する場合は、再捕獲をし個体を特定し、専門家等からなる駆除班で捕獲して殺処分、射殺もやむを得ないと定められているところであります。

本町では、平成19年の目撃情報以降、県の担当部局と相談の上、第1段階であるという判断で、防災無線や看板設置による注意喚起を行っており捕獲は行っておりません。

 次に、3番目の今後どのような方法でクマ対策を行うのかということでございますが、引き続き、目撃情報等があれば県の保護管理計画に従い対応してまいりたいと存じております。

 次に、4番目の人身事故対策はどう対応するのかということでございますが、目撃情報があればその段階に応じて対応し、人身事故が起こらないよう対策を講じてまいりたいと存じます。また、現在、鳥取県では鳥取市での人身事故の発生等を受けて、現在の5段階の対応を3段階にし、被害発生のおそれが高い場合は、捕獲して原則殺処分するという計画変更を行おうとしています。本町においてもそれに従い対応してまいりたいと考えておるところであります。以上です。

○議員(6番 池田満正君) 議長。

○議長(野口俊明君) 池田満正君。 

○議員(6番 池田満正君) 97日付けの日本海新聞に、絶滅せぬ個体数を維持しながらクマを殺処分すると、今年の秋からの方針を県が考えていると、鳥取県が考えているという指針が日本海新聞に載っております。えーと、大山地区は人家や保育所があるんですね、あの近くに。部落もございますし、それをどういうふうに判断するかは、部落内とみるか、それとも部落外とみるかということは、まあ微妙なところだと思いますけど、大山地区の大山寺部落へ向かう大山道路沿いに、大山保育所のある佐摩から明間までの約1.5キロの道路べりに4枚の「クマ注意」の看板から数年前から設置してございます。まあそのクマの看板を見て、大山の観光にも危険な場所として、マイナスな面にもなっていないだろうか。また、地元や住民や山にいる人に不安や恐怖が植え付けられてはいないだろうか、地元では、黒いイノシシをクマと間違えたのでないだろうかとの噂もあります。一日も早く真相を解明し、住民の安心安全を確保すべきだと思っております。特に人身事故が起きてから遅いのです。

 今までもどういうふうに部落と、部落内ではない外部だという判断で、そう看板だけで終わられたんでしょうけど、以上のことに対して、今後どういうふうに対処してどう思われておりますか、聞かせてください。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 池田議員のほうからの質問でございますけども、まず目撃情報ということが大きなポイントであろうと思っております。平成19年の目撃情報からそういったこちらのエリアにクマがおるのではないかというところからの取り組みを始めているところでございますけども、実際に映像としてそれがはっきりこう確認できたという状況もないのも事実でございまして、ある面、先ほど申されましたように、その情報がこのエリアの不安、あるいは観光面でのその影響があるのかどうかということにも及んでいるのも確かかもしれません。いずれにおきましても、目撃をするということ、ここが大きなポイントであろうと思っておりますので、ここに最新の注意を払い、また関係者の方々やこの大山のエリアに入山されます方々からの情報を的確に入手したいなと思っております。また人身事故ということにつきましては、先ほど述べましたように、鳥取市の事例もございます。県との連携を取りながら、本町においてもそれに準じた対応してまいりたいということを述べさせていただいているところでございますので、ご理解願いたいと思います。

○議員(6番 池田満正君) はい。 

○議長(野口俊明君) 議長ということで・・

○議員(6番 池田満正君) 議長。

○議長(野口俊明君) 池田満正君。

○議員(6番 池田満正君) まあ県と連携をとりながら対応していくって言われておりますけど、私今質問しておりまして、ちょっと分からない面がございます。それは、対応する、対応するって言っておられますけど、まあ看板とかいろんなことで、具体的にこうするという、例えば一度専門家に見てもらうとか、それから保育所があるから、鈴とかそういうものを必ず付けるようにして対応するとか、そういう具体的なことに対して人身事故、それからクマの確認、そういうことに対して具体的な方法でどう対応されるかということを、県の指示だけでなしに積極的に、その点に対して答えていただけませんでしょうか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 詳しい取り組み等について、担当課のほうでも鳥獣のことも含めて取り組みを進めておりますので、少し述べさせていただきたいと思います。

○農林水産課長(山下一郎君) 議長、農林水産課長。

○議長(野口俊明君) 山下農林水産課長。

○農林水産課長(山下一郎君) 失礼します。具体的な対応ということでございますけども、今現在の対応は、山中なり目撃情報であって、民家等の周辺での目撃ではないということで注意喚起でございますけども、実際に集落等に入ってきたということになれば、対策本部を設置いたしまして、駆除班の、でもってクマの駆除にあたるということもございますし、警察等も連携をとって対応にあたるということで、県の指針にはなっておりますのでそういった対応でしていきたいと思います。

 また、あの今の鈴でありますか、そういったものについても、今、現在では、平成22年以降は、21年の秋までは、目撃情報が町内もありましたけども、22年以降については、まだ目撃がされておりません。そういったなかですので、具体的な保育所等の対応はしておりませんけども、今後出没等ということであればそういった鈴等を携行して通ったりとか、入山される方にそういったものをつけていただくようなそういった注意喚起もしていきたいというふうに考えております。以上です。

○議員(6番 池田満正君) 議長。

○議長(野口俊明君) 池田満正君。

○議員(6番 池田満正君) 最後に質問させていただきます。ということは、町の対応は一応、山中での目撃での痕跡の発見、それで今は対応されるということですね、それについて最後に質問させていただきます。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) たびたび再質問でございますけども、まずやはり目撃情報ということが大きな柱になってくると思います。民家に近いところ、あるいは保育所に近いところということになってきますれば、突然ということもあるのかもしれませんし、事前のいろいろなそういった目撃情報ということになるのではないかと思っております。先ほど担当課より申し上げましたように、22年以降そういった情報ということもない現状でありまして、保育所等あるいは周辺の集落の方々への、ついての対応ということについては、注意喚起という形のなかでの取り組みということで今考えているところであります。

○議員(6番 池田満正君) 終わります。

小原力三議員の一般質問

○議長(野口俊明君) 次、13番、小原力三君。

○議員(13番 小原力三君) はい、議長。13番小原でございます。それでは一般質問をいたします。

一点だけ伺いますけれども、度重なる職員の不祥事についてどう対処するかということでございます。大山支所総合窓口課でのごみ袋代金紛失事件、そしてこの度の中山支所総合窓口課での公金横領事件と度重なる職員の不祥事について、町長はこれまでどのような職員教育をし、また今後どのように職員を教育していかれるのか。一点伺います。次に、えっ、なら一つだけ。

○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君

○町長(森田増範君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 小原議員からの一つ目の質問でございます、度重なる職員の不祥事にどう対処するのかということにつきましてお答えさせていただきたいと思います。

まず、限られた職員で町民の皆さま方のご要望に対応していくためには、職員一人ひとりの能力を高め、自覚、そして責任をもって業務にあたることが、大変重要なことであると考えております。また、この度の不祥事に対しましては、その取り組みとして、外部からの評価、また内部の監視の強化、そして職員の意識改革等、徹底した改善策を講じてまいります。

さて、職員の能力を高めるために、現在単町での研修や県内の自治体との共同研修、市町村アカデミーや鳥取県主催の研修への派遣など、積極的に参加をさせているところであります。

 さらに、ごみ袋代金の紛失などの不祥事を受けて、昨年は職員としての行動指針を定めた「私たちの行動指針」や服務規定に関する研修を行って、規範的な事項の確認、また徹底を行いました。また接遇に対する研修も実施をして、町民の皆さまをはじめとして役場に来られます皆さんに対する接遇について、基礎的な部分から研修を行っているところでございます。

今年度も「まちづくり」とそして「住民サービス」をいかに意欲をもって進めていくかというテーマ、これを基にして職員研修を実施をし、職員の意識を高めるために繰り返し研修を行っているところでございます。

私は就任以来、繰り返し職員に申していることがございます。それは、大きな声で挨拶をするということ、職員一人ひとりが、行政サービスを提供するサービス業に従事する職員であるということ、これを自覚をして、そしてお客さまの気持ちになって、懇切、丁寧な対応、接するということを指示し、述べているところでございます。

大きな声で挨拶するということは、普段からあるいはお客様に対して、意識をしておらなければならない、なかなかできないことでございます。そうした意識をしながら接していく、そのことを今後も徹底をしてまいりたいと考えております。

今回の不祥事を受けて、9月の管理職会では、八橋の警察署長さんをお迎えをして警察で、署内で行われていますところの不祥事防止の対策についてお話しを聞きしました。警察で行われていますところの不祥事防止の対策も、他県で起こった不祥事の事例の検討など、地道な研修を繰り返し行い、職員の意識を高めることに努めておられるというお話しでございました。今後住民の皆さん方からの信頼回復に努め、職員の資質の向上、図っていくため、「私たちの行動指針」これの徹底、そして接遇の研修のなど、一つひとつ地道な取り組みでありますけれども、積み重ねてまいりたいというぐあいに考えておるところであります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

○議員(13番 小原力三君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 小原力三君。

○議員(13番 小原力三君) 今、町長が一人ひとりの職員の意識改革ということでございました。そこで町長、やはり普段の職員は普段のたてよこのつながりじゃないかなと。朝間、8時半に来て、パソコンに向かって、朝間から晩まで、5時過ぎまで、これじゃあ何にもなりませんわ、はっきり言って。やはりもっと職員同士の会話、挨拶も大切でしょう、大きな声で挨拶をするのも大切ですけども、やはりお互いの信頼関係をもっと強めていくのが大切でないかというふうに思いますけども、町長の考えはいかがでしょうか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 小原議員の質問でございますけども、おっしゃるところだと思っております。そういう思いの中で、ごみ袋の販売代金の紛失事件がありました後、毎朝の8時半前の朝礼をすることといたしました。以来、1年半毎朝各担当課ごとに課長を中心として、課長補佐と連携を取りながら、あるいは担当課ごとに全員が朝の挨拶、あるいはコンプライアンスの復唱等を行いながら、そして自分の今日の日程、予定短い時間ですけども、話し合ったり伝えたりということを積み重ねております。

しかし、それだけではまだまだ、十分だということではないということで思っております。このたびの不祥事を受け、全部の職員にレポートを提出することを求めました。そのレポートを基にして、担当課ごとに課内ミーティングで、話し合っていただく、話し合いを行う、そういうことも必要であるということで、取り進めているところでもございます。課長だけではなく、課長補佐いわゆる管理をする立場にある者同士の連携や、そのメンバーを中心とした、担当課の部下の行動やあるいは育てるという視点等について、チームをあるいは担当課の一つのコミュニケーションの中で取り組みを進めていくということが非常に重要だということで考えておりまして、ご指摘の点につながることだというぐあいに考えておるところであります。

○議員(13番 小原力三君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 小原力三君。

○議員(13番 小原力三君) 再発防止の、防止策として、ここに3点ほど出ておりますが、中ほどの「不正をしても直ちに発覚する方法の構築」ということでございます。不正をしても直ちに発覚する方法、これはどういう意味でしょうか。理解に苦しむんですよ。発覚を、もう不正がもう当然行われているような、これからもあるというような印象にとらえてわしはおりますけれども、町長どのようにお考えでしょうか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 先ほどお答えいたしましたなかにそのような文言は入れてないと思っておりますけれども、何か認識の違いがあるのかなと思いますけれども。

○議員(13番 小原力三君) 議長。

○議長(野口俊明君) 小原力三君。

○議員(13番 小原力三君) えーとですね、9月の8日に出ております、この再発防止策公金の取り扱いについてということでございますけども、そのなかにそういう文言が入っているということでございます。まあ、なかったらしかたないですけれども。えーと、これ、やはり町長としては、最高責任者でございます。

ねえ、最高責任者が、何も懲罰を受けないということは、これは副町長も含めてですけども、これはどういうことなのかご説明を願いたいと思います。

○副町長(小西正記君) 議長。

○議長(野口俊明君) 小西副町長。

○副町長(小西正記君) えー、懲罰の関係でございますが、懲罰委員会で決定いたしましたのは、議会の全協で報告させていただきましたとおり、当事者につきましては、懲戒免職処分としております。管理職につきましては、課長が減給10分の11ヶ月、課長補佐が戒告処分、その他従事しておりました、一緒に仕事しておりました担当職員3名に厳重注意処分としておるところでございます。私どもと言いますか、町長のほうから私に対して、こういう不祥事が度重なるということで厳重注意、厳重注意の処分を受けておりますが、私どもの処分といたしましては、処分の中で給料を減ずるというふうなのは、500円というふうな懲戒処分しかございません。あるいは免職という処分しかございませんので、その処分を受けるということであるならば、法的な処分ということではなくて、実質的な、実質処分ということで、私どもに対しては10分の13カ月の自主返納というような処分を課しておるところでございます。町長におきましては、最高の指示が、指示といいますか、管理責任があるわけでございますが、この部分については、私どもの事務的な管理が十分になされていなかったというふうなことでございますので、私が10分の13カ月の処分を受けたということでこの処分結果をしたわけでございます。以上でございます。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) まあ懲罰ということについてのご質問でございます。特別職のほうには、そういった条例等でのものがないということのなかではございますけども、その都度、こういった不祥事に対しての判断をいろいろな観点で考え、総合的に判断をしながら自分なりの対応をすべきだというぐあいに考えておるところであります。このたびは、先ほど副町長としての思いを述べたところでありますけれども、私はこのたびのこの不祥事のことに対しての自分の職責ということについては、先ほど述べましたように、今後の対応、徹底をしてまいるという考え方のもとでこの職責を果たしてまいりたいというぐあいに考えております。

○議員(13番 小原力三君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 小原力三君。

○議員(13番 小原力三君) まあ最高、大山町における最高責任者で、身の振り方というものはきちんと襟を正していっていただきたいというふうに思います。

 次に2番目といたしまして、職員の適材適所な人員配置と人材育成についてでございます。職員の意識、態度、行動のあり方が、行政の質を左右すると言っても過言ではございません。人材とは、気力・体力・知力の持ち主と言えますが、全て現れているものでもなく可能性として潜んでいるかもしれません。職員の適材適所な人員配置を行なうことは、行政の質を良くするひとつの方策であると考えます。また、現にいる職員をどのように幹部職員として育て登用していくかも大きな問題だと考えております。町長のご所見を伺います。

○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。

○町長(森田増範君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 2つめの質問でございます。職員の適材適所な人員配置と人材育成についてでございます。

 職員の適材適所、このことについてでございますけれども、社会経済の進展により、町民の皆さんから寄せられるニーズや要望は多岐にわたり、またさらに多様化してまいっております。

他方、長い期間にわたりますところの、経済不況の影響から行政改革の推進は喫緊の課題であり、合併により増加をいたしました職員の数、これを本町の規模にあった人数まで削減を進めていくという必要があります。

現状より少ない職員で多様な住民の皆さんからのご要望に答えていくには、組織機構を必要に応じて柔軟に見直していく、そういったことも必要であろうと思いますし、職員一人ひとりの能力を高め、また自覚、責任を持って業務に当たっていくこと、必要であると存じております。

本町では、本町で求められますところの職員像を明らかにするため、大山町人材育成基本方針により、職員として求められている意識・姿勢、そして職員として求められる能力、人材育成のための取り組みなどについて定めております。これに基づき職員研修やまた人事考課など、進めて職員の育成に努めているところでございます。

 職員の能力を活かし、行政の質を高めるためにも、適材を適所に配置するということは、非常に重要なことであると存じております。若手の職員には色々な部署を経験してもらい、職員の適性や能力をその把握に努め、また中堅以降は能力、適性にあった業務に配置するよう努めてまいりたいと存じております。

さらに、幹部職員の登用に際しては、課長を補佐として上司を補佐する上で、上級管理職としての能力を高めるとともに、自治研修所などへの研修や市町村アカデミーなどへの派遣研修などによって町幹部としての育成を進めていく、図っていく、努めてまいりたいと考えております。以上です、

○議員(13番 小原力三君) 議長。

○議長(野口俊明君) 小原力三君。

○議員(13番 小原力三君) 今、町長は若手はいろんな部署で経験させるということでございます。それに基づきまして、また来年の4月には、人事異動があるんではないかというふうに思っています。そのなかで、やはり長期間にわたる職員の一つの職場を経験させるんじゃなくして、今もここで町長が言っておられますけども、さまざまな部署に経験させたほうがいいじゃないかというふうに私も思うところでございます。

そこで、もう一点。町長にお聞きしますけれども、この職員の意識というか、そのなんというか自分のモチベーション、職員のモチベーションに対して、やっぱり適材、自分の好きな分野に、好きなところに行かせるのがいいじゃないかなとわしは思うわけでございます。そこでまあ町長も、なんだったかいな、全員にレポートを書かせて、そしてまた一人ひとりを把握をしながら、適正な人員配置に望むということでございますけどもそれに間違いないか、もういっぺん確認をいたしたいと思います。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田増範君。

○町長(森田増範君) まあ人事異動等については、特に職員のモチベーション、そういったお話しをいただきました。本人の思いというものが、やはり重要だろうと思っております。ただ大きな組織でございますので、一度に自分の思うところにこう異動していくということにはなかなかならないというところはご理解願いたいと思いますけれども、やはり23年経過をするなかで、ある程度の計画性を持ちながら、あるいは本人の意向も受け止めながら、そういった部署へのモチベーションを高めるという意味合いでの異動ということは取り組みを進めてまいりたいと思っております。また担当課のほうで、人事考課等々の取り組みも進めておりますので、そのことについて少しだけ、補足という形になるかと思いますけども、述べさせていただきたいと思います。

○総務課長(押村彰文君) 議長、総務課長。

○議長(野口俊明君) 押村総務課長。

○総務課長(押村彰文君) 職員の適材適所の配置ということでございます。職員には、毎年自己申告書というものを出させております。そのなかで、本人が今行っている仕事への経験年数、あるいは本人が希望したい職種などもその自己申告書に書かせるようにしております。そういうところを見ながら経験した年数、あるいは本人の意識の持ち方、そういうものを参考にしながら、人事異動には反映をしていきたいというふうに考えておりますし、もう一点は人事考課でございますけども、これはボーナスにも評価を反映させながら傾斜配分をするようにいたしております。そういうことで職員のモチベーションが上がっていくだろうというふうに考えておるところでございます。以上です。

○議員(13番 小原力三君) 議長。

○議長(野口俊明君) 小原力三君。

○議員(13番 小原力三君) まあ再発防止に全力で取り組んでいただきたいということは、町民誰しもが願っておるところでございます。それでですね、ちょっと、チラッと耳にしたことがございます。公金を扱う時には、カメラを採用するとか、ことも検討の材料になるんだというような、検討の材料ですよ、検討の材料になるんだということにつきましては、私は絶対に反対でございます。機械で人間を監視し、そのなかで仕事をするということは、絶対に私は反対でございます。その点もう一点だけ教えていただいて、確認して終わりたいと思います。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 確認にお答えできることになるかと思いますけども、そのご発言を預からせていただきたいということで、お答えに代えさせていただきたいと思います。

○議員(13番 小原力三君) 議長。

○議長(野口俊明君) 小原力三君。

○議員(13番 小原力三君) それでは終わります。

杉谷洋一議員の一般質問

○議長(野口俊明君) 次、4番、杉谷洋一君。

○議員(4番 杉谷洋一君)  はい。では、議長。私は今回本町のまちづくりということで、町長にお伺いしたいと思います。

 まあこの問題に入る前によく町長は、よくこういう問題はなかなかいい特効薬がないとか、やなことで、いうようなことをよくおっしゃるわけなんですが、私はこのまちづくりはですね、本当にいい特効薬ちゅうのは、おそらく私も無いと思います。が、しかしこの特効薬ちゅうのはですね、そのへんから買ってきた特効薬は全然効かん、よその真似事じゃあ。それはやっぱりですね、本当に行政と、まあ町長がトップ町長として、トップとして行政と住民がですね、一体となって特効薬作っていくもんだろうというふうに私は思っております。

そこでじゃあ、質問させていただきます。わが国では、年金問題・高騰する医療費が絡む医療制度あるいは地域格差、食の安全問題、心の疲弊問題、中心市街地の衰退、地域施設の管理運営問題、これは日本全国どこともこういう施設で苦しんでおります。東日本の大震災による原発事故の問題があり、さらには経済的に円高・株安など、諸問題が山積しています。背景には、経済のグローバル化と地域間競争の激化・地球環境問題の深刻化・地域産業の衰退・少子高齢化と人口減少の進行・国と地域自治体の深刻な財政事情など各種の要因がからみ社会が疲弊してきています。

私たちの町も、生活様式の多様化・都市への若者流失で地域社会に対する帰属意識が薄まり、地域が持っていたふれあいや連帯感が失われつつあります。青年層の地域への愛着心が希薄化してきております。次世代を担う人材が不足し、少子化は集落維持にまで影響を及ぼしはじめてきています。

本町は、見上げれば秀峰大山、振り返れば紺碧の日本海、この自然・風土は私たちに独自の豊かさと文化、農林水産業や観光業などを中心とした産業を育んできました。私たちの町では、いつか見た情景、美しい自然に囲まれた田舎の暮らしを残し、私たちは、現在、揺り戻しの時代に直面し、本能的に「自然への回帰」「心の回復」をしようとしています。集落内の高齢化と人口減により活力が低下するなか、この素晴らしい自然に囲まれた町で、次世代を担う子どもたちが思い出をつくり、町民が楽しく「安心・安全」で心豊かな生活を送るため、地域の助け合いが益々私は必要となってきておると思います。

そこで町長に一つ、大山町総合計画、後期基本計画の「町民と行政の協働のまちづくり」の進捗状況はということで、まあ一つは施策形成過程等における町民参画の推進を図るとあるが、町民意見収集の制度化はどのようになっていますか。二つ目、町民が主体となった自治組織を目指すとあるが、既存の住民自治組織の活動の支援状況と集落リーダーの人材育成はどうなっておりますか。住民と行政が協働して活力ある集落づくりを目指すとあるが、集落の健康診断の結果並びにその活用はどのようになっておりますか。以上、町長の所見をお伺いいたします。

○議長(野口俊明君) 町長 森田増範君。

○町長(森田増範君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) はい。杉谷議員より、大山町総合計画後期基本計画の町民と行政の協働のまちづくり、これの進捗状況はということにつきましてお答えをさせていただきたいと思います。

まず一つ目の施策形成過程等における町民参画の推進を図るとあるが、町民意見収集の制度化はということについてでございます。既存の制度といたしまして、聞く耳BOX、あるいは町長への手紙、町のウェブページによります目安箱、あるいは集落のほうに出かけさせていただいております町長の出前座談会や集落行政懇談会、あるいはテーマを定めたところの各種委員会の設置や意見交換会の開催、またこれまで各課で任意に実施しておりましたところのパブリックコメントの実施要綱を91日から施行しておるところであります。

二番目の町民が主体となった自治組織を目指すとあるが、既存住民自治組織の活動の支援状況と集落リーダーの人材育成はということと、三つ目の住民と行政が協働して活力ある集落づくりを目指すとあるが、集落の健康診断の結果並びに活用はということにつきまして、関連がございますので合わせて答弁とさせていただきたいと思います。

まず、集落に軸足を置いたまちづくりを進める中で、「集落の健康診断」の呼びかけを当初より進めてまいりました。現在50を超える集落で、ワークショップなど話し合いが行われ、集落の現状や将来について考えていく意識の共有化ができてきているものと存じております。また、その結果として、問題・課題を解決するための活性化事業に取り組む集落には、「大山町地域活性化支援事業交付金」、この取り組みで支援を行っているところでございます。「集落の健康診断」は話し合いのきっかけづくりでございまして、意識の共有化ができ、問題・課題の解決へ向けて、集落内で十分計画を練って、事業の実施をしていただいているところでございます。今年度は、11の集落で交付金を活用して事業を展開していただいております。その活用につきましては、交流を目的とした事業が多く見られます。もっと集落内で交流が必要であるということがそれぞれの「集落の健康診断」で行なわれた時に必ず出てくる問題でもございます。人口減少や少子高齢化が進む、そういった集落機能が低下をしていくなかで、なんとか集落を維持し、いこうということで計画され、あるいは実施をされてきているものと感じているところであります。また、自主防災やあるいは地域のブランド作りへの取り組みもございます。このような事例を見ますと、集落では守りから攻めへと転じていく傾向が、あるいはその取り組みが進んでいるものと感じております。

また、ご質問のございました集落リーダーの人材育成についてでございますけれども、現在まちづくりでは特に、取り組みを進めてはございませんが、集落活動等を展開をしていくなかで、適材適所的に人材が育っていく、そういった実例が多くございます。そういった方々と連携を強めてまいりたいと考えております。以上です。

○議員(4番 杉谷洋一君) 議長。

○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。

○議員(4番 杉谷洋一君) えー先ほど町長にご答弁願いましたけど、ダブることがあろうかと思います。まあ町長、私はですね、町長はどのような基本姿勢でどのようなスタンスで、将来この大山町トップリーダーとして作っていかれるかということを今日はお伺いするもんであります。まあ、小さいことをですね、どうだ悪いだといいだちゅうことはあまり言いたくはありません。まあ今日はそういうことで、議論がかみ合った、本当に町民が、夢がある答弁を一つよろしくお願いいたします。

 そこで、まあ元気な集落は、集落を何とかしたいという思いを持った元気な人がいて、集落にある資源を最大限に利用し、人々の生活を維持し、改善し地域社会としての自治自立の機能を整え、持続的発展の可能性を創造していくことが大事であろうかと思います。

 そこで最初にですね、地域自治、最初はですね、いいアドバルーンが上がりました。こりゃあ大山町は素晴らしい町にならへんかなと私も思いました。だがここにきてちょっとアドバルーンもちょっと落ち加減では、違いますか。そのあたり町長どのように考えておられるのか、ご答弁をお願いいたします。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 杉谷議員のほうから地域自治、地域の住民の皆さん方によりますところの取り組み、そういったアドバルーンが弱まっているんでないかというようなご発言でございますが、決してそのように私は思っておりませんで、ご存じのように、地域自治あるいは地域の元気といいますのには、やはりそこに生活される方々の意識の高まりがなければ、やはり一つ一つ実っていくものではないと思っております。今、集落健康診断であったりとか、あるいは集落で解決が出来ない問題、広域的な視点でなければならないという中でのまちづくり推進員さんの会での取り組み、そういったものが着実に昨年より21年よりも22年、そして23年と、着実にその取り組みの質が高まってきておりますし、そういった思いを持っておられる方々がかなり広がりつつあるというぐあいに考えておるところでありまして、決しておっしゃるような思いを持っていないというのが現状であります。

○議員(4番 杉谷洋一君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。

○議員(4番 杉谷洋一君) まあ、私の思い違いだったかも分かりませんが、町長は少しずつ上に上がってきておるというようなことで言っておられますので、まあ安心しておるところです。

それとですね、町長、まあ町長が前から地域自治も大事だけど、町長の懇談会も大事で町民からいろんな話を聞きたいというようなことでですね、既に何部落からの集落の座談会も行なわれました。またこの1階にはですね、町民の声ということでですね、ボックスも設けてあります。まあそういうなかで、まあなかには、町はどうしとる、この頃不祥事が多いじゃないかと、まあそういうお叱りもあろうかと思いますけども、そうではなくしてですね、まちはどういうふうにまちを作っていったらいいじゃないのというやな声もあろうかと思います。そのあたりでですね、町長はですね、どういうとこ感じておられ、またそういう中で、今後どのような町政を持っていきたいというような考えておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 集落の行政懇談会ということについてのご質問かというぐあいに思っております。この取り組みを21年度、22年度と続けて、今、23年度になるわけですけれど、進めております。取り組んでおります内容等については、少し担当課のほうからも触れさせていただきたいと思いますけれども、この取り組みのなかで、特に住民の皆さん方と直接話をさせていただきます。集落のほうに出かけていただくなかでのお話しでございますので、本当に集落の中でも身近な、こういったことが困っているんだ、こういう課題があるんだ、あるいはこういうことで大いにやろうと思ってるんだというような生の声を聞かせていただきます。非常に有意義でありますし、現場の状況ということが、本当に把握させていただくのに、大いに役立っておりますし、町政への反映に結びついているものでございます。

特に私がそうかもしれませんけども、合併いたしましてから、集落が168も集落がございます。全ての集落の行政懇談会でということになかなかならないわけでございますけれども、進めておりますポイントとしては、やはりこの集落には、防災組織が、自主防災があるんだろうかとか、あるいは高齢化の問題がどうなんだろうかとか、あるいは中山間地、農地・水のこういった取り組みをされているんだろうか、そういったところにできるだけ町としてのやはり集落は、皆さん、行政もしっかりやりますけども、自分たちが住んでいるところは、自分たちがやっぱり考え、育て守り、次に世代につなげていく、そういった視点での話し合いをやりましょうというようなことを繰り返し進めております。集落の中で、やはりこういろいろなテーマを抱えながらですけども、先ほど杉谷議員もおっしゃいましたけども、やはり村の中でのコミュニケーション、今震災とか災害とかで大きく集落の中での自治会のなかでの支え合い、あるいは助け合い、絆ということがクローズアップされておりますけども、このことを踏まえても、やはりこれまでやってきたこの取り組みということについては、間違っていないということを改めて感じていますし、これをもっともっと着実に展開していかなければならないというぐあいに考えておる、感じているところであります。

○議員(4番 杉谷洋一君) 議長。

○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。

○議員(4番 杉谷洋一君) えーとですね、今、企画課長が目をぱちぱちされましたので、そこでですね、わたしこの健康診断の進捗率がですね、先ほど町長は168も集落があるという中で50というのはですね、ちょっと私はまあ悪いんではないのかなというふうに思うわけでして、そこはどういう問題点があるのか、あるいは進捗率向上にはどのような対策を今後考えられていくのか、お答えください。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 担当課のほうから述べさせいただきたいと思います。

○企画情報課長(野間一成君) 議長、企画情報課長。

○議長(野口俊明君) 野間企画情報課長。

○企画情報課長(野間一成君) お答えさせていただきます。集落の行政懇談会ではなくって、集落の健康診断のお話しでございました。行っていただいておりますワークショップを行っていただいております集落は51ということで説明をさせていただきましたが、「集落の健康診断ってどげなもんだいや。話、聞いたるがな」っていうふうな話をいただいております集落が、これが22年度で53の集落がございましたので、そこにはお話しをさせてもらいにお邪魔をしております。

それから先ほど町長が申し上げましたが、町長の集落行政懇談会は、集落の行政懇談会じゃなくて集落の健康診断等の取り組みがないところにお邪魔をさせていただこうということでやっておりますので、その件数は22年度は24集落にお邪魔をさせていただいておりますので、まあ十分ではございませんが、それなりの取り組みになっておるというぐあいに理解しております。以上でございます。

○議員(4番 杉谷洋一君) 議長。

○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。

○議員(4番 杉谷洋一君) じゃあ、次進みます。まあまちづくりは、住民と行政が一体になって作るものと私は考えます。まあ先ほど町長もチラッと話の中にありましたけども、行政だけで依存するものではなくして、やっぱり自分たちの暮らしは、あるいは集落づくりは自分たちで守り育てていくのが、私は基本であろうというふうに思います。だけど、そうはいってもですね、なかなかですね、そこに至るまでは時間もいろいろ掛かります。行政は、住民の地域活動への財政支援をできるだけいろんなところに細かくばら撒くではなくして一元化して欲しいし、また各集落の健康診断などの取り組みをですね、行っているところのですね、モデル集落といいますか、こういうことをすれば、集落が活性化してるんですというようなことをですね、この3チャンネルで流したり、あるいは広報紙などで情報発信の提言を私は大いにしていくべきであろうかと思います。合わせて住民と行政が本当に一体となった、なるためにですね、私はその集落担当のですね、職員配置などのですね、人的支援の仕組みづくりが必要かと思います。また事業、そういう集落の中でもいろんなことをするにあたっての事業支援の提供も必要かと思います。 

そこで質問します。まちづくりは住民参加、住民主体が必要であるが、現在は私はまだ基礎づくりの段階だろうと思います。僅か23年間、何年間の間ですね、立派になれば、そりゃあ日本から、日本中からですね、大山町いってみればすべてまちは立派になるんだぞということなら、それはなかなかならん。そこで、段階でね、行政のですね、協力的なですね指導が私は不可欠であろうかと思います。まあ今後、そういう取り組みはですねどうか、まあ企画課だけがですね、まちづくり考えてみたってどうしようもならん。だから集落担当の配置など、行政からの人的支援の仕組みづくりが不可欠であろうかと思います。まあ伯耆町あたりはですね、パートナー職員制度ということで、まあこれはですね、まちづくりとちょっと違ってですね、行政のいろいろな要望あるいは相談というようなことがあるわけなんですが、そういう中にもですね、まちづくりはどうしたら、やってきていいのか、自分たちの集落はどうすればいいのかと、まあそういうヒントもいろいろやっていくうち、いろいろヒントもあろうかと思います。

 まあ特にその住民、主人公の、特に上から目線でなくして、下から目線のパートナー職員制度、大山町で取り組んだらどうでしょうか。まあ先ほど小原議員もちょっと触れちょられたんですけど、まあわたしはそういう若手の職員ですね、特にその成果主義、やる気のある思い切った職員にはですね、思い切った抜擢、あるいはやなことを考えながらですね、特に職員のやる気を育てていきたらと、まあそりゃあ、抜擢っていってもですね、経験年数が必要とか先ほどもあったんですけど、だけど若い職員という、本当にやる気のある職員をこういうところでもまちのいろんなことを聞きながら育てていくのも大事かと思います。まあ若い職員さんも入ったときには、わたしは町民の公僕として頑張りますと言っておられるんだけれど、いつとはなしに、あれっどこに行ったのちゅうような感じになって、そういう職員をですね、わたしは大いに育て、やる気のある職員を作ったらと思うんですけど、そのあたりは町長、どういうふうに思われますか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) たくさん述べられましたので、そこの話の中のポイントにつながるかどうかというぐあいに思いますけれど、先ほど申し上げられましたように、今基礎づくりの段階であると思っております。特に合併をいたしましてから今7年目ということになりますけれども、特に行政と住民の皆さん方が、少しずつこう遠くなってきているというような声もいただく中で、やはり身近な行政という視点も含めて、この取り組みを進めているところであります。

 集落の健康診断の取り組みを進めていこうという時のスタートについては、167集落あるので、先ほどおっしゃいましたように、この集落が本当にこぞって健康診断を進めていこうということになると、とても担当課だけではまかないきれないということで、担当課を中心に、基本的には全職員にそのワークショップに出ていくと、あるいはそういった支援に取り組んでいくというような考え方をもって事前の研修をしたりした経過も実はございます。

 ただまあこれを進めていく形の中で、やはり集落の中でもさまざまな考え方があったり、思いがあったりしておりまして、進んでいるところ、あるいはまだ様子を見ておられるところがあるわけであります。まあこの取り組みを11年進めていく中で、先ほど申されましたようにモデル的にどんどん活発にやっていかれる集落も出てくるわけでございますし、それをみておられる場面もあろうと思っております。まあ集落によっていろいろなケースバイケースがありますので、早いところ取り組むのがよしとするということではなくって、結果的にそこにお墓があって、自分たちが生活をして次の世代につなげていくという基本的なことは変わらないわけでございますんで、一つ一つ集落の思いの中で、周りの状況を感じていただきながら、自分たちの村のことをしっかり考えていかいやということが、徐々にこう広がっていくという形になればと思っております。

その中で、もう一点、職員の配置ということ、あるいは下から目線というお話しもいただきました。現在、集落の健康診断という位置づけはなく、いわゆる集落で取り組めれない、校区単位、広域単位、取り組んでいこうという形の視点での取り組みをまちづくり推進員さんに、お世話になっていろいろ議論をしていただいております。ここも早く進んでいるところ、それから、ようやく6月ころから立ち上がっているところもございます。ただこの取り組みを進めていくなかで、今年が3年目の任期ということになります。今後どのように展開していくかということが、大きな課題になってきております。また後ほど別の議員さんのほうからも質問がございますので、そちらのほうでも話しさせてもらうことになろうと思いますので、多くは触れませんけれども、そういったまちづくりの推進員さんの活動をさらに充実をして、あるいはこう形として進めていく、そのための職員の配置ということもやはり検討していかなければならないテーマであるというぐあいに承知しておるところでありまして、来年に向けてそういった取り組みを検討してまいりたいというぐあいに考えておるところであります。

○議長(野口俊明君) 杉谷議員の一般質問の途中でございますが、ここで休憩いたします。再開は1055分といたします。休憩いたします。

午前1045分 休憩

午前1055分 再開

○議長(野口俊明君) 再開いたします。続いて8番、あっ、4番 杉谷洋一君。

○議員(4番 杉谷洋一君) はい、議長。びっくりして終わりにしようかなと思いましたけど、やります。えーとですね、時間もまああと30分位ありますので、早くやりたいと思います。まちづくりは私はですね、本当に人づくりだと思います。強力な集落リーダーや、良き協力者、あるいは理解者の人材育成が求められると思います。それにはですね、やっぱり自分たちのまちをよく知り、また町の、ただ村からああせえこうせい、じゃなしにですね、やっぱ町のですね、経済や町の施策を知ってですね、まあそういうまちづくりちゅうのが、私は大事かと思います。まあそれには、あるいは、町が研修会や講演会や、先進地視察などが必要あると考えるが、どう考えられますか、町長。

 それから私はですね、まあ別に田舎は田舎の良さを全面に前に押し出したまちづくりがいいかと思います。何も東京のど真ん中の新宿のまちづくりをしようかなというような話ではなくしてですね、まちづくりやそういう田舎のですね、人情豊かで思いやりがある助け合いのまちを作ることがですね、住み良いまちになるかと思います。また行ってみたいまち、また安心安全なまち、それにはですね、このごろ総理大臣がよく言っておるドジョウ、ドジョウのようにスマートじゃなくていい、泥臭い粘り強い地についたまちづくりが必要かと思います。まあ本当に華やかなハコモノではなく、ハードからソフト、特にまあ教育だ、介護だ、交通だ、保険だ、福祉だ、環境だ、その地味な施策、それが大事かと思います。そういうのをですね、取り組んだまちづくりというのが大事、まあここでちょっと余談かも分かりませんけど、ちょっと一言触れさせてもらいます。

大山町の教育というのはですね、まあこの間も教育民生で学校周りを回りました。どこの校長さんも言われること、「大山町の教育は凄いですよ」って。「凄い環境ですよ」と皆さんが言われます。それから今のこの間見た、保育所、英語の保育士さんですか臨時さんですか、がおられて大山小学校の子どもにですね、英語で歌をうたったり、小さい子でも英語で喋りよーるですがん。いやぁ、私が分からん英語で喋りよ-るですがん。だからね、こういうね、本当の大山町のね、悪いところばっかりでないですよ、いいところたくさんあるんですよ。そういうことをですね、私はですね、もうこの西部圏域の中で、大山町に来られたらこれだけ教育も立派なんですよ、これだけ児童の、ああ、保育所の、が立派なんですよ。米子なんかやっていませんよ。こういうことをすることによってですね、私は大山町に、「住むなら大山町」という定住化人口が増えるかと思います。まあそこで町長、今言った2つのことちょっとご答弁お願いいたします。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) はい、たくさん喋られましたので、2つというポイントがちょっと感じとれていないところがあるかもしれませんけども、講演会先進視察的なところの話が一つだったのかなと思いますが、おっしゃるとおり、そういった取り組みは必要だと思っております。ただそれを進めていくなかで、どのような方々を対象にしていくのか、あるいは進めていくなかでそれを基にしてどのように展開をしていくのか、そういったやはりプランづくりといいますか、スケジュール的なものが、私は必要だとうと思っております。まあ、現在、集落の健康診断やまちづくりの推進員さんを中心とした、本当に身近なところからの取り組みを進めていこうということで、一つひとつその成果があがってきておるところでありますし、また課題もあるわけでございまして、そういった課題を解決していくためにも、先進地の視察は必要だろうと思いますし、あるいは講演会といったことも必要になっていくんだろうなと思っております。今この時期にどこでどのタイミングでやるということについては申し上げれませんけども、こういった取り組みを、集落の取り組み、あるいは広域的なまちづくりの取り組み、進めていくなかで、講演会であったりとか、シンポジュームであったりとか、あるいはそういった活動をされておられますところからの、ポイントになりますところの先進地視察のことであったりとか、それこそ議員おっしゃいますように、活動していただいております、あるいはこう展開しております委員さんや、集落のほうの方々と、意見も聞かせてもらいながら、どういったことがいいのかということを踏まえながらですね、進めていったらいいのかなと思っております。

 それから魅力あるまちということのなかで、ドジョウの話やいろんなことがありました。教育の話もございました。大山町本当に素晴らしい景観の中でその取り組みも教育も含めて、あるいはまちづくりも含めて、そして海から日本海まである、大山から日本海まであるという素晴らしい立地を含めて、非常に恵まれたまちだと思っております。そういったものをしっかりと活かしながら展開をしていくということが、今進めておりますところのまちづくりであると思っておりますので、今やっているところ一つひとつ、さらに充実をして磨いていくということかなと思っております。で、わたしはドジョウの話が出ましたので、申し上げますけれども、以前からいろいろな取り組みをしていくにあたっては、しっかりとした土づくり、いい種を蒔いても、やはり土づくりがしっかりしていなければ、それが芽が出て花が咲いて実が、いい実がならないという話をさせていただいております。土を耕すということ、土を作るということは、やはり人、一人ひとりの意識をまちづくりに向けての高めていくということでもありますし、おっしゃいますようにそういった方々をどんどん増やしていく、ところの人材育成、ということにもつながって行くんだろうと思いますし、現在取り組んでおります教育であったり福祉であったり、産業であったり、さまざまなまちづくりの取り組み、これを着実に進めていくということだろう思っております。で、そこの根っこの部分は、やはり行政がいろいろとその取り組むを進めてまいりますけども、住民の皆さん方、町民の皆さん方、その方々との一緒に汗をかいていくという視点であろうと思っております。土づくりという場面では、住民の皆さん方の意識をさらにさらに高めていただいたり、グループ活動を盛んにしていったりということが必要かなと思っております。以上です。

○議員(4番 杉谷洋一君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。

○議員(4番 杉谷洋一君) まあ先ほどのなか、特にですね、教育と保育、本当に大山町は素晴らしいです。やっぱりこれはですね、どんどん自慢してですね、西部圏域の中でも、大山町素晴らしいだ、どんどん私はPRして欲しいなというふうに思います。

 えーそこで、まあ交流人口が増えれば、入れ物を作ればまちが活性化するといった誤った答えがある、まあこれはですね、専門家あたりでもですね、そげしたらまちが活性化する人と、そうではないよという人の専門家、いろいろと分かれておるところなんです。まあ要は私から言えばですね、定住化人口を増やさねば、いい施策ではないかなと思います。行政が作りあげた入れ物を提供するではなくして、やはり住民と行政が一体となった粘り強いまちを作り上げていくことが必要ではないかなと思います。それには、住民と行政が一緒になって、よく町長が言われる一緒になって汗かいたり、涙流したりと、そういうことで、することによって、まあさっき言ったドジョウのようにですね、泥臭い、粘り強い住民と行政が一体となったまちづくり、私は、物をつくるなら、やっぱりそこの中のプロセス、どういう過程でまちを作っていくかという、そういうことを大事にしながらのまちづくりが必要かと思います。

まだちょっと時間がありますので、去年、総務委員会で安芸高田市の川根地区に視察に行ったり、あるいは隠岐島の海士町というところに視察に行きました。両方の地区とも、この間議員の西部地区の、ああ西伯郡の議員研修の中でも、この地区は素晴らしいんですよと、いう事例を出されて、話も専門家の人がされておりました。まあここはですね、本当にですね、高齢化率も高いんだけども最近はですね、人が集ってきよるです、ここはね。特に海士町あたりは都会のほうから、200人ぐらい漁師さんになったり、あるいは牛を育てたりという、そういうまちです。まあ大山町もですね、是非そういうですね、本当に人がもっと住んでくれる町というのをですね、作っていただきたいなと思います。

まあ、最後に質問させてもらいます。まあ、私はですね、現在のわれわれの年代のですね、まちづくりもそれもいいことだと思います。がしかしです、将来を見据えた次世代を担う子どもたちに対するまちづくり、育成は、私はこれは大事なことだと思います。子ども向けのよくある大山学検定というようなことですね、子どもたちによう大山を知ってもらったり、あるいは体験学習により、子どもたちが素晴らしい大山町の思い出を作ったり、まあそうすることによって将来大山町の帰属意識が高まり、定住化につながるまちかと思います。例えば子どもとお父さん、お母さんが中心になった子どもたちの思い出づくりのまちづくり、大山町の各地の素晴らしい自然・歴史・たくさん財産があります。そういう歴史探索、あるいは自然探索、あるいは面白建築探検隊といった素晴らしい大山町を探して、ふるさとのそういう物語を見つけたりということを思うわけなんですけど、まあ最後に町長、こういうことを含めて今後町長はどのように大山町をトップリーダーとして、リーダーとして作っていかれるのか。そういう町長に質問して、この質問を終わりたいと思います。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 最後の質問ということでございますが、まあ学習あるいは教育ということが、たびたび触れておられますので、まあ現在取り組んでおりますところの、あるいはこれからの考え方ということで、教育委員会のほうからも少し時間があればしゃべってもらうことも必要かなと思いますけども。まあそこは判断に任せたいと思います。

まあいろいろと話をされましたけれども、やはり大山町のこの魅力あるまちづくり、これは度々おっしゃいますように、この国立公園大山から日本海まであるというこの素晴らしい立地、自然、歴史、文化、その中に位置するところのやはり大山の恵みを受けたさまざまなまちづくりの展開であると思っております。それは産業であれば、やはり農林水産業と同時に、観光交流といったことでありますし、商工関係の取り組みもあるわけでございます。いろいろな取り組みを進めていくなかでやはりこれからの方向性のなかでは、交流人口を増やしていく形のなかで、先ほどおっしゃいました人口をいかにして増やしていくか。定住化を増やしていくかということ、若者がいかに、この大山町に入ってくるか、留まってくれるかということであろうかと思っております。と、同時に、やはり安心安全といいますか、子育ての環境という意味合いで、先ほど来から話をしておられますように、子育て環境ということのなかでも、教育委員会の現在取り組んでおりますところの取り組み、これをさらに充実していくことであろうと思っております。

 特に大山町の場合は、幼児教育課がございますので、保育所、学校、そして社会教育、生涯教育、本当に子どもが産まれてから、子育てという関わりを教育機関で対応しているという素晴らしい環境もあるわけでして、その状況も先ほど来からお話しをされている成果だと思っております。

大きなお話しでありますので、まちづくりのなかの基本はやはり、住民のそういったさまざまな取り組みを行政のほうでも、進めていきますけれども、原点のこのテーマの中の基に戻りますけども、住んでいただいております住民の皆さんの参加、あるいは集落からの発進、グループの取り組み、大山町ではどっちかというとグループ活動、あるテーマをもって一緒にやっていかいやという先ほどからたびたび話がありますけども、そういったグループ活動、組織活動が私は、弱いのではないのかなと思っております。そういったことの育成ということもあります。こういった組織育成につきましても、先ほど申し上げておりますところの、大山町の地域活性化支援事業交付金、これも集落の取り組みもそうですけれども、グループの活動も対象になるわけでございまして、いろいろな思いをもってまちづくりに参加したいという方々がグループを作って、あるいはそういった思いを持ってまちづくりに参加してもらう。行政も一緒になってそれの支援をし汗をかいていくということ、その一つ一つの積み重ねではないのかなと思っております。やはり、これはいい施策、提案があっても、土づくりの部分一緒になってこう取り組んでいこうという熱い思いをたくさんの方々と共有をして、進めていくということがまず一歩一歩一番大切ではないのかなと思っております。話の中に出ていました地味なということがございましたけども、やはりそこが地味であるかもしれませんけども、着実な一歩一歩だと思っておりますので、そういったところに引き続き力を入れて頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。教育委員会のほうでもしあれば、お願いします。

〔「でも質問のあれにはなっていない」と呼ぶものあり〕

○議長(野口俊明君) ないですけど、あれば許します。

○教育委員長(伊澤百子君) じゃあ、議長。

○議長(野口俊明君) 教育委員長 伊澤百子君。

○教育委員長(伊澤百子君) では、ただいまの杉谷議員さんのご質問といいますか、非常に大山町は学校教育の現場頑張っていると、中身もいいと、素晴らしいといっていただきましてありがとうございます。本当に私たちも子どもたちこそ大山町の財産だというふうに思って、保育所が教育委員会の管轄になりましてから、特に保育所を含めまして、いろいろな施策に取り組んでおります。もちろんハードの面でもいい施設にしておりますし、中身につきましても、いろいろな形で取り組んでおりまして、今おっしゃいましたふるさとを愛する、大山町を愛する子どもたちを育てていくというところでも、ふるさと教材というのを作ってご存じのように、今それを各学校でもいろんなところで使っていただいておりますし、また地域の皆さんにいろんな形で、保育所や学校に関わっていただいております。そうやって、地域の皆さんに愛される、素晴らしい大山町の教育を目指して、頑張っているところですので、これからもよろしくお願いいたします。お答えにはなっていないかと思いますが。

○議員(4番 杉谷洋一君) はい、議長、以上で終わります。

大森正治議員の一般質問

○議長(野口俊明君) 次、3番、大森正治君。

○議員(3番 大森正治君) 日本共産党の大森正治です。まず、はじめに台風12号の豪雨によりまして被災されました関係者の方々に対しましてお見舞い申し上げます。

私の今回の質問2問ですが、まず一つ目としまして、学校給食調理室、学校、保育所の暑さ対策について質問いたします。

近頃の日本の夏のこの暑さ、本当に尋常でない日が続きます。特に去年は猛暑が続いて、熱中症で死亡される方が相次ぎましたけども、まあ今年は幸い去年ほどではないにしてもですね、早い梅雨明けによる7月初旬からの暑さとか、それから9月に入ってからのこの先週辺りの残暑っていうのは、厳しくて、不快な日が続きました。そのためにですね、学校給食調理室や学校現場、そして保育所現場、ここでは、職員の過酷な労働が強いられたり、子どもたちが快適に生活できなかったりしている現状もあります。

そこでまず、学校給食施設についてですが、現在空調設備、ここでは冷房の設備っていうことですが、この冷房設備がないのは、中山小学校の調理室とそれから名和給食センターの調理室です。夏の室内気温はかなり高温になり、給食を提供する場としては適切ではない環境と言わなければならないじゃないかっていうふうに思いました。特にですね、中山小学校の調理室は、かなり劣悪な環境じゃないかと、例えばこの汗がしたたり落ちるような調理室のようですが、そういう環境の下では、時には熱中症寸前である頭痛とかめまいがあると、職員さんの、ということも聞いております。

それから調理室は子どもたちにおいしい安全な給食を保障する現場であるわけですから、こういう調理室の環境というのは一刻も早く改善すべきではないでしょうかね。現在大山給食センター、それと中山中学校の調理室には、冷房設備があるわけですが、冷房設備のない所とある所のこの調理室環境の格差、このことも問題だろうと思います。こうした状況を早く解消することは、教育行政の責務ではないかというふうに思います。

 次に学校や保育所についてですが、中山小学校と大山西小学校を除く町内小中学校の普通教室や保育所の未満児以外の保育室には、冷房設備がありません。そのため子どもたちは暑さと闘いながら学習したり生活したりしています。熱帯地方のような日本の夏に、町内の公的機関で今やこの冷房設備がないのは、この5校の普通教室と保育所の保育室だけのようです。先ほどから出ていましたけども、この子育て行政推進の立場からもですね、大山町の子どもたちが学校や保育所で快適に学習したり生活したりできるよう、保障することは大切ですし、またこれは行政の責務でもあります。そしてまた熱さ対策の点で、学校間格差があり教育の機会均等の観点からも問題であります。

そこで次の点について伺います。一つ目としまして、冷房設備のない学校調理室に対して、調理職員の過酷な労働を解消するために早急に対策を講ずるべきと考えますがいかがでしょうか。

二つ目として、学校の普通教室や保育所の保育室の夏場の環境についてどう認識され、今後どうしようと考えていらっしゃるのか。この2点について伺います。

○議長(野口俊明君) 教育委員長、伊澤百子君。

○教育委員長(伊澤百子君) 大森議員さんのご質問につきまして、はじめに「空調設備のない学校調理室に対して、調理職員の過酷な労働を解消するために早急に対策を講ずるべきと考えるがどうか」とのご質問にお答えをいたします。

ご指摘のとおり、中山小学校の給食調理室、名和の給食センターの調理室には、換気扇以外の空調設備はございません。火を使う場所でもあることから、近年の猛暑の中では、室内がかなり高温になる状況があるということも把握しております。職員の皆さんは大変暑い中をご苦労いただいて、子どもたちのおいしい給食のために頑張ってくださっているというふうに思っております。中山小学校の調理室につきましては、窓ガラスに遮光フィルムを貼るなどして、室温の上昇を少しでも防ぐ努力もいたしております。建設されてからかなりの年数を経ておりまして、今まで必要に応じて随時、改修とか取り替え工事などを行いながら、給食調理に関わる環境改善に努めておるところです。名和の給食センターにつきましても、もともと高い天井で空間を広くとり、熱がこもりにくい設計となっております。いずれにいたしましても、これらの給食調理室に、衛生管理に配慮した空調設備を設置するためには、非常に大規模な改修工事が必要となってまいります。

このたびの、大森議員さんのご質問の趣旨を踏まえながら、今後の給食調理室のあり方についても検討していきたいというふうに考えております。

 次に、学校の普通教室や保育所の夏場の環境についてどう認識をし、今後どうしようと考えているかとの質問にお答えします。町内の小学校4校の内、大山西小学校、中山小学校の2校は耐震化工事大規模改修の折に、普通教室にも冷房設置いたしました。また、名和小学校は、教室の中も冷やすことを意図して教室前のあの広い廊下に冷房を設置いたしております。大山小学校の普通教室には冷房はありませんが、天井扇を設置して風を送って、体感温度を下げるようにいたしております。

このような本町の小学校の空調設備というのは、西部地区の市町村のなかでもかなり充実しているものというふうに思っております。

 中学校3校につきましては、普通教室に冷房はありませんが、図書室やコンピュータールーム、また広いランチルームにも冷房が設置されております。

 暑さの厳しい日には、交代でそれらの教室を活用したり、扇風機を購入して風を充てることで体感温度を下げたりしながら、各学校でいろいろと工夫をして対応していただいているところです。

 保育所では、「心豊かでたくましい子どもを育成する」という保育方針で日々の保育を行っております。基本的に、3歳児以上につきましては、体温調節の機能を高めるためにも、夏の暑さ、冬の寒さなどに負けないたくましい体づくりをするためにも、保育室には冷房を設置いたしておりません。

 しかし、体温調節の機能がまだ十分発達していない乳児とか、未満児の部屋には全ての、10園全ての保育所でエアコンを設置いたしておりまして、室内の温度や湿度を考慮しながら必要に応じて稼働させております。

 さらに、近年の猛暑への対策として、グリーンカーテンやたてす等で太陽光の遮断にも心がけております。特に3歳以上の子どもにつきましてお答えいたしますと、夏場、午前中は水遊びとかプール遊び等の活動が中心になっておりまして、それほど冷房の必要性は感じておりませんが、お昼ごはん時とかあるいは午後になると、暑い日には35度前後になることもございます。

そのような場合は、どの保育所でも、遊戯室など風通しのよい場所に移動して食事をしたり、昼寝はエアコンのある部屋で行ったりするなどの配慮をしていただいております。現在、建設中の拠点保育所大山と中山の拠点保育所につきましては、まあ近年の状況を考慮しましてすべての保育室に空調設備を設置するように計画していますが、しかし基本的な考え方としてはこれまでと同じであり、エアコンの稼働は必要最低限にとどめてまいりたいと考えております。以上でございます。

○議員(3番 大森正治君) 議長。

○議長(野口俊明君) 大森正治君。

○議員(3番 大森正治君) ちょっと分けてさらにお聞きしたいと思いますけども、まず、やっぱりね、特にひどい中山、ひどいと私は思っています。聞いた範囲で。その中の中山小学校の給食調理室についてですけどもね、まあ聞きますと先ほどの認識のとおりだというふうに思いますが、非常に高温になって35度前後、あるいはそれ以上にまあなるようでして、それに職員さんしっかり着込んで前掛けもゴムのようなのして、から手袋もして、ゴムのここまでのですよね、それからマスクもし、もうこれだけで暑いですよね。ですからそういう高温の場所に、そういうスタイルで服装でいらっしゃると、もう汗がやっぱりしっかり出ますよね、ですからこのマスクの下のほうにたまるというようなことも聞いておりますし、出る汗を拭けないので、肩、こういうふうにしてね、肩の部分で拭うとか、まあそれ聞いただけでもこら大変だと。まあ衛生には十分勿論気をつけていらっしゃると思うんですけども、そういう大変な中で、調理の業務をされるっていうのは、やはり良くない、というふうに思うんでね、今それに対して私のこの趣旨を踏まえながら、今後の給食調理室のあり方を検討していきたいというふうに、非常にいつもの答弁のような具体性を欠いたもんなんですけども、私はこれを人がいいもんですから、本当に前向きに検討されるというふうに取りたいんです。取りたいんですけども、もうちょっとこの具体的にね、どうなのかと、いったいいつまでこういう状況が続くのか、職員さんも、そらもういつも気になるところですし、これは職員だけでない、それにつながるおいしい給食を安全な給食を待っている子どもたち、そして保護者もね、もちろん先生たちもですが、関係するわけですから、そういう将来の計画はどのようになっているのか。もうちょっと突っ込んだ話を聞かせてください。

○教育委員長(伊澤百子君) 議長。

○議長(野口俊明君) 伊澤教育委員長。

○教育委員長(伊澤百子君) ただいまの大森議員さんのご質問につきましては、教育長のほうよりご返答いたします。

○教育長(山根 浩君) 議長、教育長。

○議長(野口俊明君) 山根教育長。

○教育長(山根 浩君) 大森議員さんのご質問にお答えしたいと思います。ご存じのように、旧中山町は、それぞれ単独校方式でずっとやってきておりまして、特に中山小学校の場合は、何十年の歴史があるわけです。はっきり言いまして。で、おっしゃいましたように、大森議員さん、おっしゃいましたように、確かに施設としてですね、いろんな面で課題があるということを私たちも認識しておりまして、例えば平成20年には、給食ボイラーの取替えで128万掛かっていますし、平成21年度は屋上の換気ボックスの取り替え工事で、約100万、それから去年ですけれども、外部の改修工事で404万、それから同じく真空冷却機の入れ換えで241万、

今年で食器の消毒保管庫で196万というような形でいろんな形でみていただいたと思いますけれども、努力を続けてきております。確かに、夏の暑い時っていうのは、確かにそういうこともあるだろうなということは認識しておりまして、できるだけ何とかしていい形にもっていきたいという思いは、いっぱいでございますけれども、金が無尽蔵にあるわけではございませんので、いろんな形でご質問の趣旨を活かしながら考えていきたい。まあ今一つ考えられることは、そのスポットクーラー的なものが、考えられないかなとは思っておりますけれども、過去地域活性化とか経済対策の臨時交付金とか、いろんなものがありました。で、それを活かして何とかいい環境で調理していただこうと、単独校の調理室の良さっていうのは、私も認識しておりますので、そういう形で今後もやっていきたいというふうに思っています。以上でございます。

○議員(3番 大森正治君) 議長。

○議長(野口俊明君) 大森正治君。

○議員(3番 大森正治君) 具体的な話として冷房のね、関係では、スポットクーラー的なものを考えているということですが、まあこれもお金との、財政との関係もあるようですけども。まあ今教育長が答えられたように、その自校方式ですよね、中山小学校にある給食の良さっていうのは、十分認識しているので、っていうことは、単独で将来もできるだけやっていきたいというお考えでしょうか。ちょっとこの点をお聞きします。

○教育委員長(伊澤百子君) 議長、教育委員長。

○議長(野口俊明君) 伊澤教育委員長。

○教育委員長(伊澤百子君) ただいまのご質問につきましても教育長のほうよりお答えいたします。

○教育長(山根 浩君) 議長、教育長。

○議長(野口俊明君) 山根教育長。

○教育長(山根 浩君) はい、できるだけいきたいというふうに思っております。

○議員(3番 大森正治君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 大森正治君。

○議員(3番 大森正治君) できるだけっていうことは、本当に大事にされているんだなと、自校方式でやっていきたいということを考えていらっしゃるんだなということを思いますが、それならばやはり、ここの調理室をしっかりお金を掛けてでもいい環境にしていくべきじゃないかなというふうに私は考えますので、まあ

スポットクーラー的な、一時的な方法もあるんでしょうけども、これでは根本的な解決にたぶんならないと思いますので、大変でしょうが、やはりここは思い切った予算をつぎ込んでもいいじゃないかなというふうに思います。

 まあ町長、そのへんもしっかり考えていただいておいていただきたいと思いますので、先ほど来、大山町の教育はいいと、本当に私は思います。教育条件整備のために、しっかり予算がつぎ込んであるなと。旧大山町からも、私はそう思ってましたし、現在もそうだろうと思っておりますので、こういう点でもよりよいものにしていくためにもそういう課題と、大きな課題だろうと思いますので、課題をやっぱり解消するためにも、本当に大山町の教育は、どこの学校もここの場合は、調理室ですが、給食調理室は、も、いいというふうにやっぱりしていただきたいというふうに思いますので、まあこれ以上は、ちょっと私も追及しませんけども、そのあたり、本当に前向きの検討をお願いしたいと思います。

 それから次に、学校関係ですけども、私は、同じでない普通教室のことです。他の教室、あるいは職員室、これらには、本当に冷房が完備されていて、快適な部屋なわけですけども、一番児童・生徒たちが日常学習する場合、たくさんの時間を過ごす普通教室ですね、ここにこの最近の暑い中での環境の中で冷房がないっていうのは、やはりおかしいということで取り上げているんですけども。

まず一つは、その大山小学校、具体的に言いますと、ないわけですけども、特に、大山小学校の場合、管理棟の上に3年生、4年生の教室がありますけども、これ大規模改修であそこを普通教室にされた。ところが、朝日からずーと当たって、午後は夕陽が当たるという配置になっておりまして、非常に他の教室と比べて、特に高温になるということで、子どもたちも先生たちも大変なようですが、まあさすがに暑さ対策はしなければなりませんから、校長先生も本当に頑張って自ら、屋上に水が、水道を上げるようにして、これは校内にある井戸を、古くからあった井戸を使っていますので、料金には関係ないんですけども、そこから水を引いて、屋上にスプリンクラーを撒いて冷やしているというふうな工夫までされています。もちろんブラインドをしたり、送風機もあるわけですが、それでもやっぱり暑い、非常に不快だということですので、せめてですね、せめてですよ、どこの普通教室にも冷房設備を設置すべきじゃないかと私は考えますけども、まあせめて大山小学校の場合、ここだけでも、いち早く冷房設備を完備すべきじゃないかというふうに考えますけども、どう考えていらっしゃいますか。

○教育委員長(伊澤百子君) 議長。教育委員長。

○議長(野口俊明君) 伊澤教育委員長。

○教育委員長(伊澤百子君) ただいまの大森議員さんのご質問ですが、大山小学校の特に34年生の部屋が暑いということで、私も実は行かせていただいて、暑いなというふうに思いましたし、ご苦労なさっているなというふうに思いました。ただ、この西部地区一円の中で普通教室にクーラーが付いてるというのは、実は大山町、大山小学校こそついておりませんが、大山小学校を除く、大山西小、名和小、中山小学校、普通教室についておりますけど、米子を含めて西部一円の中、どこにもついていないんです。その中で、大山町は非常に先進的にこの暑い時を何とか交代して、涼しい部屋を授業に使うというような形で、子どもたちに快適な学習環境をということで、工夫をしていたしております。確かに大山小の普通教室にも、全てクーラーを付ければ本当にいいなというふうには思いますけれども、まあいろんな教育に対する考え方も含めまして、今付けておりません。補足は教育長のほうよりしたいと思います。

○教育長(山根 浩君) 議長、教育長。

○議長(野口俊明君) 山根教育長。

○教育長(山根 浩君) 今教育委員長さんがおっしゃいましたように、全部ないっていうわけではなくて、その境港市、いわゆる騒音の関係で小学校とかですね、騒音の対策でエアコンがある学校があります。例えば弓ケ浜小学校だとかですね、防衛施設庁の関係であるところありますけれどね、それは極々非常にまれなところだというふうに思ってください。

 それからお尋ねの大山小学校の3年、4年の件でございますけれども、これは去年大規模改修やったわけですけれども、その時にですね、この34年のここの職員室の上に持ってくるのはとても暑くなるというのは、私も言いました。言ったですけれども、学校をあげてですね、あそこに図書室があったわけでして、あれをいい図書室を教室棟のほうに持ってきてですね、ここに教室を造りたいということで、本当暑くなるで、ってことはなんべんも言いました。学校としてどげなことがあってもこっちにしてくれということだったのでですね、私は認めた経緯があります。ですので、いろんな形で、頑張っておられるというのも知っておりますけれどもですね、ご存じのように、日本は夏を旨として家を建てるべきだっていうことをいつも言われます。で、風の通りなんですね。で、やっぱり風の通りというのを一番大事にしてあります。ですからたいてい南向きに向いております。南北に向いて建っています。風の通りがあるためだろうと私は思っております、みんな。大山西にしても中山にしても、そうなっております。で、昔の子どもはみんな我慢してですね、暑かったでしょうけれど、扇風機もありませんでした。頑張っております。もちろん扇風機はありますけれども、スプリンクラーで水を撒いたりとかですね、いろんなことはあるわけですけれども、あれだけ頑張ってですね、やられたわけですので、まあ当分の間、確かに暑いだろうと思いますし、いろんな工夫をせないけんと思いますけれど、将来的には、いろいろ考えるとしましてもですね、ここ12年で大山小学校のあのところにエアコンを付けようという思いは今思っていません。

○議員(3番 大森正治君) 議長。

○議長(野口俊明君) 大森正治君。

○議員(3番 大森正治君) ええ、あまり、その、言ったのに、どうしてもあそこに普通教室だと先生方がおっしゃったということで、あまり先生方の責任にして欲しくないんですけど、それに答えるのが、教育行政だと思いますので、だったらこの12年は付ける考えはないってことですが、やはりそこは十分考えて要望に答えていただきたいなというふうに私は強く思います。今、大山小学校の特定の教室だけを言いましたけども、ここは特にひどいからなんですよね。その他の大山小学校の教室はもちろん、それから名和小の普通教室にもありません。これは廊下にあるんですが、まあいろいろと理由はあるようですけども、そして中学校も無いんですよね。中学生にはじゃあもっと我慢させていいのか、ということにはならないと思います。やっぱり暑さというのはストレスが溜まります。涼しい風が吹けば多少は和らぐでしょうが、やっぱり風のない、暑い時には不快の中で学習するっていうのは、特に中学生辺りはいらいらするのではないじゃないかなと、またそれが、良からぬ方向に行動となって現れるということも考えられなくもないと思いますけどもね。まあ我慢、我慢、これも大事だと思います。と同時に、やっぱり同じ学習するなら、快適な環境で学習させたほうがよっぽど能率は上がりますし、それはひいては学力向上にもつながることだろうというふうにも思いますので、そしてですね、町内でこの冷房設備がある学校とない学校、ある教室とない教室、これがあるっていうのはやっぱり教育の機会均等とか、あるいは公平性の観点からも、やはりこれは冷房設備を普通教室にどこにも管理すべきじゃないかなっていうふうに、私は思うんです。確かに先ほどから言っていますように、大山町は、他にあまりないそういう冷房設備を付けている学校があるわけですから、これを順次どこの学校にも付けるように、していくべきではないでしょうか。こういう言ってみれば、中途半端ではないでしょうけれども、そういう計画、順次完備していくっていう計画はもっていただきたいというふうに思うんです。そうすれば、より大山町の教育は素晴らしいと、先ほど杉谷議員がおっしゃったように、もっと誇れるわけですから。「ほう、西部地区で冷房が完備している、夏も快適な学習ができるのは、大山町の学校か」ということになれば、やはり定住あるいは外からの定住っていうこともあり得るわけですから、ですから最大限、今言いましたように、無いところには、冷房設備っていうのは、必要じゃないかなっていうふうに考えますけども、どうでしょうか。さらにちょっとしつこいようですけれど、お聞きしたいんですが。

○教育委員長(伊澤百子君) 議長、教育委員長。

○議長(野口俊明君) 伊澤教育委員長。

○教育委員長(伊澤百子君) 重ねてのお答えになるかと思います。先ほど申し上げましたように、中学校のほうにつきましても、コンピューター室とか技術ルームとか、あるいは図書室とか、ランチルームとか冷房の完備した所がございますので、そういうところを何とかこう交代で使って一番暑い時はしのぐという、今のところはそういう考えでございます。子どもたちは、放課後あの暑い中で部活をやっております。本当に朝、夏でも朝早くから、学校が終わってから、そしてこの間運動会がありましたけど、もう本当にみんな暑い中でも整然とした立派な演技をしてくれました。そういうその暑さの中でも、頑張る力というのもやはり子どもたちにとってはこれからの長い人生、行き抜いていくために大切なことではないだろうかというふうに思っております。すべて快適で涼しくて、便利な学習環境というもの、どこの家庭でも自分のおうちの子ども部屋に、があるわけではなかったり、それからまたそこにクーラーが付いているわけではない、というふうに思います。いろんなところで、生きて行く、学んでいく、成長していく力というものをやっぱり付けさせていくという観点からも当分は今のところはこのままの体制でいこうかというふうに考えております。以上でございます。

○議員(3番 大森正治君) 議長。

○議長(野口俊明君) 大森正治君。

○議員(3番 大森正治君) ということは、まあ、無い学校は、我慢しなさいと、分かりやすく言えば、っていうことになるなっていうふうに思いますが、やっぱりそれでは、大山町の教育らしくないなというふうに思います。そこを今後検討していっていただきたいと思います。

もう一つ保育所についてですけども、保育所、確かに学校とはまた違った環境だろうと思います。あるいはやり方があろうかと思います。先生たちもこの暑さ対策について、さっき述べられたようないろいろな対策をとっていらっしゃるようです、聞きますと。ただですね、そのさっきもありましたけども、拠点保育所には付きますね、きちっと。それからじゃあそうしますとサブ保育所、あるいはまだ名和のほうはまだこれからしばらくは残るわけですが、これらとの格差がやっぱりどうしても生まれるということになりますけども、そのへんをどう考えていらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。

○教育委員長(伊澤百子君) 議長、教育委員長。

○議長(野口俊明君) 伊澤教育委員長。

○教育委員長(伊澤百子君) ただいまの大森議員さんのその件につきましては、教育長のほうよりお答えいたします。

○教育長(山根 浩君) 議長、教育長。

○議長(野口俊明君) 山根教育長。

○教育長(山根 浩君) 格差があるって言われるとするなら、そのとおりだろうと思います。ただですね、わたしは、今一番、この幼児や子どもたちの中での問題の中で一番大きな問題は、低体温児の子どもが非常に増えておるという、大きな大きな問題があります。要するに低体温のためにですね、だいたい普通、体温というのは36度から37度ぐらいあるわけですけれど、36度まで達しない子どもが非常に増えております。で、その結果何が起こってくるかというと、免疫機能が非常に減ってきてしまったりですね、花粉症の問題なんかもあると思うわけですけれども、いろんな形で問題が起こっております。で、それの一番の原因っていうのは、何かって言いますと、やっぱり冷暖房が完備した中で、非常に快適な中、いわゆる特に保育所っていうのは、人生の一番の基を作るところでございます。委員長さんがお答えになりましたように、未満児への子どもまでの部屋には、全部エアコンがあります。ですけれども、3歳、4歳、5歳になりますと、エアコンはありません。ご存じのように、小学校や中学校は夏休みがありますけれども、保育園はありません。でもそれでも頑張って今までずっときました。で、確かに暑い所ってっていうのを、こともあると思いますけれども、やっぱりその一番の基礎を、体の基礎を作る時期ですけれども、ですので、やっぱりそのある程度の体温調節機能ってっていうのは

ですね、絶対つけていかないとですね、この子どもたち、大山町を担っていく子どもたちがですね、やっぱり少々の暑さ、寒さに負けないでですね、免疫力もいっぱい持った子どもを作っていくことがですね、わたしは必要ではないかなという気がしますし、やっぱりいつの世もですね、しっかり朝食を食べてですね、じっくりいっぱい本を読んでですね、外で元気に遊ぼうってっていうのがですね、やっぱり保育所の大きな大きな目標でないかなと思います。で、拠点保育所には、これから先のこともございますので、中山は光冷暖でございますけれども、エアコンは付けますけれどもですね、運用にあたってはですね、今までと全く一緒でどうにも我慢できない、やっぱりそういう時以外は使わないのではないかなと。保育士の先生方も、あるいは所長さん方もそういう考えでございます。やっぱり子どもにとって何が一番大事なのかということを考えながらやっていくことが、必要なんでないかなと思っております。以上でございます。

○議員(3番 大森正治君) 議長。

○議長(野口俊明君) 大森正治君。

○議員(3番 大森正治君) もう少し、時間を取らせてください、これに。わたしもよく分かります、その話は。子どもたちの体温機能を高めるということは本当に必要です。発汗作用のね、機能を高めるというのは必要だと思っています。そして、自然の中で暑くてもそこでしっかり元気で動くということも本当に大事だと、これはもう十分分かっております。ですからこの冷房設備なんていうのは、やっぱり使い方ですよね。そういうことを本当に健康のために、健康に過ごすために使い方が誤れば、今のような低体温の子どもたちが生まれるかもしれないし、マイナス効果こそあれ、プラスにならないと思いますので、使い方だろうと思います。ですから、どこの学校にも、保育所にもやっぱり付けるなら付ける、大事なんです。付けないなら全部付けない、これじゃないでしょうかね。やっぱり機会均等ということをわたしは最後に言っておきたいと思うんですが。

えーと、町長さんに、町長に聞きたいんですけども。今、総合的に聞いていらっしゃってまあ予算との関係がかなりあるようですけども、大山町の教育あるいは学校教育ですね。そして保育を更に充実していくために、どのように今聞かれたでしょうか。感想でもいいです。あるいはこれからのことについて考えがありましたらお聞かせください。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 教育委員会のずっと述べております答弁、重視したいと思っています。

○議員(3番 大森正治君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 大森正治君。

○議員(3番 大森正治君) はい、では、次にいきます。2問目の質問ですが、6月に続いて、再度ですね、6月議会に続いて再度、私は原発問題について質問したいと思います。

それは原発からの撤退、再生可能エネルギーへの移行の声を自治体からということについて質問します。

 東日本大震災、福島第一原発事故から半年が過ぎました。原発事故による放射能被害は、特に東北3県の農業、学校生活、日々の庶民の暮らし等々に暗い影を落とし、地域の存続さえ危うくなっているところがあります。さらに、その収束には長い年数が掛かります。このことは、原発事故は他の事故と違う異質な危険性を持つものであるといわれるゆえんであろうと思います。

 原発は、決して安全でクリーンで安上がりのエネルギーではないということが、この度の事故からも明らかになりました。大きな犠牲をはらっての「安全神話」の崩壊であります。地震国であり、また津波国である日本に、54基もの原発がある、これは本当に異常だと思います。いつかまたどこかの原発で、日本のどこかの原発で事故が起きても不思議ではありません。そして、近い将来、どこの原発も放射性廃棄物、使用済み核燃料が満杯になります。そうなれば、原発がよく言われます、こういうふうに。「トイレなきマンション」と。そういうふうに大変な事態になります。このようなリスクの大きい原発はゼロをめざし、再生可能な自然エネルギーへ移行すべきだというのが、もう今や日本の国民の多数の声であり願いではないでしょうか。

 昨日ですね、東京の明治公園で、大江健三郎さんらが呼びかけた「さよなら原発集会」がありました。まあ、これにも一つそういう原発に対する思いっていうのは、象徴をされているというふうに思います。福島原発事故の解決に目途が立たないのは、政府の対応の悪さもさることながら、東京電力にも大きな責任があります。東京電力の誠意のなさ、とりわけ情報隠しをしている企業体質にみられるように、原発の固執する姿勢は国民の目から見ればあまりにも異常です。

 このような体質は、中国電力にもみられるようです。もし島根原発が福島第1原発のような事故を起こせば、我が大山町にも大きな被害を与える恐れは大であります。821日付の朝日新聞が報道しております。これは鳥取大学大学院の栗政准教授の予測調査であります。この予測は、島根原発で事故が起きたら、放射性物質がどのように飛散するかをシミュレーションしたものであります。ちょっと見ていただきたいんですが、そのシミュレーションっていいますのは、ここに島根原発がありますが、50キロ圏内まで、福島第一原発と同じような事故が起こったら、放射能がどういうふうになっていくかっていうのを、その311日の気象条件等を考えて風速3メートルぐらいだったそうですが、どういうふうに広がっていくかということをシミュレーションされております。だいたい50キロ圏までをシミュレーションされたようですが、それをだいたいこの大山の辺り、大山町までのをシミュレーションされております。えー、その結果ですね、こういうふうに、ちょっと左の、ちょっと小さくてこれ見えにくいんですけれど、町長さん、見てください。左のほうには、この地形が書いてあります。それと重ね合わせてほしいんですけれども、0時に、事故が起こったとして、そしたらもう1時間後には、飛び散って島根半島のほうにずっといくんですね。それがやがて、大山のほうに向かうということなんです。ちょっとこれ大きくしましたが、これ5時間ごとのを拡大してみました。そうしますと、最初5時間ぐらいでは、島根半島全体ずっといます。海のほうまで飛散するようです。それが10時も広がり、そして午後になりますと、風向が変わって、まあ海風になるためなんですね、そうすると南東の方向に流れてきて、そして4時、5時には、大山のほうまできて、そしてやがて夜にはかなり広がると。大山にあたって、落ちてくると。ですから大山町のあたり、あるいは伯耆町もでしょうかね、そのあたりはいわゆるホットスポットもできるかもしれないということを、栗政准教授は言っておられます。これはシミュレーションですので、100%無いとは言えませんし、あるとも言えないわけですが、そういう危険性をもし島根原発が事故を起こしたなら、この大山町にも大きな被害がおよぶということです。今の福島の状況をみれば本当に身震いがしますけども、この予測がいつの日か的中しないためにも住民の安心安全を守ることを第一任務とするならば、自治体として、主体的に中国電力とか政府に対して働きかけることは重要なことでもあり、今こそ行動をおこすときではないかと私は考えます。

 そこで、次の点を伺います。一つ目、島根原発に関して西部地域振興協議会が、5月に行いました中国電力への申し入れの回答、これは6月議会の時点ではまだないとのことでしたけども、その後、どうなったのか。その内容、もしあればですね、その内容とそれへの町としての対応を示していただきたいと思います。

それから二つ目、原発からの撤退と再生可能エネルギーへの移行は今や国民世論になっております。これについて自治体から、中国電力や国に対して積極的に声を上げていくべきだと考えますが、いかがお考えでしょうか。

三点目、今も大山町内には、風力発電や小水力発電があって、そして太陽光発電を設置している家庭もあります。これらをはじめとする再生可能エネルギーの生産を町内でさらに推進する考えはないでしょうか。以上3点伺います。

○議長(野口俊明君) ここで正午になりましたので、休憩いたします。午後の再開は、午後1時といたしますので、よろしくお願いいたします。それでは休憩いたします。

午後0時 休憩

午後1時 再開

○議長(野口俊明君) それでは再開します。町長 森田増範君。

○町長(森田増範君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) それでは、大森議員より2つ目の質問でございます、原発からの撤退、再生可能エネルギーへの移行の声を自治体からということの質問につきまして、お答えさせていただきたいと思います。

まず1番目の島根原発に関する中国電力への申し入れの回答はどうなったのか。その内容とそれへの町としての対応を示されたい、ということについてお答えをさせていただきたいと思います。

まず、中国電力に対しまして、西部地区の9市町村で構成いたしますところの鳥取県西部地域振興協議会におきまして、5月の20日にまず島根原子力発電所の原子炉について、福島第一原子力発電所の事故原因等を踏まえて、直ちに点検を実施をし、安全を確保するために必要な対策を実施すること、ということがまず一点。そして、安全性の確保と防災対策の確立のため、安全協定の締結の範囲を国際原子力機関が提唱している緊急防護措置計画範囲に準じて830Kmに拡大をして、該当する市町村と安全協定を締結すること。そして3点目に福島第一原子力発電所から30kmを超える地域においても避難等が指示されたことから、30kmを超える地域に対しても放射線および放射性物質の監視体制の強化を図るとともに、情報提供の徹底を図ること。そして4つ目に、プルサーマル計画を含めた島根原子力発電所の耐震性・安全性について徹底検証し、その結果を公表すること。この内容の要望書を提出をいたしているところでございます。現時点では、要望書に対する回答、いただいておりませんけれども、西部地域の振興協議会メンバーでありますところの、米子市、そして境港市、この両市が、福島第一原発事故を受け、山陰両県の9自治体でつくる島根原発の防災対策を協議しています原子力防災連絡会議の一員であり、われわれ振興協議会の要望書の考えもその中で示しているところでございます。

現在その中で、島根原発に関する定期検査の状況やあるいは耐震などの調査結果、また環境放射線の測定結果など各種の情報が、中国電力から速やかに情報提供される体制の構築など、取り組みが着実に進んでおります。

原発問題や原発災害等につきましては、大山町単独で解決できる問題ではございません。今後も国や県、近隣市町村と協力、また連携をしながら原発問題に対処してまいりたいと考えております。

2番目の、原発からの撤退と再生可能エネルギーへの移行について、中国電力や国に対して積極的に声を上げていくべきだと考えるがどうかということについてでございます。原発からの撤退と再生可能エネルギーへの移行につきましては、今後のエネルギー政策全体にかかる国全体の問題でございます。国民的な議論等を踏まえて、適切に検討されるものと認識をいたしております。

3番目の、今も大山町内には風力発電や小水力発電があり、太陽光発電を設置している家庭もある。これらをはじめとする再生可能エネルギーの生産を町内でさらに推進する考えはないかということについてでございます。本町では現在、太陽光発電システム及び小型風力発電システムについて、自らが居住する住宅に設置する個人に対し、その設置費用の一部を助成をする補助をすることを行っているところであります。今後につきましても、国のCO2の削減の取り組みと歩調を合わせ、再生可能エネルギーを利用する、これらの発電システムの普及推進に取り組んで参る所存でございます。また今議会におきましても、太陽光発電システム等への補助金につきまして、増額の補正予算を計上し、ご審議をお願いいたしているところでございます。以上です。

○議員(3番 大森正治君) 議長。

○議長(野口俊明君) 大森正治君。

○議員(3番 大森正治君) 1点目の中電に要望したその回答が返ってきていないということですけども、これ理由がはっきりしませんが、3カ月も経っているわけですから、何らかの回答があってもいいと思うんですけれど、常識的には。それがないっていうことは、中国電力の誠意のなさを感じないでもないですし、ただそれをないからといって、黙っていらっしゃるわけじゃないと思うんですが、何らかの抗議のようなこととか、早くせというようなこともあってもいいかなと思うんですけれども、まあそれについては、ちょっと時間もありませんので、一応要望だけに、私の意見だけに留めておきますが、2点目のですね、この原発からの撤退、そして再生可能エネルギーへ移行したらどうかということをやっぱりもう全国から声をあげていくことって大事じゃないかなと、この大山町からも。大山町だけでは、まあできないということですが、まあ確かにそれ分かります。だから他の町村、首長さんとも、相談しながら連携して、やっていただきたい。それがその町民の住民の安心と安全を守ることにつながるんじゃないかと思うんですよ。やっぱりもう今や原発っていうのは、先ほども言いましたとおりで、無くしたほうが安全だと、安心だと。そして財産を守れるということがはっきりしてきてるんじゃないでしょうかね。心配なのは、じゃあ原発を無くして電力が大丈夫かということがあろうかと思います。

(「残り時間が5分となりました」と呼ぶ者あり)はい。だけどこれ、調べてみましたら、54基のうち稼働しているのは現在6月現在で17基だそうですね。これでもこの夏乗り切ったわけですし、節電の効果もあるわけですが、原発以外の発電でも対応が可能だということが言えるわけですから、ここは確信をもってですね、もう原発から自然エネルギーへ、移行すべきだという主張っていうのは、本当にもう正論だろうと思います。その証拠にですね、世論調査の中で、これは全自治体に行ったアンケートがありますが、共同通信でしょうか、日本海新聞に911日付けで載っておりましたけども、原発新増設反対は、66%の首長が答えていらっしゃる。その中でも、新増設認めずに、早期に廃止という意見も約3割にのぼっているんですよね。これは町長も答えられたのかなと思いますけども、えー、やっぱりここには今の世論、そしてこれからのこの原発に対してどうすべきかと、エネルギー政策についてどうすべきかというものが示されているんじゃないかなと思います。

だからですね、世論を追い風にして、他の首長さんとも連携しながらですね、声を上げていく必要があると思うんですよ。まあ議会も意見書なり挙げていく必要があると思うんですが、その点についてどう思われますか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 2番目の質問についての再生エネルギーへの取り組みということについての質問でございますけども、この件につきましても、要望活動の中の一つとして、取り組みを進めております。先般、西部町村会の中で、県、あるいは国への要望活動の中の一つとして、再生可能エネルギーへの施策、あるいはそういった取り組みを早期にされたいという趣旨の提案を大山町から出させていただき、町村会、西部町村で、の声として要望していこうということでの取り組みが進んでおります。先ほどのご指摘の点について、西部町村会におきましても、同様な思いの中で取り組みをし、要望していこうということで進んでいることをお伝えさせていただきたいと思います。

また、最初の質問の中にございましたけれども、1点だけ付け加えさせていただきたいと思います。町でできること、それから近隣町村と共に携えながら、取り組んでいくことあろうと思っております。先ほどの島根原発からの有事の際のシミュレーションがございました。私もその新聞の記事についてしっかりと読ませていただき、思うところの感ずるところが同感のところがあります。

従いまして、8月の31日付けで、平井県知事のほうに、国の二次補正で確保されておりますところのモニタリングポストの一箇所について本町、あるいは大山エリアにおいて、設置していただきたいという要望書も出させていただいているということを申し伝え述べさせていただきたいと思います。

○議員(3番 大森正治君) 議長。

○議長(野口俊明君) 大森正治君。もう時間が少しですが。

○議員(3番 大森正治君) はい、時間がありませんので、最後に言われましたそれは放射線量の測定器のことでないかと思いますが、前の議会にもおっしゃいましたので、これいつ頃どこに設置かということは、もう計画されていないですか。まだ計画されていないんでしょうか。それ最後に1点。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 少し認識の違いがあるのかなと思いますけども、先ほど申述べましたのは、国の(「はい、時間となりましたので、これで終わってください」と呼ぶ者あり)二次の補正予算ということのなかで、県のほうに、要望したという内容のものであります。以上です。

○議員(3番 大森正治君) はい、終わります。

岩井美保子議員の一般質問

○議長(野口俊明君) 次、10番、岩井美保子君

○議員(10番 岩井美保子君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 岩井美保子君

○議員(10番 岩井美保子君) はい、2項目の質問をさせていただきます。始めに国民健康保険被保険者証について質問いたします。

国保に入っておられます方で、保険証、保険証って言っておりますが、そのことについての質問でございますが、私も国保ですので、こういう薄っぺらな紙のカードをいただきました。以前は、カード式になるからっということでしたので、がしっとしたカードかと思っておりましたら、きてみましたらこれ本当に紙なんです。それでですね、私もカードをさすケースを持っておりますので、こういうふうにさそうと思いましたら、ぐにゃぐにゃぐにゃぐにゃとしてなかなか入りません。それでこういうケースがついているんだということが分かりました。これはビニールのこれに保検証に入れてこういうふうにして入ってきたものなんです。このなかでこの保険証を利用される方は数少ないと思います。ですから皆さんはご存じないかと思いますが、このようなものでございました。それですね、私これをバッグの中に入れたらどこにこれがあるのか分からないというような状況になりましたので、もう一つケースを付けまして鈴まで付けてですね、さっと保険証といったらこれっというように分かるようにしております。そのようなみんなが工夫せんと困るような、じゃなかったかなと思ってこれはおりましたので、質問をさせていただくことにいたしました。

これはですね、23年の41日交付された保険証なんでございます。それでですね、こんな保険証と思っていませんでしたけれど、でも1年4カ月で新しい保険証と交換なので経費節減のためやむ得なかったのかなと、私自身思っておりましたが、この保険証を使っているうちにですね、いろいろな場面で不満の声を聞くようになりました。それでですね、この保険証の対象の被保険者数は何人なのか。それから事前に保険証の印刷内容や刷り上がったことなどのチェック、細かく点検された後に業者に印刷の指示を出されたと思いますが、それはどうだったでしょうかということと、町長はこの保険証をいつの時点で見られてどのように感じられましたか。また町民からの苦情や不足を聞かれたのはいつでしたかということをお聞きいたしますが、その前にですね、私これいただいた時に、まず見ました。文字が小さい、本当に文字が小さいですよ。これね、見ましてね、私メガネ外さないと老眼ですので、見えませんから自分の名前がメガネ外さないと分からないんです。で、以下ずーと書いてありますこと、まあちっちゃいです文字が。そしてですね、表に全部保険証のことを書いてあるんですが、裏を見ますと臓器提供ということで○をしなさい、というような内容が、私この保険証の中に臓器提供をされなければいけないこういう文字を入れて表の字を細かくしぼってですよ、裏面はそういうことを書かなければいけない保険証なのか。表に文字を大きくして、足りない部分を裏面に書いていただくことはできなかったもんか。何故、大山町はいつ臓器提供の推進ということを取り上げられるようになりましたのか、それもこの保険証を見た時に思いました。これ私が聞き違えたり、間違っておったら指摘していただきたいと思いますが、本当にこの保険証を見ました時に、今までにない保険証でした。ということでございます。以上の点をご答弁お願いいたします。  

○議長(野口俊明君) 町長 森田増範君。

○町長(森田増範君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 岩井議員より国民健康保険証についてということについてのお答えさせていただきたいと思います。

まず1番目に、平成2341日交付の保険証の対象の被保険者数は何人かということでございますが、対象被保険者数は5,557人、平成23331日現在でございます。

 次に2つ目に、事前に保険証の印刷内容や刷り上がり等チェック、細かく点検された後に業者のほうに印刷の指示を出されたか、どうかということについてでございます。まず保険証の印刷につきましては、株式会社ケイズ、保険証の用紙につきましては、中央印刷株式会社に発注いたしております。住民生活課におきまして平成2341日交付の保険証につきまして印刷内容等を点検した後に、平成23227日に用紙、これは厚いタイプの紙でございますけれども、これを中央の中央印刷株式会社に発注いたしましたけれども、平成23314日に発注したものとは異なった用紙、先ほど議員おっしゃいました少し薄めの紙において納入されたというところであります。

用紙の差し替えを検討し、中央印刷のほうに問い合わせをいたしたところ、平成23311日に発生いたしましたところの東日本大震災の影響もあり、差し替えの用紙が納入できるのは、早くても平成234月中旬以降になるとの回答でございました。保険証の有効期限が平成23331日であったため、用紙の差し替えが不可能と判断をし、納入された用紙で印刷し、保険証の交付をいたしたところでございます。

 次に3番目の保険証をいつの時点で見、どう感じたか。また、苦情や不足を聞いたのはいつかということ、またそれを踏まえての改善、考えはなかったかということについてでございますけれども、住民生活課において、保険証が刷り上がった時点で保険証の確認を行いましたけれども、発注した用紙とは異なった用紙であったということもあり、想定していた保険証からは、やや質の、紙の質が落ちたというのが実感でございました。町民の方からの苦情等についても、保険証発送後、一週間から10日の間に5件ほどいただいたところでございます。しかし、それとはまた別に、保険証のカード化、ひとりずつケースに入っているため使いやすいとの町民の方の意見も数件いただいたりしているところもございます。

 保険証の差し替えも検討いたしましたけれども、保険証再印刷の印刷製本費であったりとか、保険証ケース等の消耗品、あるいは郵送等の経費ということもございます。また14カ月後には保険証が更新となるということ等を勘案して、平成23年度の国民健康保険証につきましては差し替えを行わず、平成24731日までお使いいただきたい、お使いいただくということにいたしたところでございます。以上です。

○議員(10番 岩井美保子君) 議長。

○議長(野口俊明君) 岩井美保子君

○議員(10番 岩井美保子君) ただいまご説明をいただきましたなかで、初めて分かりました。注文していたよりも薄い紙が来たと。分かりやすく言えばそうなんですよね。発注したのよりも薄かったと、震災で工場が大変だから、よう間に合わせんということなので承知をしたと。わたしこれ本当に、住民のサービスとして怠ったやり方じゃなかったんだろうかという今思いがしてきました。そういうことであっても、町が発注したならば、それに応じてもらえるような対策、もっと強く要望すべきだったんではないでしょうか。中央印刷といいますか、それはどこにある工場だか私も分かりませんが、私、素人で考えましても、震災にかこつけてそれを納めさせてくださいというような簡単なことだったんじゃなかろうかという思いがしてなりません。今それは感じたんですよ。でしたらですね、私も硬い紙できとったならこういうことを言わなくても良かったですし、あまりにも薄いペラペラな紙で、本当にカード式だと聞いておりましたから、カードになるんだなという感じは持っておりましたので、本当にうんざりいたしました。

そういうことでは、住民のサービスといいますか、そこで意図も簡単に納得されたということに対して、私は納得がいかないのであります。ですから町長を責めても、もう配っていただいて使っておりますから、どうしようもない部分ありますけれど、いたるところでそういうことになりかねないという思いがしてなりません。本当に住民のことを思ってきちんとしたカードにするという話だったんですから、もうちょっと強く要望されたなら、どうしてでも間に合わせることはできたんじゃないかと思って残念でかないませんが、そこのところはどれぐらいなあれで推されたんですか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田増範君。

○町長(森田増範君) 岩井議員の質問に対して担当課より対応しておりますので、答えさせていただきたいと思います。

○住民生活課長(坂田修君) 議長、住民生活課長。

○議長(野口俊明君) 坂田住民生活課長。

○住民生活課長(坂田修君) ただいまの質問にお答えいたします。紙が薄い紙が来てしまったということで、先ほど町長答弁にもありましたように、当初発注しておった厚い紙でお願いしておったんですけれども、業者のほうの手違いで薄い紙が来てしまったということであります。で、当時の段階で、厚い紙にということで、業者のほうに要望したんですけれども、東北の大震災の関係で、流通がままならんということでその厚い紙を仕入れてくるのに、非常にまあ困難だということで、紙が来るのが、4月以降になってしまうということを言われまして、まあ当時私も本職には在職しておりませんでしたけれど、当時担当課長というのは、長期の病気休暇でいなかったわけでございますけれど、まあそれは理由にはしたくないんですけれども、ということでどれだけ推されたかと、業者に対してどれだけ強く要望してというのは、まあ定かではないですけれども、まあこれまで私が担当者から聞き取りしたところによりますと、非常にまあ東北大震災の関係でその入荷が早くならないと、まあ流通のことだったろうと思いますけれども、それからその保険証を発行するまでにもう時間もありませんでしたし、もうやむなく今回はこの質の紙で保険証を作らせていただいたということでございます。以上でございます。

○議員(10番 岩井美保子君) 議長。

○議長(野口俊明君) 岩井美保子君。

○議員(10番 岩井美保子君) 今、課長の答弁にもありましたように、前課長が長期入院のために、その場がもてなかったというようなことも言われましたですが、そういうことは本当に課長の答弁にもありましたように理由にはなりませんよね。町長も見られた、その他皆さんも見て、この保険証でまあこのたびはやっていくだわいという結論を出されたわけなんですけれども、そういうなんと言いますか、その手違いでこういうことになったというような経過報告もございませんでしたし、苦情もそんなにたくさんなかったとは町長の答弁にありましたですけれど、私は、診療所の窓口でも、私の顔を見られたらすぐに訴えられた方もありましたし、窓口の方でもいろいろ苦情が来てますということはおっしゃっています。ですからこの保険証を使う人はですね、使わない人はそう感じられなかったかもしれませんけど、使う人はいろいろ思っていたと思います。ですからそんなことは理由になりません。本当に町民のサービスとしてきちんとしたものを出さなきゃいけないという責任感においてですよ、やるんだったらもうちょっとお断わりのあれでも広報に出したりでもしていただければ、それを目を通した方は、やむを得ない事情があったんだということも分かったかもしれません。私がここに出すまでですね、議会に出すまで、みんなが不満な気持ちをですよ、思っていたにもかかわらず、今私も初めて会社の方が間違えてこんな薄い紙を持ってきたという事実を知ったんです。ですからね、本当にこれ1枚がなんぼするもんだか分かりません。これから聞かせていただきたいと思いますが。じゃあこの薄い紙にしたから、厚かったら1枚いくらでしたか、薄かったらいくらでしたか、というようなところまで、話を聞かせていただけなければ私も納得いかないと思いますので、よろしくお願いします。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田増範君。

○町長(森田増範君) 岩井議員の質問でございますけれども、先ほど申し上げておりますように、これはお金の問題ではないと思っております。ご存じのように、3月の11日大震災、東日本大震災の後、あらゆるものがストップをいたしました。その中の一つがこのたび関わっておりますところの紙の質の問題であったと思っております。金額が多い少ないということではなく、当初予定しておった用紙が、予定どおり入ってこないということのなかで、しかし、41日以降、いわゆる保険証のカード化といいますか、この取り組みは、進めてまいらなければなりません。現場の担当の判断としてやむを得ない判断のなかで、このたびの取り組みにせざるを得なかったということでございますので、サービスということについては、少なくても41日以降に使えない状況ということはあってはならないということでございまして、そういったことも勘案しながら、このたびの非常に皆さん方からのご指摘をいただいているところでございますけれども、やむを得ない処置の中で対応させていただいたというところでございます。お金の問題ではないということもご理解いただけるものと思っております。

○住民生活課長(坂田修君) 議長、住民生活課長。

○議長(野口俊明君) 坂田住民生活課長。

○住民生活課長(坂田修君) 先ほど保険証の用紙の単価のことについてのご質問がございましたので、この保険証の用紙の単価でございますが、1枚が620銭でございます、この薄いほうの紙でございますけれど、で、厚いほうの紙が約7円程度ということで、そう1枚当りの単価は変わりません。で、この保険証はですね、用紙やそれから印刷等、それからカードケース等々、それから発送の郵便料金含めまして、1冊当り、保険証1枚当りがだいたい280円ぐらい経費が掛かっています。以上でございます。

○議員(10番 岩井美保子君) 議長。

○議長(野口俊明君) 岩井美保子君。

○議員(10番 岩井美保子君) 町長からお金の問題じゃない、その通りです。お金の問題ではありませんが、発注されたときが、これで見ますと727日は、こっちに返ってきたですね。ですからそれ以前に申し込まれて、発注をしておられると思いますが、大震災は3月の11日だったんですよね。ですから、その会社がですよ、厚紙をちゃんと用意してくれればそれに印刷が出来たんじゃないですか、町長勘違いと違いますか。私のほうが勘違いでしょうか。ご指摘ください。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田増範君。

○町長(森田増範君) 詳細について担当課のほうから述べさせていただきます。

○住民生活課長(坂田修君) 議長、住民生活課長。

○議長(野口俊明君) 坂田住民生活課長。

○住民生活課長(坂田修君) ただいまの質問にお答えいたします。紙の発注はですね、2月の27日に紙の発注をしております。で、実際に薄いものが、納入されたのが、314日に納入されております。で、震災があったのが、3月の11日でしたので震災の後に納入されまして、14日に314日に納入されまして、ああこれはいけんがなということで、交換を要求しましたですけれども、震災の後で流通がおかしくなっておると、非常に困難になっておるということで、もう無理だと言われまして、印刷までにあと2週間程度しかないということで、やむなくこの紙を使用したわけでございます。

○議員(10番 岩井美保子君) 議長。

○議長(野口俊明君) 岩井美保子君。

○議員(10番 岩井美保子君) わたしも素人ですので、全然その印刷のことなんか分からないんですけれども、ざっとこの保険証になってる用紙のあれを見ますと、A4サイズで何枚ぐらい使えばいいんでしょうかね、200300枚ぐらいあれば足るんでしょうかね、皆さんのあれにすれば、それの数が業者のほうに震災の加減で入らなかった、または手元にそういう紙が置いてなかったというようなことがあったのでしょうか。私は本当にこれ合点がいかない問題なんですよ。あの、商売、業者の方にしてみれば、300枚ぐらいなものの仕事に震災があったからといってそういう支障をきたすような商売、業者でしょうか。この中央印刷というのは、どこなんでしょうか。本当に私、何か町がないがしろにされているなんていう言い方はおかしいでしょうかもしれませんけれども、何か合点がいかないんですよね、こういうことでいとも簡単に大事な事業を発注してますのに、そんな簡単に300枚、400枚、例えば500枚掛かるかもしれませんが、そういうことの中身のことにおいてですよ、「もう用意ができません」「あっそうですか、ほんなら」ってやなことで、いとも簡単に承知されたんじゃないだろうかというね、懸念はぬぐいされませんですけれど、もう一度お願いいたします。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 担当課のほうから述べさせていただきますけども、震災という本当に未曾有の出来事の中のことでございますので、いろいろと現場のほうでの問題や、本当に納入したくてもできないという現状もあったのも事実でありまして、そのことにご理解いただくことしかないのかなと思っておりますが、担当課のほうからそういったことについても少し述べさせていただきたいと思います。

○住民生活課長(坂田修君) 議長、住民生活課長。

○議長(野口俊明君) 坂田住民生活課長。

○住民生活課長(坂田修君) 今回の保険証の発注は、保険証1万枚分、1万人分の紙を発注いたしております。で、これ中央印刷というのは、米子の業者でございますけれども、ここの会社とは、まあ住民生活課に限らず、本町のいろんな課がこれまでの信頼関係、あるいは信用してですね、実績も当然ありますので、信頼してまあ発注させていただいておるわけでございまして、その会社が、今回は震災の関係でどうしても入荷が、早期の入荷は難しいということでございましたので、まあわれわれも業者が信頼、信用している会社でございますので、そこまで言われるならやっぱりこの震災の関係で無理だろうなという判断をいたしまして、やむなく薄い分で作ったということでございますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

○議員(10番 岩井美保子君) 議長。

○議長(野口俊明君) 岩井美保子君。

○議員(10番 岩井美保子君) それでは課長の答弁に納得をいたしませんけれども、そういうことだということで、私の気持ちを抑えることにいたしますが、じゃあ来年度に向けてはどうなのか、それと臓器提供の部分について、いつから大山町は、その臓器提供を推進されるようになったのかということを伺います。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 担当課のほうから述べさせていただきたいと思います。

○住民生活課長(坂田修君) 議長、住民生活課長。

○議長(野口俊明君) 坂田住民生活課長。

○住民生活課長(坂田修君) ただいまの質問にお答えいたします。来年の分のカードは既にその厚い分、当初の予定どおりの分を確保いたしております。それで、現在本年度におきましても、新しく国保に加入された方、あるいは退職者の方が、保険証に入られる場合にですね、国保に入られる場合は、今厚い分でお渡ししております。

 それから臓器の関係でございますが、これにつきましては、国保連合会、われわれの元締め団体でございますけれども、国保連合会あるいは医師会、それから臓器のバンク等々の連携によってこのように保険証にイエスかノーかの文言を入れるようにという指導により作らせて記載させていただいておる分でございます。本年度からというぐあいに思っております。

○議員(10番 岩井美保子君) 議長。

○議長(野口俊明君) 岩井美保子君。

○議員(10番 岩井美保子君) 深くは追及いたしません。次に入ります。次はですね、昨年暮れから大雪が降りましたり、またこのたび台風の被害があったりいたしまして、次々と自然の災害にですね、あっております。今回は大量な雨がもたらす深層崩壊という大きな被害が和歌山県、奈良県などに災害もたらされました。

そこでですね、堰き止め湖だことの、それから崩壊されました山林の土砂が崩れまして、そこにダムができたというようなことでですね、今大変危険な状況にあることは皆さまもご存じのとおりだと思っております。大山町においてあらゆることを想定しながら防災計画を策定されていると思います。この深層崩壊に関してのマップなどはできておりますでしょうか。

○議長(野口俊明君) 町長 森田増範君。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 岩井議員の二つ目の質問でございます。深層崩壊に関してのマップはできているかということについてお答えさせていただきたいと思います。

まず始めに結論から申し上げますけれども、大山町独自の深層崩壊マップ、これはできておりません。深層崩壊とは、土砂崩れにおいて、地表面の厚さ23メートルの表層の土砂だけではなくて、その下の岩盤の部分が崩れる現象でございまして、原因は、風化をして壊れやすくなった岩盤に豪雨等により雨水がしみ込み、高まった水圧によって岩盤が崩れたり、倒れたりする現象でございます。

この深層崩壊を推定をいたしました「深層崩壊推定頻度マップ」、これは国土交通省が、平成228月に過去の発生事例から得られた情報をもとに作成されております。このマップでは、深層崩壊が発生した箇所と、発生する可能性を4段階、いわゆる特に高い、高い、低い、特に低い、これの4段階に分類されておりまして、大山町は「特に低い」という場所に分類をされておるところであります。深層崩壊マップは大山町独自で作成できるものではございません。

今後、深層崩壊対策として、県の防災計画等の見直しが行われれば、連携をとりながら対応してまいりたいと考えております。以上です。

○議員(10番 岩井美保子君) 議長。

○議長(野口俊明君) 岩井美保子君。

○議員(10番 岩井美保子君) 私もこの言葉を聞きました時に、私たち大山町は岩盤がしっかりしているから大丈夫という思いをずっともってきましたですけれども、この言葉を聞いてからですね、本当に疑問に思うようになりました。私も崖下に住んでおりますし、まず始めに心配しましたのは、私のうちなんかよりもですね、この役場のことを思ったんです。旧国道の、からこちらを役場のほうを見上げますと、すっごく高いところに岩盤があってその上に、庁舎が建っているんですよね。これを見ました時に、ああ深層崩壊って役場は大丈夫なのっていう感触を持ちました。それはですね、私も以前から、そういうことを思っていて、庁舎はここよりも今はわたしの思いがかなわなくなりましたですけど、大山支所のほうがもっとも適しているなという思いがしておりました。ですけれども今は拠点保育園が建つようになりましたので駐車場もなくなりましたから大山支所のほうは無理なんだろうなという思いがしてきましたけれども、最初は本当に私は、ここの庁舎よりも大山支所のほうが、本庁の庁舎としては適しているんじゃないかと、あそこには防災のきちんとしたあれも置いてあるし、という感じがしておりました。ですからその深層崩壊という言葉を聞いた時に、本当にいつまでここの庁舎をここで置いておくのがいいかなあ、なんと思うようになってきたもんですから、ちょっと町長の考えを聞いておかんと深層崩壊については、私一人の思いもいけませんし、皆さんがそういう考えにならんといけんと思うですけれども、本当にここでいいのかなと。大山町は大丈夫なのかという思いがしております。

それでですね、災害があってからいっつも思うんです。災害があってからでないと分からないこともあるんですけれども、それを防ぐためにですね、防災のことをちゃんときちんとやっておかねばならないという気持ちは誰にもあることなんですけれども、いつどこの時点でどういうことになってくるかということが分からないものですから、手が付けてないという感じなんです。でも災害に強い大山町にならなければ生き残れないと思っております。いくらいいまちづくりだ、何だって言ってみてもですね、あの大震災のように大きな大きな災害が起きた時にはどうなるんですか。本当に怖い話でございます。でもそういうことがいつ起きるか分からないからみんなが肝に銘じて、そういうことをやっていかなければいけないと思っております。町長、この大震災の教訓はどのように捉えておられますか。お聞かせください。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 非常に大きなテーマの質問でございまして、この教訓をどう捉えているかということでありますけども、よく報道の中でもございますけれども、想定外というまあお話しがよく出てくるなかでありますけども、今そういう想定外という言葉自体がある面、許されないような環境のなかであるのかなというぐあいに感じておるところであります。しかし、それぞれの町で、あるいは地域で、あるいは県でそれなりの防災計画等々を立ててきて今日おるわけでございまして、このたびの大きな震災を一つの区切りとして、各県であるいはそれに連動して、町も防災計画の見直しということを詰めていこうということで進んでおるところであります。鳥取県においてもそうでございます。まずそういった県との連携や状況、あるいはこの現場と言いますか、町の中でいろいろな取り組みをしていただいております集落、自主防災組織の立ち上がっているところ、立ち上がっていないところもあります。一つ一つやれるところから、やり始めるということが大切だろうと思っております。特に大山町においては、支え合い、助け合い、ということの中でこれは、正月の豪雪の時にもございました。行政が緊急時には、全てまかないきれる状況にはない、やはり緊急時は地域の方々の支え合いであったり、あるいは状況の把握であったりということがまず非常に意味の深いことでありますし、そこが求められているということが再認識されています。今、村づくり、町づくりという取り組みを進めておりますけども、やはりその基本にありますところの集落、自治会、との防災、組織、意識の高まりというところをもう一度、押し進めていかなければならないというぐあいに考えております。防災計画等につきましては、県との連携を取りながら県のほうでもその取り組みを今進めておるところでございますので、連動しながら詰めてまいりたいと考えておるところであります。以上です。

○議員(10番 岩井美保子君) 議長、終わります。

米本隆記議員の一般質問

○議長(野口俊明君) 再開いたします。次、2番、米本隆記君。

○議員(2番 米本隆記君) はい、議長。それでは私は、山香荘に新しいグランドは必要かということで、1問質問させていただきたいと思います。

実はまだ議会のほうには提案はありませんが、先日の行われました住民に対する説明会、また、におきましてもこの山香荘の活用方法につきましては、いろいろと足掛け3年、議会のほうでも検討してきたことでございます。その山香荘の活用につきまして、また提案があるということがありまして、それにつきまして、私は質問させていただきたいと思います・

一昨年から議論をしてきました山香荘にサッカーグランドの整備計画、議会は先進地に維持管理を学ぶために兵庫県洲本市をはじめ、和歌山、奈良、両県の視察に行かせていただきました。洲本市と上富田町は、多額の支出を押さえるため、指定管理制度を検討されていました。やはりどちらも管理に対する予算圧縮に手を焼いておられるように見受けられました。奈良県サッカー協会は、サッカー場建設から運営まで、自らの手でされていました。強い意欲と熱意に感銘いたしました。

ところで3月議会で否決になった理由の一つに、この奈良県サッカー協会の方法が随分と参考になったと思います。私は反対した議員の多くは、そうではなかったかと思います。

しかし、またこの9月議会に町長は、多目的と名前を変えたグランド建設を提案しようとしています。3月議会では、鳥取県サッカー協会に指定管理先を大筋で決めていました。そのサッカー協会の経営の見通しの甘さ、指定管理料はなくせるのか、町としての試算はしていたのか、改修費はどうなのか、山香荘本館を含めた施設、町民の利用はできるかなど、解決しなければならない問題は数多くあったはずですが、今回予定されている提案では、指定管理先は公募といいながら、建設ありきで事を進めようとしています。先日の住民説明会では、そこのところが、はっきりとした十分な説明がなされておりません。議会に対する説明でも、私はなかったと思います。多目的グランドといっても、フットボールセンターとなれば、8割は補助を出す鳥取県サッカー協会が優先に使用する権利を持つのが事実、3月議会のときの説明と同じだと思います。今回の説明会でも、町民にはそのことはありませんでした。町長の考えは、グランド、ハコモノを作ってしまえば、あとはどうにでもなれ、そんな感じさえ受け取れてなりません。

そこで次のことを質問いたします。一つ、3月に議会が否決したことを町民は理解すると思うのか、内容的には私は今回の提案も3月とまるで同じような提案だと思っております。二つ目、赤字解消なら、これは町のほうも最初から出しておりました廃止売却、そういった方法もあったとは思いますが、なぜ存続ばかりを取り上げたのか。三つ、議会・検討委員会の答申も多額の投資はしないといっている、これをどう考えておられるのか。四つ、検討委員会の意見を尊重すると6月の定例会では言っておられました。それはどうなったのか。五つ、そこまで赤字解消にサッカーに、スポーツ合宿にこだわる理由は何か。六つ、フットボールセンターの認定と指定管理・サッカー協会との関係はどうなるのか。そして最後です、こういった整備をされた後、その後の整備計画、また今検討されている建物、本館、アプレルハウス、くれハウス、バンガロー、これの修繕は、どのような考えを持っておられるのか、以上7項目についてお答えください。

○議長(野口俊明君) 町長 森田増範君。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 米本議員より山香荘に新しいグラウンドが必要かということにつきまして、お答えをさせていただきたいと思います。

 まず、誤解いただかないために、説明をさせていただきたいと存じますが、仮に鳥取県フットボールセンターとして認定を受けましても、サッカー関連の使用に8割までの優先権がありますのは、あくまでも新しく整備する計画の人工芝の多目的広場だけでございまして、従来からの多目的運動場やこれも新しく計画に載せていますが、グラウンドゴルフコートにつきましては、そうした制約はございませんので、今まで以上に住民の皆さんが利用しやすい環境となるものと考えております。

 さて、3月議会で執行部の提案が否決されましたことは常々申し上げておりますとおり大変重い事実でございます。なお4月の臨時議会におきまして9月末までの地域休養施設営業の予算を議決いただき、決議いただき、この間、今後のあり方につきまして一度白紙に戻して、議会とそして住民有志の方々でご協議いただくことに至ったところでございます。このたびの提案は、健康づくりなどをテーマに町内外からの交流人口を増やし、地域活性化を目指したプランでございまして、議会の皆さまをはじめ、住民の皆さまにしっかりそして粘り強く説明を申し上げることで、必ずやご理解をいただくものと思っております。

 次の、なぜ存続ばかりを考えるのかというお尋ねにつきましては、大変意外であります。そもそも3月議会におきまして否決されました際に、この休養施設の廃止を予感いたしましたのは私ども執行部の方でありまして、多くの議員の皆さまがもっと議論を尽くすべきであるということの意見交換の中で、9月までの営業をお認めいただいたものと認識いたしております。そして、住民有志の皆さんによりますところの検討委員会、また議会の、全員の皆さん方によりますところの特別委員会、この双方、それぞれがご提言を、なかで、存続ということにつきまして、両方から存続の提言をいただいたところでございますのでその存続を前提に、方策を検討したところでございます。

 次、三点目です。ご提言の中では「必要な範囲で整備」、「過大投資は避け」とございました。私はこのご提言と町の持ち出しは最少にと、この提言を両立させるための方策を検討し、投資と収益のバランスがとれる持続可能性の高い方策を提案いたしたところでございます。この提案につきましては、先ほど議員よりお話しがございましたように、住民説明会で、まず説明申し上げ、明日の21日追加の提案を予定させていただいておるところでございます。

 四点目です。住民有志の皆さんのご提言を最大限尊重するという観点は改めて申し上げるまでもございません。基本理念を含め最大限の実現を図るべく検討を行いましたが、ただ一点、住民有志の検討委員会からのグラウンド等施設については、直営でというこの点につきましては、名和地域休養施設はやはり統一的な運営が必要だと考えましたし、民間のお知恵を最大限に活かすためには当初から全てを指定管理者の手に委ねるのが最良と判断いたし、ご提言に沿うことができなかったいうことは事実でございます。

 五点目です。私は何度も申し上げておりますとおり、3月の定例議会でも、申し上げました。決してサッカーにこだわっているわけではございません。名和地域休養施設を中心とした地域の活性化策を考える上で、サッカーだけでなく各種スポーツ合宿などを誘致して、町内外から交流人口を増やしていくこと、そのこと、それによる地域活性化が重要であると考えております。

 六点目であります。フットボールセンターの認定と指定管理・サッカー協会との関係はというご質問でございますが、この3点についての関連はございません。

 最後の、その後の整備計画についてでございますが、提言にありました遊具公園でありますとか、食の魅力付け、あるいは周辺道路網の整備などといった点につきまして、今後も継続して検討してまいりたいと考えております。以上です。

○議員(2番 米本隆記君) 議長。

○議長(野口俊明君) 米本隆記君。

○議員(2番 米本隆記君) 最初からちょっといかしてもらいたい、お話しさせてもらいたいと思いますけど、実は3月に議会が否決したっていうことはまあ、町長もさっき答弁の中で言われましたけども、実際に、議案として議会が違えば、同じものを再度提出されても、それは成立します。ただそのことを多くの町民の皆さんは知っておられません。まして、町民の皆さんはこの問題は、3月で既に終わった話でないかと思っておられます。サッカー場につきまして。そしてその後、何か新しい活用方法ということを町民の方はどうも期待をされていたと私は感じております。仮にですね、2月にサッカー建設場反対で、署名総数が2,000名を超えました。今回仮に、もし同じような署名活動があった場合には、私はですね町長、3月で終わってるのにまたするだかいやという考えですね。そうするとこれ以上の方が、前回されなかった方もそりゃあちょっとおかしいよというふうに私は思われるというふうに思います。

ですからね、こんなことでは、本当に行政に対して不信感を抱く、そう思われませんか。私はね、まずその一点がね、まず気にかかっておるんです。あの、町民の検討委員、有志の方に集っていただきました検討委員会、こちらの方々も、サッカー場グランド建設ということの方もおられましたようです。また新しい何か活用方法、これを模索するために、いろいろと提言書を出されて、それが条件でしたから、いろいろとそれを検討されて、提案、提言をまとめられたと思うんですが、私はその中にですね、やっぱりちょっと漏れ聞いたところで申し訳ないですけど、行政側のほうはですね、その収益を上げるためには、スポーツといいますか、サッカーの合宿が必要だというようなことも言われたようなことを漏れ聞きました。その2点について町長、本当かどうかお聞かせ願いたいと思います。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 2点の質問ということで、提案についての不信感ということと、収益を上げるためということについての行政のほうからの声ということかなと思います。私はこの検討委員会のほうには、出ておりませんので、担当課のほうから述べさせていただきたいと思います。

まず提案についての不信感ということでございますけれども、このことについては、先般の住民説明会の中でも述べさせていただきました。3月の定例議会否決ということを受けて、廃止という基本的な方向性のなかで、議会の皆さま方と意見交換をさせていただき、先ほど来申し上げましたように9月末までの営業の予算の議決をいただきました。以来、それに向かって議会のほうでも、そして住民の皆さん方のほうからへも、意見をいただくということで取り組みを進めたところであります。住民の皆さん方のほうへは、住民の声をという議員の皆さん方の声もございましたので、この活性化についての提言募集ということで、チラシを全戸に配付をさせていただきました。そして、防災無線のほうでも、たびたびこれについての呼びかけをさせていただいたところであります。結果といたしまして、23点だったと思いますけれど、熱心な住民の方からのご提言がありました。さまざまなご提言がありました。中には、廃止というご提言もあったように記憶をいたしております。特に執行部のほうでは、その方々にそれぞれの思いを、具体的に提案をしていただいて、活性化に結びつけていただきたいという思いの中で、検討委員会の立ち上げをし、その中で有志の方が結果的には19名だったと思いますけれども、メンバーになっていただいていろいろな、活発な議論をしていただいたということで承知をいたしております。提言の中には、基本理念という部分と、取り組みをしていこうという具体的なといいますか、事例といいますか、事象といいますか、そういう提案等も含まれています。議会とそして住民の皆さん方の提言いただきました、基本的、基本の理念、これは本当に共通しております。まずそこの共通しておりますところの理念に沿って、プラン化をさせていただいたところでございます。議員の懇談会という中で、これは明らかに方向性が出ているものではございませんので、担当課のほうから最終的には、4つないし5つのシミュレーションを出させていただきながら、皆さん方の意見を出させていただきながら、至った経過もございます。そういう経過の中で、このたびの提案、住民説明会での提案ということにいたっておるということ。そしてその前提は、持続可能な施設と運営という形の中での存続と、いうことが大きなテーマでございます。

まあ、そういったところの中で、このたびの提案を申し上げるというところでございまして、議員の皆さま方、住民の皆さま方に説明をし、あるいはその成果をしっかりと積み上げていくということで、理解をいただけるものと考えております。担当課のほうからもう一点についてお答えさせていただきます。

○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。

○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。

○観光商工課長(福留弘明君) 失礼いたします。私のほうから2点目のご質問にお答えいたします。ご質問の趣旨といたしまして、町のほうからの説明の中に、サッカーによって収益を上げていく必要があるといったのかということかと理解いたしましたけれども、まずサッカーに限りませず、ラグビーでも陸上でも、そういった各種スポーツの利用誘致によって収益性を高めていくことが必要ではないかということで申し上げているのは確かでございます。と、申し上げますのが、検討の活性化策検討の前提といたしましたのが、町長の答弁にございました、町内外の誘客増による活性化、町民利用の促進、公募による民間活力導入、町民負担は最少に、地域活性化ツーリズムの拠点にということを原則にご提言いただいております。これを活かすという中で、現在の施設を廃止をせずに、地域休養施設として、活性化を図る活用をしていくという制限のなかで、じゃあどうすれば、その維持管理が図られて且ついろいろな諸条件、諸条件がまあ解決できるのかといったところを勘案いたしましたところが、そういったことでございます。特に、スポーツツーリズムにつきましては、観光庁溝畑長官も現地を見られ、あるいは鳥取県の平井知事もスポーツツーリズムの推進については、どんどん進めていくべきだと、マニフェストに書かれたところでございます。国の観光庁、そして鳥取県あげてですね、このスポーツツーリズム、それも大山山麓を中心としたスポーツツーリズムの推進について、支援をしていただけるようなお話しをしていただいているところでございます。そういったなかで、この地域休養施設山香荘の本館等の施設も活用したなかで、収益をそれなりにあげて、それを維持管理費に充当していくというためにそういうスポーツ合宿等のスポーツリズムの推進というのが必要ではないかというふうには考えています。以上です。

○議員(2番 米本隆記君) 議長。

○議長(野口俊明君) 米本隆記君。

○議員(2番 米本隆記君) スポーツリズムの考え方は分かるんです。そういうふうにやっていって、やっぱりその収益を上げるとか、その大山町をPRするということは分かるんです。分かるんですが、私が言いたいのは、その検討委員会の皆さん方、いろいろと意見はあったと思うんですけれども、その3月で一応廃止になって、新しい提言をしよう、新しい活用方策をやろうと一生懸命考えられたと思います。それで皆さんが、全部出されたのが、まあここでお名前は伏せてありますけどね、一応、そういった計画といいますか、こういったのはどうですかというのをもらって、出されて、それで委員になっておられます。そして委員になられて、全部で11回ですか、委員会されてまあ10回目に提言をまとめられたというふうに聞いておるんですけども、この皆さんのお考えの中を読みますとね、やはりいろいろな活用方策っていうのは持っておられます。持っておられて、やはり自分ならこうしたい、自分ならああしたい、という活用方法というのは持っておられます。

ところが、私受け止めたのが、目的はもうそこにグランド造るはありき、あとはどうにもついてきてくださいというようにしか、受け止めれなかったんですね。議会のほうでもいろいろと検討いたしました、賛成反対、拮抗しました。そして3月の場合は、否決になりました。今度またみんな提案される内容はどういう提案内容であるか分かりません。賛成される方、反対される方、いろいろだと思います。ただそのなかで、本当に町民の皆さん、これが納得できるような方法で、そして、「あっ、それならいい、それならやっぱり進めたほうがいい」本当にそう思われるようなことでしたら、私も反対するものでない。ただ、先ほども言いましたが、今回出される内容につきましては、3月の時点でははっきりともう指定管理先、おおよそ、ここだというふうになっていました。で、それに対する考え方の甘さとか収支の見通し、それに対して反対したわけでありまして、今回の場合は、まるでそこのところがないんですね。造ってしまってからそれからなら、議会のほうも公募で考えればどうですかということを提案いたしました。造ってしまってから、これをやるためには、ものを造ってから、それから公募しますと。それこそ本当に見通しの甘さ。もしこれが仮にですよ、公募がどこもなかったらどうするんです。いいですか。スポーツリズムをやりなさい、グリーンツーリズムをやってください、町民にはグランドゴルフもやってください。こういった各宿泊施設、これもやってください。本当にそれで、私できるんかなというふうに凄く心配するんでございます。 

私の考え方は、公募されてもやはりそれは公募したところが、それなりの一応方法、利用方法考えながらそれが本当に身にあったものかどうかというのを検討していくのが私の考えでした。ただ提言書、議会の提案とはちょっとかけ離れてしまいますから、そこのところはあまり言いたくないんですが、ですが実際に、がわたを造ってからじゃあ公募しますといったところで、本当にそれができるのか、私それが心配なんです。それについて再度お願いいたします。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 担当課のほうから少し述べさせていただきたいと思います。

○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。

○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。

○観光商工課長(福留弘明君) 続いて失礼いたします。町のほうで、条件を定めて公募するのではなく、その運営形態も含めて公募すべきではなかったのかと、例えば公募して応募者がなかった場合は、じゃあどうするのかといったようなご質問だというふうに思います。いろんな考え方は、もちろんございますし、そういった手法もひょっとしたらあるのかもしれませんが、今回の昨年からの一連の議論の中では、住民の皆さんの検討委員会におきましても、あるいは本議会の皆さん方のいろいろなご議論の中からも、そういった方向性ではなく、進んできていたように思います。執行部といたしましても、おそらく町長もそうだと思うんですけれども、そういった議会の皆さん等のご意向を最大限に尊重するための手法としてはまず町が主体性を持って整備方策、活性化方策の根本的なところは、目標を定め、それを実際に実現していただける創意と工夫と知恵とでもって、実現をしていただける方を募集するという手法をとるのが、より良い方法だ、で、というふうに理解をしたところであります。それこそ、全てを条件なしに公募いたしまして、私どもの意に沿うような、あるいは収益性を含めて持続可能性が認められるような仮に方策しか、公募になかった場合、この名和地域休養施設は、今営業、ほとんど営業活動、集客活動とってないわけですから、来年度以降、ますますお客さまが減ってしまうといったようなことにもなります。そういった意味からも、まあ議会を含めまして、町としての、方針、活用方策、方向を示した上で、それを活用していただける民間の力というのを求めていくほうが、より実現可能性が高いのではないかと、担当課としては検討したところでございます。

○議員(2番 米本隆記君) 議長。

○議長(野口俊明君) 米本隆記君。

○議員(2番 米本隆記君) ですから私がそれこそ言いたいのは、何ていいますかね、今課長のほうからも言われましたけど、より具体的なものを提案して、これを活用していただく、これはよりベターだという考え方ですよね。ところがそれこそその例えばですよ、ちょっと去年の話、出して申し訳ないですけど、例えば去年、秋ですか、11月ですか、サッカー協会の方が来られましたよね。でも自分たちはノウハウが、そのグリーンツーリズムについてはノウハウがない、やり方は分からないから協力してもらわなきゃいけないとか、それとか例えばこの前のある企業の方が来られて、一応話聞いたときにも、実は私たちは協力してもらいますよと、いうことだったんですよね、ただその中で町の考え方としては、やはりどこか、その受け入れ先は一箇所にしてほしいというような言い方がありましたよね。複数が手を挙げて、共同体でそれをやるんじゃなくて、どっか代表的に一箇所が、やっぱり望ましいと、指定管理と兼ね備えている。そういったときに、例えばこれもやり、これもやりこれもやるっていうような団体っていうのが、本当に出てくるのかなと。それこそ、今の言われているグランドを造ってフットボールセンターでもやりながら、じゃあグリーンツーリズムやりますよって、本当にそれからバンガローや、キャンプサイトもちゃんとやりますよっていう時に、各おのおのの営業っていいますか、そういったところをきちんと本当にその一団体として、本当にそれができるのか、過大投資はしたはいいけども、投資はしたはいいけども、その運用方法について、あとからいろいろな問題が出るよということでしたら造る意味もないです。そこのところ、詰めることが先だと思います。私はそこだと思うんですよね、ですからハコモノを造ってしまってから、あとからやる、募集するとかそういうやり方っていうのは、ちょっとおかしいではないかと。こういったものをやりますよということで整備をされる、それだったら分かるですよ、じゃないですよね、僕その逆だと思うんですよ。それについて町長どうお考えになりますか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 重ねての質問でございまして、運営形態等のこともお話しがございました。まあこれを進めていくなかで、あとでの取り組みをどのようなことにしていくかということも、先般住民説明会でも述べさせていただきました。担当課のほうでその件について少し述べさせていただきたいと思いますが、議員がおっしゃいますところの、考え方、そして私どもの考えているところの捉え方、異なるのかなというぐあいに思っておりますが、先ほど来から、申し上げておりますように、それぞれのまとめ、提言をいただいて基本的な理念を掲げていただき、この9月議会にそれ以降の取り組みを示していくということのなかで、4月以降のこのこれまでの期間があったと思っております。そのことをしっかりと受け止めて提言のなかにあります基本的な理念、存続するということ、先ほど課長が述べました5点の大きな基本的な捉え方、それを具現化していくためにどうするのかということをシミュレーションをし、今のままでやるというシミュレーション、あるいは施設例という形で出していただいたものに対してのシミュレーション、あるいはあらゆるものを取り組んだ場合のシミュレーション、などなど示させていただきながら、皆さん方のご意見もいただいたところであります。いろいろな意見をいただくなかで、先般住民説明会でさせていただいたものを基本としてこのたびの提案させていただくものになるという状況であります。施設をある程度、やはり第一段階として固めていき、提示させていただき、その上で、それをさらに活かして活性化をしていく、住民参加、町民の方々の参加、活性化に向けた取り組みをしていくという提案をこのたびさせていただいているところであります。少し運営のことについて、担当課のほうから述べさせていただきます。

○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。

○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。

○観光商工課長(福留弘明君) 失礼いたします。ご質問と順序が入れ替わるかもしれませんがご容赦ください。まず、複数の人がどうですか、一緒になってって言うのが好ましくないというお話しをしたことがありますが、それは趣旨といたしましては、いわゆる三セクが駄目になったことが非常に多いその理由の大きな理由の一つに、責任体制が不明確になっているからだというところで、複数の事業者の方が寄り集まって指定管理、一つの施設を指定管理として共同でされる場合、そこの責任関係が不明確になることは望ましくないなという意味でございます。実際に指定管理に手を挙げていただくなかで、それぞれの事業者の皆さんの得意分野あるいはあまり経験のない分野というのがあることが多いと思います。

 したがいまして、そういった際には、足りないものを誰かパートナーを探されて補完してもらうと、あくまでも内部の話ですけれども、例えばそういう人材を確保されるとか、そういったことは必要になる場面というのは、もちろんあるものと思います。そういったことで、いわゆるできる人がいるのかということでございますけれども、自分だったらこういうふうにやっていきたいという総合的なご提案を私のところに寄せられた方も何人かございました。そういった方は必ずや、私どもが今示している程度の骨格の中で、活用策を自分なりに作っていかれることが可能かというふうには思っているところでございます。そもそも指定管理として、公共施設、公の施設を指定管理として管理をお願いしていくと、民間の知恵と工夫、それと熱意、そういったものを使って、公共施設を活用していくという目的でございますけれども、やはり、どういうんでしょうか、こういう施設が今あります。あるいはこういう施設を整備します、あなたの力でこの施設をわれわれがする以上に、活用してもらえませんかと、それについて案を出してくださいということで、選ばせていただくのが指定管理者制度の活用ということじゃないかなというふうに思っています。以上です。

○議員(2番 米本隆記君) 議長。

○議長(野口俊明君) 米本隆記君。

○議員(2番 米本隆記君) ちょっとそのへんのところ意見がかみ合わんところがあると思います。

 ではちょっと、視点を変えましてですね、検討委員会、それから議会のほうもですね、多額の投資はあまり、そういったことはしないって、できないかということはまずうたってあります、基本理念の中に。その中でですね、辺地債を使っても8割が交付税をされると。言ってもみれば2割でまあ造れるということですね、ですが、両方の答申でもやっぱりその町長も言っておられましたけども、必要に応じてとか、必要の範囲内ということでありまして、その大きな投資をしないということで、3億も4億も使っての税金を使って造ることに問題があるよということを言っておるわけです。ただ、町長は、その投資と収益のバランスが取れて持続可能でないといけないからということで、やはりそのサッカー場といいますか、多目的としてサッカー協会のトトとか、援助をもらってその分安くグラウンドを造って利用価値を高めようという考え方はなるほど分かります。分かるんですけど、実際にあと残りの部分ですね、2億何千万、これについて辺地債を使ったとしても、4千いくら、4,300でしたか、ぐらいかかるというふうになっております。これまあ何年かで返すということになってきましてもですね、しかしこれもやはり借金は借金でありますし、自由に使える交付税からその分の借金も返していかないけん、分かりやすくいうとですね。そうすると今、ここの町単独でですね、じゃあ予算的にあっちに100万円、こっちに100万円、いやこっちに1,000万、付けれるような今状態なんでしょうかね。私はね、午前中に杉谷議員が言われましたけど、やっぱり私がまちづくりっていうか、感じでは定住対策とかそういったところには全然予算的なものは付いてないと思うんですよね。で、やはりこれからですね、ここの大山町も過疎化指定なんか受けたり、それから高齢化の進行を考えるならばね、やっぱり一番大事な子育て支援とか、医療・福祉・介護、町としては取り組みことよけあると思うんですよ。お金使わないけんところは。そういうことを考えたときに、本当に町独自の目安、例えば県や国や町といろいろと分担して負担する事業いろいろとあると思うんです。だけど、実際に町がですね、じゃあそれよりも多くお金を支出して、手厚い何ていいますか、施策、こういったことにわたしは十分に配慮するべきだというふうに考えるんです。

議長、すみません。ちょっと質問の趣旨違うかも分かりませんけど、大事なところなんでご了承願いたいと思います。やはり、そのいくらその建設費が交付税措置されると言ってもですね、これは借金に変わりがないですよね。私はもっと他に使うべきことはよくある、多くあると思います。これは検討委員会の皆さんもそういったところを考えて、そういった提言を出されたというふうに思っております。

先日の台風12号、大きなつめ跡を大山町に残しました。農産物ではブロッコリーでも大きな被害が出ました。農家の方からですね、できりゃあ種代とか、肥料代の一部何とかならんだろうかなというような声もよう聞きます。これが本当に町民の皆さんの声だと思うんですよ。私はそういった面で、交流人口増やすのは本当にいいでしょう。しかし、やはり定住する方のそれの施策、こういうことが1番大事になってくると思うんですよね。そして人口増になって、やはり過疎化に歯止めをかけるとか、私そういったところに予算は使ってほしいなと思うんです。これも多分こういう考え方で、検討委員会の皆さんも多額の投資をしないとか、いうふうな考え方をもたれたというふうに思います。

ちょっと話変わりますけれど、合併特例債もあと2年ですかいね、26年までですかいね、度までですね。で、もう終わります。約10億近い交付税がなくなると思いますね。それでもやっぱりこれらについてもやっぱりその借金ですから、7割は交付税措置で返ってくるといっても3割は、町の財源になってきますよね。やはりそういった面でもね、これからどんどん交付税はなくなってくるっていう時に、やはりそういった面で、本当に交流人口増やすことに必要になのか、またちょっとそのへん疑問があるんですが、このへん検討委員会の方の、私ちょっと話したんですが、心配ごとの一つだったんですね、こういった話も多分検討委員会の中でも話はあったかというふうに思うんですが、今リフォーム助成ですか、1000万、今回9月議会でも出ます。なるほど余裕のある人はいいですよ。でも余裕はなくて、本当に何とか福祉とか、そういった医療とか、そういうこと何とかならないかということを切に望まれる方も凄いあると思うんですよね。私は、1年、僅か430万だといわれますけど、その430万というお金が大きいと思っています。そのへん町長はお考えとしてどう思われるかお聞かせ願いたいと思います。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) たくさんの話をいただきましたので、全てが少しずれておればまたご指摘を賜りたいと思いますが、まず冒頭に町民負担を最小にというテーマのなかで、過疎債であったり投資ということについても触れられました。先ほど申し上げましたように、町民の皆さん方のほうからのご提言や議会のほうからの特別委員会でのまとめ、報告いただきながら、さまざまなシミュレーションをさせていただきました。そのなかでこのたび提案をさせていただくところでございますけども、そのことについて担当課の方から少し述べさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

特に、シミュレーションのなかで、額的なことは担当課のほうから述べますけども、大きな違いは、先ほど述べられましたなかで、直営でスタートして施設の利用ということのなかで、直営で進めていこうというご提案であったと。で、ここについては、先ほどの一番最初のお答えのなかでも述べましたように、このたびの提案のなかでは、その部分を取り上げていくということにならなかったということについては、先ほど述べさせていただいたところであります。そのことを前提にしながら町民の皆さん方のほうのご提案ということもあったのかもしれませんけれども、しかし直営でない場合、直営であっても、こういう形で展開をしていきたい、展開していって地域活性化に結びつけたいと。食の関係であったり、ツーリズムであったり、町民町外、交流を深めていくというような提案であったりしております。直営ということについての前提は違いますけれども、そうでなくってもそういった思いが遂げれる、取り組んでいけれる提案としてこのたびの取り組みを提案させていただいておるというところでございます。

そして、定住対策という話をいただきました。かねてから申し上げておりますように、定住対策は総合施策であります。子育てもそうですし、福祉もそうです。そして産業施策もそうであります。このたびのテーマは、この大山北麓の活性化を進めていくなかで、あるいは新しい大山町のちょうどへその部分になるこの山香荘のエリアをいかにして、活性化していくかということのなかで、その取り組みを町内外から若い者も含めてやってくる取り組みをしていこうということでの提案であります。そのことについてご理解を賜りたいと思っております。担当課より少し補足をさせていただきます。

○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。

○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。

○観光商工課長(福留弘明君) 失礼いたします。まず私の所管分野から若干ずれるかもしれませんが、定住促進についてでございます。定住促進策が必要であるということは、もう町長が先ほども繰り返し申し上げたとおりでございまして、本町もいろいろな施策に取り組んでいるところでございますが、私の立場から一つ申し上げれることといたしまして、交流人口も増えないようなところで、新たに外から人が来るというケースというのは非常に難しいのではないかなというふうに感じております。議員の皆さんが視察に行かれました海士町さんにしてもそうです。昨年行かれました羽咋市のケースもそうですね。特に羽咋市の場合、定住成功率100%、離れる人がゼロだというのを誇りになさっております。補助金はゼロです。にも関わらず、皆さん全員残っていると。まずその地域に残るだけの魅力があるから入って来られて残られるというふうに私は地域を理解をしております。隠岐の海士町も正にそのとおりかなというふうに思っております。

従いましてこれはどちらが先ということではなく、町長が申し上げましたように、総合的にいろいろな角度から取り組んでいくべき課題かなというふうに思いますし、これも誤解をいただくと困りますので、敢えて申し上げさせていただきます。お許しください。この事業を止めまして、例えばこの3億円余りというのを住民説明会で申し上げましたが、この投資を仮に止めたら福祉分野にいくら使えるかという、そういう問題、そういう議論ではございません。この事業を止めたからといって、他の分野にじゃあ1億円を持っていけるかというと、ゼロなんですね。この事業をするからこういう形で、補助金なり辺地債なりが使えるということをご理解いただければというふうに思います。

それと430万、4,300万という試算を出しておりますので、10で割って430万ということかと思いますが、確かに430万が少ないというわけではないんですが、その430万を使わないことも必要かもしれませんが、現在、現に毎年平均で1,500万からの持ち出しが出ておるわけでございまして、じゃあこれは一体どうするのかというところでございます。で、他にも方法があるんじゃないかということを再三ご指摘をいただいておりますけれども、現段階で、いろいろとご意見はいただきましたけれども、この辺地債の償還金であります400万かそこらになると思いますが、これを上回るいわゆるマイナスを減らすための方策というのは、なかなか見つけることができなかった、いろいろと検討するなかで、バランスがとれそうであるというのがこういった計画としてこれから議会のほうにも提案させていただこうという具体案ということでございますので、ご理解いただければと思います。以上です。

○議員(2番 米本隆記君) 議長。

○議長(野口俊明君) 米本隆記君。

○議員(2番 米本隆記君) 何か私もそうかなとつい思ってしまいそうなんですけど、でもちょっと待てよと。やっぱり思うんですね。で、あまりこのことで、あと10分ほどしかありませんから、最後に聞きたいと思います。

○議長(野口俊明君) あの米本議員に連絡しておきます。この時計3分違ってますので、今残り時間今、残り6分です。

○議員(2番 米本隆記君) はい、分かりました。じゃあ最後になると思います。今先ほど課長のほう言われましたこの山香荘の問題につきましては、毎年1,000万から1,500万繰出していたのが、問題になるということでございました。で、以前資料としてもらいました山香荘の活用の表ですね、多いときには6,000何百万儲かっていますと。それから年々下がってきて今こうなって赤字が続いているだよと。で6,300万儲かっている、利益があった時、あっ、売上げですか。ああ、売上げがあったときにつきましてもですね、やはりやっぱりその時でも1,000万の繰出しがある。これいろいろと考え方あると思うんですが、やはり一番心配なのは、毎年1,000万から1,500万というのは、そのなかには必ず施設の管理費か修繕費、管理費だけでない。修繕費も入っていたと思うんですよね。で、今山香荘がおおよそ30年になると思います。で、これからまたあと30年、3月にもありましたけど、説明もありましたけど、30年残っているわけですね。どんどんどんどんいろいろとお金が掛かってくると思うんです。で、やはりその辺のところはやはり大家だから、見るのは当たり前といわれますけども、実際にここのところが、本当にゼロっていいますか、最小限にどの程度できるのか。管理運営だけでしたら、みやすいことですね、指定管理料がゼロに近づけばいいんですから。ただ修繕費も含めたこういった費用になってくると必ずゼロというのにはならんと思いますね。そうするとこれから30年経った施設です。どんどん増えてきます。で、先日の住民説明会でもありました。人工芝の張り替えは、利益から積み立ててもいきましょうと、いう僕は、考えでは理想は理想なんです。それは、できれば。実際、それができれば本当にいいと思います。ただこういった費用も全部町が、修繕費、町が見ながらやっていくということになると、本当に膨大な支出を今後していかないけんというふうになってくると思います。やはりある程度、そういったところを見越したならば、このサッカー場、総合的なグラウンド、これを本当に必要なのか、町として他にいろいろと考えるべきことはないのか、そういったことを私は考えております。

最後に町長にお聞きしたいと思います。町民の皆さんが、いろいろと提言書を出されて委員になられて、委員になられて町から費用も、費用弁償もらいながら一生懸命考えられました答申があります。検討委員会の提言書、これに沿った真の提言を活かす考えがあるのかないのか、最後にお聞かせ願いたいと思います。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 町民の皆さん方の有志の方々から提言書ということについて、そして議会の皆さん方からの全員で構成されます特別委員会からのまとめ、報告いずれにしてもしっかりと尊重し、それを具現化していくためにこのたびの提案をさせていただいておるところであります。ただ一点、申し上げますのは、冒頭も申し上げましたように、施設の運営のスタートを直営でするのか、また議会のほうでは、活性化策のなかの2番目のなかで、公募による民間活力の導入を最大限に考えという米本議員の、含めた議会のほうからの報告、まとめもあるところでございます。そのことにつきましても、私はしっかりと受け止めをさせていただき、繰り返しになりますけれども、存続というお答えを両者からいただきました。それがために、将来、投資とそして収益のバランス、そういった事を考えながら、持続可能性のある施策としてこのたびの提言を出させていただくところであります。存続をしていくという方向性で進め以上、どうしても古くなっていくものについての修繕等はどういう形であろうと必要でございます。ただ、その過程のなかでできるだけ町の持ち出しを減らしていく、最小限にしていく、そのためにはやはりこの地域休養施設、たくさんの方々が集ってきて、若いものが集ってきて町内の方々も集ってきて、本当ににぎわいのある活性化につながっていく存在に、またその取り組みにしていかなければならないと思っております。将来に向けた大きな私は布石であるというぐあいに考え、このたびの提案をさせていただいておりますことをどうぞご理解賜りますように、よろしくお願いいたします

○議員(2番 米本隆記君) 終わります。

野口昌作議員の一般質問

○議長(野口俊明君) 再開いたします。次、5番、野口昌作君。

○議員(5番 野口昌作君)  5番、野口でございます。3問について質問を行います。最初にまちづくり推進員地区会議の今後の取り組みと拠点施設の必要性ということで質問いたします。

本町では、人口減少と少子高齢化によります集落自治組織の弱体化、加えて地域間交流とコミュニティーの停滞がみられます。この喫緊の問題に関して、本町議会でも平成19年の12月に地域自治組織の取り組みについて町長に要望書を提出しております。このような状況を踏まえて、町行政は、集落活性化を願って、21年に各集落からまちづくり推進員を選出させ、集落の健康診断など進め、さらに旧校区毎に推進員地区会議を開催させてきました。

この取り組みを受けて一点目として、大山町まちづくり推進員の任期は本年1231日となっておりますが、この制度は継続させるべきとは思いますが、町長の考えはどうか伺いたい。

 二点目といたしまして、情報交換とか広域で取り組む問題課題を協議する地区会議は、現在大きな壁に当たっていると思っております。しかし、地域活性化のために必要と思っておりますけれども、町長の考えはどうでしょうか。

三点目の質問といたしまして、壁にぶちあたっています地区会議の打開策として組織再編の必要を感じております。私の提案する再編地区会議は、私はこういうぐあいに思ったりしています。最初は部落から選出され、町から委嘱された推進員、現在の推進員と同じようなことでことでございますが、それと各部落の区長さんで最初に地区会議を組織して、組織はその町の政策として、長く継続させるということを前提に、協議を進めていき、推進員、区長の協議の中で地区会議の名称、例えば何々地区振興協議会とか、何々地区を住みやすくする会とかの名称を決めたり、それから女性の代表の方とか、若者の代表の方とか、体育委員とか、部落の中でのそういう役の方も加わってもらおうというようなことをこの組織の中で決定をし、組織体制を協議しながら明らかにして、地区で自主的に特色のある地区会議を町行政主導で結成し、地域活性化を図るべきと思いますけれども、地区会議の再編にあたって町長の考えはどうかということでございます。

 四点目といたしまして、地域活性化を図る地区会議の拠点施設、これは、必ず必要だというぐあいに思っております。保育所統合で閉所されます建物、これは地区会議に最適と思っておりますが、町長の考えはどうか伺いたいということでございます。最初にこの件についてのご答弁をお願いします。

○議長(野口俊明君) 町長 森田増範君。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 野口議員の一つ目の質問でございます。まちづくり推進員地区会議の今後の取り組みと拠点施設の必要性ということにつきましてお答えをさせていただきたいと思います。

平成21年に各集落からまちづくり推進員の選出をお願いいたしましたけれども、時期が集落によっては既に役員決めを終えたばかりというところもございましたりで、足並みが揃わない中でのスタートとなったところでございました。

また、旧校区単位でのまちづくり推進員会議につきましても、今年の6月からいよいよ全地区で動き出したというまあ状況にございます。そのような状況のなかで、1例ですけれども、逢坂地区のまちづくり推進員会議ではワークショップを行って逢坂地区の活性化計画を作れるところまで進んでおられます。また、上中山・御来屋・庄内のまちづくり推進員会議では地区活性化のために具体案を計画されたところでもあります。他の地区ではアンケートの実施や情報交換などが行われている現状でございます。まちづくり推進員さんには地域のことを話し合っていただき、問題・課題の解決をお願いしてきておるところでございまして、その活発な活動に感謝申し上げるところでございます。本当にありがとうございます。

さて、野口議員さん、指摘がございました大きな壁は、これはまちづくり推進員地区会議で計画したことを実行していく、その仕組みがないということだと思います。まちづくり推進員さんの集落での位置付け、あるいはまちづくり推進員地区会議の位置付けでございます。そのようなことを含めて、計画・実行ができる組織、その組織づくりが必要であると考えているところであります。現在、まちづくり推進員さんに組織について検討をいただいているところでございます。議員さんおっしゃいますとおり、地域のことを考え、計画、また実行していく組織で地域の活性化を図る必要性がございます。

また、組織の構成につきましては、地域で話し合いを行った結果、必要な人材、団体が組織に入って、地区で特色ある地区会議を形成していくことには賛成でありますし、私もそうなると考えております。その地区の特色を生かしたまちづくりにしていく必要があると考えております。現在、旧大山町、いわゆる大山地区には、校区に公民館があります。中山地区・名和地区には校区の公民館がございません。大山地区では校区の公民館が活動の拠点となっており、公民館活動や運動会など活発に行われているところでもあります。そのような活動と今進めておりますまちづくり、これを合体した地区会議も考えられるところと思っております。ただ、校区の公民館のない中山地区あるいは名和地区でありますが、ご質問にございましたように、これから空いてくるであろう保育所、空き保育所を利用して拠点づくりと組織づくりもできることと考えております。

このたび6月でございますけれども、開催いたしましたまちづくり委員会、会長・副会長会からでも説明いたしたところございますけれども、人口減少、少子高齢化、交付税の減額により集落や行政が小さくなっていく状況のなかで、その間を補う新しい地域の自治組織は必要と考えております。今まで、まちづくり推進員会議でのフリーな議論、そのなかで取り組みをしていただいているところでございましたが、改めて、集落や区長との関係を見直して、新しい自治の仕組みを必要に応じて町が提案をし、また地区の受皿づくりに取り組むということになったらと考えております。従いまして、今考えておりますのは、今後現在の委員さんの任期を出来れば延長をお願いし、組織の立ち上げと地区のまちづくり計画づくりまで引き続きご尽力をいただけるようになればなと思っているところであります。以上です。

○議員(5番 野口昌作君) 議長。

○議長(野口俊明君) 野口昌作君。

○議員(5番 野口昌作君) 今町長のほうに答弁いただきましたが、だいたい私の考えているようなことでの答弁だったというぐあいに思ったりします。そのなかで一つですね、今後現在の委員さんの任期延長をお願いしということがございますけれど、これはですね、新しく各集落で選び出すと、そうして選び出した方がたまたま延長になるという意味なのか、まあ延長になる場合があるという意味なのか、それとも頭から延長できるところは延長してくれというような取り組みになるのかということをお尋ねいたします。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 野口議員より質問にお答えいたしたいと思いますが、この件について担当課よりいろいろと協議してまいっておりますので、担当課よりお答えさせていただきたいと思います。

○企画情報課長(野間一成君) 議長、企画情報課長。

○議長(野口俊明君) 野間企画情報課長。

○企画情報課長(野間一成君) 任期延長の関係でございますけども、先ほど町長が申し上げましたように、この集落と行政の間を担う新しい自治の組織が必要だということでこれの立ち上げを取り組むということにしております。したがいまして、この間、フリーにではございましたけども、各地区でまちづくり推進員さんが、それぞれの思いでこの地区づくりについて、協議をしていただいてきておりましたので、その財産を引き継いで新しい組織づくりに活かしていただこうという思いで町のほうからは、推進員さんにお願をいたしますし、集落のほうにもそういった意味合いでお願いをしていくという格好を考えておるところでございます。因みに10月中には、会長副会長会議を開きましてこの町としての取り組みを提案をいたしまして意識の共有化を図りながら、全町で新しい仕組みづくりを進めてまいろうというぐあいに考えているところでございます。以上でございます。

○議員(5番 野口昌作君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 野口昌作君。

○議員(5番 野口昌作君) はい、分かりました。続きましてですね、2番目の質問に入ります。

2番目が、大山町特産作物ブロッコリー・葱の共済制度導入に向けての取り組みをということでございます。

今月初めの台風12号によります豪雨は、橋、護岸の崩壊とか斜面の崩壊、さらに農作物にも大きな被害をもたらしました。今のこの15号でですね、今日も雨が続いておりますけれども、これもどういうような被害が出るか、非常に心配ではございます。そのなかで農作物災害は、生産意欲を喪失させて経営を窮地に追いやっております。本町では水稲、野菜、果樹、ハウス、畜産など多彩な農業が展開されております。このなかで水稲、果樹、そば、ハウス、畜産は、これはですね、共済制度が確立されてると思っておりますが、しかし野菜に関しては、共済制度がないものというぐあいに認識しております。野菜栽培は、昭和46年ごろの転作が始まって以来、作付け面積が増えております。特に中山地区から量産されていきましたブロッコリーは、現在大山ブロッコリーとして、名和、大山地区に広がり、栽培面積は100ヘクタールを超えて作付けされるようになりました。正に大山町を代表する特産物になってきました。白葱も栽培面積を伸ばして農家経営を支えております。自然災害に弱い野菜、特にブロッコリーは、今年大変な災害に遭いました。1231日からの大雪被害、これによりましてブロッコリーの葉っぱ等が非常にちぎれたりして、災害を受けております。それから春ですね、春のブロッコリーにつきましては、長雨による腐れでございまして、もう出荷できるというものが腐れてですね、全部すき込んでしまわなければいけないというような災害がありました。それに加えてこの現在のこの台風12号の豪雨、長雨による根腐れで枯死するという災害でございます。農家経営にですね、大打撃を与えております。私も少しブロッコリーを栽培しておりますが、圃場が白くなるほど肥料をやってですね、根こぶ対策をして、苗を購入してというようなことでですね、基資金をつぎ込んでおりますけれども、この基資金をつぎ込んでいるのの災害でございまして、皆さん方がですね、もうブロッコリーをすきこんでしまったとかですね、再度植え直したと、諦めるしかないわというようなですね、話しをされています。これを聞く時にですね、せめて基資金の手当があればというぐあいに強く思ったところでございまして、この救済措置を考えてみますとですね、共済制度の導入がこれを解決する最も必要な措置でないかというぐあいに考えております。町長の所見を伺いたいと思います。

○議長(野口俊明君) 町長 森田増範君。

○町長(森田増範君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 野口議員の2つ目の質問でございます大山町特産作物ブロッコリー・葱の共済制度導入に向けての取り組みをということにつきまして、お答えをさせていただきたいと思います。

このたびの台風12号によります豪雨、これは、農業の関連施設や水路などもそうでございます。また農作物に対しても多大な被害がありましたなか、特に本町の特産物でありますブロッコリーあたり、また葱にも大きな被害を受けたところであります。関係機関では、このたびの被害調査を行って、県におかれてもこの現状を踏まえて、被害の支援策等検討をいただいているところでございます。

こうしたなかでの農家の救済措置としての共済制度の導入ということでございますけれども、現在の農業災害補償制度は、国の災害対策として、実施をされる公的保険制度となっております。その仕組みは、災害により被害を受けた農家の救済を合理的に行う観点から、各地域に農家が組合をつくり、共済掛金を出し合って共同準備財産を造成をして、災害があったときはその共同準備財産から被災農家に共済金を支払う農家の自主的な相互救済を基本としたものでございます。

現在、ブロッコリーや葱は、その共済制度の対象作物となっておりませんで、これらの制度設計を行うにあたっては、バックデータとして収量や収穫高を把握をして、さらに保険制度として運営していくことが可能か見極める必要がございます。過去にも災害があるたびに、農家から要望がございましたところ、伯耆農業共済組合におかれて検討が行われてきた経過もございますが、制度の設置までに至っていなかった現状経過もございます。現時点では、過去の経過も踏まえ、そういった状況を考えますと制度を設けるということは困難な状況というぐあいに考えておるところでございます。以上です。

○議員(5番 野口昌作君) 議長。

○議長(野口俊明君) 野口昌作君。

○議員(5番 野口昌作君) ただいま所見を伺いましたが、現在の状況把握というようなことでございます町長の状況把握でですね、困難な状況だということでございますが、この大山町の特産物となったブロッコリーに対してですね、町長は、その困難な共済制度というものを必要と考えておられるか、どうかということを伺います。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) この共済制度が必要と考えるかどうかということについてでございますけれども、こういった制度が本当に具現化するということであるならば、あればいいなという思いは持っておりますけれど、やはり資金造成の関係、それは国のほうの当然、バックアップ、支援がなければなりませんし、共済組合等との連携、農家との共有、さまざまな関係者を得ながらの取り組みということになるだろうと思っております。

従いましてこれまでもたびたびあるなかで、非常に厳しいなかでの制度設置までに至ってない現状がございますので、なかなか厳しい状況にあるんだろうなというぐあいに存じております。

○議員(5番 野口昌作君) 議長。

○議長(野口俊明君) 野口昌作君。

○議員(5番 野口昌作君) えー私ですね、大山町長、森田町長はですね、この大山特産のブロッコリーについて、共済制度は是非設ける努力もするというようなですね、話しが出るでないかというぐあいにまあ思っておりました。しかし、見捨ててしまう発言でございます。状況の説明だけでございます。これではやっぱり農業町であります大山町はですね、伸びていかない。やはりですねここは、国のほうにも県のほうにも働きかけてですね、努力してそれに向かって進むんだというようなお話しをいただきたいし、そしてそれで本当に実行に移していただきたい。町長としてですね、それだけの熱意を持っていただかなければならないでないかというぐあいに思うものでございますが、この点について町長の答弁願います。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 再びの質問でございますけども、この共済制度ということについて過去の状況も踏まえながら、お答えさせていただいたところでありますけれども、関係機関等とも話をしながら先ほどいただいたご意見、関係機関の方にも思いとしてつなぎながら、私の思いとしてもつなげていきたいなという思いは持っております。ただそれの実現ということも当然、一つひとつ取り組みを進めていくと、あるいは協議をしていくということであろうと思いますけども、まずは、先ほど来、野口議員おっしゃいましたように、本町特産のブロッコリー、これは今年の豪雪に影響受けて、これはJAのほうからの被害状況の報告でございますけども、53ヘク当り金額にして15,000万ほどの被害が豪雪関係では出ているということ、そして5月に台風2号が来ました。あるいは春の低温ということもございましたけども、この影響のなかで、数字的には、30ヘクタール8,600万ぐらいの被害が出ておるという報告を受けております。そしてこのたび台風12号によります被害ということで、約70へクタール、額にして出ておりますのは、21,000万ほどの被害になるのではないかというまあ調査が、報告が出てまいっております。

共済制度ということにはつながりがありませんけれども、そういったことを踏まえて先般9月の13日に、私のほうから関係機関に寄っていただいて、台風12号被害、含むところの大山ブロッコリーの対策会議を招集をさせていただきました。県のほうから、そしてJAのほうから、あるいはブロッコリーの部会長さんにも来ていただいて、いろいろな現状を報告をし合ったり、今後の対応策と現場の声ということでの話し合いも持たせていただいたところであります。その前には鳥取県知事、平井知事が直接この被害状況をということで、中山地区のブロッコリーの水田圃場のほうに、9月の11日の日でございました。日曜日でございましたけれども、午後の3時前ぐらいに鳥取の方から来られ、台風被害の現況を見て帰られました。私も同席をさせていただき、こういったこのたびの被害も含めてですけれど、豪雪から含めますところでいきますと、トリプルパンチのこの現状を話をさせていただいたり、させていただいた経過もあります。県のほうでもこういった取り組みについて考えていかなければならないのではないかというところで、今現在、担当課のほうでもう少しを話を進めておるのではというぐあいに思いますので、分かる範囲以内で少し担当課のほうからも述べさせていただきたいと思いますので、時間を賜りたいと思っております。

○農林水産課長(山下一郎君) 議長、農林水産課長。

○議長(野口俊明君) 山下農林水産課長。

○農林水産課長(山下一郎君) まあ町長のございました県なり、町の今後の対策ということでございますけども、県のほうにつきましては、このたびのブロッコリー被害、あるいはこのたびの豪雨によります野菜等の被害もございます。そういったなかで今県のほうで考えておられるのが、スイカの防除のための費用、あるいはブロッコリーにつきましては、特に植えたものが全て駄目になったという部分で、大山町も75へクの部分についてすべて枯れてしまったという状況もございまして、先ほど町長が申し上げました被害状況は、非常に甚大だというところがございます。

 そういったなかで県独自の補償制度的なものを今、検討しておられるということでございます。そういったものが、明日の県議会で提案をされるというふうに聞いておりますので、町といたしましても、県と一緒になってそういった制度を作っていこうということで今考えておりまして、今回の提案には間に合いませんでしたけども、次回また臨時会等でもお願いしながら、そこで提案をさせていただく予定にしております。以上です。

○議員(5番 野口昌作君) 議長。

○議長(野口俊明君) 野口昌作君。

○議員(5番 野口昌作君) 今町長、課長のほうからですね、この対策会議なんか開いてやっているということでですね、説明を受けましたが、まあ何言いましても、本当に大山町の基幹作物、特産物としてですね、大山町の特産物は何があるかということになれば現在ブロッコリーというようなことをですね、言ったりするわけでございますが、これは町長がさっき言われましたようにですね、これの共済制度の導入、非常にまあ難しい問題だと思ったりしております。先はですね、非常にまあ難局であるというぐあいに思ったりしますが、このたびですね、県のほうもこの被害状況を把握し、そして全国的にもですね、そういうような被害というものが話題になっているところでございますから、これにつけての共済制度とか、補償制度等についてですね、取り組みが分かりやすいでないかというぐあいにまあ思ったりいたします。そういうことでですね、今後、町長におかれましてですね、この取り組みを本当にやっていくんだというようなことをですね、再度ですね、再度意志表明をですね、していただきたいなというところでございますが、町長お願いいたします。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) まあ、野菜関係の共済制度ということについては国、県あるいは伯耆農済という、あるいは生産者の関係ということがございますので、その関係のほうとの協議、あるいは検討のなかで取り組みができれば、あるいは話をいたしてみたいという思いを持っています。

それから先ほどから話を申し上げておりますように、特にこのブロッコリーということについて、先ほど述べさせていただきましたブロッコリーの大山町での対策会議の中でも部長さんのほうから、ここ新規就農がたくさんあるのもブロッコリーであるわけですけれども、非常にここ近年の災害ということのなかで、非常に収益性ということで良かったなということをなかなか実感体感していないということを特に新規就農の方々の状況の話をされました。経験豊富な方々についてもこういうことも、あるんだろうかなということのお話しもあったんですけれど、そういったことを含めながら、今後のブロッコリーのその生産振興につながっていくような考え方の中での県のこのたびの取り組みということもございます。私どももそういった思いを県のほうにもおつなぎをしながら、県のほうも合わせて一緒になって考えていこうということでございます。

県のほうでそういった制度が仕組みが出てくる形の中で、町としても県と一緒にその支援策を講じてまいりたいというぐあいに考えておりますので、先ほど担当課長からも述べましたけれども、その節には、また議会のほうに予算的なバックアップ支援の提案をさせていただくことになります。ご理解とまたご指導、お力添えを賜りたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。

○議員(5番 野口昌作君) 議長。

○議長(野口俊明君) 野口昌作君。

○議員(5番 野口昌作君) では、3問目に入ります。3問目は、不祥事から町長、職員は何を反省し、何を学んでいるかでございます。

先月あってはならない町民の血税を着服するという不祥事が発覚しました。大山支所のごみ袋代金の紛失調査中のできごとでございます。また昨年の水道会計の棚卸資産の管理、また今議会で報告を受けました基金等の財産に関する管理、これらは、合併後初めて調査されたような内容でございました。山香荘の無許可営業、国勢調査の調査票問題などいろいろ不祥事が発覚しておりますけれども、不祥事から町長は何を反省し、何を学ばれたかということを伺いたいということでございますし、それから幹部職員がですね、幹部職員、一般職員がですね、また同じく、何を反省し、何を学んでいるかということをですね、声を聞いておられたらというぐあいに質問書では書いておりますけれども、今日の小原議員さんの答弁の中で、各全職員にですね、全職員に、このレポートを出させているということでございましたから、これをですね、どういうぐあいな活きた利用方法をやっておられて、そしてそのなかでですね、職員の方、幹部職員、一般職員の方どういうような本当に反省点を持ってですね、述べておられるかというものを、いうことを訪ねさせていただきます。以上でございます。

○議長(野口俊明君) 町長 森田増範君。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 3番目の質問でございます。不祥事から町長、職員、何を反省し、何を学んでいるのかということについてお答えをさせていただきたいと思います。

まず大山支所のごみ袋代金、これが紛失をして、その捜査を警察にお願いしているなかでの今回の不祥事でございまして、町民の皆さまには大変申し訳なく存じております。また、基金等の財産に関する管理、水道会計の棚卸材料の管理などにつきましては、合併時に行われた事務事業の突き合わせにより、数値的な管理はできているものという職員の油断が、基本的なチェックをおろそかにするということに繋がったものと考えております。

昨年の不祥事の際にも厳しく指導しておりますけれども、法令遵守と云うこと、また自分たちの仕事はどのような法令、条例等に基づいて行うのか、どういうことを行わなくてはならないのか、そういったことを今後もしっかりと徹底をして、徹底をさせてまいりたいと考えております。

昨年におきましても、今後不祥事を起こさないためにはどのようにしていくことが必要かということについて、管理職会などで繰り返し話し合いを行いました。また、全職員を対象とした「私たちの行動基準」「行動基準」これの研修会では、一つには、法令遵守を行うためにはどのようなことが必要であるかということ、二つ目には、職員間のチームワーク、コミュニケーションを高めるにはということ。また三つ目には、地域貢献について、ということ、この3つの事柄について、ワークショップを行い、その話し合いを行った結果を取りまとめて職員に周知をし、各部署で話し合いを行わせ、意識を高める取り組みを行ってきております。

 今回につきましても、先ほど議員お話しいただきましたそのレポートについて、テーマは一つは、この度の不祥事について思うこと、そして二つ目に、職員として今自分は何をすべきかというテーマで全職員にレポートの提出をさせております。その締め切りを912日といたしておったところであります。そういったことを踏まえて、今後各課において今回の不祥事について話し合いを持たせ、そして報告をする文書で返していくということを求めております。現在議会に入っておりますので、今後の取り組みになりますことをご理解願いたいと思います。そして不祥事を起こさないためには、職員の能力を高めるということに加えて、職務に対する意識を高めていく必要があると考えております。小原議員のなかでも答えさせていただきましたけれども、これまで一年半、ごみ袋代金の事件がありました後、毎朝の朝礼を実施いたしております。そのなかで「私たちの行動基準」の復唱や挨拶の関係、あるいは自分たちの今日の本人の行動、そういったことや繰り返しの研修などを積み重ねていくことのなかで、町民の皆さまに対する信頼回復に努めてまいりたいと存じております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

○議員(5番 野口昌作君) 議長、5番。

○議長(野口俊明君) 野口昌作君。

○議員(5番 野口昌作君) ただいまですね、町長のほうから、この職員にこのたびの不祥事について思うことと、職員として今自分は何をすべきかというようなテーマでですね、レポートを提出させるということでございまして、本当に取り組みとしては優れた取り組みでないかなというぐあいにまあ、思うところでございますが、このいろいろな不祥事ということにつながる一つとしてですね、人事の停滞というようなこともあるでないかというぐあいに私思ったりいたします。この同じ部署にですね、長いこと執務するということでですね、いろいろな問題が起こるということも多々あるわけでございますが、この点についてですね、町長の反省点として何か考えられたことがあるか、また現在ですね、そういう長い同じ部署での職員という方をですね、何年くらいの方がおられるかということをちょっとお尋ねいたします。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 詳しいところについては、担当課のほうから述べさせていただきたいと思いますが、分かる範囲内だということをお許し願いたいと思いますが、人事の停滞ということについてでございますけども、長い期間の同じ部署におる職員というのも、専門部署、技術部署にはあろうかなと思っておりますけれども、特に合併後の捉え方のなかで、どちらかというと、地域間の交流ということも含めて、早めの人事異動ということがなされてきたのではないかというぐあいに私は理解をしています。議会におりましたときにもそういったことについての状況を把握しておったと思っております。ただそのなかで、やはり専門的なこと等々については、長くなってきておるものもおるのかなと思っております。こういったことを踏まえてもう一度、人事ということについては、担当課のほうとも協議をしながら、考えてまいりたいと思っております。

 少し細かなことについての、点について担当課のほうから述べさせていただきたいと思います。 

○総務課長(押村彰文君) 議長、総務課長。

○議長(野口俊明君) 押村総務課長。

○総務課長(押村彰文君) 人事配置のことについてお答えさせていただきます。合併後の話になりますけども、実は建設課でありますとか、水道課でありますとか、非常に専門的な技術を要するところがございます。そういうところは、合併後、変わっていないという職員も当然おりますが、一般事務系、そういう専門職を合わせて15人ぐらいかなというふうに思っております。それからこのたび不祥事を起こした職員はですね、そんなに長くその職に携わっておったということではございませんので、一言付け加えさせていただきます。以上でございます。

○議員(5番 野口昌作君) 議長、5番。

○議長(野口俊明君) 野口昌作君。

○議員(5番 野口昌作君) えー、今人事のことについて、合併からこっちという数字でございますのでね、今言われましたような7年というようなことになるでないかと思いますけど、合併前からというような、まあ今それを求めても無理だと思いますので。

次にですね、まあ小原議員の質問の中でですね、このたびの不祥事のことについての処分ということの内容はですね、副町長さんのほうからございました。副町長のほうからありましたが、町長はですね、その中で処分がないというようなことでございました。本当に、これだけですね、いろいろと不祥事が続いているなかでですね、町長自らが姿勢を正してですね、律していかなければ、やっぱり職員もですね、厳しさを感じないでないかというぐあいに私は思います。

そういう点におきましてですね、町長はどういうぐあいに考えられるか、一言、伺いたいと思います。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 私の考え方ということについての質問であろうと思っております。このたびの件につきましては、小原議員の中でもお話しをさせていただきました。不祥事という案件について、特に21年度ごみ袋の販売代金の紛失ということの状況の中では、特に自分自身の報酬ということも含めて、自分自身の総合的な判断の中で、自分の対応を示させていただきました。特に、その当時の思いの中では、私が就任をする以前のできごとはありましたけれど、就任をさせていただいてからの発覚、そして半年以上だったと思いますけども、その状況の中で担当課の職員のほうで対応しておったというような状況、しかしそれが監査委員さんのほうからのご指摘があって、そういう状況が分かり、私自身のその状況を踏まえて、自分なりの判断をさせていただいた経過があります。その時には、そういったことを踏まえながら、自分の判断として、示させていただきました。このたびの公金横領ということにつきまして、それ以降も含めて職員のほうに先ほど来から話をしておりますように、さまざまな指示、訓示、取り組みを進めてまいっております。このたびはそういったなかで、不祥事が発生をいたしました。いろいろなこの状況を踏まえて、いろいろな思いを感じ、自分なりの対応、熟慮、いたしました。形として表す方法もございますけれども、私はこのたびは、このたびの不祥事を踏まえ、徹底して改善を進めていく、その取り組みに自分の足跡を果たしたという判断をし、そこに自分の思いを示しているところであります。以上です。

○議員(5番 野口昌作君) これで終わります。

岡田 聰議員の一般質問

○議長(野口俊明君) 再開いたします。次、14番、岡田 聰君。 

○議員(14番 岡田聰君) はい、議長。私は、通告しております1問について質問いたします。

地域活性化総合特区への取り組みはということでございます。総合特区法案が81日施行されました。鳥取県では、わが国の地方には多くの課題がございます。高齢化の進展、過疎化の振興による限界集落の増加、世界的な競争、地域産業の転換と、あるいは自動車依存の都市構造、中心市街地の衰退など、鳥取県も例外でなく、それらむしろ凝縮された形で多くの課題を抱えています。また一方鳥取県には他にはない総合依存の精神とか、身近な大自然と豊かな恵み、アジアに開かれた地理的な優位性など優れた資源がございます。これらの豊かな資源に新しい知恵と技術を融合させ、多様で多層的なつながりと交流を通じて人々が求める本質的な価値を創造、発展し新たな需要を呼び覚ますと、こういったコンセプトで、県の成長戦略として、西部9市町村による鳥取県西部地域活性化総合特区構想が取りまとめられ、指定の申請をされたようでございます。地域の活性化に、大きなインパクトを持つ、特区申請でございます。先進的な民間企業や、鳥取大学医学部など、比較的多くの産業や、医療機関の集積する米子市が中心的役割を果たすと考えられますが、大山町としてもさまざまな地域資源や民間企業の技術がございます。こうした資源やノウハウを活かした、将来を見据えた活用策や活性化策、そして取り組みが不可欠でございます。雇用機会の拡大や、医療・福祉・健康対策などの充実、交通・通信を含んだ生活環境の向上など、多くのメリットが考えられます。積極的に関わっていくべきと考えます。

1)町としてどのように関わっていくのか。(2)町民にとって、どのようなメリットが生み出せるか、そのための施策は。町長のお考えを質します。

○議長(野口俊明君) 町長 森田増範君。

○町長(森田増範君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 岡田議員より地域活性化総合特区への取組みはということにつきまして、お答えさせていただきたいと存じます。

まず(1)番目の「町としてどのように関わっていくのか」ということについてでございますけれども、大山町はこのたび総合特区推進のために、鳥取県が設置をいたしました「鳥取県地域活性化総合特区推進協議会」の構成委員として参加をいたしておりまして、県が特区構想で提案をいたしますところの「とっとり発e-モビリティ事業」つまり、電気自動車をはじめといたしますところの電動移動機器の開発普及プロジェクト、これを中心に関わっていくことといたしております。

次に(2)番目の「町民にとっての、どのようなメリットが生み出せるか、そのための施策は」ということについてでございますが、まずはじめに総合特区制度の概略をご説明させて頂きたいと存じます。この特区制度は、国において総合特区提案の認定が成され、初めて事業化することができるものでございます。したがって、今後の特区の認定動向を見定めながら、必要な施策を時期を逸することなく町政に反映させて行く所存でざいます。鳥取県が進めます総合特区構想は、私達の生活にとって革新的な利便性と、人的あるいは物的交流の促進、経済の活性化など様々なメリットが期待されるところであり、まずはその実現を切に願うところでございます。以上です。

○議員(14番 岡田聰君) 議長。

○議長(野口俊明君) 岡田聰君。 

○議員(14番 岡田聰君) まだ申請が通ってからの話になるかもしれませんが、この地域活性化総合特区では、事業を実施する際の、規制緩和化に加えて財政的な支援や課税の特例といった税制の優遇措置なども受けられるとなっております。まあ鳥取県の提案では、衣・食・住といった3つの分野、衣といいますのは、衣料の衣でございますが、いつでもどこでも元気に生き安心して暮らせる。そして食の分野では、鳥取の豊かな恵みを活かした健康的な暮らし、住の関係では、環境にやさしくスマートなシンプルライフということで、まあ事業ごとに、モビリティー事業とか、スマートブリッド事業とか、ライフイノベーション事業とか、設けていますが、期待される効果として高齢者の外出促進とか、EV電気自動車活用による低炭素化、観光地の魅力アップ、それからスマートブリッド事業に関しては、米子地方は米子市を中心にした再生可能エネルギーが中国地方でも自給率が一番高いそうでございますが、これらを地域に活かすということで、環境資源への、エコへの転換とか、自ら太陽光発電を設置できないものへの参加して供給していくとか、まあそういうことも考えているようでございます。それとか、わが町にも関係がございますが、継続的な健康管理によりまして、疾病予防とか、介護予防、それらに活かすというようなかなりの効果が期待できると思います。と、言いましても、地域の特性を活かした活性化、振興策は県が旗を振ってばかりでもまた一つも町民にとって、住民にとってはメリットはございませんので、各自治体の考え方を反映させた地域を上げたものに、作り上げることも課題だといわれておりますが、この点ではどうお考えでしょうか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 岡田議員より、まあそれぞれ地域の取り組みということについてのお話しもポイントだったのかなというぐあいに感ずるところでありますけれども、この特区構想については、県のほうが、その特に鳥取県西部を中心として、地域活性化のプロジェクトという捉え方の中で、地球と共に自然エネルギーと生命科学で世代をつなぐとっとり発生活起点型新成長特区という名称をもってその取り組みを進めております。そのなかで、まあ大山町では、EV電気自動車を活用したいわゆる路線ダイヤに頼らないデマンド交通体系の確立というようなことを踏まえながら、その取り組みを進めている現状がございます。また、米子市、あるいは境のほうでは、同じ観光地の中でも、コミュニティーをつなぐ新交通体系の構築ということで、地元の民間の企業とのタイアップによります電気自動車の関係だったり、あるいは鳥取大学医学部を中心としたバイオフロンティアの取り組みであったり、あるいは江府町のほうでは、スマートコミュニティーといいますか、そういった取り組み、各町村の中でも大きな広域的な取り組みをしながらでの取り組みも進んで提案がされております。いずれにいたしましても、こういった取り組みが、この特区構想でOKということが認められなければ、一歩前に進まないということでありますので、このたびの県のこの総合特区の取り組みを国のほうで認めていただくということに期待をしているというところであります。以上です。

○議員(14番 岡田聰君) 議長。

○議長(野口俊明君) 岡田聰君。 

○議員(14番 岡田聰君) 町として太陽光発電導入などクリーンエネルギーに関した助成制度はございますが、もう一つこれから普及が進むと思われます電気自動車に対して、今後例えばインフラ整備はもとより、町として独自の助成制度、それらを考えて環境にやさしい電気自動車の普及に供していく考えはないのかどうか、1点お答え、質問いたします。

それと、わが国は原子力依存が非常に高いわけですが、昨年のエネルギー白書では、液化天然ガス発電についで原子力発電が3割近くのウエートを占めているようでございます。ただ福島の、東日本福島原発の東日本大震災、そしてそれに伴った巨大津波によって福島原発がご承知のとおり、大変な状況になりました。いまだに数万人の人が避難を強いられ、各家庭のペットやあるいは家畜業者などの家畜などは、報道はされませんけれども、とても悲惨な目もあてられない惨状となったようでございます。これらを見るにつけ、将来にわたっては、原子力なかなか制御できない原子力発電はどんどん比率を下げていかねばならないと考えます。そのためにも再生可能なクリーンエネルギー、これらの普及に自治体が力を入れて、率先して力を入れていかねばならないと考えます。個人でも奨励金を出しておりますが、自治体として財源の制約がございますが、公共施設への太陽光発電の積極的な導入とか、風力発電、小型の風力発電、あるいは小水力発電、これ等の導入に積極的関わっていくべきと考えますが、この点についてはどうでしょうか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 2点のお話しかなと思いますけれど、1点について大山町での電気自動車を通じた、活用した取り組みということについてでございますけども、既にお話しをさせていただいていますように、この電気自動車を活用としたところの特に路線ダイヤに頼らない、デマンド交通体系の確立、構築ということで今取り組みを一つ一つ進めつつある現状でありますので、まずここから取り組みを進めてまいりたいということであります。

 それから新エネルギーのことについてでございますけども、これも大森議員の質問の中でも答えさせていただきましたけれど、まず新しい新エネルギーという捉え方の中でいろいろあると思いますけれども、太陽光発電に関するところの補助制度、このたびもそういったことに対しての補正のお願いをしたりということもございます。そういったところから、取り組みを進めてまいるということでご理解願いたいと思います。

○議員(14番 岡田聰君) 終わります。

諸遊壌司議員の一般質問

○議長(野口俊明君) そういたしますと、一般質問に入ります。日程第1、一般質問を行います。通告順に発言を許します。11番、諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君)  はい、議長。みなさんおはようございます。

○議長(野口俊明君) ちょっと待ってください。何か今声が入っていないということ、連絡がありましたので、ちょっと待ってください。今、点検いたしますので。休憩します。

午前932分 休憩

午前942分 再開

○議長(野口俊明君) そういたしますと、再開いたします。ただいまから、日程第1、一般質問を行います。通告順に発言を許します。11番、諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君) あらためまして皆さんおはようございます。私は再四といいますでしょうか、再三再四、山香荘問題を問うと題しまして、私の持ち時間60分一生懸命町長の考えを質していきたいと思います。

質問の前に、私はこの山香荘問題が発生いたしました一昨年の12月議会より、毎回のように町長に対し、その考えを質してまいりました。昨日は、米本議員の質問、また私がこれまでしてきました質問と、重複する質問もあろうかと思いますが、どうぞ町長、それは米本議員に答えた、その答弁はこれまでのあなたの質問に答えたなどと冷たい答弁をされないように、是非とも親切にご答弁を願いたいと思います。何故ならば、この件は町民にとりこれから先、十数年、何十年にわたって、町から何千万、あるいは何億円も投資するかしないかの大変な重大な問題でございますので、是非ともその辺をよろしくお願いいたします。

さて、それでは本題に入ります。町長が山香荘の再生策としてフットボールセンター建設計画を打ち出して以来、町民そして議会においてさまざまな意見が飛び交い、今年の3月議会で激しい論戦の末、建設に係る議案が否決となりました。その後、議員からなる特別委員会の設置、町民による検討委員会の設置など、町民ならずとも、多方面から多くの注目、関心を浴びた山香荘、あるいはその周辺の活性化策についてこのたびの9月議会で町長の強い思いが議案となり、再び上程されようとしております。

先日の住民説明会で、その活性化計画は町民に示され、マスコミにより報道もなされました。その計画に対する町民一人ひとりの受け止め方、そして、町民から負託を受け、この議場で再び判断を下すことになるわれわれ議員一人ひとりの受け止め方もさまざまでございます。

そこで再び、示されました計画と町長の決断について次の3点を質していきたいと思います。まず1点、今回示された計画は、3月議会で否決された計画とそう変わりがなく、町民による検討委員会の提言を最大限に考慮するとあなたがおっしゃった町長の意向と相反する、また議会が出しました特別委員会の提言と相反するようなものであり、否決された計画の再現かのように思うわけでございます。いかがなものでしょうか。再現でないと言われるならどこがどう違うのか、明確にお答え願いたい。

2点目、町政刷新を訴えられ、6,937票の町民の思いの詰まった得票により、町政のトップに立たれた町長の「ハコモノは造らない」との選挙公約に再び示されたこの計画は、またも相反する計画と理解しますがいかがなものでしょうか。

また最も重要だった公約を反故にしては、選挙そのものの意味がなくなり、住民自治の原則を踏みにじる行為と言っても過言ではないと私は思いますが、町長にとって「ハコモノは造らない」その公約は最も重要な公約ではなく、公約を反故したものと考えるわけでございますが、いかがなものでしょうか。明確にお答えください。 

3つ目、この計画が可決・否決のいずれかになろうとも「公約違反だ」「話が違う」と町民の反発を招き、解職請求でも起こりかねない可能性を多分に秘めたこの計画について、町長はその可能性を認識し、またその覚悟を持ち合わせたうえで、再びこの計画により活性化を講じられるのか。明確にお答えください。以上3点を町長に質します。

○議長(野口俊明君) 町長 森田増範君。

○町長(森田増範君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) はい。おはようございます。それでは諸遊議員の再度、山香荘問題を問うということについてお答えをさせていただきたいと思います。

 まず、別の議員さんの質問でもお答えをいたしたところでございますけれども、ご提言を最大限に尊重しようとしたなかでの活性化策の提案であるということでございます。相反するものではございません。諸遊議員の認識の違いではないのかなという具合に感じております。

3月に提案したものと見かけ上似通っているのかもしれませんけれども、名和地域休養施設という限られた施設、これの活性化方策でございますので、結果としてこのたびの整備案となっているのかもしれません。今回ご提案しようとしている整備案でございますけれども、計画を全くの白紙ということで戻したうえで、住民有志の皆さんからのご提言、あるいは議会特別委員会の報告、それを最大限実現しようとしたものでございます。特にほぼ共通する基本理念、これを柱に、具現化プランを提案させていただいておるところでございまして、ご理解いただきたく存じます。

 次に、私の「ハコモノ」に関します公約についてでございますが、既に幾度も申し上げておりますとおり、目的がはっきりとしており、しっかりとした利用計画を持ち、事業の効果が期待できる場合にはいわゆるハード事業でありましても、積極的に取り組んでいくべきものと考えております。そしてそれは私の公約で申し上げた見直すべき「ハコモノ」ではないと考えております。

 そして、三点目です。公約違反という誤解と先入観に基づくご意見、これに対しましては、粘り強く継続した説明を行っていくことで、必ずやご理解をいただけるものと、その時が来るものと信じております。そして、最善と考えられる方策を推進をしていき、成果を残し、続けていきますことが、ご理解をいただきます早道であるというぐあいに考えております。以上です。

○議員(11番 諸遊壌司君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君) この山香荘の案件につきまして、3月につきましても、このたびの9月につきましても、上程される前に管理職の皆さん、幹部職員の皆さまにご相談されましたでしょうか。明確にイエスかノーかお答えください。町長。

○町長(森田増範君) もう一度、すみません。

○議員(11番 諸遊壌司君) 上程される時に、この管理の方にご相談されて上程されたのか。再上程されたのか、これを伺います。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 議会のほうに上程をするという案件でございますけども、すべてがそうでございますけれども、上程をするそれぞれの議案について、全部の管理職に周知をしていくというような取り組み、あるいは、ことはいたしておりません。

○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。

○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君) 町長、私はね、この案件は本当に町民を真っ二つに分けた大変重要な問題でございます。それを町長と副町長とたぶん総務課長も入られて担当課長、この4人で物事を決められております。私はね、この優秀な20数名の管理職の皆さん、こういう大きな大山町のこれからの道を付けるときには、せめてこの管理職の皆さんが知恵を出しながら、物事を進めてもらいたいとそう思うわけでございますけれどもね。それがなかった。

実は、もちろん名前を言いませんけども、この大きな計画について、管理職のある職員から「全然聞いていない」と、「こんな大切なことをわれわれに相談もないし、こういうことになってるよ」ということもなかった。という話を漏れ聞いたわけでございますけども、私はね、ちょっとした橋を直す、ここの橋が流れたから直す、ね、うーん、というようなことだったら関係担当課でいいんですけども、大きなことをまあ3人、4人で決められるということはいかがなものかと思うわけでございますけども、どうでしょうか、町長。

○副町長(小西正記君) 議長、副町長。

○議長(野口俊明君) 小西副町長。

○副町長(小西正記君) 重要案件でございますが、この山香荘の問題、議員さんもご指摘のとおり、3年近くの討論で進んでおるところでございます。そのたびにいろいろな積んだり崩したりということがございました。その途中経過につきましては、管理職会で内容の一部は報告しておりましたけども、その議会に提案する最終内容につきましては、議員が申し上げられましたように町長はじめ、担当課の職員を含めて検討した結果、こういうふうなものとなっております。確かに、いろんな案が出ておりましたので、そういうふうな意見を集約するっていうことは確かに必要だったというふうに思いますけども、ただ議会の皆さん、住民の皆さんからも意見をたくさんいただいておったところでございます。それを全て、包括したような案というのは、なかなか無理ということもございますので、この案が適切であろうというふうな考え方で、今回ご提案を申し上げたところでございます。

○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。

○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君) 分かりました。まあ、ちょっと残念ですけども、次に移らせてまいります。2年半に、前に遡りますけども、町長、あなたの選挙公約、マニフェスト、あれはあなた自身が作られたんですか。それともあなたが取り巻く、あなたを取り巻く方が作られて、あなたが、あなたの口を通して、発表されたんですか。明確にご答弁を。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 討議資料という形で5回ほどのものを出させていただいております。私が手をかけて、私の思いで、出させていただいているところであります。

○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。

○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君) それはいいことです。自分の思いであのマニフェストを作られた。ならば、なお聞きたいと思います。たくさんのマニフェスト、公約がございました。まあたくさんありますが、今日は3つのことを言います。あなたが、私がさっき出しましたハコモノ行政の見直し、町民との対話行政の重視、トップダウン方式を改め、町民との対話行政の重視、ね、そしてグリーンツーリズムの推進、たくさんありますけど、今日はその3つについてあなたに訪ねたい。

いいですか、町長。あなたはハコモノ行政は、「駄目ですよ、わたしは変えますよ」とおっしゃいました。で、今の答弁でえー、事業効果の期待できる場合は、目的がはっきりとしており、しっかりと利用計画を持っているならば、ハコモノではないという答弁でございました。ならば町長、あなたは、町長になられる前、この議会の副議長を務めておられました。非常に要職を務めておられました。その時に、以前にそのあなたがおっしゃる目的がうーん、はっきりしない、計画がなかった利用計画がなかったハコモノあるんですか。具体的に言ってください。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) その当時の経過の中でのお話しでございます。まあ山香荘の問題と関連しているのかなというぐあいに思いますけれども答えさせていただきますが、その当時、以前の一般質問のなかでも、どなたかの方にお答えさせていただいたことがあると思いますけれども、農産加工施設、その当時、非常に十分な議論がなされていないなかでの取り組みが、計画がされておりました。まあ私は議会のほうに、その時は在籍していなかったですけれども、2月の、21年の2月の議会であったと思います。議決されたという経過もあります。そういった本当に十分なこの計画がなされていたのかなという思いの中で、まず一つは、そういった視点を感じ、そこに記したというところであります。

○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。

○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君) はい、分かりました。農産加工施設はまた後から追求したいと思いますけども、つまりね、町長、あなたは、あなた自身の考えられたマニフェストに沿って、町内を5回も6回も回られてどうぞ、森田丸に、この森田丸の旗の下に集ってくださいと、ね、錦の御旗を掲げられて選挙戦を闘われました。そして6,900ほどのたくさんの票をいただかれました。で、大山町民18,000人が森田丸に乗ったんですよ。乗ったところが、方向が違う、ね、あなたはハコモノを造らない。町民との対話行政を重視する、グリーンツーリズムを推進するといって、そうだそうだといってあなたの船に乗られた町民が、おかしいでないか、これは行き先が違うじゃないか、たくさん不平不満、持っておられます。以前の議会で、名和地区、名和地区といっちゃあいけませんでしたな、大山町民のご婦人の方からお手紙が来ました。読ませてもらいました。本当に普通の主婦の方でございます。素朴な疑問、素朴な何ていいますでしょうか、町長に対する疑問といいますでしょうかね、不満と言いますでしょうか、覚えていらっしゃると思います。今日は時間の関係で再度読むことを止めますけども、つまりね、町長、町民はあなたを信じて、あなたの船に乗ったんですよ。乗った途端に行く先が違う。これはね、非常に残念なことと思いますけども、どうですか、答弁ができますか。答弁が出来だったら次行きますけれど。うん、なかなか難しいでしょうけんね。なら次行きます。

つまりね、うーん、ハコモノにまあ具体的に、そのハコモノは何を指すかと私が質問しましたら、加工所のことだったと。がいに議論を尽くさんうちにハコモノを、加工所を建ててしまったんだと。で、森田町長は始めは、うーん、農産加工所の中止でしたね、それから途中から見直しになったでしょうか。で、その見直しされたことが、今現に本当に良かったんですか、と聞きたいですけれども、ちょっとこれは農産加工所のことになって、山香荘と話題が変えますね、また別の機会にしますけども。

ちょっと話題を変えます。町長の人生訓というのは何なんでしょうか。どういう言葉を自分の人生訓としておられますか。非常に抽象的ですけど。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 山香荘につながる質問かなと思ってお答えさせていただきますけれども、「一生懸命」ということと「誠実」ということであります。

○議員(11番 諸遊壌司君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君) うれしいですね、一生懸命と誠実、本当にそうです。私の人生訓は、「馬鹿でも正直ものであれ」というのが、私の人生訓でございます。ところで、町長、私もあなたもいつかの議会で一般質問で言いましたけども、中学、高校と同じ同窓でございます。ね、特に高校では倉吉農高全寮制、私が1期生で、あなたが3期生、ね。祥雲寮という寮で食事をしました、ね。同じ釜の飯をあなたと一緒に一年間食べました。その倉吉農高の祥雲寮の中に3つの綱領がございました。ね、朝食の前、夕食の前、全員が起立でその綱領を唱えてから食事をいたしました。覚えていらっしゃいますか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) その当時、寮長でございました諸遊議員から示していただくことがありがたいのかなと思います。

○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。

○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君) もう私、学校高校卒業しまして40数年になりますけれども、今でもはっきり覚えております。その3つの綱領、1つ「誠実と敬愛」、1つ「強健な身体と不屈の意志」、1つ「近代農業の創造と開拓者精神」鹿島議員も覚えていらっしゃいますか。うん、町長思い出されましたか、まず、思い出された?

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) はい、3点目の開拓者精神じゃなくて、開拓精神だったと思っております。

○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。

○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君) つまりね、1番目、誠実と敬愛、ここなんですよ。あなたが、あなたのおっしゃった座右の銘、誠実、つまりまじめ、うそをつかない、敬愛、敬い愛すること。つまり相手の気持ちをよく理解する、このことが、あなたも自分の座右の銘でそういう意味、おっしゃいました。それを忘れちゃならない。特に町長の、トップ、ああ、町民のトップに立たれた町長としては、この誠実と敬愛という言葉を忘れちゃならないと私は思ってるんですよ。

そこで、本題に入りますけども、いいですか。議会の特別委員会、我々が作りました特別委員会も、また町民の皆さまで作られました活性化委員会も、町長がこのたび出された、いいですか、土地を広げて、サッカー場を2面作りなさいという提言者は、どちらも出していないんですよ。いいですか。私はね、私事のことをいうのもあれですけども、議会の特別委員会、途中副委員長が辞任されまして、急遽私に副委員長をしろということで、副委員長、つまりまとめ役の責を負うことになりました。まあ議会18人おりまして、99、イーブンです。非常に1本にまとめるということは、複数案を出すというのはみやすいことです。A案B案、これを執行部に出すことはみやすいことです。でも議会として、一つ、賛成派、反対派の案を一つにまとめてつまり水と油の案を一つにまとめて出すということは非常に、まあ能力が無いということもありますよ。大変でございました。委員長、副議長しておられます西山委員長、大変でございましたね。それを何とか反対派の皆さんも、賛成派の皆さんも、まあそこだったら何とかお互い譲りやこできるじゃないかなというところで出しました。それはサッカー場2面でなくして、今の広場を計画により、人工芝にしてもいいし、天然芝にしてもいいし、まあ広げることもまあいたしかたないかなと。そこまででございました。土地を買って、2面作りなさい。そんな話は一つもしておりません。また町の活性化委員さんのも何べんも読ませてもらいました。どこに書いてあるんですか。どこに書いてあるんですか、だけども町長の答弁は、町の活性化委員さんの答申、議会の答申、併せたのをこのたび上程しました。私は不思議でかなわない。私は能力がないですよ。理解力がないですよ。理解力がないけども、町民の皆さんが、議会が出した答申、活性化委員会が出した答申を見られて、これを、ね、まとめられたのが、町の案ですよって言われたら、必ずびっくりされますよ。ご答弁ください。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 諸遊議員が特別委員会の会が進むなかで、副委員長に就任されたということのなかで、そのまとめ役ということ、委員長の補佐をされながら、一生懸命、まとめ、報告書を練り、作り上げられたということでありまして、非常にそのことにつきましては、敬意を表するところでありますし、感謝を申し上げたいと思っております。これもたびたび申し上げるところでございますけれども、この特別委員会の報告書、先般委員長のほうからもこの議場で報告がございました。基本理念、しっかりと、議論されてこの基本理念が示されております。

4つの項目がございます。町民が利用しやすいまた利用できる施設へ、事業展開することはもとより、町外からも広く集客できる施設として活性化をはかるということ。そして2つ目に過疎化や、少子高齢化が進むなか、住民の福祉向上、健康増進、それも視野に入れ、食など自然豊かな資源を十分に活かした、健康づくりに供する施設として活性化をはかるということ。3つ目、エコツーリズム、グリーンツーリズム、スポーツツーリズムの拠点として、年間を通じて、行事、スポーツ、行楽など楽しめる施設として活性化をはかるということ。そして4点目に過大投資は避け、運営管理にかかる町費の繰り出しはできるだけ、できる限り無くすということであります。自ら関わっていただいて、本当にしっかりとした、そういった基本理念のものを、報告していただいたものと思っております。

そして、山香荘及びその周辺施設の活性化策ということのなかでは、まず冒頭に公募による民間活力の導入を最大限に考え、そしていろいろな思いがあると思いますけれども、その中に以下の整備、以下の施設の整備を示すということで、わたしの思いはここにあるんですよということを諸遊議員はおっしゃったことの記憶がございます。懇談会のほうで、住民の方々の検討委員会の提言書や議会のこの報告書をいただく中で、最終的には、ABCDE、といいますか、5つの案、これはシミュレーションでございますけども、皆さん方に担当課より示させていただきました。諸遊議員のおっしゃいます思いのある案については、現運動広場を人工芝化あるいはグランドゴルフ場を2面整備、またテニスコート跡を駐車場にしてというような、私はこれが、自分の思う案だということもおっしゃった記憶をもっております。残念ながら、その時のシミュレーションでは、町の持ち出しの額が非常に多い、そしてそれが本当に地域の活性化につながるのかなということを担当者、担当課、そして私どもも感じながら、議会に皆さん方への懇談会で、さまざまなシミュレーションの案を示させていただき、皆さん方からのご意見もいただいたところであります。そういったことを踏まえながらのこのたびの提案であるということをご理解願いたいと思います。

○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。

○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君) じゃああなたが出されました計画書によりますと、27年、平成27年、今から4年後ですね、利用者が、23,000人と書いて、まあたくさんありますけれど一部述べますと23,000人の利用者があると書いてあります。まああそこの場所、12月から3月いっぱいは使えませんでしょうね。そうしますとだいたい年間230日、まあ割り算で、23,000人に230日利用できたら、1日平均100人です。ざっと、ね。土、日、夏休みはもちろんそれはクリアするでしょう。しかし、土、日ばっかりじゃないですよ。月曜日から金曜日まで、ウィークデーが5日間ありますね。一週間に。平均100日、入れますでしょうか。この計画はどこから出された計画なんですか。仮にこの計画を下回った場合、どうされるんですか、簡単にお答えください。あの、ごめんなさい。課長が手を上げ、しゃべりたいっていうような格好をしておられますけれども、課長でなくて町長自ら答えてください。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 担当課長より述べさせていただきます。

○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。

○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。

○観光商工課長(福留弘明君) 失礼いたします。私のほうからこの議員の皆さまに提示をさせていただいております何案かといいますか、各種シミュレーションにつきまして、考え方をお話しをさせていただきたいと思います。

議員懇談会でも申し上げていたと思いますけれども、今回議員の皆さんにお示ししましたのは、町が行う販売計画書ではございません。いろいろな整備方策に合わせまして、全ての検討に共通した条件を設定いたしまして、こういった施設の整備を行うことによって、こういった方向あるいはこういった伸び、こういった経費の推移が見込まれるということで、書類にも明記させていただいておりますが、その傾向を見ていただくための資料として提示をさせていただいたものでございます。そうしたなかでいろいろな案ですが、基とした根拠は、直営に戻ります前の3カ年の平均利用者数、各いろいろな例えばスポーツ合宿ですとか、仕出しですとか、そういった平均の利用実績、これを基本にいたしまして、現在、来年度から営業をこういった形で再開した場合に、どこまで利用客が落ち込んでいるかというところをまず線をひきまして、それから各整備方策ごとにいわゆるその施設の能力というものがございますので、その能力に応じて、いわゆる利用可能客、そして単価設定を一定にしたシミュレーション、正に試算でございます。これをしたものを提示をさせていただいております。具体的な数字をここで、個々に申し上げることはいたしませんが、先ほど言われました2万数千人というのは、過去にも利用者数としては、これよりもかなり多くの利用者数がある数字でございまして、そういう全く、いわゆる空想論的な数字でしておりませんし、仮にこの今使われた数字がそういった数字であれば他の例えば議員さん方の例示をいただいた場合の数字も同じ根拠によっておりますので、同じような数字であると。ということは、私のほうで提示をさせていただきましたあの数字よりももっと売り上げが下がるということになろうかなあというふうに思いますので、数字の意味としてはご理解いただければと思います。

○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。

○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君) はい、数字の意味としてはよく理解しました。昨日ね、米本議員の質問に、町の負担が、3億、全部で35,000万ほど、ね、サッカーくじ、それからサッカー協会から12,000万ですかいな、合計あって。残りが2億数千万、それに辺地債を使って町の持ち出しが4,000万ほど。4,000万ちょっと。これを十年で払っていくと、年間400万ちょっとですよという説明でございました。ね、従来は、年間1,000万から、1,500万掛かったのが、この計画をサッカー場2面造ると、町の持ち出しが400万ちょっとですよという説明でした。町民の皆さん、議員の皆さん、全くうそなんですよ。そこが。これまで1,000万、1,500万は、修理代、ね、山香荘の修理代が、かかったのを寄せて1,000万から1,500万です。このたびの400万というのは確かに払っていくの、まあ月賦って言うでしょうかね、借りた金を払うのは年間400万ぐらいですけども、それに30年経った建物、必ず傷んできます。これをずっと町が払っていくんですよ。ね。町長。まあ傷んだ建物に払う、私ね、これがサッカー場ができればたぶんね、フェンスが必要だと思います。この計画にはフェンスがなかったですね。そしてお客さんが来られると、観覧席も造って、スタンドを造って欲しいということが出ます。もしそういう要望があったら、これは町が造られるんですか。誰が造られるんですか。サッカー協会ですか、指定管理者ですか。町ですか。はっきりお答えください。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 詳しいところは担当課長から述べさせていただきますけれども、まず老朽化したもの修理修繕というような話もでました。昨日の会の中でもお話ししたかなと思いますけども、存続という方向性を出していただきました。存続をしていくということについての施設の整備ということについては、どういう形だろうと古くなったり、あるいは雨漏りがしたりということについては、改善をしていかなければならない、解消していかなければならないということでございまして、この点については、ご理解をいただけれるものと思っております。細かなところについて、担当課の方から述べさせていただきたいと思います。

○議員(11番 諸遊壌司君) 議長、議長、すいません。いやいやそういうことは担当課長じゃなくしてね、町長、あなたの口でそういうものがあったら町が出すか、出さんか・・・

○議長(野口俊明君) 諸遊議員、諸遊議員。はい、執行部。

○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。

○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。

○観光商工課長(福留弘明君) 大変失礼いたしますが、ご質問の中にございましたところで2点私のほうでお答えさせていただきたいと思います。

まず修繕料込みの1,000万、1,500万ということでございますが、そのことについてはそのとおりでございますが、今回のシミュレーション等でこれからかかる修繕料を含んでいませんのは、この施設を町長が申し上げましたように、施設を維持管理をしていく、存続をするということであれば、どういう整備方策を行おうとも山香荘の本館の修理修繕については、全く変わりがないということで、比較の数字としてお示しをする必要がないから入れていないということでございますので、ご理解たまわればと思います。

それと整備計画、今回、これから追加提案をさせていただく内容といたしましては、現有施設をそのまま使えるところは使いますけれども、新しく整備をいたします人工芝広場につきましては、フェンスも併せて整備をするというプランとしております。併せまして観覧席ということがございましたが、どういうんでしょうか、法面や、階段を使っての観覧席のようなものというのはできるものというふうに思っております。以上です。

○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。

○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君) 昨日の米本議員の質問の答弁で、観光庁長官、平井鳥取県知事が来られて現地に来られて「スポーツツーリズムがんばりなさいよ」とおっしゃった。これ町長でしたか、担当課長でしたかいね。ああ、課長がおっしゃいました。私ね、まあ平井さん、知事が言われるのは結構ですよ。ならば県がすればいいじゃないですか。県の土地、大山の駐車場、大山有料道路のところに2つも、3つもありますよ。何故、県は自分の金も出さずに、町に、ああいいことですからしなさい、しなさい。町民の税金でするんですよ。そして8割、2割しか町民は使えない、ね。そのへんが、まあ執行部と我々の考えは違いますけど、町民が利用なかなかできない、自由に使えない、そういう施設に、そりゃあ知事さんも楽なですわい、いいことですけ、しなさいしなさいっていって、こりゃあ町民にとってはたまったもんじゃないですよ。町民はあんまり利用しないところに、と思ったりします。まあ、その議論をしたって同じことの繰り返しですのでね。それでね、わしね、基本的に町長と考えが違うの、山香荘のことに関しても農産加工所に関しても、継続可能な施設にするためには赤字を出してはならない。とよくおっしゃいます。ね、ある意味では分かりますけどもね、ここなんですよ。例えば、農産加工所、ね、あなたがちょっとさっき、前段にありましたけども、今赤字を出さんために、外部委託加工ですか、しておられまして、儲けになってますか。今日はちょっと話が違いますけども、儲けになってないでしょう。本来はそうでなかったんですよ。農家の、まあ、等外品、格外品といいますでしょうか、それを買って、加工所が赤字になっても農家の所得が上がればよい、それが加工所の原点だったんですよ。ところが町長は、加工所で赤字になれば駄目だ、そのためには委託加工しよう、ね、そういう考えもいいかもしれませんけども、実際赤字だらけですね。で、山香荘の場合も同じことなんですよ。山香荘も確かに赤字があまり出りゃあ、まあどうかと思いますけども、町民の利用率が上がれば、それでいいんですよ。町民の皆さんが喜んでくだされば、年間500万、600万、700万、掛ってもいいんですよ。町民の施設ですから。例えば体育館が大山地区、名和地区、中山地区ありますね。これはどっこも赤字ですよ。収支計算すれば、だけど皆さんは小言はいいませんね。それは町民のためにある、町民が利用する施設だから、町民が文句たれない。今山香荘に文句をたれるのは、町民が使わずにおって、町民の血税を使っているから、町民がぶつぶついうんですよ。ここがね、基本的に違うんですよ。

 だからもっとそのサッカー場でうんぬんでなくして、町民が使える施設、だから地元の有志の方が、自分たちにさせてください。町の指定管理料要りませんよ。自分たちにさせてくださいと、担当課長のところにも、町長のところにも行かれたでしょう。それをあなた方は反故にされて、いやあんたたちの計画はちょっとあてにならんわ、もうサッカーが一番いいですわという2面の計画を出された。これはね、基本的におかしいじゃないですか。山香荘でグリーンツーリズムはできますか。始めはそうだったでしょう。それからだんだん変わって山香荘でスポーツツーリズム、こんだ変わって全部で大山ツーリズムをしよう。なんだか方向がね、変なほうに変なほうに、自分に都合のいい、都合のいいほうに変わっていくじゃないですか。わたしは、本当に心配しますけれど、答弁できますか、町長。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 諸遊議員のほうからの質問でございますけども、伺っていますと、諸遊議員の都合のいいように都合のいいように話をしておられるように感じさせていただいております。地元の団体が、地元の方々が、直接こういった提示をしっかりと持って来られたということはございません。担当課のほうにはあったのかもしれませんけれども。ただこの段階で、それぞれの民間の団体であったりとか、いろいろな取り組みの提案を行政のほうで受けて、それをこう皆さまのほうに示していくと、いう段階ではないと思っております。逆に議会のほうでも、いろいろと特別委員会を設置され、視察をされたり、あるいは私も同席させていただきましたけども、ある場面では、そういった思いのある事業者の方を呼んでヒアリングをされたりということもされた場面もございます。そういった場面で地元の方々がまたアピールされたり、されることがあっても良かったのでないかなと思っておりますけども、そのことはなかったのかどうか分かりません。

そういった事を踏まえながら、諸遊議員の思いの中でいろいろ述べられますけれども、本当に私のほうで聞かせていただきますと、本当に諸遊議員としての思い、そういう観点からの話なんだろなというぐあいに承らせていただいているところであります。

○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。

○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君) 町長はかねがね、町の大山町の発展は、交流人口の増加と定住化だと言っておられます。うん、決して間違いでない考え方だと思っておりますけども、私はね、もうそろそろその考え方一辺倒でなくして違った考え方も取り入れる時期だなと考えております。

 何故ならば、全国的にもう23年前から日本の人口は減ってきました。鳥取県の人口も60万が切れました。今58万ぐらいでしょうね。我々の中核都市米子市も毎年減っております。ね、そういう人口が減って、少子高齢化、お年寄りが増える、そういう時にね、交流人口を増やしても、定住人口は増えるわけがないんですよ。サッカー場に仮に来られても、おっしゃった、今担当課長がおっしゃったように、過去の実績で23,000人来られたときがある。仮に来られても、それがお金も落とすこと、まあご飯は食べられるかもしれんですよ。ジュース、自動販売機でジュース売れるかもしれんですよ。それが地域起こしになるわけでないし、ましてやその方が、定住化になるわけじゃないんですよ。そうでなくして、こんなにお年寄りが増えたならば、ね、老人、老人といったらどうかな、また差別言葉になるか、お年寄りに優しいまちづくり、そのまちづくりの一端に山香荘を利用する、そのことによって、なんと大山町に行くとええわ、まあ税金も安いし、水は綺麗だし、まあ山香荘みたいな広いところでグラウンドゴルフして、ああ昼飯をちょっとよばれて、そこでなんと老後は大山町に住もうや、ここが始まるんですよ。サッカーに、何度も言います。サッカーにお客さん呼んでおいても、定住人口は一つも増えない、町長どうなんですか。お答えください。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) たくさんお話しをされますので、どこを中心にお話しをするのがいいのかなと思いますけども、まずまあ、交流人口のお話しをされました。少子高齢化が進む現状の中で、地域が元気でにぎやかで、あるいは活性化につなげていくということ、そういった視点のなかだからこそ、交流人口を増やしていこうという捉え方のなかでの取り組みが進んでいるわけであります。議員も、周知しておられると思いますけれど、大山恵みの里づくり計画、これと特に産業雇用、この分野において、大きなテーマが農林水産業の振興、もう一つは、観光交流人口を増やして農林水産業との連携を深めて、今よく国のほうで叫んでもおりますけれども、6次産業化、そういった方向を進めていこうということで、合併後の大山恵みの里づくり計画が作られ、国よりも先んじてこういった取り組みが進んでおるということは、議員ご承知のとおりであります。そのことを踏まえながら、このたびまあこうして、ご発言をしていただいておるわけでございまして、何となく本当に整合性がある発言なのかなという感じを受けるところでありますけれども、これはそれぞれの思いでございますので、それはそれとして、よろしいかと思います。

 もう一つ、高齢者の方々に、福祉であったり、健康ということのなかで、グランドゴルフの話もされました。このたびのプランのなかにも、そういった議会のほうからの提言や、住民の有志の方々からの提言、そういったなかにもその思いがございます。このたびのプランのなかにも常設型のこのグランドゴルフ場を整備していこうという計画を入れておるところでございまして、ご理解を願いたいと思っております。

 それから先ほどの質問、前回の質問の中で、特に赤字ということについてお話しをされましたけれども、本当にそれでいいのかということを議会の皆さん方、そして私どもを含めて、やはり町の持ち出しは、最小限にしていこうという方向性のなかで、さまざまな取り組みや検討をしておる現状でございまして、諸遊議員、おっしゃいますように、赤字オッケー、どんどんそういったことを含めながら、それを前提としながらやる方法もあるんでないかということが総意であるとするならば、それはそれとしてのまた考え方も、出てくるものと思っておりますけれど、今現状のなかではそれはなかなか厳しい発言が多いのではないかなという捉え方のなかで、何とか、赤字を出さない、何とかやっていける、継続性のあらゆる事業経営という捉え方のなかで、取り組みを進めておるということでありますので、ご理解願いたいなと思っております。

○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。

○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君) えー、残り時間、6分ですのでね、どこまで行かれるか心配でございますけれど、ところでね、町長。この全ての計画、立てるのに、大山町の人口推移がどのようになっていくか、ということが、まず基になると思っております。町長は今の人口、5年後の人口、10年後の人口、ざっとでいいですよ。何十何百人、ああ、そのことはどうでもいいですね。ざっと答えることができますか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。残り時間5分となりました。

○町長(森田増範君) すでに周知の議員だと思いますけども、総合計画の後期計画でも示させていただいておりますけれども、その最終年の目標というところが、16,500という人数であるわけでございますし、今現在が18,000辺りにあるという現状であるところであります。

○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。

○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。 

○議員(11番 諸遊壌司君) うん、まあ18,000てっておっしゃいました、それは住民生活課のところには18,000なんぼってありますけども、国勢調査、去年の国勢調査では、22年が、昨年ですね、17,494人、17,500人ほどですね。5年後、平成27年が16085人、16,000人ほど。10年後平成の3214,650人、14600人、だいだい過去の統計から1年間に250人から300人減っているんですよ。これね、いくら先ほどいいましたように、定住策をしたってもう世の中どうしようもない。少子高齢化、この時代、大山町が一番、いろいろ出されても他の町も同じことをされるんですよ。だからどうしようもない。ね、そしてね、一年間に250人から300人減られてどんどんどんどん減っていく。減っていくことによって、総務課長、交付税は下がってきますね、人口が減ると。ね、交付税が下がってくるんですよ。そういう時にこういう大きな建物を建てる、町民が使わない、あっ、使わないと言ったら御幣がある、利用しにくい、どうなんですか。そして、その上ですよ、老人化率、老人化率が今32%、33%、5年後の27年が38%、そして10年後32年が41%、凄いことですよ。10年後14,500人の町になって、老人化率が41%、半分、100人おったら41人、10人おったら4人の方が65歳以上の方なんです。これが現実なんです。ね、そして、これはいつだか言いましたけども、人口が減るのに、総医療費は毎年1億円ずつ上がってきますね。課長、そうでしたね。そうなんですよ。人口が増えて、総医療費が増えるだったら分かりますよ。人口が毎年250人か、300人増えて、あっ、減って、老人化率は上がって、総医療費が毎年1億円ずつ上がる。そうすると、どうなるか、国保税が高くなりますね、そして、介護保険料が高くなりますね。いいですか、町長。町民はね、こんなサッカー場望んでいないんですよね。町民は、もっと国保税を安くして欲しい、介護保険税を安くして欲しい。町という立場からみれば、その介護保険税を安くするために、健康なお年寄りを作る、そういう施策をしていく。これがあなたに任せられた、森田丸に乗った町民の声ではないですか。聞こえませんか、あなたは。あなたは、そう皆さんに2年半前に訴えられたんですよ。自信持ちなさいよ。なんで方向転換されたんですか。もう1分ですので、答弁してもらって、終わりにします。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 熱弁をしていただいたところでございますけれども、限られた時間の中でお答えをさせていただきます。自信を持って進めている施策であります。そして、今、世の中どうしようもないという話を縷々されました。あまりにも夢のない元気のない視点でのお話しではないのかなと思って聞かせていただきました。私はまちづくりの中で、さまざまなテーマがあります。元気なまちを作るということ。先ほどおっしゃいますように、高齢者の方々、あるいは子どもたち、そういった方々への・・

○議長(野口俊明君) えーと、時間となりました。

○町長(森田増範君) 安心安全のまちづくりであるということ、さまざまなまちづくりの取り組みを進めておるなかでございますので、そのなかでのこのたびの取り組みは、まちに元気を、活力を、活性化をしていこうという考え方のなかでの提案であるということ、そして今やれることを次の世代のために、着実に進めていく、それは最終的には、議会の皆さま方のご同意がなければなり得ないことでございます。たびたびのご質問をいただくなかで、精一杯のお答えをさせていただいております。たくさんの議員の皆さんにも、住民の皆さまにも、ご理解をいただけるものと信じております。以上です。

○議員(11番 諸遊壌司君) 終わります。

吉原美智恵議員の一般質問

○議長(野口俊明君) 一般質問を再開いたします。次、9番 吉原美智恵君。

○議員(9番 吉原美智恵君) はい。それでは、諸遊議員の熱弁の後ですけれども、政局に対して2問質問したいと思います。

1番目は、大山町における防災教育の充実はというところで教育委員長に質問いたします。今月7日、文部科学省の有識者会議で、東日本大震災を受け、公立学校の児童生徒が災害時に自分で危機を回避する能力を育成することや、ボランティア活動への理解を深めるための防災教育の充実が必要であるとする提言がまとめられました。併せて、安全対策として全ての学校に緊急地震速報の受信設備の設置と地震・津波の避難マニュアル整備を求めています。これを受けて、大山町の防災教育をどのように充実させていくのかお尋ねいたします。

○議長(野口俊明君) 教育委員長 伊澤百子君。

○教育委員長(伊澤百子君) はい。ただいまの吉原議員さんの平成2397日に発表された文部科学省の有識者会議の提言を受けて、大山町の防災教育をどのように充実させていくのかとのご質問にお答えします。

各学校におきましては、従来より学校安全計画を策定いたしておりまして、危険等の発生時の対処要領、またそれらに基づいて、毎年、避難訓練や安全教室等というものを何回か実施をいたしております。

また、例えば理科において、「流水の働き」、「火山と地震」、「自然の恵みと災害」といった内容を学習したり、保健体育におきまして「自然災害による傷害の防止」、あるいは「応急手当」といった内容を学習したりするなど、教科の学習の中でも幅広く、自然災害やその対応についての正しい理解というものが図られております。このことも、学校における防災教育の大切な一面というふうに考えております。

しかし、311日のあの東日本の大震災を受けて、ただいまおっしゃいました文部科学省の有識者会議の中で、災害時に自分で危険を回避する能力を育成するという視点や、ボランティア活動への理解を深めるという視点の重要性が指摘をされ、これまでの防災教育の取り組みというものを見直して、いっそう充実させるということが求められてきたところです。

鳥取県でも、自助・共助の心と行動力を育てることを目指しながら、鳥取型の防災教育の推進というものを掲げておりまして、今年度から県内の3つの小学校をモデル校に指定して、鳥取大学、地元の大学と連携した防災教育の取り組みというものを始めました。このモデル校の一つに大山西小学校が指定されまして、地震や津波を想定した避難訓練というものは元よりですが、個々の学年に応じた先進的な取り組みを進めようと今しているところです。

まだ、取り組みが始まったところで、その成果は今後に期待をするところですが、大山西小学校の取り組みに学びながら、その成果を今後は町内の他の学校にも広げ、大山町の防災教育というものをいっそう充実させていきたいというふうに考えております。

 次に、安全対策としての緊急地震速報の受信設備の設置と地震・津波の避難マニュアルの整備といった側面からの防災教育についてですが、緊急地震速報の受信設備の設置につきましては、今年度の、平成23年度の「広報だいせん」5月号でも紹介をしておりますが、大山町では、全国瞬時警報システム、ジェイ・アラートというふうに言われておりますが、これによる緊急放送の運用を51日から開始をしております。 

これは、震度4以上の大地震、大津波とか、武力攻撃・テロなどの緊急事態が迫った場合に、国からの緊急情報というものを、防災行政無線を通じて直ちに伝達をするというシステムです。で、大山町内の各小中学校には、防災行政無線の端末が設置されていますので、そういう意味ですでに、緊急地震速報を受信できる設備がもう整備されているというふうに言えると思います。

 避難のマニュアルにつきましては、危険等発生時の対処要領というものを学校において作成するということが学校保健安全法というもので定められておりますので、町内の各学校におきましても、既に火災や地震発生時の避難マニュアルというものはきちんと整備されています。

しかし、津波の避難マニュアルというものは、今年度4月の時点で整備しているのは1校のみでした。各学校の立地条件というものを考慮しながら、土砂災害や豪雪、風水害等も含め、今後、避難マニュアルの改善や充実を図っていきたいというふうに考えております。以上です。

○議員(9番 吉原美智惠君) 議長。

○議長(野口俊明君) 吉原美智恵君。

○議員(9番 吉原美智惠君) 今、お答えをいただきましたが、防災教育についてですね、まあ取り組みを始めるということですが、これ以上に、で、モデル校が大山西小ということですけれども、とかく教育委員会のこれまでも、いろんな取り組みについてモデル校を決めて、まず1校からというやり方でまあ充実さしてこられたわけです。で、まあ大山赤ちゃんふれあい教室などね、私自身が提案させていただいて、完璧ではありませんが、実行されております。それがやっと名和中に移ったと。

ですけれども、今回のこの防災についてはですね、モデル校とか、そういう問題ではなくって本当にいつ起こるか分からないわけです。で、大震災、今回の、東北大震災についての教訓で学びますと、取り組んで、一生懸命取り組んでおられて、避難マニュアルもきちんと製作されてありますけれども、防災教育のコンテストというのがあります。防災甲子園というものがあります。それは毎日新聞とか、兵庫震災記念機構が主催したものです。その中で、東日本大震災で、小学生らを助けながら迅速に避難して、校内の全員が無事だった岩手県の釜石市立釜石東中学校の例があります。それは防災教育の日ごろの取り組みが実際に被災地で役立ったという事例があります。そしてまたご存じでしょうけれども、小学校では、取り組みをきちんとされて、いろんな事情があるでしょうけれど、生徒のほとんどが助かった学校もあれば、いろいろなことがあって、いまだにある小学校では、何ていいますか、小学校名は言えませんが、ほとんどの子どもと教職員が亡くなられた小学校もあります。そういうふうに、明暗が分かれております。ですので、これはモデル校も大事ですけれども、やはり大山町としてきちんと各小中学校に対して、防災教育の重要性を認識されてやっていかなければいけないのではないかと思いますが、その点はどうかということと、それから文科省の提言の中ですね、防災教育の充実に向けた提言のポイントの中に、防災教育充実のためには、教育手法の開発や、全ての安全担当教職員の充実研修が必要であると書いてあります。

さて、大山町の小学校・中学校には、安全担当教職員が配置されているのかどうか、その2点をまずお聞きしたいと思います。

○教育委員長(伊澤百子君) 議長。

○議長(野口俊明君) 伊澤教育委員長。

○教育委員長(伊澤百子君) ではただいまの吉原議員さんのご質問につきましては、教育長のほうよりご返答いたします。

○教育長(山根 浩君) 議長、教育長。

○議長(野口俊明君) 山根教育長。

○教育長(山根 浩君) はい。吉原議員さんの質問にお答えしたいと思います。まず、モデル校も大切だけれども、こういったのは、早く全校にというご質問だろうと思いますけれども、正にそのとおりでございまして、例えば、今年、今、大山西小学校が、今度は10月の28日に大きなやつをやるわけですけれども、基本的に防災教育、鳥取県型の防災教育といいましても、一番基本はそれぞれの理科であったり、生活科でありましたり、あるいは総合の時間でありましたり、そういった中にどうこう大事なことを委員長さんお答えいただきましたけれども、どう入れていくかというのがまず1点でございますし、それからあと基本的に10月の28日でやりますのは、町からのアルファ米の試食だとかですね、特別な形でやります。で、そういったのは、各小中学校にですね、大山西小学校はこういうことをやりますよという形でメールでですね、配信してまあ直接見に来ていただくという形にはなかなかならんかと思いますけれども、状況だけ、あるいは教科ではこういった、例えば5年生でしたら、台風の仕組みでありますとか、流れる水の働きでありますとか、を理科でその時に勉強すると。まあいろんな形で、防災ですので、地震ばっかりではなくて、地震、津波ばっかりじゃなくて、洪水や台風や、大雨、いろんな形で対応していこうと思っております。まあできるだけ、趣旨がよく分かりましたので、メール等で今後も大山西小学校の取り組みについては、注意深く、大切にしながらそれをできるだけ早く、町内の小中学校に広げていきたい、あるいは保育園にも広げていきたいと思っております。

それから安全担当の教育のことですけれども、こりゃあ普通、教頭先生がきちんとなって担当としております。以上でございます。

○議員(9番 吉原美智惠君)  議長。

○議長(野口俊明君) 吉原美智恵君。

○議員(9番 吉原美智惠君) そういたしますとですね、そのマニュアルの中にですね、保護者との関係というところで、今回の震災の中で教訓があるんですけれども、地震発生から避難開始まで40分かかったという小学校ですけれども、犠牲が多かったまた裏山に避難しなかった、そしてまた保護者との引継ぎといいますか、そういうところで手間取ったということを聞いております。そのへんでですね、そうですね、その避難マニュアルのなかに、保護者との関係はどうなっているのか、そういうことを聞きたいと思います。

 それからですね、ボランティアのことを言いました。それはある新聞記事がありまして、これは和歌山のこの間の大雨で、今も大変ですけれども、熊野川中学の全校生徒が34人しかいないんですけれども、その子どもたちがですね、道路が寸断されたところの村を自主的な活動で、朝7時から午後6時までに、3軒雑巾で泥をかき出し、汚れた衣服や食器を家の外に運ぶ、訪れた家の半数は交友の少なかった高齢者の家だということです。そして、そういう役立ち感というか、そういう一生懸命やったことによって、地域とのつながりが芽生え、ということが書いてあります。ですので、小中学生といえども確かに今の子どもたちは勉強、勉強ということになっていますけれども、昔の子どもたちは働いたりもしてました、お金がなければ。っていうことで中学生はもう自分たちで考えて行動できるのはもちろんでありますので、そういうやはり中学生にとっても、地域の人の高齢者、日頃、顔を見たこともない人たちの役にたったというところで、地域を愛する心といいますか、そういうこともはぐくまれるかも分かりませんので、そういう教育もこれから力を入れていかなければならないのではないかと思いますが、その辺についてとお願いします。

○教育委員長(伊澤百子君) はい、議長

○議長(野口俊明君) 伊澤教育委員長。

○教育委員長(伊澤百子君) えーと前回の議会の一般質問でも、大山町の学校、保育所の避難、こういった緊急の時の避難についてはどのように体制ができているのかというようなご質問いただいた時にお答えをしたと思いますが、その中の一つに、やはり児童の引渡し、登校下校の時の避難についても充分に各学校で対応していかねばならないというふうにみんな認識をして取り組んでいるというふうに申し上げたと思います。

また今のボランティアのことにつきましても、ことこういう災害のときに関わらず、あらゆるところでやはり地域の方々と学校との関わり、いろいろお世話をしていただいたり、ボランティアをしていただく、また子どもたちもいろんな形で地域にお返しをし、交流をしていくという機会を作ろうと、現にまたそんなを作っている学校もたくさんございます。まあこの今の災害のことにつきましては、教育長のほうよりお答えをいたします。

○教育長(山根 浩君) 議長。

○議長(野口俊明君) 山根教育長。

○教育長(山根 浩君) 今、教育委員長さんがおっしゃったとおりなわけですけれども、補足をしておきたいと思います。今までですね、はっきり言いましてその全国ほとんどだろうと思いますけれども、保護者が向かえに来たとき、どう対処するかというのは盲点でございまして、正直言いまして、どっこもあんまりそこのところはしていないだろうと思います。ただし、今回の津波のなかでですね、お話しがありましたように、たくさん亡くなった大川小学校の場合、この前クローズアップ現代でも話取り上げておりました。108人の生徒がおる中で70人が亡くなった。いわゆる今まで学校の管理下で子どもが亡くなった最大の数でございます。で、その時に、その時もあったそうですけれども、保護者が迎えに来た時にどう対処していいか分からんということもたくさん出てきたと。やっぱりそれは、非常にその切羽詰まった状況のなかで、結果的には判断が誤ったでしょうけれども、その結果70名というたくさんの生徒が亡くなった。非常に私たち学校教育に関わるものとしては、忘れてはならない数字でないかなという気がします。

で、今さっきの話がありましたボランティアとかそういった形でございますけれども、この有識者会議の中間取りまとめに一番尽力されましたのは、あの群馬大学のご存じのように、片田敏孝先生でございますけれども、この先生がずっと、その必ず地震は来るんだと、そして津波も来るんだという形で釜石のですね、教育をずっとされておりました。で、中学生は要するに、まず生き延びなければ、人も助けられない、というのが一番の根本であります。ここにあのちょっと小さい枠ですけれども、中学生がまず逃げる姿を見て、小学生がこりゃ大変だといってついていったと、のが根本にあります。ですから身の安全を守るということが一番に考えてそういった形になっております。それから、今までの防災の一つの考え方とっていうのは、宮古市の田老町の高さ10メートル、幅3メートルの防潮堤でございますけれども、そういった形で、できるだけなくしていくっていいますか、チリ地震でも全く影響がなかった、そういったような形で、あったわけですけれども、今回の地震をみますと、自然っていうのは、想定を超えることっていうのがあるわけでして、そのことが、この前の97日の有識者会議に色濃く出ております。やっぱり災害は起きると。起きるけれども、それを災害を減らすためにはどうしたらいいか、という形でその時に自分で危険を回避する能力を育てていこうだとか、で、命を守ることだけでなくて、その後の生活や、復旧復興を支えるための支援者となるための視点がどうしても必要だという形でボランティア活動が大事だという考えが出ております。まったくそのとおりだろうと思います。やっぱり自然と共存しながら災害と向き合っていく視点っていうのも、これからの大山町の防災教育の中にも取り入れていきたいと思っています。

○議員(9番 吉原美智惠君) 議長。

○議長(野口俊明君) 吉原美智恵君。

○議員(9番 吉原美智惠君) はい、確かに、前回岡田議員さんが、防災教育のことにも質問されておられました。ただここで申し上げたいのは、本当に千年に一度とかそういう未曾有とかいっていますけれども、で、なんとなく大山町は大丈夫じゃないかというそういう気持ちが、ありはしないか。神戸もでした。神戸も私たちが学生時代に近くにおりましたが、神戸ということころは災害がなくて本当にいいところだなんて言っておりました。何年も地震はない。それがありました。ということで、ですからそういうマニュアルもですね、そのマニュアルを守ったばっかりに遅れたということもありますので、今回申し上げたいのは、規模や状況に応じた引渡しの条件を詳細に決めておく、そういうことが大事だろうと思いますので、そういうことについての点検はどうなのかということをお聞きしたいのです。どうでしょうか。

それからですね、そういうところ、点検をもう一回されたのか、この大規模震災を受けて。マニュアルがあると思います。それからあとボランティア活動の積極的な参加というのは、ある程度教育委員会などが指導していかなければいけないと思います。ですので、防災教育をこの会合ではですね、学校の正式教科に加えるべきだと、そういう指摘も相次いだそうでございます。ですので、もう一度その防災教育に対してどのような指導をなされるのか、2点お聞きしたいと思います。

○教育委員長(伊澤百子君) 議長、教育委員長。

○議長(野口俊明君) 伊澤教育委員長。

○教育委員長(伊澤百子君) ただいまの吉原議員さんのご質問ですが、まず始めに児童の引渡しのことについて保護者の方々ときちんとそのあたりが、話し合い、点検ができているかどうかということで、またそこまで細かいところはいたしておりません。今後、取り組みをしていこうというふうに思っているところです。

それからもう一点、防災教育の大切さというものはあらゆる分野でボランティアもそうですし、それから日常のこともそうですし、有り得ないというふうに思っていても有り得ない災害がいつ起こってくるか分からないということで、取り組みをしていくということで、まあ県もこのたび取り組みをはじめましたし、大山町もそういう形で今取り組みを行っていると。で、西小はいろんな形でモデル校にはなりましたけど、今までの経緯も、ずっと取り組んできておりますし、どの学校も今まで取り組まなかったというわけでは全くないので、今後、さらにそれは充実していくということで、まあお答えになっているかどうか、はい、その思いを申し上げたいというふうに思います。

○議員(9番 吉原美智惠君) 了解しました。次にいきます。大山町の観光戦略はというところで、町長に質問いたします。

 大山町は、観光資源豊富な町であります。これまでも数回にわたって、一般質問で提言した経緯がありますが、残念ながら昔からある地域資源が生かしきれているとはいえない状況であると思います。特に来年2012年は、日本最古の歴史書「古事記」の編さんから1300年となるということで、各自治体も地域振興に結びつけようと、各種イベントの準備を進めています。本町にも、以前の質問の折にも力説した唐王神社等ゆかりの地があります。その後の取り組みはどうでしょうか。

 また観光は、裾野の広い産業であります。本町の戦略の一つとして、観光関連の部署だけではなく、産業、建設、教育などの部署を横断しての取り組みが必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。

○町長(森田増範君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 吉原議員の2つ目の質問でございます。大山町の観光戦略はということにつきまして、お答えをさせていただきたいと思います。

まず、来年の古事記編さん1300年に関します取り組みにつきましてお答えさせていただきたいと思います。来年は古事記にゆかりの地各所でいろいろな取り組みが予定されると伺っております。

まず、大きな取り組みではJRグループと共同で取り組みますところの山陰デスティネーションキャンペーンが10月から12月まで行われますが、この中心に据えられておりますのが古事記1300年関連でございます。本町も積極的にこのキャンペーンに参画していくこととしております。独自の取り組みといたしましては、先ほど吉原議員からもご紹介いただきました「唐王神社」でございます。観光協会を中心に「良縁と愛の絆の地」というキャッチフレーズでPRに努めてまいることとしております。もちろん、大山は重要なポイントでもございますので、大神山神社や再来年に創建1300年を迎えます大山寺との連携、これも重要であると考えております。いずれにいたしましても、関係者の総力を挙げてこの機会を有効に活用していきたいものと考えています。

 また観光は総合産業といわれておりまして、裾野の広がりが大変広いことが特徴となっております。近年、「6次産業」という言葉が使われることが多くなって参りましたのも、こういった特徴を充分活用することによって経済の活性化を図っていこうという流れ、時流であると考えております。

従いまして、産業界だけではなくって、行政分野でもいろいろな分野が共同して取り組んでいくことは重要であると考えております。その調整機能を行う部署として観光商工課の中に6次産業推進室を設置いたして、今さまざまな取り組みをしているところでございます。以上です。

○議員(9番 吉原美智惠君) 議長。

○議長(野口俊明君) 吉原議員にお願いしておきます。会議規則、それから議事整理上、発言の前には必ず議長の許可を求めてください。先ほどはありませんでしたから。吉原美智恵君。 

○議員(9番 吉原美智惠君)  失礼いたしました。改めて古事記の問題に触れますけれど、どうして古事記、古事記というのかと言いますと、やはり古事記というのは、日本の歴史書でありまして、古典文学全集って、これあります。まあ何十年前の私の本ですけれど、これは本当に全国的な規模であります。その中にですね、スセリ姫という項目もあります。で、私これをずっと読み聞かせで、あまり効果なかったんですけども、娘たちの情緒的にはどうなのか分かりませんが、読んでました。寝る前に、読み聞かせで。それでその中にそのスセリ姫の話も出てきますし、それからあまりにも有名になった白うさぎの話が出てきます。スサノオノミコトは出雲のほうの主人公で、オオクニヌシはこちらの鳥取県側の主人公なんです。で、そのスセリ姫の段を読んでて、全然知らずに読んでまして、改めてこの近い年代になって50近くに

なりまして、古事記の中に出てくるスセリ姫の話が実は唐王神社の姫様であり、そしてまたその唐王神社の言い伝えで、ムカデとか蛇とか、そういう害虫とかによく効いて、昔はその砂をとるのに、大山の大山口駅まで列をなしていたと、そういう話を聞いたり、そうしますと、もの凄くびっくりして感動しました。本当に全国的な話で、大山町はそんなにどげでもこうあちこちからかき寄せなくても、他のところはストーリーをわざとでも作るんですけど、いつも言いますが、ちゃんとストーリーがあるんですね、それもスセリ姫というのは他になかなか名前ないですので、本当に大山町だけです。

 そして、南部町は赤猪岩神社といいまして、そのオオクニヌシノミコトが、兄弟の嫉妬にあって、ヤガミ姫を娶ったわけで、嫉妬にあって殺されかかるところの赤い岩を猪と間違えさしてこう殺してしまったと。そして再生の地であるということで、南部町は今それを一生懸命今売り出そうとしてます。そして議員さんなんかもTシャツを着て南部町は、そういう古事記何年とか、そういうTシャツを着て歩いておられます。そういうことがもう始まっているわけです。そしてヤガミ姫は八頭です。で、白うさぎ伝説は、オオクニヌシノミコトが兄弟と一緒にヤガミ姫を娶りに、選ばれに行くために、途中で白うさぎに出会って助けて、で、兄弟たちは強いばっかりで意地が悪いので、白うさぎをいじめたわけです。塩水で洗って乾かせとか言って、それをオオクニヌシノミコトが助けて、そのやさしさにヤガミ姫がオオクニヌシノを選ぶわけですけども、その時のヤガミ姫の伝説に基づいて河原道の駅は、ヤガミ姫で町おこしを始めてもう何年かになると思います。ですので、もったいないなと思うんですけれども、まあJRのキャンペーンでやられるのもいいんですけれど、やはり大山町独自で、たくさんのこういう支援があるわけですよね、もう少し具体的に事業の計画はないのかということをお聞きしたいと思いますが、どうでしょうか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) はい。唐王神社の関係のほうでの話でございました。たぶん吉原議員もこの資料はお持ちだと思いますけれども、大山町の観光協会大山支部のほうで、これから10月ごろからの取り組みということで、今現在、こういった資料を作ったりしておりますけれども、古事記編さんの1300年記念での観光という捉え方の中でですね、地元の唐王集落の方と、そして大山町観光協会の大山支部のほう中心として、先ほどおっしゃいましたところの、毒虫、まむし除けの伝説の唐王神社という捉え方の中で、スセリ姫、オオクニヌシノミコトの絆という捉え方の中でのキャンペーン、取り組みをしていこうということで今進みつつあるというところでございます。そういったことについての詳しいところ少し担当課長のほうからも述べさせていただきたいと思います。

○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。

○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。

○観光商工課長(福留弘明君) 失礼いたします。ただいま町長のお答えを若干補足させていただきたいと思います。議員さんから、以前からご紹介いただいております、唐王神社、スセリ姫にゆかりの地ということで、まあ最近にわかに注目を集め始めているというのは確かでございます。ただ残念なことに唐王神社そのものが、古事記には出てきておりませんでして、実は日本書記なんですね。ということもあって、まあスセリ姫とか、まむし、毒虫、そういったところを全面に出してこの機を捉えてということで、地元の観光協会さんは今、ご熱心にいろいろとプランを練っていらっしゃるということでございますし、所在しております唐王集落の皆さんともいろいろお話しをしておりまして、近くの福祉施設の方も駐車場として、自分のところを提供してもいいよとか、そういったようなかなり具体的なお話しになってきております。合わせまして、ご紹介ですけれども、江戸時代の考古学者なんでしょうか、本居宣長という方がいらっしゃいましたが、この方が古事記の解説書を実は書いていらっしゃいます。古事記伝というんですが、実はここでですね、白兎神社というのは当町の中山神社のことだと、本居宣長は書いております。どちらかといいますとこれがあまり表に出てきておりませんでして、新しいネタと言いますか、素材としてですね、こうしたところ、かの本居宣長氏が白兎神社というのは、今のあるところではないと、いわゆるここの中山神社であるということをこれを明確に書いております。伝説とかではなくて書いておりますので、書いてあるという事実を使ってですね、PRができればなというふうに思います。で、来年予定されておりますJRグループ等共同でやります山陰地、のデスティネーションキャンペーン、これはこの古事記1300年に関わります最大の取り組みになるのは事実でございますので、これは積極的に活用させていただきたいというふうに思いますし、それ以外にやはり大神山神社、大山寺、そういった既存のゆかりの地を本町は数多く有しておりますので、この際にというといけませんけれども、まあ大山寺さんも再来年には、1300年の創建祭行われますし、こういったところにつなげるというところも合わせて総合的な取り組み方法、具体的なところも考えていく必要があるなというふうに思っております。以上です。

○議員(9番 吉原美智惠君) 議長。

○議長(野口俊明君) 吉原美智恵君。 

○議員(9番 吉原美智惠君)  あまり話が狭まっていくとあれですけれども、本居宣長の話も聞いております。ですから中山に確か白うさぎ神社はありますが、とにかく一宮神社はスセリ姫の娘の神社ですし、安産の神様でありますし、スセリ姫というのは、全国にライバルがいないわけですので、まあそれはそれです。考え方ですが。で、もったいないと思うのは、ここですけれど、わたしたちは経済建設で視察に行ってまいりました。そして、そこ行ったところ行ったところできちんと理念があって、それに基づいて行政が運営されておりました。長野は長野市で観光キャンペーンということで力を入れております。そしてまた飯田市は環境のまちっていうことで、力を入れております。で、それをいったからといって、他の事も付随してくるわけで、私たちは飯田市に行った時は、環境についてメガソーラーも大きいのも見学いたしました。

で、行って市役所の紹介で、そこでお昼ご飯を食べたりするわけで、人が来るということはやはりそこでまちが活発になるわけですから、何かやはり戦略というか、もしかしてこう観光に対して、観光戦略というものがもっと明確であったならと思うんですね。それで今会見町とか、ヤガミ姫の八頭町とかはやっているということですので、その唐王神社の取り組みは凄いですけれども、それと連携して、今度は横の地方自治体の連携といいますか、一緒に取り組むとまた効果は絶大なわけですから、せっかくですので、再生の地と、でヤガミ姫と、えーとスセリ姫は正妻ですので、正妻とヤガミ姫は美しかったということ、で、まあスセリ姫は聡明だったというような捉え方がありますが、そういうところの関係を利用して、こう因幡の白うさぎとずっとつながってくるわけです。オオクニヌシノミコトの歩いた地というところで、一緒にキャンペーンをやるとか、そういうことにもっていって流れを作って行かれたらと思うんです。これは提言ですので、あれですが。で、もったいないと思うのは、その観光戦略でですね、きちんともしかして、もう少し方向性がはっきりしたり、観光についてもっと大山町は頑張って、そしてちょっとでも観光に基づいて私たちなんか農家民宿行ったんですけど、少しでもお金が稼げるとか、自立のほうに町民さんを向けていくんだと、そういう方向性を出してれば、今回の神田の問題にしましても、大山北麓、

北麓という名前が出ましたが、初めから観光戦略の中に山香荘が位置づけられておったら、また違うのではないかとふと思ったりもいたします。

それで、6次産業と言われました。そして私も視察に行ってまいりました。それは大分県の農家民宿ですけれども、ツーリズムに関して、6次産業のほうやっておられますので、行かしていただきました。その時にですね、65歳以上のおじいさん、おばあさんが民宿というか、農家民宿といっても、いろいろ規定が緩やかで、普通の家で向かえています。私たち普通の家に泊りました。洗面所も台所もそんなに改装したような雰囲気でもありません。で、一緒にご飯を作るという約束があれば、それでもう農家民宿ができるというようなことになっていて、ちょっと取り組み方はまたそれぞれ違うんでしょうけれども、そこで16,500円で3人泊れば、一晩で19,500円です。あまり原価は掛かっておりません。自分げのお惣菜、それから煮物、で、ご馳走はがめ煮とって鶏の炊いのでした。鶏肉と野菜の炊いたのでした。それでも都会の人とか、夏休みには高校生が来るそうですけれども、やはり何もない村の中の山のどん詰まりのところですけれども、そこでやはり温かい心とそれから田舎に触れて感動して帰っていくそうです。それでも成り立っていますので。そういうことで、そういうこともできるわけですから、人が来るということは、やはり案内ができる、山香荘がもしそのスポーツツーリズムにして、たくさん学生が来たとして、また親がついてきます。その時にですね、ここはいいところだから、また民宿でも泊ってみようかと思うかも分かりません。

とか、話が飛びますけれども、長野なんかはフィルムコミッションの話は次の竹口議員がされますけれども、観光を挙げてやってますので、そのコミッションの視察で川中島の戦いの舞台のところに行きました。そして千曲川のところとかですね。そしたらそこに桃売りのおばちゃんがたくさん並んでいるわけです。で、地元産の桃を売っている、ということで、人が来れば商売ができる、ですので、神田もですね、山香荘もですね、人がくれば朝市もできます。軽トラ市もできます。そして問題の曲がったきゅうりか、商品にならない野菜も売れるかも分かりません。保護者も付いてきますので。そういう展開のことも少しあったら良かったなあと思うんです。今はりんごを売っていますけれどもね、ですからたくさん人が来るということは大事なことで、私たちなかなか交流人口っといって、定住人口はいなくても来てもらってお金を落としてもらうことで、何万円か稼げる、それだけでも違ってきます。もともと自主財源がない大山町でありますので、全部交付金で事業やっているわけですので、辺地債とかそういうものを使って、今もいろんな事業をやっているわけですので、やっていますので、その辺に説明の仕方といいますか、やはり夢を持つためには、そういう具体的な面も言って欲しかったなと思うんです。観光戦略をきちんと打ち出せばそういうことになってくるんではないかと思うんです。そして、観光観光といいますけども、その人が来ることによって、やはり道路も拡張せないけんとか、そういうことになってくると思うんですね。で、トレセンがありますので、そこから山香荘まで、やはり山香荘が残れば、で、人が来ればやはり道路拡張していかないけんということで、今大名農免ができてますけど、縦の線で道路建設が始まるかも分かりません。普通は公共事業は敵みたいになっていますけども、やはり大山町の中での産業として、きちんと雇用も担っておりますし、そういいこともあってもいいのではないかと思うんです。ですので、その農家民宿とかいろいろありますが、観光戦略について、町長はどのように考えるのか、そのことをお聞きしたいと思います。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) たくさんの話をいただきましたなかで、まあ観光戦略をどう考えているかということでございました。先ほどからも話をいただくなかで、人が集るところには、商売が出来るという話をされました。この、と同時に山香荘の話もされたところでありますけども、同様に同じ表現を3月の議会、あるいはその以前にもさせていただいたことがございます。それは人集るところにビジネスチャンスありという言葉をたびたび使わせていただいております。やはり人が集ってくるところであるからこそ、そこにおっしゃいます商売、ビジネスのチャンスが生まれてくると。チャンスが生まれてくるわけでありますけども、これを活かしきれなければ、なかなかそのものをゲットすることができないというわけでありまして、その取り組みをいかにしていくかということが必要であると思っております。で、観光戦略という捉え方の中でいきますれば、大山恵みの里づくり計画、そのものがその大きな観光戦略の柱であるというぐあいに考えております。国立公園大山から、日本海に至るこの素晴らしい自然環境を含め、あるいは農林水産業、文化、歴史、先ほど申し述べられました歴史的なことも含めて、いろいろな資源がございますけども、それをその点を線に結びつけて、さらに面に広げて、全体の観光エリアと仕上げていくというのが、恵みの里づくり計画であり、またわたしの思うところでもあります。そのポイントとしての、取り組みがやはり人を集めるということでありまして、いかにして人を集めていくかということが、大きなポイントであると思っております。大山の恵みを活かした町づくりという捉え方の中で、この観光戦略を進めているというのが現状でありますし、そのことについては、ご理解をいただけるものと思っております。

 また、先ほどお話しがございましたけれども、山香荘ということのなかで、たくさんの人が集るんだから、これを活かさないかんという話もございました。住民説明会のなかでもお話しをさせていただいたり、また議員の皆さん方のほうにもお話しをさせていただいたりしておると思いますけれども、この提案をさせていただいております。これから提案をさせていただきますところの、この地域休養施設の取り組みにつきましても、それを整備をしていく形のなかであそこのエリアをやはり大山ツーリズムの核として拠点として展開をしていくということにしていかなければならないと考えております。それはスポーツツーリズムもありますでしょうし、グリーンツーリズムもあるでしょうし、あるいは先ほど述べられた歴史的なものを通じてのツーリズムもあるのかもとも思います。

そういった事を踏まえながら、資料の中にも議会の皆さんのほうにも資料としてお示ししておりますけども、住民参加によりますところの実践者のプロジェクトチームを作り、そこでの活性化をいろいろと一緒に知恵を出しながら取り組んでいくという道筋の計画もしておるところでありまして、一つひとつ着実に取り組む形を、取り組むことを進めてまいりたいと考えております。と、同時に、やろうという方々の人がこう集ってくる、グループづくり、組織づくり、これ私は一番大切だと思っておりますので、同じ思いを持たれる方々が、共同してこう集っていろいろな知恵を出し合って観光戦略の実践者として取り組んでいただくということも大きな要因かなと、大きなポイントかなというぐあいに考えております。

○議員(9番 吉原美智惠君) 議長。

○議長(野口俊明君) 吉原美智恵君。 

○議員(9番 吉原美智惠君) そうですね、この間全国町村会の研修がありまして、その中で人口減少社会における町村の将来という講演をいただきました。農山村の自治と経済の再生方策というところでですね、小さな企業というところで、何回も言いますが、その農業をする家が民宿もして、45万稼いで元気でおると。それが65歳以上という人たちの生きがいにもなっている。それはやはり、今、スポーツツーリズムの人が来ることも大事だと言いましたけれども、併せてこういう大山町にある歴史資源を活かしたその商品ができて、そして民宿に泊ってくれる、そういう下地ができていないといけないと思うんですね。で、何年も何年も掛かっています。せっかくさくらマラソンでたくさん人が来られました。でも案内する観光商品があまりできていない。また、私も見ましたけど、山香荘にこれまでスポーツ合宿に来て試合とかしてたくさん車が並んで人がいたのに、サァーと帰ってしまわれた、その姿を私も見ています。ですから神田の周辺の人が、本当にスポーツやってきて次につなげるだかやと思ったと思うんです。ですので、その辺、明確にきちんとスポーツ合宿に対しても人が来るのであって、そしてまた観光資源を活かした人が来る仕組み、そういうことをきちんともう少しはっきり打ち出していただきたいと思うんですね、6次産業かどうか分かりませんが。で、教育委員会は教育委員会で所子伝統建とかいろいろやっていますけど、まだつながっていませんので、そういうところがちょっとはっきりしてほしかったなと思うんです。これからもしていかないといけないと思うんですけれども、と、思います。ですので、菅平に行ってきたときにですね、その菅平の民宿で、スポーツ合宿で成り立って80年も歴史があるわけですけれども、今のこの時代は競争相手が増えて、やっぱりスポーツの合宿でも、それを町おこしに活かそうという、そういう時代になってきまして、だんだん大変になってきたので、旧真田町が今合併しましたので、旧真田町の町長が決断して、サニアパークというものを21億も掛けて整備されました。それで何とかまた菅平もって頑張っています。ですので、やはり行政のてこ入れというものはいるわけで、そういうことをもう少し明確に説明してもらって、その資源を活かしながら、また事業も過疎債・辺地債を使いながら、本当に観光で生きていくのか、また環境で生きていくのか、もう少し町長の考えをはっきりしてもらって、それに基づいて、いろんなことが付随してくるわけですから、そのへんについて今の町長の答弁でしたらあれもやります、これもやりますという雰囲気でありましたので、それについて大山町はどの方向を向いていくのか、ですね、ということを聞いて終わりたいと思います。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) おっしゃる趣旨というのが、ちょっと分からないところがありますけれども、観光というものについては、冒頭申し上げましたように、本当に多方面の要素があります。大山町にある豊富な資源が、あるわけでございまして、それは自然であり、文化であり、歴史であり、産業であり、さまざまなものがあります。それをトータルとして、たびたび申し上げますように、点を線として繋いでいき、それを面として仕上げていき、そこに地域の活性化を繋げていくという取り組みを進めているのが現在の状況でありまして、その取り組みの柱として、3月の議会に提示をさせていただいた山香荘の件についても、そういう思いを一生懸命述べさせていただいたところであります。そのことについて、改めて申し上げませんけれども、このたびの山香荘の活性化策につきましては、議会の皆さん方からさらに、まとめをいただき、また町民の有志の方からも提言をいただき、その中でのこのたびのこれからの議会、追加提案という形にさせてもらっております。いずれにいたしましても、観光というものにおきましては、大山町の農林水産業、これをさらに連携をしていかしていく、付加価値を付けていく、形の中での観光の産業課と交流人口、増やしていくなかでの交流観光産業課という取り組みも大きな柱であります。二本の柱のうちの一つであるということをお話しをさせていただいて、答えに換えさせていただきたいと思います。

○議員(9番 吉原美智惠君)  終わります。

近藤大介議員の一般質問

○議長(野口俊明君) もう少し時間がありますので、提案説明だけを聞いて昼休憩にしたいと思います。7番、近藤大介君

○議員(7番 近藤大介君) そうしましたら、あの12時まであと10分弱でございますけれども、近藤大介でございます。この度は、2項目、町長に一般質問をしたいと思います。

まず初めに、だいせん3チャンネル、ケーブルテレビだいせんチャンネルの活用について質問いたしたいと思います。現在、町独自のだいせんチャンネルでは議会中継や地域の話題、町からのお知らせなどが放送されています。これまでは、この議場にわざわざ来なければ分からなかった議会の様子が今では自宅のテレビで観ることが出来るようになり、町政への関心も以前より高まったのではないかと感じておりますし、また、「じげとぴっく」という番組がございますが、地域の行事ですとか、各種団体の活動の様子など地域の話題を紹介されております。観ておりますれば、あの集落ではこんな行事をしてるんかとか、この団体はこんな活動をしているのかといった町の情報を知る、あるいは町の情報をその発信する、そして共有するといった効果があると思いますし、また、「やあ孫が映ったわ」とか「誰々さんが出た」「見たよ」とか、そういったことで家族の会話が増えたりとか地域でのコミュニケーションの増加ということにも一役買っているのではないかと思っております。

さて、大山町内でケーブルテレビの放送が開始されて五年目を迎えたと思っております。だいせんチャンネルの放送内容は、今言いました様に町民の方にそれなりに喜んでいただいているのではないかと思っておりますけれども、実際にどれくらいの町民の皆さんが人数がこのだいせんチャンネルを普段観ておられて、どの程度その放送内容、番組内容に満足して頂いているのか。

そこでこの項に関して町長に2点お尋ねするわけですが、まず番組内容についてでございます。今日もこうして議会中継が生放送されているわけですが、定例議会の無い月は基本的には先程も触れました「じげとぴっく」が45分程度の番組ですけれども、これが月に3本程しか制作をされておりません。お知らせの文字放送と交互に同じものが10日間ずっと繰り返し放送されております。放送も開始になって五年目にもなりますので、そろそろもう少し番組内容の充実があっても良いのではないかと私は思うんですけれども、町内の各種団体のですね活動などをもっともっと取り上げる様な番組であったりとか、あるいは町民同士が大山町のことや地域のこれからのことを語り合うような番組があっても良いのかなというふうに思います。町長が直接、町民の有志の方と語り合うような番組でも良いかもしれませんし、現在、議会のほうでは定期的に議会中継のほかに議員同士の討論の番組なども放送して貰ってるんですけれども、町民と議員が対談するような番組があっても良いのかなとも思ったりいたします。今後の放送内容について町長の所見を伺います。

次に2つ目ですが、視聴率と言いますか普段、実際にどれだけの町民の方がだいせんチャンネルを観ておられて、どういう様な評価をしておられるのか。以前、2年前ですけれども、一度そうした視聴状況の調査が行なわれおりますけれども、今現在、毎年行なわれているわけではございません。町民の方が放送内容に本当に満足しておられるのかどうか、改善するのであればどのような改善を望んでおられるのか、せめて年に1回ぐらいはそうした視聴状況の調査ですとか、番組の感想に関する調査などをすべきと考えますが如何でしょうか。町長の答弁を求めます。

○議長(野口俊明君) はい。ここで町長答弁の前に休憩に入りたいと思います。再開は午後1時といたします。休憩いたします。

午前1156分 休憩

午後1300分 再開

○議長(野口俊明君) 再開いたします。午前中に引き続き近藤大介君の一般質問を続けていただきます。町長 森田増範君。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。 

○町長(森田増範君) それでは、近藤議員より1つ目の質問でございますだいせん3チャンネルの活用についてということにつきましてお答えをいたしたいと存じます。

まず初めに1番目の「町民間の交流促進のために、放送内容の充実を図られたい。」ということについての質問でございます。これまでに、「じげとぴっく」以外の番組といたしましては、議会中継のほか、議会常任委員会の様子を収録いたしました「THE常任委員会」、また福祉介護課で企画した民生・児童委員さんの活動内容の紹介番組、保健課によります各種講演会の模様など放映をいたしております。その他にも、企画情報課によりますところの交通安全運動にあわせた啓発番組や観光商工課におきます、観光商工課によります大山北麓活性化についての説明の番組など放送いたしてきているところでございます。

ご質問の中にございました各種団体の紹介につきましては、「じげとぴっく」の中にありますが、町民の皆さんの活動や交流風景など取材をして放送を続けているところでございます。

今後におきましては、公民館サークルの紹介など町民の方々が元気に活動しておられる様子であったり、ご提案のあった新しい企画につきましても取材可能な範囲内で取組んで参りたいと考えております。また、村の行事などを撮影されたビデオ投稿も今日増えてきておりますので、これにつきましても、引き続きPRをして参りたいと考えております。

2番目の「町民がケーブルテレビに何を求め期待をしているか、年に1回は、視聴状況の調査をすべきでは。」ということにつきましてでございますが、視聴調査につきましては平成21年秋に緊急雇用対策事業を活用して全戸の調査を行っております。その調査では、「じげとぴっく」は毎日放送していることもあり、多くの方々に関心を持っていただいているという結果でございまして、より良い番組になるよう力を入れて来ているところでございます。

 このことにつきましては、年に1回の調査とはいかないかもしれませんが、時機を見ながらアンケート調査等を実施をして、番組制作の参考にして参りたいと考えております。以上です。

○議員(7番 近藤大介君) 議長。

○議長(野口俊明君) 近藤大介君。

○議員(7番 近藤大介君) 簡潔にご答弁いただきましたけれども、出来ればもう少し前向きな積極的なご答弁があったら良かったなというふうに思いました。もう少し、あの、細かく町長の考え方を聴いていきたいと思います。

 まず、番組内容についてでありますけれども、まあ新しい企画についても取材可能な範囲で取り組んでいきたいということですが、取材可能な範囲というのは一体どういうその意味合いなのか、えー先程も申しましたように、「じげとぴっく」は月に45分程度のものを3本程しか作ってないわけです。その中でのことなのか、もう少しその「じげとぴっく」の本数を増やすだとか或いは別の内容の番組を作っていくお考えがあるのかどうかとか、この辺をもう一度お答えいただきたいのと、合わせてですね、えー質問通告書のほうにも具体的にですね、あの例えば町長ご自身が住民さんと対談するような語り合うような事があっても良いのではないかと、町民同士の対談もあっても良いのではないかということを書かせていただきました。で、そのことについてはまあ新しい企画ということでひとくくりにしてご答弁いただいているんですけれども、住民との対話を大切にしたいというふうに日頃言われる町長でございます。その辺、具体的にそういったことをやってみようかなというふうな思いは無いのか、再度答弁をお願いします。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 近藤議員より質問をいただきました。まあ取材可能な範囲ということのなかで担当課のほうでも検討しておるところでございますので、詳しいところ述べさせていただきたいと思います。また、先程ご質問いただきました町長のそういった番組ということについては担当課とも協議をしながらどういった内容が出来るのかということも含めながら検討して参りたいと、大いにご意見を参考にさせてもらいたいという具合に考えています。

○企画情報課長(野間一成君) 議長、企画情報課長。

○議長(野口俊明君) 野間企画情報課長。

○企画情報課長(野間一成君) 取材可能な範囲というふうに町長が申し上げましたが、まあ機材の制限、人的な制限ということで現在3本、月に3本作っておるところでございますけども、1本当たり56件の内容を盛り込んだ1本の番組にしておるところでございます。以上でございます。

○議員(7番 近藤大介君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 近藤大介君。

○議員(7番 近藤大介君) まああの来月から番組内容を充実させてっていうのは現実的には無理な話で、例えば、来年度ぐらいには予算的にもちょっと考えるとかいうことが有るのか無いのか、その辺の具体的なお考えを聴きたいんであってですね、その辺については全く答えていただいてないと思ってるんですけれども、例えばですね、今現在、あの、番組制作に年間どのくらいの予算を掛けてるのか、番組制作費について把握しておられましたらお答え願います。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 担当課より答えさせていただきたいと思います。

○企画情報課長(野間一成君) 議長、企画情報課長。

○議長(野口俊明君) 野間企画情報課長。

○企画情報課長(野間一成君) 番組制作費でございますけども、職員の賃金、それから消耗品、修繕費等で1,100万程度の費用をかけてございます。以上でございます。

○議員(7番 近藤大介君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 近藤大介君。

○議員(7番 近藤大介君) えっと、あの今定例会で22年度の決算も審査してるわけですけれども、22年度では町の自主的な独自の放送を制作するのにスタッフの人件費等で大体1,100万円ぐらいかかっているだと。これを高いと思うのか安いと思うのかそれぞれの判断があろうかと思います。1,100万円かけてあの程度なのか、あるいは1,100万で良くやっとるなというふうに見るのかあると思うんですけれども、私はそんなに大きな金額ではないなというふうに私自身は感じました。えー今、あの例えば町内で行なわれるイベントなどに行きますと、それこそだいせんチャンネルのスタッフの方がカメラを担いで取材をしておられます。当然、土日の時も取材に行かれたりするわけで、23人の方が交代で非常に良く頑張っていただいてるなというふうに思っております。えーであるならば、もう少し例えば人員をあと一人とか補充しながらですね、スタッフの体制を充実させ、もう少しその町で自主的な番組を作っても良いんじゃないのかなと。正式雇用ではなく嘱託なりで人材を確保するのであれば、諸経費込みでまあ400万ないし500万もあればかなり今以上の番組制作も出来るのではないかというふうに思ったりするんですけれども、実際にどうですか、あの町長、新年度に予算、これから本格的に年末に向かって始まるわけですけれども、進んで行くわけですけれども、新年度でそういった予算化を検討するようなお気持ちが有るや無しや答弁をお願いします。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 来年度に向けてということについてのお話でございますけども、まだ来年のことについての予算等々については考える時期でまだないというとこでございまして、全く白紙の状態ということを申し上げさせていただくことのほうが良いのかなと思っておるところであります。

○議員(7番 近藤大介君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 近藤大介君。

○議員(7番 近藤大介君) はい。なかなかあの積極的な気持ちにはなかなか今はなりにくいのかなというふうに受け止めたわけですが、まあ仮にその予算化、さらに予算を追加して番組内容を充実させていくにしてもですね、あの実際に町民はではどういう番組をその望んでおられるのか、あるいは今程度で十分だとかなりの方が思っておられるのかもしれません。ところがですね、先程も触れました様に冒頭触れました様に2年前に、は一度そのテレビのだいせんチャンネルの視聴の状況を調査したことはあるんですけども、その後全くされていないということですから、町民がだいせんチャンネルに何を望んでおられるのか、何を求めておられるのかというところの確かなところが今把握出来ていないというふうに感じ取るわけですけれども私は。その点、そういったことの必要性どの程度町長は考えておられるんでしょうか。まあさっき冒頭の答弁では、時期を見ながらアンケート調査等を実施したいということで、まあ今年、年内するともしないとも来年するともしないともわからない非常にぼんやりした回答なわけですけれども、どうですか、私は1年に1回ぐらいはすべきだと思うんですけれども、あの改めて町長のお考えを質します。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) アンケートの調査ということでございます。まず21年に行なったことの内容ということについてでもございますので、担当課のほうから少し詳しい所、述べさせてまずいただきたいなという具合に思います。

○企画情報課長(野間一成君) 議長、企画情報課長。

○議長(野口俊明君) 野間企画情報課長。

○企画情報課長(野間一成君) 21年の10月頃にあの緊急雇用制度によりまして、調査員さんを雇いまして行なっとることがございます。で、これによりますと実際に加入していただいとる方は、まあ加入、全戸調査をいたしましたので加入率が72パーセント程度の回答でございまして、加入率と同じことでございました。番組内容といたしましては、ほぼ毎日観ているっていうふうにおっしゃられた方は10パーセント、週に数回観とるって方が26パーセント程度でございました。だいせんチャンネルでよく観るものは何かということで、今の「じげとぴっく」、「最近の出来事」っていうことで流しておりました番組が一番多く観ていただいとりましたし、その次にはこの議会中継でございました。というやなことで、番組内容の具体につきましての調査は当時はいたしておりませんでしたので、その大きな枠の番組の調査をしたところでございます。以上でございます。

○議員(7番 近藤大介君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 近藤大介君。

○議員(7番 近藤大介君) 2年前の調査はこうだったということでご答弁いただいたんですけれども、まあ私がお尋ねしとるのは、あの町民が何をその求め望んでいるのかを調査する必要があるのじゃないですかということで、その辺の認識を私は聴いておるわけでして、2年前に調査した結果で十分だと思われてのであればまあそうだし、えー2年前の結論は2年経っても3年経っても5年経ってもがいに変わらへんわいというふうにお考えならばそうなんだけれども、果たしてそうなのか。私はやはり定期的に住民のニーズというものをあの調べる必要があるんじゃないかなと思います。前回はその緊急雇用の事業を使って、言ってみれば人件費は手出しはほとんどしないであのほとんど全所帯を対象に調査しとる、しとるというか調査が出来たわけですけれども、別に全世帯調査しなくても何割かの抽出調査でも十分じゃないかなと、であればそんなにお金は掛からないと思うし、あるいはそこまで仮にしない場合であっても、あの住民の皆さんから例えば5名であったり10名であったり、あの番組モニターみたいな形でですね、募集してモニターになっていただいて番組の感想を3ヶ月に1回とか、半年に1回とか聞かせて直接聞かせていただいて、また議論していただくとそういう様な取り組みも可能ではないかなとやり方はいくらでも有るんじゃないかなと思うんですけれども、その辺住民ニーズを汲むのにもう一汗かきませんかと思いますが、町長如何でしょうか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 近藤議員よりこの取り組みということについての踏み込んだ提案がございました。まあ町民の皆さんが現在どのように感じて、あるいは観ておられるのかということのなかで、現在の状況は先程のアンケートということのなかでの状況の把握は出来たところでありますけども、まあニーズの問題であったり、取り組んでいることについての状況のモニターということの提案もいただいた所でございます。話を伺うなかで本当にそういったこともモニター制のことも含めてあっても良いのではないのかなという具合に感じておるところでありまして、ご提案をいただいたことを担当課のほうとも検討させていただいて今後の取り組みに活かしていける様な形になればなという具合に感じておるところであります。

いろいろな形でのおっしゃいますようにニーズを把握をしてそれにどう応えて行くかということでありますので、求められるものが強く、あるいは広く多くなって来ますと、先程冒頭に述べられました様に予算の関係、或いは体制の関係等々にも繫がって行くことかなと思っておりまして、そういったことも次の段階では検討しながらどうするのかということも繫がって行くのかなという具合に考えております。ニーズを把握して行くということ、あるいは先程のモニター制の提案、興味深く預からせていただいて検討させていただきたいなという具合に思っております。

○議員(7番 近藤大介君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 近藤大介君。

○議員(7番 近藤大介君) まあある程度はご検討いただけるということの様ですので、あのまあこのケーブルテレビばかりが目的であったわけではございませんけども、情報通信の基盤整備事業は合併した新大山町の最も大きな事業のひとつであり、ごめんなさい私も金額ちょっと今ろらんじてはおりませんが20数億円の予算を掛けて整備した事業でございます。少しでも有効にこの基盤整備が活用されます様、一層のご健闘をお願いして次の質問に行きたいと思います。

 続きましてですね、山香荘のグラウンド整備についてということで挙げさせていただいております。今日、午前中先輩の議員からも同じ問題に関して質問があったところでございますけれども、私のほうからもさせていただきます。先般911日、日曜日ですね、山香荘に人工芝グラウンド1面とグラウンドゴルフ場1面を新設し、併せて既存の天然芝グラウンドに芝を張り替えるという名和地域休養施設山香荘の整備案が、に関して住民説明会が行なわれ提案があったところでございます。今日この後、その事業の予算が追加でこの議会にも提案されるわけでございますけれども、まあ住民の方であり、あるいは議員の中にも3月に提案のあった内容と中身がほとんど変わらんではないかという指摘も一部ではされておりますが、私自身の受け止め方としては、3月の案と比べて内容も方向性も少し違って来ている様に受け止めております。

そこで、改めてこの整備事業に関してですね、その整備の目的は何なのか、グラウンドであったり山香荘の施設を今後どのように活用して行く方針なのか町長の考え、方針を質します。

○議長(野口俊明君) 町長 森田増範君。

○町長(森田増範君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) はい。近藤議員の二つ目の質問でございます山香荘グラウンド整備についてということにつきましてお答えをさせていただきたいと思います。

まず、この施設の目的についてのお尋ねでございますが、3月にこのサッカーのグラウンド整備を中心とした整備計画を提案をさせていただきました際には、合宿の誘致やツーリズムの促進によりますところの交流人口の増加による地域経済活性化と地域休養施設運営の健全化を図ることを中心に添えたものでございまして、その提案をさせていただいたところでございます。しかしながら、住民の皆さん、あるいは議員の皆さんの多くから「住民利用」についてのご意見もいただきました。確かに本来の地域休養施設の目的の中に「住民の健康増進、福祉向上」がございますので、今回計画案を根底から練り直しました際には町民の皆さんの利用がしやすい環境整備につきましても大きな比重を置いたところでございます。「全国からの集客」、また一方では「住民の利用の促進」というともすれば相反することが考えられるこの命題を両立をさせることには困難を伴いますけれども、それが可能な施設整備を行なうことは基より実際の運営の際には、運営を担っていただける事業者の方々に、事業者の方にこうした目的を十分に説明をさせていただき、整備の主旨に合った運営を行なっていただける様、努めて参りたいと考えております。名和地域休養施設は、大山恵みの里づくり計画にございます中央観光軸の中枢を担うポジションにございます。ここに多くの人が集い、そして神田地区だけではなく大山北麓のエリア全体に賑わいとそして元気を広めてくれるそういった波及効果を及ぼす拠点施設となっていきますこと、ここに大きな期待を寄せているところでございます。また、併せてその実現に大きな責任を感じているところでございます。以上です。

○議員(7番 近藤大介君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 近藤大介君。

○議員(7番 近藤大介君) まあ、あの今回再度提案される内容の取りまとめについては、我々、大山町議会もその4月に特別委員会を立ち上げどのような方向で整備するのが良いのか検討しましたし、町のほうでも町民の方による検討委員会を設けられそこでいろいろな議論がされその上で今回まあ再度グラウンドの整備案が提案されるわけでございます。3月に否決となりました案、グラウンド2面を整備する案、私としては非常に残念でしたが、まあわずか1票差で議会では否決になったわけですけれども、山香荘は勿論その山香荘のみならず、山香荘含む周辺の神田、或いは大山北麓のエリアが今後どうあるべきか、どのように活性化を図って行ったら良いのかそういった点で議会は勿論、町の検討委員会も勿論、執行部のほうも何度も検討されてのご提案だとは受け止めてはおります。

がまあ、あのいろいろこの案に関しても反対の声も中にはあるわけでございまして、この問題に関してもう少し掘り下げて考えてみたいと思っとるんですけれども、まずあの執行部側で町民の方によります「大山北麓活性化検討委員会」が設置されました。  

この会に関しては町民の有志の方によるもので、その検討委員会にはいろんな立場での専門家の方といった有識者の方が入っておられるわけではございませんし、地域の代表としての方であったり、関連する各種団体の代表という方も入ってない中での会、委員会だったわけですが、町としてこの検討委員会をどのような意図、位置づけで設置されたのかについて改めて答弁をお願いいたします。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 住民の方によりますところの検討委員会、これについてのご質問でございます。特にまあ3月の議会の否決ということを受けてその後の施設のあり方ということを考えるなか、議会の皆さん方とも意見交換をさせていただき、同じことの繰り返しになりますけれども4月の臨時議会、9月末までの営業の可能な予算立てをしていただきました。その4月臨時議会後に議会そして行政のほうも執行ぶのほうも併せて今後のあり方を考えていこうという捉え方のなかでの時間を持たせていただいたところであります。特に行政、執行部のほうへの声といたしましては、住民の皆さん方の声を聴いてということを、たくさん発言をいただいたりした経過もございまして、そういった思いのなかでこの大山北麓活性化、特にこの地域休養施設の拠点となります地域休養施設の活性化ということの併せて検討願うということにしたところであります。これも繰り返しになりますけども、そういう意味合いで、全戸の、町内全戸にその提言の求めをチラシを配らせていただき、結果として熱い思いのある23の提言をいただき、その方々のなかから有志の方になりますけれども19名の方が検討委員会に参画をしていただいてそれぞれの思いのなかでご協議をいただき11回、この9月に提案をするということを前提として話をさせていただいておりますので、集中的に11回の会を重ねていただき提言をいただいたというところでございます。以上です。

○議員(7番 近藤大介君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 近藤大介君。

○議員(7番 近藤大介君) 今回のその町執行部が提案されようとしている内容に関して、例えば午前中の一般質問でもありましたけれども、そうした町の検討委員会の、からの提案と内容が違うんではないかという指摘もありました。まあ確かに全く同じものが提案されてるわけではないと私も思っております。ただまあ、私も二度ほど委員会を傍聴させていただきました。非常に委員の皆さんが熱心に今回の問題、この問題についてご議論いただいてあったわけでございまして、その上で提案、提言を町長のほうに出しておられるわけでございますが、先ほども言いました様に、あの、決してこの有志の方で作っていただいている委員会で、専門家の立場の方はこのなかに入っておられません。また、町が例えば総合計画などを整備する際に審議会を設けて審議会で原案を作ってくださいという格好でお願いするのと違って、自主的なボランティア精神で検討委員会メンバーになっていただいた方の提案でございますので、あの町長も何度もおっしゃった様にその意見を大事に尊重はすべきですけれども、全くそういった総合計画の審議会の提言なり答申と同じように重きを置いて扱うといった類のものではないと私は思っております。

少しちょっと回りくどいことを言ったかもしれませんが、と言いますのは検討委員会であげておられる基本理念、個々のその委員さんのお考えは共感する部分は私もたくさんあるんですけれども、少し基本理念が、大山町がこれから目指すところと少し違うのではないかと私は実は感じております。例えばですね、この住民の検討、皆さんによる検討委員会から出てきている提言、これを出来るだけ忠実に実現しようと思いますと、実はかなりの設備投資が要るのではないかというふうに私は考えております。少なくみても2,000万から場合によっては5,000万前後の要は建物が老朽化しておりますから、あの広く住民の方だったり町外のいろんな方に利用していただこうとなると小奇麗に修繕をしなければならないだろうと、そのための修繕費用がかなり多額にかかる尚且つこれについては適当な補助が無くほとんどが自前で捻出しなければならないではないかと。で、その上で更に年間1,000万から場合によっては2,000万近い維持管理費が今と同様にかかっていくのではないかというふうに私は見とるんですけれども、その辺りあの検討委員会の提案を忠実に実現した場合ですね、どのぐらいの投資、初期投資と維持管理費がかかるか執行部のほうで検討されておりましたらご回答をお願いします。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) シミュレーション的な状況のなかではございますけども、担当課のほうでお答えをさせていただきたいと思います。

○観光商工課長(福留弘明君) 議長 観光商工課長。

○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。

○観光商工課長(福留弘明君) 失礼いたします。只今のお尋ねでございましたけれども、住民の皆さんからいただきましたご提言の中では具体的に何をということが明示されてない項目がございましたので一概にいくらということが申し辛いとこはございますが、例えばでございまして、住民の皆さんのご提言書の基本理念、そして具体的に書いてある部分に、議会の特別委員会で例えばということで例示をいただいたものを全て実現をしようとしますと、整備費といたしましては数億円になります。これが最高でしょう。で、逆に今の山香荘の施設をそっくりそのまま残した状態で雨漏りですとか空調ですとか、お金を取るための施設として最小限補修をして使う場合、おそらく45,000万円くらいの整備費が掛かるのではないかというふうに思われます。で修繕の場合、ご承知のとおり補助金ですとか有利な起債制度というものの適用がございませんので、丸々一般財源での負担をせざるを得ないということでございます。併せまして維持管理に係ります運営費でございますが、現行のままの施設設備でいきますと、まああの簡易なシミュレーション、同じ基準でということで示しましたシミュレーションでいきますと毎年1,000万から2,000万程度の間の収入不足っていうのが危惧されるという試算結果が出ております。以上です。

○議員(7番 近藤大介君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 近藤大介君。

○議員(7番 近藤大介君) ひとつ誤解の無い様に申し上げたいんですけれども、あの、私が言いたいのは検討委員会から出てきている提案の中で非常に良いアイデア、或いはこれから目指すべきだというところはたくさんあろうかと思います。ただ残念ながらそれを実現していくためには、どのくらいのその投資が必要なのか、年間どのぐらいその費用が掛かるのかといった財政的な裏づけというのが全く無いと、ほとんど無いというところがひとつ大きな問題だと私は思っておりまして、その他にもですね、少し委員会運営のことについても申し上げておきたいんですけれども、実はその検討委員会の中には、是非やっぱりサッカー場を整備して、あの、交流人口を増やそうと、外からたくさん人に来てもらおうという意見で参加しておられる方も半数近くありました。が、結局そのサッカー場がなぜダメなのか、どこが問題なのか、そういった具体的な検討、或いはその対案がサッカー場の案に比べて対案はどこが優れているのか、そういった冷静な検討が無いまま、結果、多数決でサッカー場を整備しても良いんじゃないっていう案が排除されたとそういった委員会運営も少し問題があったのではないのかなというふうに見ております。そういった、あの委員会の運営に関しては事務局である担当課が、もう少し適切にアドバイスすべきであったのではないかなというふうに私は思っとるんですけれども、それはさて置きます。

いずれにしてもあのもう一つその基本理念に少し問題があるのかなと思っているのは、町民の皆さんからいただいているその案のなかでは、その山香荘を主体的に活用し今後の地域づくりなり活性化に活かしていこうとするように私には受け止められました。山香荘でこれまで以上にレストランとして、或いは宿泊施設として町民は勿論、町外の人に山香荘を使っていただくということなんですけども、私はそれではいけないんじゃないかなと。山香荘は主役では無くってこれからグリーンツーリズムをしていく上ではあくまでも住民、住民の皆さんが自分で経営される農家民宿であったり、さまざまな観光施設の補助的な施設としてあるのが、べきであって、山香荘が主役になってはいけないというふうに私は思っとるんですけれども、そういった意味ではその体験メニュー、いろんな体験メニュー作ってとかっていうこともありますけれども、それは同じ様に住民の皆さんが主体的にそういうことを活動される、まだ実際にそういうことに着手されている住民の方は少ないわけですから、山香荘がそのアドバイスをしてあげたり、こういう制度がありますよとかサポートをしてあげる。そういう立場で私はあるべきじゃないかなというふうに思うんですけども、町長はその辺りその山香荘がグリーンツーリズムの地域の主役であるべきなのか、脇役であるべきなのか、町長はどんなふうに感じておられますか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 近藤議員より主役、脇役という言葉がございましたので、なかなかそのことに対して十分お答えができるかなと思いますけれども、まあ主役、脇役という捉え方ではなくってやはり今の現状を踏まえるなかで、特に先ほど申し上げました様に惠みの里づくり計画、或いはこの大山町の素晴しい環境、或いは立地、資源それを活かしていく部分の中での丁度へその部分にあるのがこの山香荘でございます。午前中の質問のなかにも話をさせていただきまし、えっと、吉原議員さんの質問のなかでもお答えさせていただきましたけれども、やはり人集う所にビジネスチャンスありであるという思いの中で、町内の方も町内外からたくさんの方がこのエリアに、この施設にやって来られるということ、そこから地域の方々の力、住民の方々の参画或いは民間の事業者のノウハウや力をそれに加えて、行政の具体的な取り組みのなかでこの取り組みを展開して行くということであると思っております。ツーリズムということにつきましては、特にこの大山の大山ツーリズムというものを立ち上げ取り組みを進めております、始めておるというまあ現状でありますので、特にこの山香荘エリアを核として大山ツーリズムの展開を強めていく、広げていく、展開をしていくことであるという具合に考えております。

○議員(7番 近藤大介君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 近藤大介君。

○議員(7番 近藤大介君) 施設整備にあたっては、その、その財政面から考えてどうなんだと非常に不安だという町民の声もありました。先日のあの決算に関わります質疑でも私言わせてもらいました。くどいようですが何度も言わせていただきますけども、町の一般会計にはあの百二十数億の今現在借金があるわけですけれども、このうち半分、約半分ぐらい60億ぐらいは後年度、後々交付税で措置をされます。交付税に加算を上乗せして60億が少しずつ入ってくる。となると実質的に町の借金額が60億から65億です。その中で22年度決算では町の基金、貯金の金額は40億を超えました。差し引きすると町の自主財源の中から払っていかなければならない借金の金額というのは実質的には20数億円しかない。年間100億円の規模の財政のなかで20億というのは私はそんなに恐れる必要の無い、まあ至極あたり前の額の借金なのではないかなと私は受け止めてとるんですけれども、そのなかで今回は事業費33,500万のうち、補助金が12,500万、残りの21,000万のうち8割が今後交付税で返ってきますので、実質的には4,000数百万の町の借金ということになろうかと思います。 

この点、町長或いは町の財布をギュッと握ってらっしゃる総務課長、その町の財政は本当に大丈夫なのかどうか、大丈夫なら大丈夫だと是非言っていただきたいなと思います。答弁をお願いします。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 財政ということでございますので、担当課よりお答えをさせていただきます。

○総務課長(押村彰文君) 議長、総務課長。

○議長(野口俊明君) 押村総務課長。

○総務課長(押村彰文君) 財政についてのご質問でございます。先ほど、近藤議員さん言われました様にこの山香荘の整備には21,000万程度の辺地債を借入していくという計画でございます。議員さんもご存じのとおりでございますけども、この辺地債というのは非常に有利な制度でございます。と言いますのは借りた金額の8割相当額が国の交付税として後年度に返ってくるということで、実質の町負担額が2割程度で済むという非常な、非常に有利な制度でございます。この山香荘に投資いたしますまあ21,000万、これは決してその少ない投資ではないとは思っとりますけども、後々の経済波及効果そういうことを考えれば必要な政策であると、そういう政策についてですね、21,000万を投資することについては今の財政状況ではそんなに大きな問題ではないというふうに考えております。以上でございます。

○議員(7番 近藤大介君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 近藤大介君。

○議員(7番 近藤大介君) 今回の整備案については、人工芝1面と既存のグラウンドも3月の時点では拡張して正規の試合が出来る様な規模に広げて整備するという案でしたけれども、今回は人工芝のグラウンドを整備するけれども既存のグラウンドは今のまま、で、(「残り5分となりました。」と呼ぶ者あり)拡大しないんだという案になっております。やはりですね、何故2面かというと2面あればいろんな大きな大会が誘致できるんですよね。それを今回の様な1面半の案であれば私はちょっと中途半端じゃないのかなと、今後の運用が心配だなというふうに私は思うんですけれども、何故あの既存のグラウンドを拡張せず1面半のような整備にされたのか、私は今後の地域への波及効果のことを考えるのであれば、2面整備すべきなのではないのかなと思うんですが町長の考えをお願いします。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) この度の提案、これからさせていただく提案は先ほど、近藤議員おっしゃいました内容でございます。3月の提案と利用という面からすると非常にこう少なくなるではないかというお話でございます。一般質問の中での他の議員の、さんのほうからも菅平の話もございます。議員さん視察に行かれて、いろいろな現場も見て来られたという具合に思っておりますけども、やはりスポーツ合宿の誘致といったものを考えていきますと、多い多目的なグラウンド、これが有るということがやはり望ましい、多いに越したことは無いということだろうとも思っておりますけれども、また思いとしては3月に提案させていただきましたたくさんの方々に来ていただいてより多い交流人口、町内外の方々に利用していただくということからすると、議員おっしゃいます2面と2面の整備というもの、これは私も思うところでございますけれども、先ほど来から話をさせていただいております様に、検討委員会のご提案や議会のほうからの報告そういったことをいろいろと勘案をさせていただくなか、まあ立地的なこと或いは財政的なこと、また町民利用ということ、継続的な運営ということや今後の運営形態そういったことを勘案するなかで、1面、人工芝の多目的グラウンドを本格的なものを整備をすると、そして既存のものについては排水対策等を講じながらの芝の張替えという形に留めさせていただくと、収めさせていただくということでの提案をさせていただくところでございます。まあ、いろいろな思いはございますけれども、やはり今後の山香荘の存続ということ、そして町内外の方々のたくさんの利用をしていただくということ、さまざまなことを考えるなかでこの度の提案にさせていただくということでございます。ご理解を賜りたいと思います。

また、これを進めていくなかで、本当に住民の皆さんの参画いただいて本当に賑わいがありいろいろな提案が生まれてくる、数年経っていろいろああしたらいい、こうしたらいいということがあるとするならば、それはまた議会の皆さん方とご協議をさせていただいたり、食の関係であったりいろいろな展開、取り組みも今後の検討ということで以前の議員のご質問の中にも答えさせていただいたところでございます。以上です。

○議員(7番 近藤大介君) はい、時間が来ましたので終わります。

竹口大紀議員の一般質問

○議長(野口俊明君) 再開します。一般質問を続けます。次、1番、竹口大紀君。

○議員(1番 竹口大紀君) 竹口大紀です。一般質問一番最後ということで、若干ちょっとリラックスしたような雰囲気が漂っておりますけど、厳しく追求していきたいと思いますので、心の準備をお願いいたします。

 まず一つ目、大山でフィルムコミッションをということで質問したいと思います。近年、全国で多くのフィルムコミッションが運営されておりますが、鳥取県内には

現在フィルムコミッションという組織が1つしかありません。フィルムコミッションという組織は、議会の中で話をしたときにも、「なんだフィルムコミッションって」というような話がありましたけれども、簡単に言いますと、映画、それからテレビ番組、テレビドラマ、雑誌でありますとか、そういった撮影に協力するロケ支援をするような組織でございます。そのフィルムコミッションですが、現在鳥取県内には一つしかなく、他の都道府県をみますと活発なロケ支援活動が行なわれている地域では、その都道府県内にいつくかのフィルムコミッションがありまして、各地の状況に応じた撮影の誘致活動を行っております。鳥取県内では一つのフィルムコミッションが、それを担当しておりますので、鳥取砂丘でありますとか、三朝のほうでありますとか、境のほうでありますとか、まあ当然大山もあると思いますが、そういった撮影地のPRですとか、こういう撮影地がありますよといったことも一つの組織が鳥取県内全体をPRしております。

そこで、鳥取県内でも大山に特化したフィルムコミッションを運営して、まあ大山周辺に撮影を誘致することで、撮影された映画がドラマやテレビ番組を見られた方が、「あそこどこだ、いい風景だな、あそこに行ってみたいな」というような流れになって、交流人口が増加するというふうに考えておりますが、大山町にフィルムコミッションを設立する考えがあるのか、ないのか。また設置する考えがある場合には、役場内で担当する部署は、どこになるのか、以上お答えください。

○議長(野口俊明君) 町長 森田増範君。

○町長(森田増範君) はい、議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) はい。竹口議員より、大山でフィルムコミッションをということについてお答えをさせていただきたいと思います。

まず冒頭申し上げさせていただきたいと思いますけれども、私なかなかこのフィルムコミッションということについて、他の議員さんも「ええっ?」ということであったようでございますけども、私も、熟知いたしておりません。そのことをまず、冒頭申し上げさせていただきたいと思います。

そのなかではございますけれども、このフィルムコミッションの活動により映画等のロケ地に選ばれ、その地域の特色が全国に紹介をされ、新たな交流人口を生み出すということで、地域の活性化に大きな効果を生んでいるという事例については若干ではございますけれども、承知をいたしております。

そして、その業務内容からいたしますと、決して片手間で済むものではなく、地域の特性や住民をよく知り、地域の魅力を的確に紹介でき、組織的に対応することが求められているというぐあいに認識をいたしております。鳥取県のフィルムコミッションは組織的に珍しいNPOという形をとっておりますが、全国的には観光協会や地方自治体がその役割を担っていることが多いというのも、こうした事情があるのかというぐあいに認識をいたしております。本町は国立公園大山を始め、映画やテレビドラマのロケ地にうってつけの場所があちこちに存在しておるところでございまして、現に一昨年、制作されました映画「銀色の雨」などでも町内各所が舞台となったところでございます。エキストラとして地域住民が作品に登場するということによるPR効果や、賄い協力などで地域の食や特産物を情報発信力の高い出演者やスタッフに知ってもらうということなど、便宜供与のメリットは数多くあるものと感じております。

 残念ながら本町にはこうした取り組みのノウハウは少なく、プロデュースできる職員が存在しないというのが現状でございます。フィルムコミッションの活動の必要性は高いのではという認識はいたしておりますが、当面は鳥取フィルムコミッションさんなどのご指導をいただきながら、設立に向けた勉強を進めていくということも必要なのではないのかというぐあいに考えるところでございます。

 この活動の性格からいたしますと、本町におきましては観光協会が中心となったりしていくことが最適かな、望ましいのかなあいうぐあいに思うところでございますけれども、当面、観光商工課で、資料の収集とか、そういった実務の経験によるところのノウハウ、関わり、などをもっていくことが望ましいのではないのかあと感じているところであります。と、同時にそういった活動に関心の高い町民の方々のグループが生まれれば支援してゆくことも必要であるというぐあいに考えております。竹口議員も参考にすべき事例などたくさんお持ちのようでございますので、いろいろと今後ご教示いただければなというぐあいに考えています。以上です。

○議員(1番 竹口大紀君) 議長。

○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。

○議員(1番 竹口大紀君) 予想どおりの答えが返ってきたわけですけれども、だいたいノウハウがないので、設立に向けて検討していきます、だいたいこういった答えかなというふうに思っていました。ズバリまあそのとおり。で、最後のほうに参考になるような事例があったらということがありましたので、まあモデルケースにしたい事例としては、やはりわれわれ経済建設常任委員会で、視察に、行政視察に先月末、今月始めにかけて行ってまいりましたが、その中で長野市のフィルムコミッションというのが、非常に参考になるんじゃないのかなというふうに思いました。長野市のフィルムコミッションは、設立当初、市役所の職員が2名で、言い方は失礼ですけれども、片手間のような、別の業務をしながら専属ではなく、当初は、運営されたと。で、フィルムコミッションという組織には、日本のフィルムコミッションを統括するようなジャパンフィルムコミッションという組織があるんですけれども、そこに加盟することで、ある程度の細かいノウハウまではどうか分かりませんが、ある程度のノウハウであるとか、まあ撮影の候補地として取り上げていただくとか、そういったことがあり、設立してすぐに問い合わせ等は入ってきたというふうに勉強してまいりました。で、当然、どの組織がやってもですね、どこの市町村役場がやっても、例えそれが県がやっても、そういったノウハウを持った方というのは、非常に少ないわけで、そのノウハウがないのでやりません、というのは、非常にもったいないのかな。とりあえず、設立する。で、担当職員を置く、担当職員も一日中その仕事をずっとしなければならないということにはならないと思います、設立当初は。で、急に撮影が、まあ長野県内ですと、多いところで年間120本ぐらい撮影があるフィルムコミッションもあるということでしたので、月に換算すると月に10件ということは、もうほぼ毎日のように撮影しているというような状態なわけですが、おそらく設立してすぐにそういった状況にはならないというふうに思います。ですので、ノウハウがないのでやらないのではなく、まずそういった組織を立ち上げるということが大事じゃないかなというふうの思うわけですが、町長どういうふうに考えられますか。

○町長(森田増範君) 議長。

○町長(森田増範君) 森田町長。

○町長(森田増範君) あまり詳しくありませんので、担当課のほうで少し述べさせていただきたいと思います。

○観光商工課長(福留弘明君) 議長。観光商工課長。

○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。

○観光商工課長(福留弘明君) 失礼いたします。ただいまのご質問でございますけれども、町長が申し上げましたとおり、組織的なノウハウの蓄積という取り組みをしてきていなかったのは事実でございます。答弁にもございましたように、一昨年「銀色の雨」という映画の撮影があった時に、本町もロケ地に選ばれておりましたので、それなりのお手伝いをさせていただいたわけですが、フィルムコミッションの存在しない当地では、この際には鳥取県、県と米子市がそのコミッション的な任務、現地受け入れの中心を果たしておりました。私もその皆さん方の動きを見て感心をするとともに、まあいきなりその現場に放り込まれた担当者の方が、大変だなというふうに思ったことがございました。で、竹口議員言われるように、始めは誰もそうだと思いますし、そうした中でロケが終了する頃になりましたら、素人であった市の職員さんがですね、もう、全くスタッフと区別がつかないくらい、しっかり溶け込んでいらっしゃったり一緒に活動なさっていたという事実も拝見をいたしております。

そうした中で、名前が先かの議論になるかもしれませんけれども、町長がこれを申しました非常にこういった活動が、当地のPRやなんかに効果が高いということを私も感じておりますので、そういった部分にいる待ちの姿勢ではなくてですね、鳥取フィルムコミッションさんという現在実演者の方がいらっしゃいますので、こういった方にまあしっかりくっついて教わって身のあるものにしていく必要はあるなというふうに思っております。以上です。

○議員(1番 竹口大紀君) 議長。

○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。

○議員(1番 竹口大紀君) 最初に、一番最初の答弁、町長していただいた時に、「お断りしておきますけども、このフィルムコミッションを熟知していないので」ということを断られて、ただいまも「まあ詳細は、詳しいところは担当課のほうから述べます」と、いうようなお答えだったんですけれど、この一般質問をしますということを912日に通告書を出しております。約10日前に通告書を出しておるわけですが、この10日間にフィルムコミッションに関して、まあ1時間でも2時間でも割いて、しっかり情報収集をされるとか、全国的にはどういうことをやっているんだとか、そういうことを調べられたり、まあ勉強されたりという時間は十分にあったのではないのかなというふうに考えておりますが、行政のトップ、政治家としてトップリーダーとしてという話はまあ昨日杉谷議員のほうからもありましたけども、行政を引っ張っていく中で、このフィルムコミッションを作っていくという課題、作るのか作らないのかは別として、フィルムコミッションという話が出てきました。まあよく分からんけれど、ちょっと検討してみようかなというときに、まあ10日もあれば、ある程度の方向性というのは出せるんじゃないかなというふうに思います。というか、10日もあれば、そういう方向性を出すべきじゃないのかなというふうに思います。問題、課題、これだけじゃありませんので、先ほどの近藤議員の大山町チャンネルの話でもそうです。予算がそこまで多額に掛からない。人員もまあ一人、二人でできるかもしれない。そういったなかでの判断っていうのは、もう町長がよしやろうと言えば、おそらく出来る話じゃないのかなというふうに思います。

 まあちょっと話変わりますけども、最近、文部科学省の調査でしたっけ、16歳以上の3,500人ほどに調査をしたら、最近の言葉に関しての調査ですね。「寒い」という言葉を「さむっ」、「凄い」という言葉を「すごっ」と表現するのに7割、8割ぐらいの人は抵抗を感じないというような話がありましたけども、その抵抗を感じない言葉を使って表現すると「おそっ」って言われそうなぐらい、このそんなに大きな課題ではないのに、10日もかけて方向性が出ないというのは、非常に遅いんじゃないかなというふうに感じます。

県内でもフィルムコミッションが、できるとなれば、傍聴席におられませんけれども、おそらく先ほど日本海新聞さん来られてましたんで、明日の記事、あさっての記事ぐらいには、「大山町でフィルムコミッション誕生」という記事が出るんじゃないかなというふうに期待もしておりましたが、おそらく今日の答弁を聞くなかでは、そういった記事にはならないのかなと。「大山町今後検討します」みたいなことはおそらく記事としてはおもしろくありませんので、載らないのかなというふうに思いますが、そういったPR効果も兼ねまして、そりゃあ一時的なものですけれども、フィルムコミッションに参加するというのは、全国の撮影したい監督さんや、組織の方が見られて、大山いいな、イメージに合うな、撮影したいなと思ってもらう確立が非常に高まると思います。

 繰り返しになりますが、おそらく町長が、「よし、やりましょう」と言えば、できるんじゃないのかなというふうに思いますが、町長どうですか。お答えください。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 早いこと、方向性を出せという若者らしい気いせったご質問かなというぐあいに感じておりますけれども、大山町の素晴らしい景観、あるいは素晴らしい財産たくさんあります。「銀色の雨」でもこの下の9号線ちょうど玉真園さんの下の9号線から、大雀あるいは福尾のほうの風力発電を映された、そこから映像がスタートいたしました。ああなるほどな、こういう景観でこういう映し方があるんだなということを、改めて視聴した時に感じさせていただきました。改めてみると本当に素晴らしいところだなというぐあいに感じて、それが映像の1番最初に出てくるということの感動を感じた一人であります。

しかし、それに関わっておられますところの、たくさんの地元の方々、子どもたちも、の学校も使っていただいたりということがありますけども、そこに関わられる方々のノウハウというよりもエネルギーといいますか、パワーといいますか、そういったものは、図り知れないものがあるんだろうなと。熱い思いと同時に本当にそういったことが、好きなんだろうなという感じも受けながら、私も遠いところからではございますけども、見させていただいたところでございます。

そういった状況を見るなかで、組織を立ち上げる、立ち上げないということにすぐに答えはいきつかない、というのが、私の今の感じであります。逆に、そういう熱いものを竹口議員感じておられるならば、どうぞ自分も含めた仲間づくりをしていただいたりして、その実践として核になって引っ張っていただきながら、我われも行政も一緒になってこう取り組みをしていく、そういう形が生まれたら非常にスピード感があっていいのではないのかなと。行政のほうにまず組織を立ち上げて、進めということも思いは感じるところでありますけれども、提案をいただきます議員のそういったこのことに対する思いも、深いものがあるというぐあいに感じておりますので、仲間づくりをされたり、あるいはそういったグループを立ち上げるなかで、われわれにも一緒になって取り組みをさせていただくような道筋になればなあというぐあいに話を伺いながら、感じたところであります。以上です。

○議員(1番 竹口大紀君) 議長。

○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。

○議員(1番 竹口大紀君) 思いをもっているなかで、メンバーを集めてやられたらどうかということで、まあ町長の政治手法といえば、町長の政治手法なのかなというふうに思います。頑張っている団体、やる気のある組織、何かやってやろうという集落に対して、補助やっていきますというのは、町長就任以来の町長の自論でありますので、そういった答えになるのもいたしかたないのかなというふうに思いますが、最初に説明でありました。鳥取県のフィルムコミッション、答弁でありました鳥取県のフィルムコミッションは、組織的に珍しいNPO法人という形をとっておられるということで、この形をとってやっているのは、全国数多くあるフィルムコミッションの中で、鳥取ともう一つしかないというふうに鳥取のフィルムコミッションの代表の方が、おっしゃられておりました。その代表の方とお話しする機会を設けていただいたわけですが、その話をするなかで、やはりフィルムコミッションという仕事は、なかなかNPOとか民間でというような組織化は難しいと、運営もとても大変だと。要するにまず、仕事量が多いところは、事務局になってくるということで、波及効果があるのも、その観光であるとか、地域の文化的なものであるとか、そういったものなので、やっぱり行政が主になってやっていくべきではないかなというふうに、その鳥取フィルムコミッションの代表の方もおっしゃられていました。

 町長の答弁の中にもありましたけれども、撮影の誘致をすると、観光客の増加、地域のPRもありますけれども、やっぱり地元の人がエキストラで出演されたりして、「ああ、うちの子、映画出とったよ」とか「あんたんちの子で出とったがん」とか、そういう地域のコミュニケーションの、コミュニケーションが密になる、非常にそういうことで、会話が生まれてくる、地域の結束力が強まってくる、そういった効果も十分にあると思いますが、そういったことも踏まえても、やはりフィルムコミッション設立に関して、現時点ではまあイエスもノーも言えないということでよろしいでしょうか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 鳥取のフィルムコミッションの状況ということがちょっと分かりませんので、担当課のほうからも少し述べさせていただけたらと思いますけども、話の中で、民間の運営、なかなか難しいという話がございました。やはりこうエネルギーがいるんだろうな、あるいはいろいろな取り組みをしていくという中で、人的ネットであったりとか、いろいろな広がり、そういったフォロー、目に見えないところでの必要なことが多いんだろうなという感じを受けておりまして、だからこそ行政が主となってやるのではというまあお話しでございましたけども、今お話しを伺うなかでは、民間運営が厳しい、だから行政でという視点の捉え方では、少しまだまだ私の、それならやっていかないけんなということにはならないなというところであります。もう少し時間をいただくなかで、研究をさせていただいたりと担当課のほうでもそういったことへの若干の研究や関わりを持つなかで、どういうぐあいに判断をしていくかということに及んでいかなければならないんじゃないかと思っております。鳥取のコミッションについて、担当課長のほうが知っておりますれば、少し述べさせていただいて、私もそのことに知識をもらいたいと思っております。

○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。

○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。

○観光商工課長(福留弘明君) 失礼いたします。ただいまの町長の答弁を若干補足させていただきたいと思います。竹口議員のご質問の趣旨の中には、フィルムコミッションの業務の中にありました、まあ自治体等のいわゆる許認可のとか、仲介とか紹介とかそういったような部分があるから、なかなかNPO等では難しいんじゃないかというご趣旨でなかったのかなと、いうふうに感じたところもございます。鳥取のフィルムコミッションがNPO組織で運営されているご苦労は私も理事長さん等からお話しは伺っております。事務所は理事長さんちの自宅が事務所で、理事長さんが留守であるとなかなかすぐの対応も出来づらいといったようななかで一生懸命やっておられるということで、本当で頭の下がるフィルムコミッションなんでございますが、本町でそういった大山フィルムコミッションといったようなことで取り組むために必要なことは、まずそうした個人の請負仕事になってはいけないということ、使用許可等の許認可事務については、適確に且つ迅速に対応していく必要があるということ、そして、さらに待ちの姿勢だけではなく、本町ではこういったことができるといういわゆる呼びかけ側の姿勢、プロモーション的なこともやはり必要であろうということで思いあたる課題がいくつかございます。私も視察に同行させていただきまして、そういった仕事をこなしていく、あるいは課題をクリアしていくだけの価値はあるものという認識は持っておりますので、しっかり勉強をしてまいりたいというふうに思っております。以上です。

○議員(1番 竹口大紀君) 議長。

○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。

○議員(1番 竹口大紀君) えーと、検討の余地があるということで検討、しっかりとこれは本当に検討していただけるようですので、期待しまして次の質問に移りたいと思います。

2つ目の質問といたしまして、新設された「未来づくり戦略室」ということで質問したいと思います。

81日付の人事異動で内閣府との人事交流が行われまして、あちらに座っておられますけれども、赤井久宣さんが企画情報課の中にあります未来づくり戦略室に室長として着任されました。名前だけ聞きましても、未来づくり戦略室、そうか未来づくりをするのか、といってなんか納得できるような名前ではなくですね、非常に内容が気になるわけですけれども、その中で3つ質問したいと思います。

まず一つ目、未来づくり戦略室の具体的な職務の内容と目的は何でしょうか。二つ目、未来づくり戦略室は恒久的な組織か。三つ目、未来づくり戦略室の赤井室長にどのようなことを期待しておられるんでしょうか。以上をお答えください。

○議長(野口俊明君) 町長 森田増範君。

○町長(森田増範君) はい。議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 竹口議員より二つ目の質問でございます。新設された「未来づくり戦略室」について、お答えをさせていただきたいと思います。

 まず、内閣府との人事交流によりまして8月の1日付けで先ほど議員述べられました赤井久宣さんを企画情報課の未来づくり戦略室に参事兼室長としてお迎えをし、今は町の現状把握に努めているというところであります。

さて、ご質問の三点についてお答えをさせていただきたいと思います。

 まず始めに、この未来づくり戦略室の具体的な職務の内容と目的についてでございます。地域のことは地域で決め、自主・自律の活気に満ちた地域社会を作っていく、いわゆるこれを目指した地域主権型の社会に今日変わろうといたしております。このような社会情勢の中、住民参画によりますところの地域の力を高め、知恵を出し合い町の活性化、結びつけていかなければなりません。

 未来づくり戦略室は、町の将来を見据え、課の垣根を越えた施策について政策の立案や、施策についての助言、指導を行う部署でございます。具体的には、行財政改革及び総合計画に基づきますところのプロジェクト事業の推進や、更に事務事業の改善などに外部からの目線で客観的な分析を行うというところでございます。

 次に、未来づくり戦略室は恒久的な組織かということでございますが、この室の役割は、今後2年間を目途として将来の道筋を定めることと考えているところでございますので、恒久的な組織とは考えておりません。

 3つ目に、未来づくり戦略室の赤井室長にどのようなことを期待をしているかということについてでございますが、政策目標をスピーディーかつ着実に実現していくため、基礎自治体における組織運営の先入観にとらわれることなく、それぞれの課題を客観的に分析をし、助言、提案、指導を行っていくというところであります。また素早い情報の収集により、国の流れを知るということ、そして中央省庁への人的なネットワークということが作れたらなというぐあいに考えております。

また更に、我が町の職員が中央省庁の職員と共に業務を遂行するという貴重な体験を得るということがございます。具体的には、繰り返しになりますけれども、この未来づくり戦略室は、町の将来を見据えながら、課の垣根を越えた施策についての政策の立案や、施策についての助言、指導を行う部署であり、室長には行財政改革や総合計画に基づくプロジェクト事業の推進、更に事務事業の改善などに外部からの目線で客観的な分析、そして教示を行うことを期待をいたしております。以上です。

○議員(1番 竹口大紀君) 議長。

○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。

○議員(1番 竹口大紀君) 今、ご答弁いただいたわけですけれども、この未来づくり戦略室という名前は町長が付けられたんでしょうか。お答えください。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 町長 森田増範君。

○町長(森田増範君) 私が付けましたと言いたいところでありますけれども、いろいろなメンバーと意見交換しながら、この名前がいいんではないのかなということで定めさしていただいたところであります。

○議員(1番 竹口大紀君) 議長。

○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。

○議員(1番 竹口大紀君) この未来づくり戦略室、議会のほうにも説明があったり、大山町の広報「だいせん」にも人事異動の欄でちょこっと触れてあったりということで、載っていましたが、何か最初に未来づくり戦略室という名前を聞いて、未来づくり、どっかで聞いたことあるなーといろいろ考えてみましたら、平井知事が、4月の統一地方選挙で、スローガンに掲げられたのが、確か「みんでやらいや未来づくり」とか、そういった内容だったと思います。で、ちょっとこれ定かじゃないんですけれども、おそらく今年の7月辺りに、県のほうでも「未来づくり推進局」でしたっけ、そういった部署を作って、まあ知事が掲げられた「みんなでやらいや未来づくり」と言うのはスローガンであって、それに沿ったマニフェストのようなものがあって、それをまあ遂行していくために未来づくり推進局というのを作られたんだと思いますが、知事はそういうふうに公約で掲げられたことを「未来づくり推進局」といことでやっていかれるわけですが、あの、大山町でいきなり未来づくり戦略室という名前を付けられても、何をするんだろうということで、さっぱり分からないわけです。先ほど答弁いただきましたけれども、やはりうーん、なんか具体的なものが見えて来ないといいますか。で、まあ名前が名前ですので、県の未来づくり推進局となんか綿密は連携があったりするんでしょうか。お答えください。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 名称については、先ほど竹口議員のほうからもございましたように、平井知事のそういった思いの中での言葉がありました。特に、そういった県への、知事の思い、そういったものを感じるなかで大山町においても、やはりこの未来に向けての取り組みを考えるなかで迎えるわけでありまして、いい言葉ではないのかなという考え方のなかでこの言葉をここの室に使わせていただくというぐあいにいたった経過はございます。そして、戦略という場面については、やはり推進ということよりも、わが町で進めておりますいろいろな取り組みについて施策として具体的にどうしていこう、こうしていこうというような形をとっていく身近なものとしての位置づけとして、戦略室という文言がいいのではないかなというような話し合いのなかで収めさせていただいた経過があります。まあ、そういったところの、名前でございまして、非常に分かりづらい、分かりやすい、いろいろあるのかもしれませんけども、まあこの室を、設置をさせていただきましたので、問題はここからいろいろな取り組みを進めていくということで、理解を願いたいなというぐあいに思います。

○議員(1番 竹口大紀君) 議長。

○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。

○議員(1番 竹口大紀君) えーと質問したのは、県の未来づくり推進局と名前が似ているわけですが、名前を似せたので、そういったところと密な連携がある部署になっているかというような質問なんですが、お答えください。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田増範君。

○町長(森田増範君) 直接の今の質問、落としておりまして申し訳ありませんでした。直接の具体的な連携、繋がりということについてはもってはおりません。ただ、室長が県のほうにも、国のほうからたくさんの人事交流という形で県職の中にもたくさん国から、仕事をしておられる方もございます。県とのいろいろな名称をこうして共有するということのなかで、室長が県のほうとのいろいろな情報交流であったり、情報交換、あるいは出かけていくなかでの姿勢、それは県の未来づくりと同じように大山町も、取り組みをしているんだというまあ姿勢、あるいは感じとっていただくということにおいても意味のあることであるというぐあいに感じておるところであります。

○議員(1番 竹口大紀君) 議長。

○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。

○議員(1番 竹口大紀君) はい、お答えいただいたわけで、県とそんなに、特に連携が、特殊な連携があるわけではないけど、そういった同じような名前を付けることで、連携を図っていきたいというようなお答えでした。まあそういう部分には期待していきたいわけですけれども、時間がありませんので、大山町民の方、広く言えば鳥取県民もそうだと思うんですけれども、国からですね、まあエリートが来られるというようなことにある種、まあちょっとヒーローが来たようなイメージを持っているんじゃないかなというふうに思います。まあ例を挙げますと、片山前知事もそうですし、現在の平井知事もそうですし、国から地方行政の現場にやってきて、仕事をバリバリこなしていく、そういったことで支持率も非常に高かったですし、同じようなイメージで赤井さんにも町民の方は、期待されているんじゃないのかなというふうに思います。まあ町民の方は漠然と「頑張ってください、大山町をよくしてください、国から来られた方、さぞかし優秀でしょう、頑張ってください」町民の方のイメージだったらそれでいいと思うんですけども、やっぱり町長としては具体的に現在のその赤井室長の能力ですとか、経歴ですとか、いろいろなものを活かしながら、具体的に大山町の行政を行政組織をこういうふうにして欲しいというようななんか明確な指示があると、仕事がやり易いと思うんですけれども、町長どう考えておられますか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) まあ行政組織の捉え方ということでございまして、担当課のほうから少し述べさせていただきたいと思います。

○総務課長(押村彰文君) 議長、総務課長。

○議長(野口俊明君) 押村総務課長。

○総務課長(押村彰文君) 町長の答弁にもありましたけれども、今は町の現状把握に努めていただく、まずこれが最初にやっていただくべきことだと思っておりますが、今、大きな町の将来の施策といいますか、山陰道が平成25年度に全線、大山町内が全線開通するということがございます。そうすれば、その幹線道路を利用した大山町の活性化、山陰道を素通りしないように、大山町をインターチェンジを使ってくまなく観光なり、あるいは物流なり、そういう山陰道を利用したまちの活性化策、そのへんを今、赤井室長にいろいろと検討をしていただいておるところでございます。

○議員(1番 竹口大紀君) 議長。

○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。

○議員(1番 竹口大紀君) ええまあ、1番最初の答弁にもありましたように、2年間ぐらいを目途にこの未来づくり戦略室というのを考えていると、いうふうにおっしゃられてましたんで、非常に時間がない中で、せっかくいい人材が来られていますので、もうバリバリと仕事をやっていただきたいなというふうに思うわけですが、まあ答弁の中でも再三出てきた話で、事務事業の改善などに外部の目線で、客観的な分析を行うことでとか、そういった町内の人ではなかなか気づかないようなところ、または今まで、役場内、大山町の行政組織の中におられた方では、気づかないような、できないようなことをやっていただきたい、というようなことを町長は期待されていたわけですけれども、赤井室長から見た大山町、大山町の印象、まあ広く鳥取県の印象でもいいですけれども、できれば大山町の印象、それからそれをどう業務に活かしていくのか。まあ町長は当然、まあ話もしっかりされて赤井室長がどういうふうにこの大山町を感じられたか、といったところは、当然把握されているとは思いますが、町長が、赤井室長がこういうふうに言ってましたと言ってもらうよりも、是非本人に外から見た大山町の印象とそれをどう業務に活かしていくのか、これをお答えいただきたいと思いますが、どうでしょうか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) たぶんそういう質問があるのじゃないのかなと想像しまして、赤井室長に一言、二言は話をしておりますので、今の思い、いろいろな思うところの話を少し時間をいただいて、赤井室長より述べさせて頂きたいと思います。

○未来づくり戦略室長(赤井久宣君) 議長、未来づくり戦略室長。

○議長(野口俊明君) 赤井未来づくり戦略室長。

○未来づくり戦略室長(赤井久宣君) ただいまのご質問にお答えいたします。私も役場の一職員ですので、私個人の印象ということで、この議会の公の場で答えさせていただくということは大変恐縮でございますけれども、ご質問ということで、敢えてお答えをさせていただきたいというふうに考えております。

 先月、着任、赴任をいたしまして、まず最初に大山町の印象ということでございますけれども、これ都会から来る人の多くがおそらく共通して感じられることではないかと思うんですけれども、まず日本海ですとか、大山の風景、素晴らしい風景、それから豊かな自然に育まれた食ですとか、あと大山寺、それから太平記など歴史の遺産といった素晴らしい資源がこのまちにはあると、是非これを活かしていかなければいけないというのをまず最初に感じたところでございます。

 他方、地区ですとか、集落などに出向きましていろいろお話しを伺うにつれてですね、中には高齢化率が5割を超えるような集落があったりとか、あと人口の減少ですとか、急激な高齢化の進展に伴うその集落の持続可能性の問題といった大変厳しい現実というものも目の当たりにしたところでございます。

 それから、その財政状況、まあ一般会計の半分、半分を交付税、それからあと国の国庫支出金等に依存していると、こういう厳しい財政状況ですとか、あと、これはあくまでも他の自治体、私がこれまで知る範囲での比較ですけれども、今後のこういった人口減少、高齢化の中での地域づくりというものを考えますと、やはりその地域の住民の方の、ですとかグループ、さまざまな団体の方の積極的なその取り組みですとか、参加の連携の取り組み、正に住民と共同のまちづくりということが必要になってくるというふうに考えております。前職、わたし消費者庁というところで、地方消費者行政、自治体の消費者行政への支援ということをやっておりましたけれども、やはりその人口が小さくても住民の方の、例えば消費者団体ですとか、福祉関係の団体の方が、活発に活動されているような地域というのもいろいろ拝見させていただきましたし、やっぱりそういった地域では、凄くまちが活発、活気があるなというのを印象を思ったところでございます。

 で、あくまでも全体ということですけれども、この大山町、いろいろ回らせていただいて、このいろんな住民の方のグループ活動ですとか、積極的なその参加とかっていうのが、必ずしも現時点ではですね、活発というかですね、全体としては、まだまだだなという印象も受けたところでございます。

 まあ昨日の議会でのご議論にもありましたとおり、やはりそのまちづくりの基本となるような住民の皆さんの積極的な参加とか、こういったことが必ず重要になってくると、まあそれがあってこそ、交流人口の増加とか、定住にも繋がっていくと、まちづくりの基本ということを思っておりますので、こういったことに積極的に取り組んでいきたいというふうに考えております。

 そのためには、まずは住民の方に大山町の現状をいっそうご理解をしていただくような分析ですとか、説明というものに取り組んでいきたいというふうに考えております。

それとあと、先ほどの町長の答弁にもありましたとおり、課の垣根を越えた積極的な連携と、こういったものも取り組んでいきたいと思います。具体的な業務につきましては、担当課長、それから関係課長、それから総務課長、副町長、それから町長とご相談の上、ご指導仰ぎながら進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

○議員(1番 竹口大紀君) 議長。

○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。

○議員(1番 竹口大紀君) 最後の質問になるかと思いますけれども、今やっぱり話を聞いているだけでも非常にバリバリ仕事をこなしてくれそうなイメージがもう湧いてきました。僕だけじゃなく、今ね、にっこりとされた方、皆さんがそう思われたんじゃないのかなというふうに思いますが、一つ、未来づくり戦略室が恒久的な組織かというところで、2年間ぐらいを限定(「残り時間が5分となりました。」と呼ぶものあり)はい、残り時間5分ということで、未来づくり戦略室が恒久的な組織かどうかということで、2年間限定の組織というふうに考えておられるというふうにおっしゃられましたけれども、やっぱり国、内閣府消費者庁から来られて非常にいい刺激になるんじゃないかというところは、皆さん認識が一致する部分だと思いますが、赤井室長にずっと大山町に留まってもらうというのは、いろいろね、難しいところもあるかと思いますので、やっぱりこの人事交流というものを継続的にこの赤井室長の当然仕事上のつながりでありますとか、知人・友人でありますとか、そういったところでまた新たな人事交流等も2年後等には考えていったり、まあその国の役所の方が許すかどうかは別としましても、そういったことも必要じゃないかなと、継続的に、というふうに思いますが、町長、どう考えておられますか。

○町長(森田増範君) 議長。

○議長(野口俊明君) 森田町長。

○町長(森田増範君) 先ほど赤井室長から生の声を聞いていただいて、人柄を感じていただけたのではないかなと思っております。勢力的に取り組みをしていただいております。人事交流ということについてのご質問でございます。この赤井室長にご縁があってこのたびこうして来ていただくということになりましたのも、現在大山町から職員を内閣府のほうに1名、22年度4月から派遣をさせていただいております。これもご縁があって声をかけていただき、議会の皆さん方のご理解をいただいて派遣ができたというところでございまして、彼が1年間、そして今2年目に入っておりますけれども、そういった国のほうで、内閣府のほうで一生懸命頑張り活躍してくれてる、そういった人柄を、人となりを見て、内閣府のほうからのそういったお付き合いのある方々から、このたびのようなお話しも生まれたというところでございます。国のほうからも地方のほうへ、内閣府のほうからでも町村のほうにでも現場を体験をして、あるいはお力をいただいて、さらに国へ、反映をしていきたいというような国なりの思いもあり、そういった情報を得ることができて、このたびのご縁をいただいたと思っております。

今、人事交流ということでございまして、おっしゃいますように、現在、町としても1名国のほうに派遣をいたしております。これは予算を伴っておるところでありまして、これも議会の皆さん方のご理解や支えがなければ、叶うことではございませんけれども、このたび赤井室長が81日から約2年間というぐあいに思っておりますけれど、この大山町で活躍していただくということであります。先ほどお話しをいただいたそういった提案も私も思うところでございまして、この後、どのような形で展開していくのか、今現在、国のほうに派遣しております者が、来年の3月末には、2年の期間を経て帰ってくるということでありますので、その後どうするのかということもございます。まあいずれにいたしましても、議会の皆さんのほうともご相談をさせていただき、また内部でも検討させていただいてできるだけ、こういった交流が、つなぐ、つながればいろいろな面での、将来に向かって町の職員として、あるいは私たち住む町民、住民としても、長い目を見るなかで非常に意義のあることではないのかなというものをもっております。いろいろな今後の人事交流のあり方についてはまたご相談を申し上げたいと思いますので、よろしくどうぞお力添えを、あるいはご指導を賜りたいと思います。よろしくどうぞお願い申し上げたいと思います。

○議長(野口俊明君) ちょうど時間となりました。

○議員(1番 竹口大紀君) 終わります。
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