議員名から当定例会の各議員一般質問がご覧いただけます。
通告順 | 議席 番号 | 氏 名 | 質 問 事 項 |
1 | 6 | 1.公の施設の案内看板・遊具等の維持管理について | |
2 | 5 | 1.町職員の能力の向上を図る研修を行ったか 2.山香荘のサッカー場計画は大山町財政状況から中止するべき 3.景観形成の取り組みで、ガードレールの調査結果について | |
3 | 4 | 1.新公共交通体系は 2.地域の学校支援体制は | |
4 | 11 | 1.山の幸(イノシシ)を食卓へ(処理加工施設の設置を) 2.山香荘サッカー場建設は真に町民の為になるのか | |
5 | 17 | 1.夕方5時の音楽について 2.人権啓発 学びの理論と方法 | |
6 | 9 | 1.大山町における指定管理の状況と課題は | |
7 | 2 | 1.町有地の活用方法について 2.電気自動車の導入は | |
8 | 3 | 1.TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に参加しないよう政府に上申を 2.テレビの地上デジタル化に助成を 3.山香荘のリニュアル化は町民に歓迎されるものに | |
9 | 14 | 1.人権尊重の町づくりに不備はないか | |
10 | 13 | 1.仁王堂公園を拠点とする町づくりは | |
11 | 1 | 1.サッカー場整備と山香荘再生計画 2.税金の使い道が選択できる制度を | |
12 | 7 | 1.フットボールセンターの整備について |
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【リンク】平成22年第10回定例会 第2日会議録・第3日会議録
○議長(野口俊明君) そういたしますと、日程第1、一般質問を行ないます。通告順に発言を許します。6番、池田満正君。
○議員(6番 池田満正君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 池田満正君。
○議員(6番 池田満正君) 質問いたします。大山町内にはたくさんの公園がございます。御来屋展望公園、山香荘、名和トレーニングセンター、中山地区四季彩園、仁王堂公園などに遊具、またその使用説明看板、公園の説明看板、ベンチなどが設置してあります。古いもので30年ぐらい前に設置されたものと思います。その中には使用不能のものや安全上問題があるもの、また、看板の文字が読みづらいもの、何年もペンキを塗らず、状態の悪いベンチなどが見られます。
町はそれぞれを今後どういうふうに、いつ頃を目安に管理、また処理されるのか質問いたします。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) はい、議長。おはようございます。それではトップバッターでございます池田議員の管理の、公園施設等の管理についてということにつきまして、答えを述べさせていただきたいと思います。
まず御来屋展望公園の遊具等についてでございますけれども、これは設置後22年を経過いたしており、この間、破損箇所の修繕によります維持管理を行ってきておるところでございますけれども、遊具等がすでに生産中止となっている遊具もありまして、部材の入手が出来ない場合には撤去をするということといたしておるところでございます。
また名和地域休養施設につきましては、子供園に遊具等が設置をしてございますが長い間、ほとんど利用されていない状況が続いておりまして、遊具の破損が目立つようになってきておるところでございます。4月に町の直営になりましてからは、ロープ張りを行い、使用禁止といたしているところでございます。今後の方向性についてでございますが、現在議論をいただいております、名和地域休養施設全体の今後の活用策が決まりましたら、その方針の中で対応していくことといたしているところでございます。
また名和総合運動公園については、指定管理者に管理を委託しておりまして、安全管理上の問題があるものにつきましては早急に対応しているところでございますが、修繕が必要となるその他の施設については、修繕時期を協議しながら補修を行っておるところでございます。
また四季彩園につきましては、毎年専門事業者へ点検を依頼して、修繕の必要な施設については、補修を行っているところでございます。
また仁王堂公園につきましては、芝、樹木、遊具等の管理を専門業者に委託をし管理を行っているところでございます。
またこれまでにも、池田議員のほうからもございましたが、看板等の不具合についてご指摘をいただいており、観光看板については補助事業を活用して、本年度に修繕を行っているところでございます。
公園内に設置してあります、古くなった説明看板等につきましては、有利な補助事業が活用できる制度があれば、立替等の検討が必要であるというぐあいに認識をいたしておるところでございます。
今後とも、町内はもとより、町外の方々にも安心してご利用していただける施設の管理に努めてまいりたいというぐあいに考えておるところでございます。以上です。
○議員(6番 池田満正君) 議長。
○議長(野口俊明君) 池田満正君。
○議員(6番 池田満正君) そもそも何年も油やペンキを塗るなどメンテをしてこなかったことのようにみられますが、公園は町の財産であり、その遊具などが使用不能になっているものをそのままというのは行政の怠慢ではないでしょうか。何故使用不能や文字が読めなくなったり、椅子のペンキを何年も塗り替えず、椅子が傷むのをほうっておいたのか理由を聞かせてください。
それと、公園によって担当の課がいろいろあるようですが、たとえば山香荘は総務観光課、仁王堂公園は大山支所の総合窓口課、四季彩園は中山の総合窓口課などが担当であります。縦割りの行政になりますが、今まで横の連絡はどうしていらっしゃったんでしょうか。今後横の連絡はどうなさるのか聞かせてください。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 池田議員のほうからの質問でございます。詳細のそれぞれの管理等について担当課のほうからも述べさせていただきたいと思いますけれども、やはり遊具施設作られてから年が経つにしたがっては、古くなったり傷んだりしてきているものがあります。過去においてそういったことの中で事故があったりということも全国的な事例の中でございます。
そういったことを踏まえて、やはり出来ない危険なものについては、ロープを張って、使用しないということをまずしなければならないと思っておるところであります。それぞれの管理ということについては担当課のほうから述べさせていただきたいと思います。
また連携ということでございますけれども、当然この遊具等については、子どもたちが使っていく上での安心安全ということが大きな捉え方でありますので、連携ということは当然ですけれども、そういった視点をもって各課が担当して検証していくということであろうと思っております。詳細について、担当課のほうから述べさせていただきます。
○建設課長(池本義親君) 議長、建設課長。
○議長(野口俊明君) 池本建設課長。
○建設課長(池本義親君) 建設課のほうで公園を担当しておりますところ2か所あります。またそれぞれ他の施設につきましては担当課のほうで管理をしているところでありますが、ご指摘のグリスが塗ってないとか、またベンチの塗料の塗り替え等でございますけども、まず遊具によっては、グリスの定期的な補充といったものがございます。これにつきましては、職員で目視をし、また実際に動かしてみて、不具合があった場合につきましては、業者の方に連絡をして対応していただくということにしておりますし、またベンチにつきましては、擬木といったもの、ほとんどのベンチでありまして、これは特に欠けたりした場合、また安定が悪いといった場合につきましては修繕を行いますが、きちんとした塗装といったことにつきましてはなかなか対応できないといった状況であります。また併せまして、擬木のフェンス等もございます。これにつきましては、損傷を確認した時点で修繕をいたしております。
で、また先ほど町長のほうも答弁いたしましたように、点検をいたしまして使用できないと、危険性があるといったふうに判断をした場合につきましては、すぐに使用禁止の措置を行いまして、業者のほうに連絡をいたしまして、修繕が可能かどうか協議をいたします。で、特に古い遊具になりますと、具材がもうないといった状態もございますし、また2008年に国土交通省のほうが指針を出しておりまして、その中で、いずれにしましても、部品につきましてはメーカーに問い合わせをいたしますが、無い場合につきましては、一応探していただくということで、部品の残って、在庫として書かれている業者がありましたらそちらのほうから調達いたしますが、いよいよ無い場合につきましては、撤去するといった状況にいたしております。以上です。
○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。
○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。
○観光商工課長(福留弘明君) 続いてご説明をさせていただきたいと思います。名和地域休養施設にございます遊具施設でございますけれども、ご指摘のありましたとおり、かなり遊具が傷んできております。これは、3年間の指定管理者による管理の期間中、町のほうと指定管理者との協議あるいは町からの指導が十分でなかったといった部分もあったものとは思っております。町長のほうの答弁でございましたとおり、現在、山香荘を中心としました一体の施設活用等につきまして、検討協議中でございますので、こうした検討の中、対応策が方向性が定まった段階でこの遊具施設部分についても対応していきたいというふうに思っております。以上です。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 議長、教育委員長職務代行。社会教育課課長が…あ、すみません。
○議長(野口俊明君) 教育委員長職務代行 湊谷紀子君。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) はい、社会教育課課長が答弁いたします。
○社会教育課長(手島千津夫君) 議長、社会教育課長。
○議長(野口俊明君) 手島社会教育課長。
○社会教育課長(手島千津夫君) 失礼いたします。先ほどの中で、名和総合運動公園のほうを担当しています担当課でございます。名和総合運動公園、課長のほうの答弁にもありましたように指定管理者のほうにお任せしておるわけですけれども、遊具といいますものは、逆に凄く危険が伴うものということで、たくさんの遊具等を備えた大きな公園でございますので、指定管理のほうの業者のほうには、しっかりと、ということは徹底しておったんですけれど、先ほど池田議員さんのほうからもありましたように、このたびのお言葉をいただきましたことで、事前にどのような状況かということも改めてまた確認しておったんですけども、1点のみ危険じゃないかというような判断もあるものが見つかった現状でございます。そんなことにつきましては、既に業者のほうと対応急ぐようにということで、話をしておるところなんですけども、ただ古いベンチ等に伴うもの等については、一応今のところは大丈夫じゃないかと、古くてもうそのままほったらかししているというのはないんじゃないかということを判断しております。以上でございます。
○中山支所総合窓口課長(澤田 勝君) 議長、中山支所総合窓口課長。
○議長(野口俊明君) 澤田中山支所総合窓口課長。
○中山支所総合窓口課長(澤田 勝君) はい、中山の四季彩園でございますけれども、平成8年に完成しております上屋根付の多目的広場の南側に若干ありますけども、これは定期的に職員の巡視とともに、専門業者の方に依頼をして点検をしていただいて必要な箇所については随時毎年修繕を行っているところであります。以上です。
○大山支所総合窓口課長(岡田 栄君) 議長、大山支所総合窓口課長。
○議長(野口俊明君) 岡田大山支所総合窓口課長。
○大山支所総合窓口課長(岡田 栄君) 失礼いたします。仁王堂公園につきましてですが、6月の定例議会でも仁王堂公園に関しましては、詳細、そういったことを回答させていただいております。ただ遊具の点検ということについては、重複するとは思いますけれども、建設課長そして中山総合窓口課長の答弁の中にありましたように仁王堂公園につきましても全く同じような管理をしております。以上でございます。
○議員(6番 池田満正君) 議長。
○議長(野口俊明君) 池田満正君。
○議員(6番 池田満正君) まあ、この公園に関しての質問ですけど、わたしは個人の財産だったらどうするか、日ごろの仕事のやり方に問題があるのではないかと、そういうような感じで管理状態を見たものですから質問させていただきました。
例えば町内の公園の一覧表を作成し、町役場の各課の横の連絡を取り合いながら、無駄なく合理的に管理することもこれからはこれだけ課がたくさん見ていらっしゃいましたら、そういう一覧表を作って各課で情報を共有して総合的に町内の公園を管理するというようなことも大事じゃないかと、そういうふうに考えるところがございます。町の面積が合併で3倍になり、職員さんも3倍になり、縦の連絡は取れていると思いますけども、組織が大きくなれば大きくなるほど、ネットワーク的横につながりがまだ希薄でいろいろ行政サービスに支障を来たすことが出るんじゃないかと、そういう意味で、なんというかその課の担当でなくても公園なら公園に関して、一覧表を作って各課で情報を共有してそれでより良い行政サービスを目指すということに対してどう思われるか、質問いたします。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 池田議員のほうから一覧表を作ってと、共通の施設管理をしては、というご提案かなと思っております。その件につきましては、今もやはりそれぞれが、それぞれの担当課で管理をしておるということでありますので、一覧表を作ったりしていく、そういったことは参考の意見としてたまわりたいと思いますし、今後のわれわれの検討としてたまわりたいと思っておるところでございます。以上です。
○議員(6番 池田満正君) 終わります。○議長(野口俊明君) 一般質問を続けます。次、5番 野口昌作君。
○議員(5番 野口昌作君) 野口昌作でございます。3問について質問いたします。
最初に「町職員の能力の向上を図る研修を行ったか」ということで質問いたします。9月の定例会の一般質問で、役場を行政のプロ集団の館にするための方策についてということで質問いたしました。質問に対して町長の答弁は、「今後も接遇の向上や、研修を中心とした能力向上を進め、限られた財源の中で住民の福祉向上を図ることが出来るよう職員を指導して参りたいと考えている」との答弁でございました。私はこの答弁を聞きまして、相当な対応を考えて頂いたなというぐあいに自分なりにとらえていたところでございます。
が、残念でございます。事務執行におきまして、3件の行政の信頼を失するような事務執行があっております。町長答弁の舌の根が乾かないうちに、この出来事であります。私も町民から苦情を聞き、事務執行を促す電話をかけたりいたしました。町民の方は、自分は町民とみなされていないでないか、予防接種を受けたいのにも通知が無くて受けられないと怒り心頭に達しておられました。
町長は町職員の能力の向上を図る研修をどのように行ってきたか、また答弁以降適正な事務執行を行うためどのように取り組んだか質問いたします。
〔「議長、外が騒がしいよ、注意して」と呼ぶ者あり〕
○議長(野口俊明君) ちょっと局長見てきてください。局長が帰るまでしばらくお待ちください。
(諸遊議会事務局長 退室)
(諸遊議会事務局長 着席)
○議長(野口俊明君) それでは再開いたします。町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) それでは、野口議員の町職員の能力向上を図る研修を行ったかということにつきまして、お答えをさせていただきたいと思います。
9月の定例会で質問をお受けした際にもお答えさせていただいたところでございますけれど、限られた職員の中で、町民の皆さまのご要望に対応していくためには、職員一人ひとりの能力を高め、また自覚、責任を持って業務に当たることがたいへん重要なことであるというぐあいに考えております。
職員の能力を高めるため、単町での研修、県内の自治体との共同研修、市町村アカデミーや県主催の研修への派遣など、積極的に研修に参加をさせているところでございます。
本年度におきましては、昨年度からの不祥事を受け、職員としての行動指針を定めた「私たちの行動指針」また服務規定に関する研修や接遇に関する研修を実施しているところでございます。また毎日の朝礼におきましても職員の行動基準の確認を行い意識を高めるよう努めているところでございます。
9月以降の研修ということでございますけれども、たくさんの研修を行っておりますが、その中で主なものを述べさせていただきますと、市町村アカデミーあるいは自治研修所の研修などへの参加、地域づくり、少子化、管理者研修など17名ほどの職員が研修をいたしているというところでもございます。また11月には、課長、課長補佐級を対象といたしましたメンタルヘルスの研修も実施をいたしております。
このたび職員の不祥事がありましたことにつきましては、今年度の取り組みが職員一人ひとりにまだまだ十分浸透していなかった結果であるというぐあいに考えておるところでございます。
管理職会等では、職員間の報告、相談をおこなうこと、あるいは業務に対するスケジュール管理をおこなって遅延することないように、常に指示をいたしておりますが、更に徹底に努めたいというぐあいに考えおります。
また先般、課長・課長補佐を集めてチームとして所管する課内のコミュニケーションや部下への監督あるいは育成、目配り等に努めるよう指示をいたしたところでもございます。以上で答弁に変えさせていただきます。
○議員(5番 野口昌作君) 議長。
○議長(野口俊明君) 野口昌作君。
○議員(5番 野口昌作君) ただいま町長のほうから答弁をいただきました。本当に取り組みはやっておられるようでございますので、皆さん職務の重要性を認識されまして町民から信頼される役場にしていただきますように切望するところでございます。
次に2問目に入ります。「山香荘のサッカー場計画は、大山町の財政状況から中止するべき」と大山町の将来を憂いて中止を求める考え方の中で質問いたします。
旧名和町の地域休養施設として整備されました山香荘は、建築後29年が経過いたしました。最盛期は歌手の加藤登紀子さんの「100万本のバラ」を満員の観衆と共に聞いたことを思い出します。右肩上がりのよき日本、リゾート法で浮き足立った日本列島、バブル期の華やかな時代を謳歌した山香荘は、あの時代の役目を終え、今は町民の利用が殆ど無い中、主に夏休みの合宿などで存続されています。そして毎年多額の町費がつぎ込まれております。
今日本経済が低迷し、給与水準が低下するなど、個人が無駄な支出を押さえ、生活防衛している時代、そして少子化、高齢化の進む中で、山香荘にサッカー場計画が浮上してまいりました。
計画は人工芝と自然芝の2面の夜間照明つき公式サッカーグランドの整備3億2,000万円と、マイクロバスの更新、くれハウス・バンガローの内外装の充実などで2,000万円、山香荘改修1,000万円、合計3億5,000万円の大改修であります。
町民の使用が殆ど無い施設の大改修は、住民説明会の開催や来年度予算化、そして着工に向け着々と進められております。
町長はサッカー場を建設した場合、多くの利用客が見込め、町費の持ち出しは極めて少ない、そして山香荘の有効利用と、山香荘を核として地域活性化が図れるとしています。
しかし私は、町長のバラ色の計画は時代の流れを無視し、利用客を過大に見積もった机上の空論であると思っております。私は出生数が減少し若年人工が急激に減少している現在、また景気が低迷する中、Jリーグでも観客が少なく、来場者数の見込みを、大きく下方修正しなければならない今の日本の現状で、町長の計画は、状況判断を誤った過大見込みであります。
維持管理の町費持ち出しについても、ずさんな少額見込みで、これが町財政を任せられた町長の見積もりかと唖然といたしております。
さらに改修費について7年後の2017年に年間2万7,000人の利用者を見込んでいますが、特にトイレ・食堂それに伴います浄化槽は、容量が間に合わずに増改築を必要とし、老朽化してくる施設は来場者の要望に応える改修を余技なくされ、とどまることの無い町費投入になることは火を見るより明らかであります。
現在山香荘の町民の利用は2%とのことでありますが、現計画で進めば、町内利用者は1%にも満たない、殆ど町外利用者で町民の施設で無く、サッカー協会と町外サッカーファンの施設となり、町民が使わない施設に莫大な町費を投入することが、自主財源の乏しいそして一生懸命働いて税金を収めている町民の思いにかなった政治でしょうか。私は町民をないがしろにし、財政を省みないまさに町民を無視した政治であると怒りを禁ずることが出来ません。
また利用者が大山旅館への宿泊利用、みやげ物買い、などで経済効果が図られ町の活性化に繋がると主張していますが、山香荘はもともと旧名和町に作られた施設で、大山ツーリズムの展開の中で大山の誘客と結びつけるのは無理な位置にあると考えます。試合などに来訪される場合は、殆どバスの利用で、大山寺まで上がり、金を落とすことは殆どないと容易に想像でき、町長が何か実績を残さなければならないと、妄想に陥っている状態、自分に都合のいい判断しか出来ない視野の狭い状態に陥っている為政者だと思います。これで町民の負託に応え町民の為の町政を行うことが出来るでしょうか。
平成17年の3町合併の目的のひとつが財政改革でありましたが、22年度には積立金が枯渇することとなるからとの状況の中で、財政改革を進め各種補助金を打ち切り、金婚式などを取りやめ、町民へのサービスの打ち切りと、指定管理者制度の導入など無駄の廃止、職員の給与カットなど町民に我慢をお願いしている現状の中でございます。町民が利用しないサッカー場、町民が利用しないサッカー場施設、これにかける町費は全くの無駄金になると考えます。また今回の行財政審議会の答申に持続可能な財政運営の確立が掲げられております。しかしこれに相反する町財政の悪化を招く無分別の計画であると憂いております。
私はこのようなことからサッカー場計画は中止し、大山寺旅館やリンゴ地帯の地域活性化に向けて別の方策を考える事、知恵を絞る事が、我が大山町の最も急ぐ最重要な政治課題だと考えますし、多くの町民の願いであると思っております。
森田町長は昨年町長立候補に当たり、箱物行政は見直しますと公約し、箱物はもう結構と思う多くの町民の支持を得て当選されました。箱物を否定した町政執行者として、公約どこ吹く風、と開き直ってこのまま来年度予算にサッカー場建設を計上し建設する考えか、今私が述べた理由を踏まえての町長の所信を伺いたいと思います。サッカー場計画をこのまま進めるかということを伺いたいと思います。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 野口議員より山香荘のサッカー場計画は大山町財政状況から中止をすべきということでの質問をいただいたところでございます。質問の中でバラ色の計画という話もございました。わたしもこの職につかせていただきながら山香荘という現在の状況を踏まえる中で、熟慮し検討する中で、この提案を議会のほうに出させていただいたところでございます。決してバラ色の計画ではありません。着実な計画であるというぐあいにわたしは認識をいたしております。また妄想というようなご発言もございましたけれども、全くそのような思いは持っていません。野口議員のそういう思いなのかなあということでたまわりたいと思っております。まあ別の方策をという話もございましたけれども、その方策が本当にすばらしいものがあれば、提案をいただきたいなと思うところがわたしの思いでございます。いろいろと熟慮するなかで、この提案させていただいておるということで述べさせていただきたいと思います。
まずそのご質問に対しまして、では毎年これは平均でございますけれど、1,500万という町費の持ち出しを重ねておる現状がございます。その現状を踏まえながら、本当に今おっしゃいました利活用状況、そういう現状であります。そのままで本当によしとされるのか、あるいは閉鎖すべきというような思いをお持ちなのか、私は逆に本当に問わさせていただきたいという思いがいたしております。
まず、この本構想でございますけれども、「山香荘のサッカー場計画」ということが大きくクローズアップされておりますけども、そういった計画という視点ではなくって、大山北麓を中心として、そして広域的な地域経済活性化のために、この名和地域休養施設を再整備をして、活用していこうというものでございます。その大きな柱として鳥取県のサッカー協会のご提案による正式なサッカーコートの整備、そしてスポーツ合宿等を中心といたしました運営、そして交流人口増加によるところの地域活性化構想であるということをご理解賜りたいというぐあいに思います。
そもそもでございますけども、この施設のような観光交流施設、これは町民の利用が前提というよりも、多くの町外、あるいは県外の方々に利用していただくことにより、ここに来ていただくことにより、交流人口を増加させて、地域経済の活性化を図る、これが整備の目的であるものと私は認識をいたしております。
さて、野口議員の推定では利用客は少ないとのことでございますけれども、県のサッカー協会によりますと、サッカー協会の運営計画数量は控えめに見積もっておられるということでもございますし、達成の可能性は高いものと伺っております。
また、大山エリアのスポーツツーリズムに関心のある方々も高い期待を寄せておられるところでもございます。計画はあくまでも現段階の推計に基づくものではございますが、単に「そうなればいいな」という願望の段階ではないものと私は確信をいたしておるところでございます。
今提出されておりますサッカー協会の提案どおりの指定管理料を支出いたしましても、現在よりも大幅な管理経費の節減になるものと考えております。また経費の削減もさることながら、恒常的にたくさんの方々がこの山香荘に来られることにより、大山町の温泉、あるいは海から日本海までありますわが町の立地を活かした全体の経済活性に大きな効果がもたらされるものと期待をいたしているところでございます。
重ねまして、鳥取県では知事の陣頭指揮の下、来年度からスポーツツーリズム、登山があったりあるいはサイクリングがあったり、ウォーキングがあったり、いろいろな分野ではありますけれども、そういったスポーツツーリズムの推進事業に取り組まれる計画をお持ちでもございまして、県を上げてのそういった体制整備や誘客活動が行なわれ、大きな後押しを受けることができるものと期待をいたしているところでもございます。
議員お尋ねの「このまま来年度に予算計上する考えか」ということについてでございますが、現在町民の皆さんからご意見を伺っているところでもございまして、いろいろな検討を重ねました上で、来年の3月定例会を目途として提案をさせていただきたいというぐあいに考えておるところでございます。以上です。
○議員(5番 野口昌作君) 議長。
○議長(野口俊明君) 野口昌作君。
○議員(5番 野口昌作君) 今町長の答弁の中でですね、来年の3月の予算計上を目途として検討しているということでございます。そういたしますとですね、その検討される内容の中でですね、また考えていただきたいなということがございます。それをですね、今われわれ議会が提示してもらっております資料が非常に私、不備だと、不備って言いますか、内容に問題があるというぐあいにとらえておりますので、この点をですね、質問をいたしまして、町長の考え方を聞き、そしてですね、この最終的な判断にしていただきたいなというぐあいに思ったりいたします。
最初にですね、山香荘対応方策別経費等比較表というものを議会のほうに提示していただきました。それは10年後が比較されておりまして、10年後にですね、山香荘のこの廃止した場合と継続した場合と、サッカー場のほうで再整備した場合ということでですね、3対応を比較してあります。10年後はですね、完全に廃止した場合は1億2,000万円、現行のままの場合は1億5,000万円、それからサッカー場建設にですね、再整備した場合した場合には、1億600万円ということでですね、サッカー場建設の再整備が山香荘に使うお金がですね、最も少ないということで、町長は再整備を提案しているということが1点でございますが、ここで質問いたします。
この計算をされた10年ということをですね、なぜ10年に区切られたかということを。15年、20年の計算というものもあっていいでないかということが、1点でございます。
次がですね、解体費に6,000万円が計上してございますが、6,000万円を計上すればですね、やっぱりサッカー場を建設した場合のほうが高くなってまいります。解体費を計上した場合は、まあ中止ということが一番安く出るわけでございまして、なぜ継続と再整備の経費の中にですね、今10年の計算がされておりますが、10年の計算の中ででも何故解体費を計算に入れなかったかということをですね、この2点をまず最初に質問いたします。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 野口議員より2つの質問でございました。10年の区切り、何故10年なのかということについてでございます。
この件につきましては、議会のほうでもご説明をさせていただいておると思いますけれども、この山香荘、利活用していく、本当にこの今のままでどうするのかということの中で、現在こういう厳しい中でも使っていただいておりますサッカーの関係の方々、そういった方々からまずこの利用について話し合ったりさしてもらったりということで、出会いを求めさせていただきました。いろいろと話を伺う中で、たとえば3年間の指定管理、5年間の指定管理、10年間の指定管理、いろいろな話がございました。3年間では施設整備をしても、われわれにとっての3年後が見えない。あるいは利用される方にとっても、3年間では子どもたちの育成であったり、いろいろな育成プラン、計画プランが立てれない。じゃあ5年では、10年では、といういろいろ意見交換をする中で10年というスパンでできることであれば、利用される方にとっても、子どもたち10年間育成し、活用し運営をしていく長い計画が立てれる。そして私どもにとっても、この10年間ということで投資をし、取り組みをしていく形の中で、経費と平均的に本当に1,500万ほど町の持ち出しをしている現状を踏まえて10年間掛かると1億5,000万という数字になってくる。じゃあこのたび投資をして整備をしていくということを踏まえた時に、数値的にはどうなんだろうかということを踏まえる中で、10年間というこの区切りが非常に1つのこの計画の中では、お互いに話が進めれたというところでございます。
特に、このたびの財政ということで、野口議員のほうからご質問がございます。この10年間の投資ということを踏まえた中で、本当に3億5,000万という今提案をさせていただいている数字でございます。先ほども議員述べられました。ただこの事業費に対して、わたしたちがどれだけ少ない経費でやれるのかということをずっと協議し検討をし、関係機関のほうにもいろいろと状況を伺いながら話をしてまいりました。それが3億5,000万のうちの7,500万が日本サッカー協会からの助成金、そしてチャレンジをしておりますサッカーくじを通じての7,500万円、合わせると1億5,000万円という数字になります。残った2億円、この2億円に対してどういう対応ができるんだろうか。4月に過疎法になり、過疎法にわが町が対象になり、過疎債ということになりますと、2億円に対する町のいわゆる負担分3割、7割が交付税として戻ってくるという制度がございます。それを当初検討しておりました。それでもまだまだ少ないものはないだろうかということで、大山地区を中心に、中山間を中心に対象になりますところの辺地債、これは3割でなくて2割の町の最終的な持ち出しですむ。1割でありますけれども、そういったものが対象になれる。それなればそれにも取り組んでいこうということで話を進んだりしておって、出てきておりますのが、今のおっしゃいました比較表の数値でございます。10年ということについての区切りは、そういう経過でございます。
また解体費ということについてのご質問でございました。解体をするということについては、あそこで山香荘で閉鎖するということが前提なのではないのかなというぐあいにわたしは今話の中では感じておりますけども、解体という場合には、それが前提になるんだろうと思っております。先ほど申し上げましたように議員、設立された当時は、夕陽が丘の神田、本当に海のすばらしい、夕陽のすばらしいエリアの中で、加藤登紀子さんがコンサートをされた。わたしもたびたびあそこに行かせていただいております。本当にすばらしい場所です。そしてこれを閉鎖をするということが、地元の方々にとって本当に許されるんだろうかと。わたし自身もこの大山町のあそこはへそに部分にあります。たくさんの方々が今、こういう機会を得て再整備をすることによって、もう一度交流人口が増えてくる。今人を集めるといことが非常に厳しい、難しい時代です。それが向上的に来ていただける、そういう取り組みを今、提案をし、(「議長、議長、議長」という者あり)…いるところであります。終わります。
○議員(5番 野口昌作君) 議長。
○議長(野口俊明君) 野口昌作君。
○議員(5番 野口昌作君) あの私はですね、何故10年にしたかっていうことでございまして、るるいろいろとですね、ご説明いただいたわけでございますけれども、本当に時間がなくなってしまいますので、その点の要点だけを是非答弁いただきたいなというぐあいに思ったりします。
次にですね、利用者見込み数のことでございます。本当にこの数字はですね、この推定は本当に欺瞞に満ちているというぐあいに思っています。
まず施設の使用料収入でですね、サッカー場初年度の12年度は3,730万3,000円の推定でございます。5年後の2015年には4,788万ほど、それから7年後のですね、2017年には6,600万の施設の収入があるというぐあいに推定されております。
そこでですね、使用料を分析してみますと、収入の5割は食堂収入が見込まれています。食堂収入でございます。初年度に約2,000万円の食堂の収入ということになっています。この2,000万円という数字はですね、1人が600円の食事をとった場合に3万3,000食でございます。3万3,000食でございますが、初年度の利用者推定数がですね2万人でございます。延べ利用者が2万人でですね、1日に1.5食、毎日ですね来られた人が1.5食食べなければ収入見込みに達せられない。収入見込み額の推定でございます。それから、その15年のですね、あっ、7年後の2017年のですね6,600万の見込みの場合にはですね、1人1日ですね、2.5食食べなければ食堂収入の見込みが達成できない。この食堂収入の見込みによってですね、指定管理料が要らないというような提案がされております。本当にですね、1人が1.5食、2.5食食べていただけるでしょうか。私はこれ非常にですね、無謀な数字だなというぐあいに思ったりします。これはですね、仕出しなり、仕出弁当、それから自販機というものはですね、別の計算になっとりますから、これは計算から除いてございます。
それからですね、サッカー協会で試合をする日程を定めて、小学生の試合の日は、小学生ですから応援も多いわけでございまして、応援が多いということで、1日だいたい576人のですね、来場者を見込んだ計画が立ててございます。現在の食堂のですね、定員はだいたい90人ぐらいでないかと、100、まあ無理して詰め込んだ場合には、100入るかもしれませんけれどもですね、90人でないかと思います。この食堂の回転をですね、576人が来られた場合は、6.4回、食堂をですね、6.4回回転しなければいけないというようなことでですね、まあ食堂を利用されない方もあるわという言い方になればですね、なぜ2.4食、1.5食というような数字が出るかということでございましてですね、今、私示した数字、1人1日1.5食、さらに2.5食、そして食堂の回転数が6.4回、この数字をですね、サッカー場計画を非難する私の偽りの数字の羅列と思われますか、それとも町長の計画のずさんと思われますかお尋ねいたします。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) ご質問にお答えさせていただきます。ずさんという言葉がございましたので、一生懸命県サッカー協会、この計画に対して熱意をもって出してきておられるプランでありますので、ずさんという言葉については承知をいたしておりません。
まず細かく今お話しをされましたけれども、野口議員さんなりの解釈ではないのかなと思っております。サッカー協会のほうから、経験あるサッカー協会がこうして提案されているところでありますで、そういった内容を踏まえて経営、運営して努力をされていくというぐあいに理解をいたしています。短い言葉でということでございましたので、以上で終わります。
〔「議長、答弁漏れ、最初の10年…」の声あり〕
○議長(野口俊明君) いや、質問者からあれを、受けますので、一般の方は。
○議員(5番 野口昌作君) 町長、ああ議長。
○議長(野口俊明君) 野口昌作君。
○議員(5番 野口昌作君) 町長さん、まあ最終的に指定管理を受けるというのはですね、サッカー協会のほうは受けるというようなことは全然言っておりませんですね。まあ一応今のところは、これぐらいですむだろうという提案だと、この間の説明ではですね、まったくそういうことでございました。それで指定管理料がいらないようになるんだと、利用者が多くて収入があってですね、食堂の収入があってそれによって管理ができるか、指定管理料が要らないという数字を提案されておりましてですね、本当にまあそれでできるだろうということでまあ町長言っておられますけど、努力するだろうということでございますけれども、あまりにもずさんな数字でございましてですね、この点についてですね、再度、もうちょっと考えて、内容をですね考えていただきたいなというぐあいに思いまして再度その点について答弁いただきたいと思います。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 先般、議会のほうで勉強会を持たれて、勉強されていろいろと意見交換されたということでございます。担当課長もその時に同席しておったのではないかと思います。担当課のほうからも少しそのことについて述べさせていただきます。
○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。
○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。
○観光商工課長(福留弘明君) 野口議員さんのほうからお尋ねがありましたこの計画数値の件でございますが、ご承知のとおり、サッカー協会さんのほうが自分のところで算出をされました計画数値でございますので、その内容を代わって私のほうでご説明することはできかねますけれども、ただ、ご理解いただきたい点といいますか、ご認識いただきたい点がいくつかございますので、その点に付きまして、私のほうで若干説明をさせていただきたいというふうには思います。
まず、野口議員さんもお持ちのこの表、その計算されました表の2007年平成19年度指定管理者によります運営がなされていた数字があろうかと思います。サッカー協会さんは、この指定管理者さんが3年間運営をされました数値の推移等を勘案されまして、今後の利用者数、そして売り上げ金額等の計算をされたものというふうに伺っております。
したがいまして、平成19年度の段階で食堂での実績数字があるわけでございまして、これと比較をしていただけますと先ほどご指摘をされました数字というのが、そう現実とかけ離れた数字とは思えないと私は感じております。
なお、野口議員さんの試算の中で、例えばでございますが、食堂を例えば1人が何食食べないといけないという計算の前提でございますが、このご覧になっております表は、の食堂はですね、宿泊者の食事も含んだ金額でございますので、宿泊者の食事の単価は、数千円に上がります。ということで、前提の単価が異なりますので、そういう回転数になろうかというふうに思っております。本日私ここで、サッカー協会さんが、宿泊者の食事の単価をいくらに設定されて計算されたのか、代わって説明することはできませんけれども、そういったことでございますので、決して荒唐無稽な数字ではないというふうに私は認識をしているところでございます。以上です。
はい、すみません。一つ漏らしておったようでございます。サッカー協会さんのほうが受ける、受けないということのご返事をいただいていないというのはご指摘のとおりでありまして、と申しますのは、この計画がまだ議決もされておりません。そういった検討段階のものでございますので、サッカー協会に対して、指定管理者から申し込みをいただく状態にはございません。したがいまして町、わたしどものこの計画の前提としてサッカー協会が指定管理者として、運営をしていただいた場合という仮定でのことでございますので、よろしくお願いいたします。以上です。
○議員(5番 野口昌作君) 議長。
○議長(野口俊明君) 野口昌作君。
○議員(5番 野口昌作君) 次にですね、指定管理料金でゼロになるというようなことが計画されておりますけれども、初年度ですね、1,000万円の指定管理料金ということが提案されておりまして、山香荘の管理料金は、21年度に払われたのが、974万円でございまして、まあこれより多いわけでございますが、この公式のですね、試合をするサッカー場の管理でございますから、多額の費用が掛かるというぐあいに思ったりしております。まあ鳥取のですね、バードスタジアムでございますけれども、これの芝の管理は、一月100万円ずつ掛かって年間1,200万円は掛かっているというようなことをこの前言っておられました。山香荘はですね、公式の試合ができる2面を計画されておりますからですね、このグランドにつきましては、コンデションを整えながらですね、そして何かグランドのために選手が怪我をしたりしてですね、訴えられるというような事のない整備をしていかなければいけないということでございますから、非常に多額の管理費がいるでないかというぐあいにまあ思ったりします。それから夜間照明でですね、2面の夜間照明ということでございます。これもですね、冬期間は使用いたしませんけれど、非常に多額の電気料金がいるでないかというぐあいに思ったりしますし、職員もですね、2人は、最低2人はいるでないかというぐあいに思っております。そういうことでですね、管理費最低見積もっても2,000万円は掛かるなというぐあいに思ったりしておりまして、今ですね、私が食堂収入がほとんどで、その食堂収入の中でということを言いましたけれども、この計算表の中には、宿泊料金、宿泊の収入とですね、食堂収入と分けてございますけれども、宿泊収入の中には、そうしますと飲食の料金が見込まれていないというような今課長の説明でございますが、そういう中でですね、これらの差額の中で、その2,000万円をですね、都合つけていくということは非常に難しいというぐあいに思ったりします。これがですね、平均結局2,000万円のですね町費が掛かってくるんでないかと、それ以上掛かるのではないかというぐあいに思ったりしているところでございますですね、この町の財政状況なり、それから町民のですね、安全、安心を追求する行政に戻すためですね、このサッカー場計画の参考に、この管理料についても私の提案をですね、話を参考にしていただきたいなというぐあいに思います。この点答弁いただきます。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 細かな内容については、担当課長のほうから述べさせていただきたいと思いますが、先ほどから計算をされる中で2,000万円という数字が出てきたりしております。現在サッカー協会のほうからの指定管理ということでは、初年度の3年間だったと思いますが、1,000万ということからスタートいたしております。協会なりの経営試算を持ちながら出されてきておるというぐあいに理解をしておりますので、そのことであろうというぐあいにわたしは認識をいたしております。細かな内容について、たくさんお話をされました。たぶん、野口議員の試算ではないのかなというぐあいに思いますけども、担当課のほうから少しその点について述べさせていただきます。
○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。
○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。
○観光商工課長(福留弘明君) わたしのほうから維持管理費につきましての考え方をご説明をさせていただきたいと思います。
ご指摘のとおり、芝には大変手間が掛かります。わたしどものほうでサッカー協会さんにぜひこの指定管理者としての管理をお願いしたいという理由の中の一つには、鳥取のバードスタジアム他を始めといたしましてですね、芝のサッカーコートの管理のノウハウを非常にたくさんお持ちであるというところが評価点の一つであったというふうに思っております。サッカー協会さんからいただきましたあくまでも提案書に基づいてでございますが、現在サッカー協会さんのほうからいただきました提案書の芝の管理費につきましては、指定管理者で運営をしておりました昨年までの実績の10倍程度の芝の管理費を見込んでいらっしゃいます。
合わせまして天然芝1面、人工芝1面という提案をしていただいております理由の一つには、グランドの稼働率以外に管理経費の問題もあろうかというふうに思っとります。あるいは維持管理の手間、これも経費につながりますけれども、そういった面で、人工芝1面、天然芝1面というご提案だというふうにわたしどもは理解しておるところでございます。電気代等につきましてもですが、これはご承知のとおり、使えば使うほどお金の掛かるものでございます。計画の中でも利用者数が増加するのに合わせて、光熱水費、水も含めてですけれども経費が増額になるよといったような見込みをいただいております。全て現在の実績の数値よりも経費は掛かるものとして見込んでいらっしゃいますので、その妥当制に関しては現段階の計画といたしましては、このサッカー協会さんのご提案に基づいた事業運営計画で進んでいって問題ないものというふうに認識をしているところでございます。以上です。
○議員(5番 野口昌作君) 議長。
○議長(野口俊明君) 野口昌作君。
○議員(5番 野口昌作君) サッカー場問題についてですね、町長、3月までにいろいろと判断するんだということでございます。この頃米子市のほうでですね、米子市の公会堂が耐震構造でないということからですね、取り払うという問題が発生してそこから最終的には、市民にですねアンケートをとって、最終的には市長の考え方とは違ってですね、存続するということになっているようでございますけれども、このようなことを参考にしてですね、町長はこのサッカー場問題について、住民からのアンケート等による直接の声を聞いてみるというようなことは考えられませんか。お尋ねいたします。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 米子の公会堂の例を述べられまして、そういったアンケートという話であったと思いますけれども、いろいろ公会堂のほうでも、の件につきましても長い経過の中でいろいろと議論をされたりしておる中で、行政のほうとしてアンケートを取られたということもあろうと思っております。そういった方向性の中から市長のほうで方向性を出されたという場面もあろうと思いますけれど、それについても最終的には、議会の皆さま方がほんとうにそれでよしとされるのか、よしとされないのか、わたしはそこであろうと思っております。わたしはこの山香荘の件につきましても今年の2月辺りからこの件について議会の皆さんのほうにもそのサッカー協会の先ほども述べられました最初の提案についてもつなぎをしたりして意見をたまわったりしております。その経過を踏まえながらずっと執行部のほうで意見をいただき、積んだり崩したりしながら今回の提案に結びつけさせていただいた経過もございます。そのことを踏まえてこの3月の定例議会に、先ほど述べましたように提案をさせていただきたいなというぐあいに考えておるところであります。
○議員(5番 野口昌作君) 議長。
○議長(野口俊明君) 野口昌作君。
○議員(5番 野口昌作君) アンケート等は取らないということのようでございますが、できるだけですね、住民の声を聞いていただきたいなというぐあいに思います。
3問目でございます。景観形成の取り組みで、ガードレールの調査結果についてでございますけれども、本年3月の議会で一般質問を行いましたけれども、そのときの答弁でですね、町長のほうからは、現在調査中というようなことがございました。私がですね、ここのガードレールは景観の上からですね、整備していただきたいなというような、思うところがですね、まだ一向にそういうような状況が見られません。この点についてですね、どういうぐあいな調査をされ、それから今後ですね、どのように取り組む考えなのかということでお尋ねいたします。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい。3つ目の質問でございます景観形成の取り組みで、ガードレールの調査結果についてということについてでお答えをさせていただきたいと思います。
車両用の防護柵を含めた、道路安全施設の点検につきましては、緊急雇用創出事業を活用いたしまして、平成21年7月から平成22年7月までの間で調査、そして塗装修繕を行っております。
調査の結果、町道に設置済のカーブミラーが320路線で931基あり、このうち取替えが必要な22基について取替えの工事を行い、作業員さんによってのサビ止塗装補修を56基行っているところでございます。
また、ガードレールにつきましては、修繕が急がれます258路線、延長で408mというぐあいにございますが、塗装の修繕を行っているところでございます。
交通安全対策を第一優先といたしまして、集落から数多くの要望をいただいている、カーブミラーの修繕及び新設を、地域活性化・きめ細かな臨時交付金事業等を活用して取り組んでおります。
大山を始め、多くの観光地を抱えるわが町として、景観形成は重要なことであると認識をいたしておりますので、膨大な延長があります車両用防護柵については、緊急性等を考慮したうえで、有利な制度を活用し、できるところから行ってまいりたいと思っているところでございます。以上です。
○議員(5番 野口昌作君) 議長。
○議長(野口俊明君) 野口昌作君。
○議員(5番 野口昌作君) ガードレールにつきましてはですね、だいたい急がれるところということでやったということでございますけども、私見ている範囲ではですね、中山地区のほうなんかそういうことが行われていないなというぐあいに捉えております。小学校、中学校のですね、甲川のところのですね、ガードレール、橋についてのガードレールは非常に良くしていただいておるわけでござますけども、そういう例がありますけれども、中山地区の方のですね、修繕、どの程度の何箇所ぐらいやられたかということが分かったら教えていただきたいと思います。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 質問につきまして、詳細について担当課のほうから述べさせていただきたいと思います。
○建設課長(池本義親君) 議長。
○議長(野口俊明君) 池本建設課長。
○建設課長(池本義親君) ガードレールの修繕でございます。今回1年9か月をかけまして、点検調査をいたしておりまして、その中でAランク、Bランク、Cランク、それぞれ緊急性等を検討しながら、調査をいたしました。で、この中で町内なかなりの多くのガードレールの延長がございます。約40キロございます。その中で緊急雇用の作業員さんとして採用いたしまして、修繕いただきましたのは、特に学校周辺であります。それから大きなものでは、先ほど議員さんからございましたように赤坂橋、それから大山の佐摩橋、これ約600万、700万といった額でやっております。
また特に、これからの取り組みといたしましては、現在、昨年からあります、きめ細かな臨時交付事業がまだ事業存続いたしておりますので、引き続きこの事業で対応してまいりたいというふうに考えておりますが、なんと言いましても交通安全を第一優先ということになりますと、カーブミラーの修繕と設置、これもかなり多くのですね、要望を町内からいただいております。既に設置してあるものにつきましてもくすんでおったりですね、錆び、劣化等がございまして、現在のところ第一優先としては、カーブミラーのほうからまず修繕、改修を行っていきたいというふうに思っています。その後にガードレールの、特に緊急を要する箇所につきましてから順に、順次対応してまいりたいというふうに考えています。
○議員(5番 野口昌作君) 以上で質問を終わります。○議長(野口俊明君) 再開いたします。次、4番 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) はい、議長。今日はですね、町長と教育委員長さん代理なんですけれど、教育委員長さんに2問のことお伺いします。
まず最初に、新公共交通体系はということで町長に質問させていただきます。まあ高齢化が進み、車の運転が出来なくなったり、あるいはその会いたい人に会えなくなったり、病院や買い物にも行けなくなることによってですね、家の中に閉じこもりになり活動の範囲が狭まってこようかと思います。ますます便利な生活ができる都市部への人口流出が起こり、やがてはですね、過疎化に拍車がかかり集落の崩壊にもつながろうかと思います。
そのためには、高齢者が運転できなくても、便利で安心して、生き生きした人生を歩むことができる町づくりが求められているかと思います。全国各地の市町村でマイカーの波にのまれバス路線の廃止による減便が行なわれたり、あるいは審議会や対策会議で交通体系の整備がどこの市町村でも図られております。
昨年の6月定例議会の中で、利用者代表あるいは交通専門家の交通審議会の立ち上げを要望したところ、早速地域交通会議が設置されました。
本町の地形を見ると、かなり広範囲に集落が点在し、高齢者や学生等で自家用車が利用できない交通弱者の移動手段が困難にとなっております。本町の高齢化が進む中、公共交通対策は市場原理主義ではなく、住民の立場に立った取り組みが必要であります。交通弱者が充実感を実感でき、いきいきした人生が歩める環境づくりは地域の活性化にもつながると思います。そこで町長のご所見をお聞きしたいと思います。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 杉谷議員より、新公共交通体系はということにつきまして、答えをさせていただきたいと思っています。
議員の思いと同じように私も同じような思いの中で新しい公共交通のあり方ということでの協議検討を重ねておるというところでございます。まず基本的に、運転免許等のない方、あるいはご自分で自動車を運転することが困難な方などをはじめとする、いわゆる交通弱者の方々に対する移動の確保につきましては、安心・安全なまちづくり、これを進める本町にとって、基礎的・基本的な社会資本の整備であるというぐあいに考えております。
こうした観点から、今年度、大山町公共交通会議におきまして公共交通体系の見直し作業に取り組んできたところでもございます。この中で、町内全世帯へのアンケート調査や関係集落との意見交換を踏まえて、将来的にも持続可能で使い便利のよい交通システムの導入を現在検討しているところでございますけれども、監督官庁等関係機関との調整がなかなか進まないところがございまして、当初予定をいたしておりました来年春からの実施が極めて困難な状況になっているというのが現状でございます。
引き続き公共交通会議を通じて、サービスの提供方法等についても併せて検討を行いたいと考えております。
なお、確保されるべき移動保障の水準は、必要最低限度の日常生活が行える範囲、すなわち町内で行われる日常の買物、医療あるいは他の交通機関への乗り継ぎができる範囲、これが行政に求められているところではないかなというぐあいに考えているところでございます。以上です。
○議員(4番 杉谷洋一君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) まあ今年の夏に行われましたその住民の公共交通に関するアンケート調査の結果ですね、これ賛否両論いろいろあったかと思います。その中で何がこの中で見えてきましたか。お答え願います。
○町長(森田増範君) はい。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 詳細については担当課のほうから述べさせていただきたいと思いますけれどもやはり高齢化が進む中で、将来への交通、近所に今車で乗っておられる方々がいよいよ乗れなくなったときに、買い物に出たり医療に出たり、外に出ることに対しての非常にこう不安、そういったものが感じられておるというぐあいに感じております。その一点がそういったところにあるというぐあいに思っています。詳細について担当課の方からも述べさせていただきます。
○企画情報課長(野間一成君) 議長、企画情報課長。
○議長(野口俊明君) 野間企画情報課長。
○企画情報課長(野間一成君) アンケート調査で何が見えてきたかでございますけども、先ほど町長が申し上げました将来への不安、これが1番でございます。現実町内にございます公共交通のご利用ははなはだかんばしくございません。したがいまして、赤字の補填をしながら運行しておる実態でございます。で、ただそうは言いましても、この移動の方策が無いという、無い、不十分であるということに対するご不満は多うございます。そういったことで、これへの対応をどうしようかということで、検討してきたところでございます。以上でございます。
○議員(4番 杉谷洋一君) 議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) まあその対応ということで、まあいろいろるるやられてこれまできたということなんですけど、まあ住民もですね、将来の不安というのはとっても強いんですよ。今は何とかなっているんだけれども、将来はどうなってしまうかというようなことで、その対応はですね、どのように今後考えていかれるのか、もう少し詳しく説明願います。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 杉谷議員のほうから今後ということでございますけども、今現在、公共交通の会議のほうで、そういったこと含めて検討いたしているところでございまして、いろいろな経費の問題であったりとか、いろいろなニーズの問題であったりとかという流れの中で検討しております。路線バスを必要最小限でも残すべきところは残す、あるいはデマンド的なところもありますでしょうし、現在民間のタクシーの会社もございます。そういったところとのいわゆる共存、あるいは逆に民間タクシーの方々の力をいただきながらのシステム作り、さまざまな形をいま検討しているというのが、現状でございます。担当課のほうから少し追加することがあれば述べさせていただきたいと思います。
○企画情報課長(野間一成君) 議長、企画情報課長。
○議長(野口俊明君) 野間企画情報課長。
○企画情報課長(野間一成君) 補足をして説明をさせていただきます。今町長が申し上げましたこと以外にでございますけども、一つは、現在路線が走っておりませんいわゆる交通の空白地域というのがございますが、これの解消が1点、それから公共交通の機関を自分たちのものとして作り育てていく機運の醸成というところが今回の見直しをしていくところ考え方の中にございます。以上でございます。
○議員(4番 杉谷洋一君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) あのですね、先ほど話の中で住民と一緒にですね、考えながらこの交通対策というのをやっていきながら審議会、会議の中でも提案していこうというようなことよく分かりました。
そうしますとですね、わたしまあ中山地区、羽田井から上の集落、萩原、報国ですか、それから名和地区の上大山、神田、陣構というようなところがですね、わたしははっきり言って空白地帯だと思うんですよ、この辺がね。じゃあこの辺の空白地帯、確かにですね、国交省とのいろんな問題もあろうかと思いますけど、じゃあだいたいいつ頃までを目処にですね、これを解消していこうというような考えはあるんですか。ただ、国交省がうんといわんだけ、うんといわんだけというのじゃなくして、なんかそれに対して方策というのはないでしょうか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) まあ道路局等々との当然、国交省含めて協議をしたりしているところでございます。できるところできないところ、いろいろな問題点が出てきている中でご指摘があって、今この春に当初計画をしておりましたけども少しこう実施ができなくなってしまったという現状であります。まあ先ほど述べられましたいわゆる空白地帯になりそうなところ、そういったところもですね、どういった形でカバーできるのかということもこの交通会議の中で検討していただいておりますし、できる方法できない方法、議論する中で対応していくことであろうと思っております。いつということでございますけども、できる限り早い時期というぐあいに考えておりますけども、でも23年度中には実施ができるように、交通会議の皆さん方の方にもお願いしながら、運びを進めているというのが現状でございます。
○議員(4番 杉谷洋一君) 議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) と言いますとですね、その空白地はですね、国交省とのいろいろな話の中でということがあるわけなんですけれど、じゃあすぐにでもできないことはないわけですか。たとえばその路線バスが走っておったり、それから例えばデマンドバスだ、あるいはデマンドタクシーだ、今後なったでは業者のタクシー会社との業者の圧迫ということも、経営の圧迫ということはあるわけなんですけど、別にその辺はですね、極端な話、明日からでもできるという、まあ極端な話ですよ。というようなことで、まあ町長は今年度中、来年度中ですか、やろうと思っていっておられるんですけど、もうちょっと早くはできないんですか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 期限とかいろいろな話がございますので、担当課のほうから少し述べさせていただきますけども、いわゆる許可の問題とかですとかね、今公共交通会議のほうでトータルとして、こういう仕組みでこういうやり方でやっていくんだというまとまったものをですね、出していく、そのものができあった後に許可を得ていく、認可を受けるという作業に入るわけでございまして、そこだけの部分が先にできるということにはならないというぐあいに認識しております。担当課のほうから少し述べさせていただきます。
○企画情報課長(野間一成君) 議長、企画情報課長。
○議長(野口俊明君) 野間企画情報課長。
○企画情報課長(野間一成君) お答えをいたします。手続きのことでございますから、手続きを踏んだうえで実施をしていくということになります。したがいまして、許可が必要なものについては、許可なり認可をいただいてからということになります。ですから、順序といたしましては、今、協議をいただいております公共交通会議の中で一定の形が出て、これを町民の皆さんに説明をさしていただいて、ならこれでやれるんじゃないかということの話し合いができたうえで実施をしていくという考えをしておりますから、おっしゃるようにすぐすぐに一定の所だけをするという考え方はもっておりません。以上でございます。
○議員(4番 杉谷洋一君) 議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) まあ住民とですね、よく話をしてもらいながらその空白地というようなことをですね、解消していただきたいというふうに思います。
それからですね、まあわたし大山地区なんですけど、朝のラッシュ時を見ておるとですね、大山口の辺りにですね、高校生はバス利用ではなくしてマイカー利用ということで、もうちょっと学生たちが乗ってくれたらなというふうに思うわけなんでして、この前南部町でパネルディスカッションということがあってですね、県知事さんもおられて、三日月、前の国交副大臣か、やな講演会があったり、あるいは高校生の利用者の話があったりというようなところでですね、バス代がですね、安くなれば乗ってもいいなというようなことがあるわけなんですけど、こういう社会実験というのはですね、その国交省運輸支局とうんぬんじゃなしに、こういうことは大山町でもいろんな実験、まあ高校生のバス利用じゃなくして、いろんな実験というのは勝手にはできんもんでしょうか。
○企画情報課長(野間一成君) 議長、企画情報課長。
○議長(野口俊明君) 野間企画情報課長。
○企画情報課長(野間一成君) 社会実験の関係でございますが、法的に手続きを踏んでするものもございましょうし、そうじゃないものもあると思います。以上でございます。
○議員(4番 杉谷洋一君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) じゃあもう一つ、まあなかなかですね、いろいろな公共交通、そういう法整備みたいなことがあるわけでして、で、法の中でいろいろあるわけなんですけれど、そこで構造改革特別区域の申請っていうのはですね、たとえば伯耆町ですか、どぶろく特区だとか、やなことで大山町が掲げる交通特区だというようなこういう考えはどうでしょうか。ありませんでしょうか。
○町長(森田増範君) はい。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 総合特区の関係のご提案かなと思いますけれど、この検討、公共交通会議の中でいろいろと検討して今いただいております。その中で本当にできることできないこと、いろいろ出てきたりして今、少し時間が調整に掛かっておる現状があります。そういったことを踏まえてまあ特区のことも一つは頭に入れながらでもですね、検討することが必要なのかなと思いますけども、だからといってそれでじゃあすべて解決するという問題ではないと思っておりますので、そういった提案も念頭に入れながら、それでもできること、できないことがあるわけですので、それでやるのかやらないのかということについて、やはりこの公共交通会議の中で方向性を出していただき、詰めていくということになろうかなと思っております。まあご提案はご提案としてたまわりたいなと思っております。
○議員(4番 杉谷洋一君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) えーとですね、まあこの交通問題というのはですね、日本全国が大変な問題で、まあ今この交通問題が、公共交通がですね、安心しておられるのは、都市部だけではないかなというふうに思うわけでして。そこでですね、まあ、これ全国的にもですね、いろんな事例でですね、成功収めておるところもあるし、あるいは失敗とあるわけなんですけど、まあそこにですね、やっぱりその自分の目で、実際そのことをですね、視察なんなりしてですね、例えば職員をですね視察派遣して自分の目でしっかり見て、そこのところの風を感じながら交通問題をこういうふうに解決したほうが、よけ効果的なものができるだなという、公共交通の構築というようなことでですね、職員のですね、そういうところの派遣というのはですね、考えておられないか。例えばこの間、昨日だか、日本海新聞に出ておったんですけど、買い物難民が日本で600万人おるんだとかいうことでですね、地域を巡回する乗り合いタクシーを、広島の呉市なんかNPO法人が中心になってですね、運賃100円、まあ呉なんて小さい範囲だと思うんですけど、その中で行政、行政が年350万というようなことでですね、これに限らずいろいろあると思うんですよ。そういうようなですね職員を派遣してですね、実際そこの現場に来てですね、そこの風を感じながら見てきて勉強してそういう構築というような、そういう公共交通の構築というようなことは町長考えておられませんか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 新しい公共交通のあり方ということについての職員の発見、まあ視察研修ということかなと思います。既にやっておることでございますので、詳しいところは担当課長のほうから述べさせていただきたいと思いますけども、特にこの公共交通の、新しい公共交通のあり方ということで1年ぐらい前からもう既に担当を決めてその職員に全国的な動向であったりとか、先進事例であったりとか、あるいは情報交換ができる会合、大会等々には出ております。まあそういったこともすでにやっておるところでありますけども、その状況について担当課のほうから述べさせていただきます。
○企画情報課長(野間一成君) 議長、企画情報課長。
○議長(野口俊明君) 野間企画情報課長。
○企画情報課長(野間一成君) お答えいたします。昨年度の予算で視察に行かしていただきました。研修に行かしていただきましたのは、新潟、山形、秋田でございました。特に川西町のデマンドタクシー、上小阿仁村のデマンド方式によるコミュニティーバスというようなところを研修をしてきておりまして、そういったところの研修の成果が今、町が考えておりますゾーンによりますところのデマンド方式でございます。ただ力強いお言葉をいただきまして、本年度も旅費のほうは計上させていただいておりますので、是非しっかり研修をしてよりいいもの作っていきたいと思っております。ありがとうございました。
○議員(4番 杉谷洋一君) 議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) まあその今の課長の話でしっかり立派なものを作ってください。それお願いします。
そこでですね、わたし路線バス、あるいは巡回バスのでですね、乗車率の調査って言いますか、調査されたと思うんですけど、わたしは非常にまあ中にはですね、本当に空気だけを運んでいるバスもあるんですよ。そういうのはですね、ちょっと考えねば。まあそれもですね、やはり町民の血税なんですから、考えながら逆にですね、本当に効率のいい必要なもんはですね、作ってあげないけんと思うわけです。そういうことで、今後はですね、わたしは住民と行政がですね、本当に知恵を出し合ってお互いのその域でああだこうだではなくして、本当にどうなのかということはですね、考える時期がきていると思うんですけれど、町長その辺はどうですか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 私も全く同じ思いを持っておるところでございまして、これから公共交通のあり方を方向性を出していただき取り組みをしていくという形の中で、行政というだけではなくって本当にそのものが有効に効果的に効率的に使っていただく、形になるためには、住民の皆さん方の理解やあるいはご支援やあるいは利用がなければならないと思っておりますので、わたしも同じ思いを持っております。
○議員(4番 杉谷洋一君) 議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) じゃあ次に移ります。次は、地域の学校支援体制ということで教育委員長さん代理よろしくお願いします。
地域全体で学校教育を支援するため、さまざまな知識・技術・能力等を持った多くの人が、学校を拠点に「地域の子どもは地域で守り育てる」子育て支援体制を、学校・家庭・地域と連携してですね、適切な役割分担、どっちかが出過ぎたり控えめだったら、お互いいい関係を持ちながらですね、より良くしていくことはわたしは極めて大切だと考えております。
学校がですね、その本来の役割を、より適切に果たすとともに、地域の皆さんの教育力を活用して児童生徒の豊かな人間性を育み、それぞれの特技を生かして、読み聞かせ・昔遊びあるいは町の歴史、文化や農業等を通した体験学習により、児童生徒との世代間交流が図られるかと思います。特に、高齢者の皆さんは地域の子供たちから、そういうことに触れることによってですね、若さをもらったり、また生きがいを感じ健康増進にもつながろうかと思います。
地域に開かれた特色ある学校づくりを推進するためには、学校支援活動へ地域住民の積極的なわたしは参加で、学校と地域との結びつきを深め、体験学習の生きた教材により、学校教育の充実と児童生徒の人間形成の向上が求められるかと思います。
そこで、学校と地域の連携はどうなっているのか、現在。あるいはその地域の協力により、校庭の芝生化はどうか、あるいは3番目に学校の外部評価は、以上教育委員長さん代理に、の所見をお願いします。
○議長(野口俊明君) 教育委員長職務代行者 湊谷紀子君。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 議長。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 杉谷議員さんの「学校と地域の連携は」という質問にお答えします。
杉谷議員、ご指摘のとおり、学校が、その本来の役割を十分に果たすためには、学校・家庭・地域がしっかりと連携を図り、適切な役割分担のもとで地域とかかわりながら、児童生徒の健やかな成長を期して教育活動を展開していくことが、大変重要なことだと考えます。現在、町内の学校では、地域の方々にいろいろな場面で、学校に関わっていただいています。
たとえば「子ども見守り隊」は、現在74人の方が隊員として登録していただき、主に小学校の児童が登下校する際に、通学路の近くで犬の散歩をしながら、または畑仕事をしながら、子どもたちの様子を見守っていただいています。毎朝、交差点やバス停に立っていただいている方もおられます。
また、「読み聞かせ」ボランティアも充実しており、各学校が取り組んでいる朝読書の時間や長休憩などに、子どもたちに読み聞かせを定期的にしていただいています。小学校では数十名の方に、中学校でも数名の方が登録をされ、定期的に活動していただいております。
授業の中では、地域の方々をゲストティーチャーとしてお招きをし、大山町の歴史・自然、野菜や米の栽培、労働の大切さや経験談、平和学習など、その方の得意な分野で、直接子どもたちの指導の支援をしていただいております。さまざまな学習の場でご協力いただいております。
このほか、祖父母参観日ではおじいさんやおばあさんたちから昔の遊びを学んだり、また中学2年生は、地域の事業所の方にお世話になって職場体験を行っています。さらに、中山や大山中学校では「赤ちゃんふれあい会」を行っており、これも地域の若いお父さん、お母さんの協力のもとに生徒たちは、命を育むとても大切な体験をしております。その他にも町内の保育園では、園児のおじいさん、おばあさんたちが、ジジババボランティアとして、園内の草取りや、草花の管理など、忙しい先生方に代わって子どもたちと一緒に関わっていただいております。子どもたちと触れ合うことが、大きな喜びとなっておられます。
まだまだ十分でないかもしれませんが、積極的に地域の持つ、教育力や地域の人材を求めながら、開かれた学校づくりを進めてまいる所存でございます。
最後にこの場をお借りまして、いつもご協力をいただいております地域の方々に熱く感謝を申し上げるとともに、今後ともより多くの方々に学校に関わっていただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。
続いて、「地域の協力による校庭の芝生化」という質問にお答えします。
学校グラウンドの芝生化は、県も普及に努めているところではございますが、芝生の除草、冠水、頭刈りなどの管理は学校だけで行うことは、現実的にとても難しいことだと思います。
町内では、大山小学校のグラウンドを現在もう芝生化していますが、その管理は、主に地域の方々で組織しておられます「芝ボランティア」の方々が中心となって行っていただいております。本当にこのことはありがたいことだと思っております。
また、保育所整備に関わりまして、新しくできます拠点保育園も園庭の芝生化を計画しております。このことに関しましても、ぜひとも保護者や地域の皆さま協力を賜りまして、管理していけたらと思っております。
次に、「学校の外部評価は」ということにお答えします。
小中学校における学校評価は、自らの教育活動その他の学校運営について、目指すべき目標を設定し、その達成状況を評価することによって学校運営の改善を行います。そして、その結果を公表・説明するなかで、保護者や地域の皆さんの理解と参画を得て、学校・家庭・地域の連携協力による学校づくりを進めていることをねらいとしています。
従来から自己評価は実施しているところでございますが、それに加えて保護者や地域の皆さんなど外部の方の視点を学校運営に取り入れることで、これまでの閉鎖的な学校から、より地域に開かれた学校へと変わっていくものと感じております。
教育委員会では、教職員自らによる自己評価に加え、保護者、地域の皆さま、青少年育成等の関係者などで構成する評価委員会を組織し、学校の教育活動の観察や意見交換等を通じて、自己評価の結果について評価する「学校関係者評価」を行うよう指導しています。現在では、3つの学校ですでに運用・実施されており、他の学校についても、その準備を進めているところです。
また、学校の持つ情報を、積極的に外部に出していくことが重要だと考えております。全国学力・学習状況調査の結果を、学校ごとの結果を保護者に公表するなど、学校の様子や情報を適宜お知らせし、地域に開かれた学校づくりに向けた取り組みを町内すべての学校で進めており、その成果が徐々に表れていると感じております。
以上です。
○議員(4番 杉谷洋一君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) わたしはその大山町のですね、教育環境っていうのはですね凄いなと。まあ米子市辺りが、まだ耐震化ができていないとかいう中で、本当大山はソーラーシステムをやったり、プラスアルファーみたいなことをやったりということでですね、教育環境は非常に大事にされているのはよく分かります。それから心の、わたしはこれは大山町は駄目だというわけではないんですけど、わたしはやっぱり心を育てることがですね、わたしは教育の中で一番大事ではないかなと、心が駄目だったら何もなりません。まあ学校、先ほども言ったんですけど、学校、保護者、地域、お互いの領域を尊重し、領域を侵さないようにみんなで学校を考えていくということ。それから、まあ最近失われてしまったように見えます、思います、例えば思いやりであるとか、あるいは人と人の心の絆とか、心の豊かさを学校と地域連携で育てていく必要があろうかと思います。まあ大山町の場合はですね、いろんな意味でですね、ここまでのことはないと思うんですけれど、だけど今後ですね、都市化が進んでくれば、ますますそういうのが増えてきはしないかなと心配するところです。まあ昔はですね、子どもは地域の一員として、地域全体で育てられたり、あるいは遠慮なく叱られたりということであるわけなんですが、残念ながら最近はですね、無責任な自己主張や排他的なプライバシーの主張によってですね、現在はつながりのですね、本当に希薄な社会になってるかと思います。思いやりの心や人と人の心の絆や、心の豊かさを育てることはできないかお尋ねいたします。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 教育長が答弁いたします。
○教育長(山根 浩君) 議長、教育長。
○議長(野口俊明君) 山根教育長。
○教育長(山根 浩君) 杉谷議員さんのご質問にお答えしたいと思います。お話されていることはいちいちもっともでございまして、地域の子どもは地域で育てる、まあちょうど今日持ってきましたけれど、これが、県が出しております教育広報の鳥取の夢広場の12月号でございます。地域みんなで子どもを育てるという形で出ております。どっこもが一緒になっておる、みんなががんばっておると思っております。
ただそのやっぱり一番大事なのは、おっしゃいましたように思いやりの心だとか、心の絆だと心の豊かさで、やっぱりこれは一つは、言葉でいってもどうにもならんだろうと。体を通したり体験すること、あるいは高齢者の皆さんや地域の皆さんの支え合いの中で、語られたりにじみ出てくるものが一番大事だろうと。よくありますように、畳の上でいくら水泳をしていても泳げるようにはなりません。やっぱり水につからないと分からないことはいっぱいあるだろうと思います。大山町の中でもこれから、その議員言われましたように、その体験を通しながら、これからもあるいは汗を流しながら、先生と生徒とあるいは地域の人々とご協力の下で汗を流しながらそういったことを深めていきたいと思いますし、道徳教育もがんばっていかないけんだということを質問を聞きながら思いました。以上でございます。
○議員(4番 杉谷洋一君) 議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) まああの大山町の場合はですね、地域連携がですね、いろんな形で先ほど教育委員長代理ですね、お話聞いてよく理解できました。
そこで大山町はそういうようなことの人材バンクみたいな登録制度とかはないでしょうか。
それともう一つ、これ南部町のほうでやっておると思うんですけど、教員退職者のですね、勉強ボランティアしようということで、確か夏休みぐらいの3チャンネルテレビでやっておったかと思うんですけれど、国語みたり算数みてやったり、あるいは英語をみてやったりというような、そういうようなことは考えておられませんでしょうか。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 議長。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) ただいまの質問に関しましても教育長が答弁いたします。
○教育長(山根 浩君) 議長、教育長。
○議長(野口俊明君) 山根教育長。
○教育長(山根 浩君) 人材バンクの登録ということでございますけれども、大事な視点でございまして、大山町の場合は、町立図書館が中心となって社会教育課と連携して現在も募集しておりますし、新しく登録し直したところでございます。
2番目の退職教員の組織化ということです。それはまだ大山町においてはそこまではしておりませんけれども、わたしはそういう面で言いますと、今年聞きますと中山中学校で大山カレッジの皆さんが職業講話されたということを聞いておりまして、まさに生涯学習の一番いい典型だなという形、まあ教員ではありませんけれど、いろんな形で仕事を終えられ、あるいは仕事を現在もやっておられる方も含めてですね、そういった一緒に学ぶところで、そこで職業講話されたというのはですね、わたしは非常によそのところにないいいことで、これがよその学校にも広がるといいなというふうに思っております。
○議員(4番 杉谷洋一君) 議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) 先ほど大山カレッジの、わたしはちょうどその日は休んでおりまして、何人かの者が講話したそうです。そしたら、早速ですね生徒からですね、「本当に職業講話とても参考になった」とか、「本当にありがとうございました」、そういう感謝文を貰っておるわけなんですけど、確かにそういうことあろうかと思います。でまあ、学校と地域連携ではですね、学校地域ではなくして、たとえわたしなんか公民館活動の中でもですね、子どもとの関わりの中で、子どもを育てていくということは大事かと思うんですけれど、そこの辺りはどうでしょうか。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 議長。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) その件に関しまして、教育長が答弁いたします。
○教育長(山根 浩君) えー…。
○議長(野口俊明君) 議長の許可を得てください。
○教育長(山根 浩君) あっ、すみません。議長。教育長。
○議長(野口俊明君) 山根教育長。
○教育長(山根 浩君) 今おっしゃったことももっともなことでございまして、現に大山町でも公民館活動といろんな形で結びついてはやっております。やっぱりある面でいいますと、今の日本っていいますのは、昔わたしたちが子どもだったりあるいは貧しかったり、いろんなした時の地域のつながりというのが、どうしても少なくなっております。やっぱりそれを昔のままを元に戻すということは到底できませんけれども、まあ昔の良かったことっていうのは、これからも大切にしていかなければいけないじゃないかなと思います。で、地域の中で、学校ばかりではなくて地域の中で失敗したり怪我したり、いろんなことの中で「生きるすべ」っていいますか、そういったものを学んできたんじゃないかなと思います。ある面で言いますと、知識ばかりでなくして、生きる力っていいますか、そういったものを地域は教えてくれたんじゃないかなという気がしております。やっぱりいろんなことも、今の世の中ありますけれども、声をかけたらですね不審者と間違えられた。実際は不審者でなくてですね、その人はその子どもにカブト虫をやろうと思った。だけど、声をかけたことが不審者に思われる、そういうある面では悲しい時代でもあります。そういうことも含めて公民館活動と一緒になってですね、学校と社会教育とあるいは家庭教育を連携してやっていけたらいいなというふうに思っております。
○議員(4番 杉谷洋一君) 議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) 今年ですね、議会報のアンケート調査、9月議会でしたんですけど、町内の中学3年生の51%の子どもたちがまあ大山町に住みたくない、これは教育だけの問題でないと思います。
そこで子どもはですね、将来のこと大山町を支えてもらう、わたしは大事な町の宝であろうかと思います。そのためには町民の皆さんの支援により、大山町のすばらしい自然、歴史や文化などの勉強を通じてですね、大山町の愛着を育て、大山町に住みたい子どもをですね、多く育てることはできないだろうかなというふうに思いますし、またそういうことはこういうことでできるんですよというか、教えてください。
それでその中にですね、わたしはまあ効果として、そういうことをすることによって、今の子どもは我慢することがなかなか上手ではなかったり、あるいは物作りの喜びとか、探究心とか思いやり、協調性、あるいは社会性が自然と身に付いてくるんではないかなと、そのようなことはどういう形で教育の中、教育長考えておられるのか。あるいはそれからわたしはその中で学校はですね、本来子どもたち学力を付けるだけに専念してもらいですね、本当にその中で自立した人間を育ててもらい、それ以外は保護者はもとより、地域が協力支援する必要があろうかと思うんですけれど、その辺りはどうでしょうか。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 議長。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) その件につきましては、教育長が答弁いたします。
○教育長(山根 浩君) 議長。教育長。
○議長(野口俊明君) 山根教育長。
○教育長(山根 浩君) はい、わたしも杉谷議員お尋ねのあの議会報のは、非常にショックでした。どこに問題があるのかなということを考えました。やっぱり自分の住んでいるところがいいところだということを思わない限りはですね、大山町の発展はないというふうに思っております。ただそれが今年の中学校3年生だけのことなのか、あるいは全体のことなのか、その辺はちょっともっと分析してかからんといけんなと思っています。ただこういうふうに11月号の広報だいせんで、全国学力学習状況調査の結果をお知らせいたしました。その中にですね、例えばですね、この前、前年度より良くなっていることっていうのがですね、非常にわりあいいいことがですね、近所の人に会った時にはあいさつを必ずしておるだとかですね、人の役に立つ人間になりたいと思うだとかですね、いいこともいっぱいことあるわけでですね、それから昨年度から増えたことではですね、難しいことでも失敗を恐れないで挑戦するだとかですね、人が困ってるときには進んで助けるだとかですね、のがある反面、中学校3年生ですと、将来の夢や目標を持っているのが下がってるんですね。これとも関連があるのかなという気がしておりまして、ここは非常に本気になって考えていかなければいけない、ご指摘いただいたと同時にわたしたち自身もそう思っておりますので、その辺は、やっぱり夢が持てたり目標を持っておるというのが、勉強する大きな要素になってくるじゃないかなという気がします。
一番最後にですね、学校は学力をしっかり付けてもらいたい。その通りだと思います。学校が学力つけんでどこが付けるだというのが、本音のところでございますけれども、やっぱりそのためには、今おっしゃっていただきましたように、先生たちに、本当に子どもたちと正面から向き合ってもらってしっかりがんばっていただく、でその後のことをですね、今地域の皆さんだったり、PTAの皆さんだったり、家庭だったりが応援していくというそういう生き方をですね、これからもやっていきたい、是非目指してがんばっていきたい。以上でございます。
○議員(4番 杉谷洋一君) 議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) 次は、学校の芝生化ということで、まあこれは去年ですね、この春ですか、同僚の野口議員も質問されました。わたしはですね、大山小学校のボランティア、芝ボランティアの人をみておってですね、芝そのものはやっぱり子どもの体力増進にも芝生化というのは大変寄与しているともいいますし、またその芝をですね、水をやったり草をとったりすることによってですね、お互い会員同士の親睦があったり、またその中でですね、子どもがですね、遊んでおってですね、その芝ボランティアの人にですね、「どうもいつもありがとう、きれいにしてもらって」と、やっぱそういう素直に挨拶ができる、まあ挨拶をしましょうとか、しょっちゅうあるんですけれど、やっぱり心の中からですね、本当に感謝の気持ちはあいさつができる、そういう人間をですね、育てなければですね、わたしは意味がない。わたしはこの芝をですね、ただ単に芝を植えなさいではなくしてですね、やっぱり大山小学校以外にもですね、地域とかもちろん保護者が中心になってですね、芝をやってですね、そういうみんなとのコミュニケーションが取れたりということをですね、もっともっと教育委員会もですね、こうやってがんばったなというような働きをされたらどうでしょうか。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 先ほど杉谷議員さんがおっしゃいましたこと、本当に地域の方のただならないご協力の下にあの芝が管理されていると思います。先ほどの野口さんの質問の中にも、芝の管理の費用が100万円掛かるということをお聞きして、非常にびっくりしまして、本当に地域の方のおかげだと思います。その気持ちを学校の先生を始め、生徒たちも本当に感謝の気持ちをきちんと表さないといけないと思います。そのことの詳しいことは教育長が答弁いたしますので、よろしくお願いします。 (「時間がありませんので」というものあり。)
○議員(4番 杉谷洋一君) 議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) 時間がないので、よく分かりました。理解できました。がんばってください。
それでですね、もう次に進みます。学校の外部評価ということで、確かにですね、わたしはその内部評価ということでですね、なんかこれは教育委員長が、議長宛に配って、わたし見ておるんですけれど、これだけですね、内部監査っていうですか、A判定、B判定、わたしはよく分かります。まあこれもですね、せっかくならね、もっと外にさらしてですね、みんなでですね、これを見て、ああこういうことが今あれだなと、みんなで考えながらいけば、地域も含めてもっともっとですね、ということもありますし、やっぱり外部の評価委員制度をですねきちっと作って、いいところはいい、悪いことは悪いとはっきり言ってもらうね、そういうのを作られたらどうでしょうか。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) その件につきましては、教育長が答弁いたします。
○教育長(山根 浩君) 議長。教育長。
○議長(野口俊明君) 山根教育長。
○教育長(山根 浩君) 公表のことと外部評価のこととお話がありました。内部評価につきましてはですね、学校だよりやなんかでですね、保護者の皆さんにはですね、全部やっております。で、評価で気をつけないけないのはですね、評価のための評価になっている、評価疲れとか、そういうのがあります。で、大山小学校、中山小学校、中山中学校は、いわゆる学校関係者評価というのをやっています。学校関係者評価っていうのは、教員ばっかりじゃなくて、ボランティアの方でありますとか、PTAの役員の方でありますとか、その地域の有識者の方に入っていただいて、もうひとつ、内部じゃなくてもうちょっと関係する人の目から見た評価というのがあります。で、もう一つありますのは、全く知らない第3者の人があります第3者評価というのもありますけれど、まあ取りあえず大山町の場合は、学校関係者評価をこれから大切にしていきたいと思っています。
○議員(4番 杉谷洋一君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) 続いて質問させてもらいます。町報にはですね、教育関係の記事がたくさん掲載されています。わたしもよく読ませてもらって、それはですね、わたしは教育委員会だけの広報っていうのはできないかなと。例えばその保育園・小学校・中学校・社会教育、すばらしいものができるんじゃないかなというふうに思いますし、たとえばその中にですね、「今大山町の教育は」とか「子育ては何が大事か、何が不足しているか」「子育ての評論記事などを掲載されたらですね、本当に立派ですね、大山町の教育関係の広報紙ができるんではないかと思うわけですけれど、その辺どうでしょうか。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) その件につきましては、教育長が答弁いたします。
○教育長(山根 浩君) 議長。教育長。
○議長(野口俊明君) 山根教育長。
○教育長(山根 浩君) 教育広報をというお話でしたけれども、このことにつきましては今もう次長が言いますように、聞きますと、過去何回も話があったそうでして、事実見ていただきますと、教育のがたくさん載っております。6ページぐらい載っています。過去いろいろな中で町報という形で一本にまとめてどなたにも見ていただこうという形でやってきた経緯があると思いますので、しばらくはこれでやらせていただけたら。まあいろんな今言われましたそういう特集を設けて記事にすることはどうかという提言いただきましたので、それも考えてやっていきたいと思っています。
○議員(4番 杉谷洋一君) 議長。
○議長(野口俊明君) 杉谷洋一君。
○議員(4番 杉谷洋一君) あのまあ、こういう事業があります、こういうことをしましたじゃなくしてですね、本当に教育には何が必要かとか、いうのをずばずばですね、提言されたらいいなというふうに思います。
そこで時間もなくなりましたので、最後の質問させていただきます。教育は100年の大計といわれ、いわば先行投資です。道路や橋などのようにですね、経済効果がすぐ出るというもんじゃありません。教育が将来大山町を支えてもらう、人材を育てる大きな夢がある大投資だとわたしは思います。最後にその辺はどうでしょうか。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 先ほどの杉谷議員さんの質問に対しまして、本当に子どもの教育はこの大山町だけではなく日本を支えるとても大事な一番大切といっていいほどのことだと思います。そのことに関しましては、あらゆる人がいろんな考えとか、地域がもっておられると思いますので、そういうことをもう少しいろいろなところで、話し合ったり議論を戦わせたり、いろんな方の意見を吸い上げながらまた学校を支援していったり、子どもたちの育ちのことを考えていきたいと思います。
○議員(4番 杉谷洋一君) はい議長、じゃあこれで終わります。○議長(野口俊明君) そういたしますと1時になりましたんで、これから再開いたします。一般質問を続けます。次、11番 諸遊壌司君。
○議員(11番 諸遊壌司君) 諸遊壌司でございます。このたびの12月議会には2点わたしの考えを述べ、町長の考えを質したいと思います。
まず始めに、山の幸(イノシシ)を食卓へ、つまり処理加工施設の設置をと題してわたしの考えを述べたいと思います。
近年、イノシシによる農作物の被害が増大しております。現在県や町では、被害を最小限に抑えるため、捕獲奨励金の交付や侵入防止柵等の設置の助成を行っておりますが、被害は年毎に増大し、その捕獲頭数も年毎に増加しているようでございます。
そこで私は、もっと積極的な施策を講じ、国の処理加工施設導入支援事業を活用し、町内に処理加工施設を作り、公設民営で運営されれば新たな町独自の特産品となり、負の遺産から大山町の新しいまちづくりに充分活用できる、つまり一挙両得ではなかろうかと思うわけでございますが、町長の考えを質したいと思います。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 諸遊議員からのイノシシを処理加工する施設の設置についてのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
近年、イノシシ被害は増加の傾向にありまして、このような背景にあって、今回、このようなご質問をいただいたものというぐあいに認識いたしております。さて、今回のご質問についてでございますが、県内には既に東部あるいは中部にイノシシの処理加工の施設が整備されており、農協、行政、または季節によって猟友会組織が主体となって運営されているところでもございます。
しかしながら、運営状況といたしましては、必ずしも順調とはいえず、その原因といたしましても、一つに量的に安定をした供給がないこと、また一つには季節によって品質に差が生じることなどが挙げられると思います。また、施設の運営にあたりましては、運営主体もさることながら、販路の拡大もあるいは販路の確保も重要な課題となります。議員ご指摘のとおり負の遺産をまちおこしの活力源にすることも大変重要なことではあります。
しかしながら、現在の状況を考えますと、施設の整備については慎重にならざるを得ないと考えております。本町といたしましては、今後、周辺施設の状況や流通の情勢も勘案する中、慎重に考慮すべきと考えているところでございます。以上です。
○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。
○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。
○議員(11番 諸遊壌司君) 町長はシシ肉、つまりまあ俗に言うボタン鍋でございますけど、食べられたことがございますか。まず答えてください。どこで食べられたかということも答えてください。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) イノシシの肉というのは食したことがございます。ボタン鍋という商品、あるいは位置付けで食べたなということは、あまり記憶にないんですけれども、それをイノシシの鍋という形の中でいただいたりした経過はあったように思います。
○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。
○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。
○議員(11番 諸遊壌司君) えーとね、わたし調べてるこの一般質問を書くなかいに、いろいろ調べましたらね、捕獲するときには年中捕獲できますけれども、二つに分かれるんですよ、季節によって。有害鳥獣捕獲期間、これが3月15日から10月15日、そして狩猟期というのが、11月から2月の末まで。つまり有害鳥獣捕獲期間というのが、1頭に以前は1万円でしたけども、今1頭に1万5,000円の補助が出ております。ね。それから狩猟期になりますと、ちょうどその時期がまあ食してもおいしい時期でございまして、これは補助と言いますでしょうか、1万5,000円が出ないときなんですよ。まずこれを知って欲しいですね。
それでね、捕獲したものは、基本埋却、つまり埋めるか個人消費、自分で食べることしかてがない。後の販売はしちゃあ、基本的は駄目なんです。で言うならばこれは決してある旅館の云々というわけでないですけども、ある旅館に行きますと、ボタン鍋とか、シシ肉の焼肉が出ます。これは基本的にまあ言い方はどうでしょうかね。もぐりの行為でございまして、実を言うとやっぱり販売するためには、処理加工施設が必要で、食品衛生法、つまり俗に言う保健所の許可に対応できる施設と運営がしていなければ、どこだかの旅館でシシ鍋が出たということにはならないっていうのが、現実の実際のことでございます。
そこでね、町長の答弁には、反対、反対といいますか、なかなか腰が重いわけの原因に、量的に安定した供給がない。そしてもう一つは販路の確保が難しいということを挙げられました。確かに安定した供給がないということは、野生の動物ですので、そのとおりだと思います。ただね、頭数を言いますと、これは今の有害鳥獣捕獲期間の頭数ですよ、20年、2年前が25頭、昨年が41頭、そして今年が103頭まで増えているんです。で、それプラス狩猟期間の頭数を寄せれば、そりゃあ莫大な、莫大といいますか、たくさんのイノシシが町内を荒らしているということなんです。で、被害額は、2年前、20年がなんと大山町の被害額が1,390万、去年はどういうわけか、被害額は400万でございました。実際被害が出ているんです。そしてもうひとつの販路の確保も難しいとおっしゃいましたけども、販路はあるじゃないですか。道の駅もありますね、それから大山の旅館組合、食堂もありますね、時には大山町の給食センターにね、イノシシカレーで出してもいいじゃないですか。そういうことをね、なんであなたは農業の先駆者でありながら、なんだか難しいこと言われて反対されるのか。反対のときは反対。賛成のときは賛成、そういう立場をとって欲しいね。どうですか。ちょっとここまでで、何かご意見があれば。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 諸遊議員のほうから、反対のときには反対、賛成のときには賛成、同じ言葉を返させていただきたいなと思います。
販路ということでは、加工ということの中で特にすでにご承知だと思いますけども、県内でも三朝の方、これがJAのほうだと思いますし、あるいは鹿野、鹿野のほうでもやっておられます。また若桜のほうでは、これは個人だったでしょうか、グループだったでしょうか、でやっておられるという事例も観光関係ございます。そういう状況を伺ったりする中でも、やはりいろいろな場面で先ほど申し上げましたけども苦慮しておられるというのが、現状であります。そういった状況を踏まえる中で、町のほうで取り組んでいくという提案の中で、考慮する中で、やっぱりもっともっと慎重にならざるを得ないというのが現状であるということでございます。
○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。
○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。
○議員(11番 諸遊壌司君) えー、町長がおっしゃるとおりです。今県内では、3つの処理場がございます。鹿野町、鳥取市鹿野町、それから若桜町、それから三朝町、3つありまして、わたしなり調べましたら、やっぱりおっしゃるとおりうまくいってないところもあります。ただ一つうまくいってるのは、鹿野町がうまくいってます。何故かと、そこに町営の国民宿舎がありまして、そことタイアップされて、ボタン鍋、シシ肉でまあ一つの国民宿舎の名物料理にシシ肉があると。ボタン鍋があるということでございます。そういう意味では、大山町も十分な大山旅館がありますので、十分ではなかろうかと思っております。
それからね、町長。あなたは、施設整備にして今後周辺施設の状況や流通情勢も勘案する中とうんぬん書いておられますけれどもね、例えば豚、牛のと畜場は、県下に1か所、わが大山町のあそこ、なんていうところですかいね、ありますね。それは離れていてもいいんですよ、牛や豚は。何故か。それはね牛や豚は生きたまま連れていきますね、生きたまま連れてきてそこでと殺して処理加工されるんですから、離れてもいい。ところがイノシシは現場でね、処分されます。そうしますとね、現場で処分されて1時間までに処理されなければ駄目なんですよ。だから例えば中部にそういう施設があるけ、そういう施設を利用すればいいがんという、もしかしたらそういう発想ならば、それは絶対駄目。せめて大山町に造って、1番近いところに、そして片道がと殺されてから1時間以内に持って来れるところに設備をつけなければならないと思っています。
でね、結局ね今、被害額を言いましたけども、今イノシシが入らんように柵をしますね。共済組合とか、いろんなところが補助も出します。だけど、それをしたって数が減るわけじゃないんですよ。消極的なその防御、そうでなくしてわたしが先ほど言いましたように、積極的にそれを食して大山町の特産、あなたはいつもおっしゃいますが、大山町の新しい特産を作ろうじゃないか。ここなんですよ。どうですか、お答えください。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 特産ということについては、諸遊議員と同じように非常に重要な案件であると思っております。特産品を作るにあたって、あるいは作る過程の中で最終的にそれが位置づけられるのは、誰がどのようにそれを販売して定着をさせて確立していくかということであろうと思っております。生産をしていくということから、いかにして磨いて売っていくかということであろうと思っておりまして、このイノシシということについても、話の中で出て、これからくるのかなと思いますけれども、じゃあ誰が売っていくのかという問題もございます。今猟友会の皆さん方がご努力をしていただいて、イノシシを捕獲していただいたりしています。その方々が思いをもって施設を作ったりあるいは販路も展開をしていくという提案もある時期には出てくる場面もあるのかなというぐあいに思いますけれども、今の提案の中では、そういったことに触れておられませんので、お答えはしませんけれども、問題はそこでないのかなと思っております。
また施設ということにつきましては、解体ということで先ほど触れられました、施設のポイントの中では本当に短い時間に持ってこなければならないということがありますけれど、皮をはぐという作業、あるいは血を抜くという作業、あるいは部位を解体していく、それを真空パック、あるいは冷凍、冷蔵、そういった過程が多分必要になってくるんだろうなと思っております。
そういったことをいろいろと考える中では、やはり現状の3つのやっておられる状況の中で、やっぱり慎重にならざるを得ないのではないかなという言葉で替えさせていただいているところでございます。
○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。
○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。
○議員(11番 諸遊壌司君) ま、猟友会の皆さまとか、また被害をいつも受けられる農家の皆さんとか、あるいは大山の旅館組合の皆さんとか相談しながら、また町長、担当課長と協議をしていきたいと思います。
続いて第2問にまいりたいと思います。
山香荘サッカー場建設は真に大山町民のためになるのかと題して、わたしの考えを述べたいと思います。
先の9月議会にも質問いたしましたが、町長は「ハコモノは造らない」との選挙公約に対し、違反ではないかとのわたしの質問に、利用計画がある施設の建設は必要である。山香荘の再生策を検討する中で浮上してきたと答弁されましたが、議会にもまた町民にも示された再生策は、中止をするのか現状維持なのか、あるいは県サッカー協会に指定管理に出すかのこの3点しか示されなかったわけでございます。
他の利活用について、何ら議会にも町民にも相談をされていないわけでございます。そのようなことを踏まえまして、次の4点について質問をいたしたいと思います。
確かに過去5年間、それより前だかもしれんですけれども、経営的には赤字基調が続き厳しい経営環境であったということは理解をいたしますが、それを埋め合わせる経営努力をされたのか、赤字を減すために一生懸命努力されたのか。わたしにはその努力の跡が一向にみえません。つまり親方日の丸的といいますでしょうか、赤が出たら町からまた補正してもらうだけ、そういうような経営体質があったのではないか。今現在でもあるのではないか。
第2点目、大山ツーリズムにおける拠点施設やその他多様な町民利用(スポーツ、レクレーション等)に供する施設にするとありますが、サッカー協会が指定管理を受ければその活用はほとんどできないと思うわけでございます。例えば、大山ツーズムで農場体験をしましょう、それはたぶん普段夏休み、あるいは土日がけだと思います。県外から来られる人が。でも土日、夏休みは全部サッカー協会もう入ってるんですよ。これはね、どう考えても、まあ担当官としてはこういう文は書くもんですよ、書くですけども、実際なった時に大阪の人が大山でいろんな農業体験したいわ、宿も取らしてくださいといった時にこの施設は、サッカー関係でもういっぱいになってるんですよ。ね、こういう矛盾。
そして3番目、本館はつまりクラブハウスですか、は、最低必要限の内装改修と設備改修にとどめるとありますが、耐震整備されていない建設30年経った施設は、どっちにしても近い将来、本格的に建て替えが必要になるのではないかとわたしは思っています。そうなると、そうなった時、その建設費用はいったい誰が払うのか。サッカー協会が払うのか。大山町が払うのか。ね、そのことも町民にしっかりお示しをしなければならないと思っております。
4番目、先般の行政説明会におきまして、町民から活用計画案に多くの反対があった場合どうするのかという質問に対し、町長は理解を求めていくとの答弁でありましたが、わたしはそれが民意を束ねる町長の責務かと思うわけでございます。つまり町長、町民の反対が多かった場合、この計画は、中止されるのかどうなのか、明確にお答えください。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 諸遊議員の二つ目の質問でございます。山香荘サッカー場建設は真に町民のためになるかというご質問について答えをさせていただきたいと思います。
まずは、質問の中で、単に利用計画がある施設というような捉え方の中でのご表現をいただきました。以前からこのことについては、議員のほうからもたびたびお話をいただいてるところでございますが、その時にも述べさせていただいております。しっかりとした利用計画を持つ施設建設は不要と考えておりませんということをずっと申し上げているところでございます。ただ単にこの山香荘をサッカー場にするという計画ではなくって、正式な試合が可能なグラウンドを整備をすることにより、名和地域休養施設の活用を図り、地域経済の活性化への拠点の施設として再生をし、交流人口を増やし、そういう構想でありますことを重ねて申し上げたいと思いますし、ご理解をたまわりたいと思います。
以前にもお答いたしたとおりでございますけれども、目的がはっきりとしており、効果が期待できる場合には、いわゆるハード事業でありましても積極的に取り組んでいくべきものと考えております。利活用策について何ら議会や住民の方々に相談をしていないというご指摘でございますけれども、議員の皆さまには今年の2月から懇談会等の席上でご相談させていただいているところでございまして、そのことはご承知のことと思います。
その過程の中で議員の皆さまからご意見をいただき、伺い、住民の皆さまには、事務方である程度整理いたしました上で、議員の皆さまにご相談した内容をもってこのたび説明をいたしているところでございます。現在住民の皆さま方からご意見をいただいている最中であります。いただいたご意見は検討を加えた上で、計画の内容等に反映をさせていきたいというぐあいに考えておるところでございます。
まず、質問の一点目。経営努力はしているのかという点についてでございます。私がこのポジションに就かせていただく前、合併前でありますれば、財団法人名和町地域振興会、そして19年度からは、3年間は指定管理者として御来屋賑港株式会社さんが、厳しい経営環境のなか精一杯の努力をなさって来られたものと思っております。しかしながら、時代の流れなどいくつかの要因、そういったことによって結果的には十分な成果を残すことができなかったものと認識をいたしているところでございます。
二点目のサッカー以外の活用はできないのではとのご質問でありますが、仮に鳥取県サッカー協会を指定管理者として運営を委ねたといたしましても、十分な協議を行う中で町の考え方を運営に取り入れていただく必要があるものと考えております。それは、施設の活用を図る中で、狭い分野での使用にこだわるのではなく、広く門戸を広げて、幅広い活用方策を柔軟にとっていただきたいということであります。県サッカー協会もそのあたりは十分ご認識をいただいているところでありまして、サッカー協会からの提案書の中にも、幅広い利活用を推進していくということが明記されているところでもございます。協会からの提案書の内容についても、議員よく目を通していただいているところだと思っております。
ただ鳥取県フットボールセンターとして認定をいただき、補助金もいただくわけであります。指定管理と指定管理者ということもございます。そうなった場合には、一定の優先使用の権利はお持ちいただくわけではありますけれども、サッカー協会のみで年間全てを充足することは無理なことであろうと思っております。また計画書の中にも、利用の回数等がうたわれたりしておるところであります。併せて、山香荘本館やサッカーコートだけではなく、バンガローやキャンプ施設、あるいは子供園など全てを活用することで、十分サッカー以外の分野にもご利用いただくことができるのではないかと考えております。
三点目、近い将来本格的に建て替えが必要になるがその費用負担はということについてでございます。山香荘本館は町の施設でありますので、何らかの理由で建て替えが必要な場合は当然町が行うものでございます。ただ、近い将来建て替えが必要である理由というものを今のところ私は承知いたしておりません。また屋根や壁など必要な修繕は都度行い、施設の管理は万全を期していきたいというぐあいに考えております。
最後の質問の町民の反対が多い場合に、この計画は中止するのかということでございます。議会制民主主義が地方行政の大原則でございます。町民の皆さまの反対が多いということは町民の代表の議員の皆さまで構成されます本議会で賛成をしていただかない、否決ということというぐあいに理解いたしております。もちろん、議員各位の皆さまのご理解を求めるだけではなく、必要な情報は隠し立てすることなく広く公開をし、いろいろなご意見をいただき、検討を加えた上で必要な軌道修正を行い、説明を尽くして、最終的に議案という形で本議会に提案させていただくといったプロセスをとるということが町長の責務であるというぐあいに考えております。
また、現状を踏まえ、山香荘の現状を踏まえ、今後の地域活性化への展望に立って熟慮し、合わせて財政的な面も考えながら取り組んできたところでもございます。このプランは十分、ご理解いただくことで私は広く賛同いただけるものと考えているところでございます。以上です。
○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。
○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。
○議員(11番 諸遊壌司君) はじめにお断りしておきますけども、わたしはサッカーという競技が嫌いというわけではございません。わたしはサッカーの中継をいつも見ております。特にこのたびの県のガイナーレ、10年かかってJ2に上がられました。その努力には、本当に敬意を払っております。ほんに心から応援をしています。ね、この間は12月の6日でしたか、そのかき分け、サッカー協会の事務局長さんですか、事務長さん来られて議会にも説明受けました。その彼の熱意といいますか、取り組みの熱い想いはわたしもよく分かりました。けどもそのことが大山町のために、大山町の町民のためになるかどうかということはまた別問題であるわけでございます。わたしね、まあこれは一概な、結構一概な男でございまして、本当にわたしが言ってることは正しいであろうかどうだろうかと思いまして、実をいうと、二週間、三週間前ですか、森田町長の地元、あなたを町長にさせるため一生懸命がんばられた方にちょっと話に行きました。「あんたがたはどう思ってるの」こういうことでした。「諸遊さん」まあ「諸遊さん」っていう人もあるし、「壌やん」って言う人もありますけども、「あんたにはがいに票を入れだったけども、この件ばっかしは反対しないよ、地元も反対だけ」まあこういうことでした。ただ3人ほど聞きましたけど、たまたま3人の人がそうだったかどうかは分かりませんけども、町民はわたしも地元以外いろんなところに行ってどうなのという格好で話を聞きますけども、ほとんど9割9分、ほとんど「せでもいいがん、何するだ、今さら」ということでした。何故か、せっかく今町長も親切に答えられますし、町報でもまた名和、大山、中山でありました初めての行政報告会でも、まあきちんと説明されました。だけども町民が「そりゃあいいことだがん、やろうややろうや」という声がひとつも聞こえてこないわけです、わたしには、ね。何故か。それはね、町長。誠に言いにくいですけど、あなたの選挙のマニフェストがあまりにも違ってるから町民が信用ならない、ごめんなさいよ、本当にそう言っていらっしゃるんですよ、町民が。あなたの資料、あなたが作られたんですよ。検討資料ナンバー4「あなたと未来を作る森田増範、厳しい町財政、税金の使い方は、ソフト箱物行政からソフト重視行政へ」ね、いいことが書いてありますよ、あなたの。そして1番、農産加工事業は中止します、で途中から見直しますとされました。で、見直された今現在がどうなんですか。町民から非常に不満が出ているじゃないですか。これが現実です。2番目、「今名和陸上競技場トラック改修が必要か」、ね、5,000万も掛けて必要なのかと訴えられました。あなたは町長になられて1か月ぐらい経ってから、名和のそのグラウンドでマラソンフェスタがありました。「来年はこのグランドを綺麗に直しますので、もっともっとどんどん来てください。」そうおっしゃいました。ね、それから3番目、「大山町長退職金1期4年で1,500万円を見直します。」どうどうとおっしゃいました。ところがあなたは、当選されてからわたしの質問に「そういう制度があったけ、退職金制度を見直すことになりません。その代わり、報酬を下げることにしました。」これが事実でございます。ね、これをあなたはそれもあなたの答弁で、あなたの考えで僕から言わせると詭弁でございますけども、答えられておりますけども、町民にとっては「うそだがん、話が違うがん」ということになっているわけなんです。ですからまあ町民に言わせると町長さんはうそつきなってという声がほんに聞こえるんです。うそもいいうそと悪いうそがあります。たとえば病院に行きまして、死にかけとんなるおじいさんに、「やあがいに弱んなったなー」ということは言いません。「元気ですよ、大丈夫、元気になんなさるけ」っというのが、うそも方便、これはついてもいいうそ。しかし、町長のね、うそは駄目なんですよ。これ何かあなたが詭弁されてもね、あなた出しておられるんですよ。ということ、これ答えてもらうとまあ25分しか発言、残りはありませんので、ちょっと省きますけども、つまり町長は、その箱物はいけない、事業計画のない箱物はいけないとおっしゃいましたけども、町長も議員を10年務められました、最後の3年半ですか、3年半は、副議長という要職にございました。で、あなたが議員時代を含め、それも前もいいです、この建物は、大山町にある箱物は、いらない箱物だと思われる箱物があるんですか。答えてください。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 諸遊議員、たくさんの時間を使ってたくさんの話をしていただきましたけれども、この質問の案件と非常にずれているなということを感じております。ただ、この職を預かる中で、今すべきことを熟慮し、いろいろと事務方のほうからも情報を得、今やらなければならないことは、今やらなければならない。そういう固い決意の中で判断をし、取り組んでいるところであります。たとえ地元の方々が先ほどおっしゃいましたような思いで私に対して厳しい指摘を、あるいは考えをお持ちであろうとも、私は今預かったこの職の中でやらなければならないことを判断をし、最終的には議会の皆さまほうに判断を仰ぐ、その提案の取り組み、道筋を今しておるところでありますので、諸遊議員のいろいろな思いの中での発言は、議員の視点の中でそういう発言があったということで受け止めさせていただきます。そのことで答えに変えさせていただきます。
○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。
○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。
○議員(11番 諸遊壌司君) 分かりました。たぶん平行線だと思っておりました。ところでね、箱物は作るな箱物はいけんといいながら、ね、このたびはわたしに言うと箱物でございます。ならば中山の歩くプール、これは前の議会で、議会議決で造ろうと決定したんです。ところがあなたが町長になられて箱物はいけないと、もうちょっと違ったことにしようと削られました。わたしはね、中山の地区に行きますと、特にそのことを強くおっしゃる人がありますだがん。同じ箱物にあってサッカーの施設は賛成で、なんで町民が使う歩くプールは駄目なのか。時間が22分しかありませんので、ちょっと進みます。ほんでね町長、ちょっとはしょりますよ。同じような規模で作ったのが、南部町、ね、南部町の緑水園、緑水園さんが同じ昭和55、6年に同じ資金を使って補助をもらわれて作りました。あそこの緑水園さんの売り上げ、そして大山町の山香荘の売り上げはいかがと、いくらだと思われますか。アバウトで結構です。ざっとでいいです。やあ、町長自身から答えてください。担当課長でなくて、あなたが答えてください。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 突然の発言でございますので、存じ上げておりません。
○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。
○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。
○議員(11番 諸遊壌司君) せめて大山町の山香荘の水揚げは、分かっていらっしゃいますでしょうね。大山町の水揚げは、皆さん、2,200万、ね、同じ時にできた緑水園さんは、1億2,700万、6分の1なんですよ。同じときに同じ補助金で使った緑水園さんは1億2,700万の水揚げ、片や大山町は、2,200万、なんででしょうか。町長の責任というわけでないですよ。今の誰か言いましたけど、前々からのそういうこと。つまり親方日の丸、赤字が出たって町が補填するが、とこういう考えがずーとあったからこういうことになるんです。いいですか、わたしね、10日ほど前に緑水園に行きました。担当課長に出会ってまいりました。そりゃね、努力されますわ。この時期は忘年会シーズン、「忘年会しませんか。」年が明けたら新年会しませんか。桜が咲いたら桜見しませんか、法事も使ってくださいな、法事も。たくさんいろんなクラス会とかなんやかんや、そこで使って下さいという営業努力されます。またあのへんも山の中ですからね、季節、たとえばうどが、山うどが採れたら山うどを漬けたり、となりのお爺さん、お婆さんを集めて漬けたり、それからね、たけのこも結構南部町採れるそうでして、たけのこを干してなめして「たけするめ」という新しい商品を作られて売っておられました。あまりうまいなとは思いませんでしたけども、つまり一生懸命赤字を出さんために努力をしていらっしゃるんですよ。確かに山香荘、ああ緑水園さんも790万町から指定管理料もらっていらっしゃいますけども、町民がみんなが利用するもので、790万の委託管理料、全然おしくないと、みんなが使うんですから、ところが大山町の山香荘は使ったことがありますか。わたしは時々使いますけども、まあ料理はないですね。やっぱり基本はここ、まず努力する、そこから始まるじゃないですか。短時間で、時間がありませんので、町長の答弁をお願いします。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) たくさん話をされましたので、少し時間をたまわりたいと思います。緑水湖、緑水園の話もされました。私も緑水園のほうにも行かせていただく機会もございます。努力もしておられます。ひるがえって、山香荘でございます。同じ時期にこの施設ができたということでございますけれども、先ほど来から各議員のほうからお話もございますように、できた当初、本当にこの夕日の丘神田でたくさんの方々が集って加藤登紀子のコンサートであったりとか、りんごのマラソンであったりとか、あるいは当初は野球、ソフトボール、そういったところが中心のグラウンドで整備をされた経過であります。で、それは町内の利用ということはもちろんですけれども、やはり町外からたくさんの方々に来ていただいて、この夕陽が丘神田にすばらしいところだと、あるいは来ていただくことによって地域が潤っていく、地域が活性化をしていく、そういう視点での施設整備であったと思っています。単に町内の住民の利用、そこに力を入れられた施設ではないと私は思っておりますし、その後も経営努力をされる中で、時代の流れの中でグラウンドも野球、ソフトボールの利用よりもサッカーあたりのほうに時流が流れているという判断の中で、限られた正式面がとれない状況でありましたけれども、サッカーグランドのほうに整備を変えられたという経過もご承知のとおりだと思っております。そういう努力をされる中で、今日厳しい経営環境の中でありますけれども、山香荘も利用していただいている。しかしながら先ほど来から申し上げておりますように、本当に年間を通しますと、平均で1,500万ぐらいの町の持ち出しがあるという現況であります。
そこで先ほど、諸遊議員のほうからも、親方日の丸赤字出たならば町が補填すればいいじゃないかという、安易な姿勢じゃないかというご指摘がございました。私もこのことについては非常にそれではいけないと思っております。このたびのこの計画につきましても、そうでならないためにも今ある現状の利用状況を踏まえ、しっかりとした経験のあるところに受けていただき、10年の計画の長いスパンの中であれを利活用していただく、そしてそこにやってくる、この来られる方々を地域活性に結びつけていくのが、われわれであり地域の皆さんであったり、住民の皆さん、一緒になって知恵を出し合っていくそれが次のステップでないかと思っております。同じ思いの中で、わたしはこの判断をさせていただいている、提案をさせていただいているところでございます。
○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。
○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。
○議員(11番 諸遊壌司君) えー迷ったら原点に返れという言葉がございます。わたしね、その30年前、名和町時代、山香荘さんがどのような思いで町民のどのような思いでできたのかということで役場の職員さんをちょっと頼みましてその当時の資料を引っ張ってまいりました。農村地域農業構造改善事業計画ね、それから地域休養施設参考資料など、これあります30年前のが、そしてそれにつけて、30年前のその当時の議員さん、議会報も読ませてもらいました。写真見ますと、ここにいらっしゃる西山副議長がまんだ若い頃、30年前ですけんね、載っておられました。みんな議員さんもね、いいことだけど、心配しておられるんですよ。ただこの計画書にはね、もう夢とばら色のこと、ちょうど今町長、あなたが考えていらっしゃることが30年前の計画書に載っているんですよ。その時がね、大山町まあつまり今でいう大山町ですけど、名和・中山・大山、合わせた人口が2万2,500人ね、3町合わせて。で、高齢化率が15.9%です。それから30年たった今、人口は1万8,200人、ね、高齢化率が32%、これが現状なんですよ。そして町長、まんだいけんこと、今1年間に大山町の人口はどのくらい減っていくかご存じですか。ちょっとここご答弁ください。大切なところです。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 突然なことですので承知しておりません。
○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。
○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。
○議員(11番 諸遊壌司君) 町長、これはね緑水園の売り上げはうんぬんと言って分からんでそれは結構ですけれど、大山町の人口が1年間どのくらい減っているかということは、是非ともね、腹の中に入れておいてください。1年間に大山町は250人から300人、人口が減っているんですよ。これが現実なんです。10年経つと3,000人、2,500人から3,000人減るんですよ。10年経ったら1万5,000人、また10年たったら1万3,000人ぐらいの大山町になってしまうんですよ。このままでいけばね。まあいろいろありますけども、そういうような状況で本当にこういう多大な投資をしてもいいのか、そしてもう一つは付け加えて言うならばその当時、出生数が250人から260人生まれていらっしゃいました。今ね、100人切るか切れんかでしょ。それが現実なんですよ。もう大山町も人口増加のために若い人が、宅地とか町営アパートとか造っていらっしゃいます。それはそれで結構ですけども、もうどうしようもない。日本全国が人口が減ってくる、ね、ましてや鳥取県も60万切りました。大山町も減るんですよ。なんぼがんばっても減る、そんなところに町民が利用をあまりしないこのサッカーセンター作っていいのかどうなのか、これはね町長、あなたの思い分かりますよ。ある程度分かりますけども、これはね、末代負が残る、負の遺産が。つまり30年経った時、わたしはちょうど還暦ですので90です。わたしはもうお陀仏です。この世にいません。町長さんは元気いいですけんね、87ですか、3つ違うですから、まだ元気かもしらんです。けどもまあ議員の中で生きているのは、竹口君ぐらいか、ね、まあこちらの人は皆さんお陀仏さんですね、その30年後町長、僕たちは5年10年の先のことではないんですよ、われわれが語るのは。将来の大山町はどうなるのか。その時にこの大金を投じてもいいのか、30年後、同じ失敗になるのです。その時町長さんは、ごそごそ行って「おらが悪かったけんな」って言われるんですか。町民に向かって、答えてください。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 楽しい表現で話されておりまして、非常に聞かれる方もそうかなというぐあいに逆に感じられる場面もあるんかなと思いますけれども、あまりにも突然の質問がぽんぽんと出るものでございますから、十分に数字的なことについては、話ができない、そのことは理解をいただきたいと思っております。諸遊 議員はいろいろと調べながら、出されることでありますので、それはそれとして、ご発言はいただけたらと思います。
「負の遺産」というご表現もあったわけでありますけれども、人口がどんどん減っていく現状であります。議員の皆さん方のほうからもまた諸遊議員のほうからも大山町元気にせないけんでないかやと、楽しくお話もされます。全くそのとおりなんです。このまま突き進んでいく中でいけば、町民の人口は減っていきます。それを何とか地域活性に結びつけていかなければならないという視点のなかで、県も観光立県、国も観光ツーリズム、そういった視点での国は、国外から日本への呼び込み、県は県としての観光立県、これも県外からたくさんの方々にここに来ていただこうという視点での取り組みであります。同じく大山町におきましても農林水産業という大きな柱と同時に観光交流産業をこれから大きな柱としてこの大山から日本海まである立地を生かしたまちづくりを進めていこうというのが、大山恵みの里構想でもあるわけであります。今こういう時代でありますからこそ、予定ができない計画は私は避けなければならないと思っております。ただこうして今積み上げさせていただいておりますプラン、これはサッカー協会が、山香荘の管理運営ということでありますので、すべてがサッカー場だという視点を皆さんのほうが多数お持ちである、それもたくさんの金額だという視点の中で厳しい話をいただいてるんじゃないかと思っております。これはわたしどもの説明不足であると思っております。
ただお話をずっとさせていただいておりますように、今の現状のままで本当にいいのかということであります。諸遊議員は以前の一般質問の中でも、山香荘の利活用という捉え方の中で公園墓地という提案もされました。本当にそれが望ましい利活用であるのか、私は地元の方々にまた逆に問わなければならない提案だと思ったりしております。さまざまな意見や提案はあります。しかし、今の経済状況、あるいは少子化の状況、わがまちの財政、そして今活用していただいておりますサッカーの現状、これを必要最小限の投資の中で、負担の中で、10年間というスパンの中でトータルとして考えていく、これは財政的なことも含めて将来につなげていくわたしは道筋であると、少なくとも先ほど来からたびたび述べておられますように人口がどんどん減っていくという道筋の中で、外から人を引っ張りこんでいく、恒常的に入ってくる。入って来られた方々をいかにしてわれわれが、地域活性、経済活性に結びつけていく、これが私たちのこれからの知恵比べ、腕比べではないでしょうか。それは行政だけではなく、受けていただく場合、サッカー協会という民間力と同時にここに集って来られるたくさんの方々の利活用を活用してお金を落としていただこう、そういう思いをもっていただく、住民の方々、事業者の方々に一緒になって知恵をもってこの取り組みをしていくというのが、わたしは次のステップではないのかなと思っておるところであります。
○議員(11番 諸遊壌司君) 議長。
○議長(野口俊明君) 諸遊壌司君。
○議員(11番 諸遊壌司君) あと5分。5分のなかいにわたしの思いを言わんといけんもんでして、まあ大変だと思っておりますけどね。つまりね、町長、まああなたもおっしゃること分かります。これもあなたも町民のためということです。わたしも町民のため、それを誰が町民が、どっちを選択されるかということだと思います。あなたの説明が勝つのか、わたしの説明が町民に勝つのか、ここだと思っています。
でね、この町報に出ました山香荘の利活用、完全廃止が1億2,000万、これの野口さんもおっしゃいましたけれど、現行のままが一番、1億5,100万、それから再整備によりますサッカー協会の指定管理、これが1億ちょっと。で、この町報見ればならサッカー協会預けたがいいがん、随分安いがんとぱっと思われますけども、ここにはね、完全なことが抜けちょうですだがん。2万も3万も来られますと道路の拡張がありますね。それから下水道の設備がいりますね。それからこの中には、フェンスとか、お客さんが座るスタンド、こういうものは含まれていませんね。多分2万も3万も来られてそこで試合するとなれば、必ずいるんですよ。そげするとね、3億5,000万がどんどんどんどん雪だるま、ね、そういうことも考えてください。もうあと3分ですのでね、その結論はもうどうしようもないわ。
つまりね、町長。わたし、もう一度言いたい。あなたのマニフェスト、わたしはあなたは町長しておられますなかい、必ず出しますよ。あなたのマニフェスト、嫌いでも。これは大切なことですからね。あなたはこういっておられます。「子どもは健やかに、若者は元気に、高齢の方々は安心して過ごせるまちづくり」いいことですよ。ここから、それは「箱物からではなく、トップダウン手法ではなく」こうあなたは書いていらっしゃるんですよ。ね、これは箱物ではなくて箱物ですよ。トップダウン手法ではなく、これはあなたのトップダウンですよ。まあちょっと話が違いますけれど、加工所の専務の就任にしてもあなたはトップダウンでした。議会は反対しました。これは全部あなたのトップダウンです。ね、それはいいか悪いかは町民が決めることですので、つまり町長、あなたが言われたことをね、つまり町長というのは悪い、ああ、あと2分ですよね、ますやん、ますやんと言わせてごしない。わたしは高校時代同じ釜のめしを食った中です。わたしが2級先輩であなたは2級後輩でした。ますやんに言いたい。こういうときにはね、是非原点に戻りなさい、初心に帰りなさい。そしてあなたが出されたマニフェストをもう一度読んで、自分の指針はどこにあったのか、これを問いながら町の行政を携わってほしいと思います。答弁…終わります。(「議長」と呼ぶものあり)あ、いいですか。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) たくさんの諸遊議員の思いということで発言をされました。60分という時間の中で本当にフルに使われたなというぐあいに思っておりますけども、ただ私もここの職にいただく中で、住民の方々の視点にたったまちづくり、現在でも集落の健康診断、あるいはさまざまな視点での取り組み、住民の参加をいただく中でのまちづくり、着実に進めてきておると思っております。ただ、全てが住民の参加のいただく手法、あるいは行政のほうから提案をしていく手法、あるいは広域的なエリアの中でまちづくり推進員さんを中心として、そこから出していただく住民の声、提案、そういったまちづくり、さまざまな提案があると私は考えています。その中の一つ一つの手法の中で、私は自分なりに熟慮しながら、考えながら提案をさせていただいているというところであります。さまざまな意見を出されましたけれど、それを議会の方々は、ご了解をいただき、議決をしていただき、今着実に事業が、あるいは取り組みが進んでおるということであります。その中の一員として議員もおられるということでわたしは認識をいたしております。以上です。
○議員(11番 諸遊壌司君) 議長、終わります。○議長(野口俊明君) 続いて次、17番 西山富三郎。
○議員(17番 西山富三郎君) えー、今回は、2点質問いたします。1点目は、夕方5時の音楽についてであります。
夕方5時の音楽は、「夕焼け小焼け」に勝る音楽はないと町民から聞きます。やはり日本人ですから、童謡を絡めた流し方が一番町民の心にとまるのではないでしょうか。
1つ、夕方5時の音楽の目的はなんですか。
2点目、日本は四季に恵まれた国です。この種の目的を持つ童謡を季節ごとに調べてみました。
春には、花・どこかで春が・うれしいひなまつり・チューリップ・春が来た・春の小川・背くらべ・鯉のぼり・メダカの学校・おぼろ月夜・早春賦などなどです。夏には、城ケ島の雨・たなばたさま・うみ・カモメの水兵さん・我は海の子・夏は来ぬ・雨降りお月さん・夏の思い出・宵待草・ミカンの花咲く丘、秋には、紅葉・虫の声・十五夜お月さん・七つの子・どんぐりころころ・ふるさと・浜辺の歌・この道・夕焼け小焼け・通りゃんせ・椰子の実・叱られて、冬は、たき火・一月一日・お正月・どじょっこふなっこ・冬景色・冬の星座・ペチカ・雪などなどです。これらの童謡も町民の心にとまると思います。これほど、多くの童謡を持つ日本人は幸せだと思います。あえて他の歌を流すことはないと思います。
3点目、大山賛歌もすばらしい歌です。他の方法で普及されてはどうでしょうか。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) 西山議員より、夕方5時の音楽についてということにつきまして、対応させていただきたいと思います。
まず夕方5時の音楽についてという中で、この音楽を流しております目的でございますけれども、昼の12時には「恋は水色」という曲を流しております。音楽を流す目的は、12時と5時の時報の代わりとして流しているものでございます。
本町では昨年、職員提案制度設けました。この制度は,職員から事務改善などの提案を広く募集をし、町政運営への参画意欲の高揚を図り、町民サービスの向上、町の活性化及び事務の効率化などを図ることを目的としたものでございます。
各地の自治体でその自治体に縁のあるメロディーを自治体、各所で使用している例がございまして、本町でもおなじみの「大山賛歌」に皆さんに親しんでいただいて、大山への愛着を高めるなどの効果を図るという提案もございました。
本町では、大山にちなんだ曲ということで、この大山賛歌体操等にもこの曲を使用し、皆さんに親しんでいただいているというところでもございます。大山賛歌のメロディーを防災無線のメロディーとして使用したところでございました。
なじみがない方も多かったということだと思います。またメロディーが分かりにくい、聴き取りづらいというような声をございました。そういったことを受けて、現在はもとの「夕焼け小焼けの」のメロディーを流しているところでございます。ご提案いただきましたとおり、「大山賛歌」の普及につきましては、いろいろなイベントでの使用など他の場面での普及の方法ということで進めてまいりたいというぐあいに考えております。以上です。
○議員(17番 西山富三郎君) 議長。
○議長(野口俊明君) 西山富三郎君。
○議員(17番 西山富三郎君) 目的のところがね、もう少し肉付けをしたいと思います。確かに8時にサイレンが鳴り、12時に鳴り、5時半に鳴って、農家等ではね、農村のサイレンは、文化です、歴史です。しかし私はね、音楽というものは、心だし魂だと思っております。「夕焼け小焼けで日が暮れて、山のお寺の鐘が鳴る、お手てつないで皆帰ろ、カラスも一緒に帰りましょ。」このフレーズはですね、教育の原点だと思っていますよ。教育はまちづくり、子育てまち育て、これは三位一体です。子どもたちが家庭に帰って、お母さんやお父さんや兄弟がお帰りなさいという言葉は、何にも代えがたい教育効果があるんだそうですよ。そのような5時のメロディーは、ね、子育て町づくり、町育ての三位一体となった町長の心であり、教育委員会の心であり、町民の心であるべきです。ただ単なる5時の時報ではないんですね。そのような思いの入ったメロディーを流してくださいということですよ。どうですか、あなたも音楽が得意ですけどね、心のある歌が5時に流れる、この考え方で続けられるお気持ちでしょうね。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 西山議員よりの心という話がございましたけども、その思いの中で大山賛歌という件については、現在のいろいろな大山に思いをということの中で職員の提案を受けて流させていただいた経過がございました。ただやはりなじみであったりとか、という経過の中でご指摘があるということでありますので、このたびは元の夕焼け小焼けという、これも心の思いのある曲でございます。実施をしているところでございます。
○議員(17番 西山富三郎君) 議長。
○議長(野口俊明君) 西山富三郎君。
○議員(17番 西山富三郎君) 次に移りますが、誠に残念無念で、ざんきに耐えない質問であります。岡田議員も明日質問をしますので、分けて質問いたします。
職員が文書の配布が遅れたために、町民と思われる方から、「わしらは住民でないのか、住民として扱わんということか。人間でない同和地区の人と一緒にするのか」賎称語を使って悪質極まりない電話がありました。まず、後でいいですけど、町長、教育委員会、この問いに対するあなた方の素直な今の所感を述べてください。
2002年の法の失効・経済危機の時期もあって、啓発活動の理念・計画・実践方法のあり方をめぐって基本的な議論をしていく必要があります。
1つ、町民からの電話による差別発言に何を学ぶか。発言の経過・内容・対応を問います。
2点目、部落差別の5領域の認識をどう考えていますか。
3、4はは岡田議員が質問されます。
次に、職員の心得カードはできておりますか。野口議員、池田議員とも職員の問題を質問しておられましたが、どのような心得で職務に励んでいますか。
憲法13条の認識は、人権の尊厳だと思いますが、どの程度の認識ですか。憲法99条は国民が憲法を守るべき条項です。答弁を求めます。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) 2つ目の西山議員の質問でございます人権啓発、学びの理論と方法ということで私と教育委員長のほうにも質問が出ておりますので、まずわたしのほうからお答えさせていただきたいと思いますし、また質問の内容につきましても通告書にしたがってお答えさせていただきますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
まず1つ目の、町民からの電話による差別発言に何を学ぶか。発言の経過・内容・対応を問うということでございます。
この件につきまして、 平成22年10月15日金曜日でございますが、午後4時50分ごろに、町民の方が役場の業務に対する苦情を電話で話されているときに、行政に対する強い憤慨した気持ちを表す表現として賎称語を使用されたところでございます。
このとき、電話の対応をしておりました職員は「差別発言」だという認識はございましたが、話の内容が行政に対する苦情を興奮状態で話されている状況でありましたため、何とか納得いただけるよう説得するのが精一杯で、「差別発言」に対して対応することができなかった状況でございます。また、電話をされた方につきましては、匿名のうえ電話着信履歴非表示であったために、男性であること以外は分かっておりません。
電話を受けました職員は、課長に電話の内容を報告し課長からの指示に従い週明けの10月18日月曜日に、人権推進課に文書で詳細を報告をいたしました。人権推進課では、内容を精査し「大山町人権・同和問題に関する差別事象に対する対応方針」に従い、10月26日に「大山町人権・同和問題差別事象対策会議」を開き、今後の対応の検討や各関係機関への報告を順次行ったところでございます。役場内にはインフォメーションで報告し、町民の方々には広報1月号の「人権のつぼ」でお知らせする予定にしております。また、11月25日には全員協議会の場で議会の皆さまへも報告をさせていただいたところでもございます。
日々、人権啓発活動を精力的に推進しております者として、町民の皆さまから差別発言が起こったことは大変遺憾で誠に残念な気持ちでいっぱいでございます。今までの啓発活動の成果で、住民の皆さまの人権意識は相当高まり、部落差別は表面的には見えにくくなりましたけれども、同和問題や同和地区を避けたり関わりたくないといった意識は、まだ心の奥底に根強く残っていると考えております。人間関係が良好なときや利害関係が生じない時などは表面には現れないところでありますけれども、この良好な関係が崩れたときなどに差別意識が態度や行動となって、差別事象として現れたものと考えております。今回の差別発言もその典型的な例だといえます。部落差別、人権問題がまだまだ解決されていないと認識をいたしているところでございます。
2つ目の、部落差別5領域の認識はということについてでございます。戦後から近年までの部落差別の現実認識は、①住民の中になお広く存在している被差別部落に対する偏見や忌避などの「差別意識」、②住環境や教育、就労など被差別部落の生活のさまざまな側面における低位なる「被差別部落の生活実態」、③差別意識が態度や行動となって現れた「差別事件」の3つの領域、いわゆる「3領域論」に立脚して行われてきたことはご承知のことと思います。「5領域論」はそれに、④差別事件は差別の現実の氷山の一角といわれますが、目に見えないその氷山の水面下に広がる「被差別部落の外の差別の実態」、そして⑤被差別部落の人びとの心の中に、癒しがたい傷となって刻まれている「被差別部落の側の心の現実」、これの2領域を加えた新しい差別現実認識の枠組みであると認識をいたしております。この「5領域論」は部落問題のみならず、あらゆる差別問題を考える上で普遍的な意義を持つものと考えております。人権文化の町づくりを目指すうえで、大変参考になる考え方であるというぐあいに思います。
次に5つ目であります、職員の心得カードはできているかという件についてでございます。
本町では、職員の行動の姿勢や行動規範を定めた「私たちの行動基準」を平成20年7月に策定をいたしております。この冊子には、議員からお示しいただいた心得カードの内容とほぼ同じ内容が記載されております。この冊子は職員一人一人に配布しており、職員の自覚を高めるため行動規範に示された内容を毎朝の朝礼で読み上げ確認をいたしているところでございます。
次に、憲法13条の認識はということについてでございます。憲法第13条は、基本的人権の内容につき規定する第3章に位置をし、人権についての記述の包括的条文として、役割を果たしており、日本国憲法が「基本的人権の尊重」を理念とすることの根拠条文のひとつとなっていると解釈をいたしております。また、第14条以下の各規定に具体的な根拠を求めにくいが、憲法上の保護が認められるべき権利としてプライバシーの権利や肖像権、環境権などの権利については、本条を根拠として憲法上保護された権利であると認められることがあると考えます。
次に、憲法99条の認識はということについてでございますが、憲法第99条は、第10章最高法規にある条文で、公務員が憲法を尊重し擁護することを規定していると解釈いたしております。以上です。
○議長(野口俊明君) 教育委員長職務代行者 湊谷紀子君。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 西山議員さんの「人権啓発学びの理論と方法について」の5項目にわたるご質問に対する考えは、今の町長答弁とほぼ同じでございます。
憲法第13条「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」につきましては、日本国憲法が「基本的人権の尊重」を理念とすることの根拠条文の一つと捉えております。
第11条の「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与えられる。」、第12条の「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであって、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負う」の二つの条文と並び人権保障の基本原則を謳っている条文であり、法の下の平等を謳った第14条とあいまって、私たちが人権教育・人権啓発を推進する上での基本条文の一つであるとも認識しております。
また憲法第99条「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う」につきましては、公務員たるもの全てがこの「基本的人権」を理念とする日本国憲法を遵守し擁護すべきことを謳っていると認識しているところでございます。
最後になりましたが、この度の差別発言の発生は、確かにまだまだ、人権同和教育の推進に課題があることを考えさせられました。しかしその反面、差別事象の発生を的確に捉え迅速な対応が行われたという評価できる点もございました。この事案を一つの教材として捉え、今後とも教育委員会といたしましては、人権同和教育を着実に推進し、浸透を図っていく所存でございます。
○議員(17番 西山富三郎君) 議長。
○議長(野口俊明君) 西山富三郎君。
○議員(17番 西山富三郎君) 議論と方法はと言っております。部落差別をなくす理論をお尋ねしますけどね、理論があって現実ですか。現実があって理論ですか。いいですか、覚えていてくださいよ。理論があって現実ですか。現実があって理論ですか。これが1点目。
それからね、今執行部は、大山町総合計画ね、大山町行財政改革、ここに出ております。この総合計画のね、50ページに人権同和教育及び啓発の推進が示されてあります。ここにはね、こういう認識はどうですか。職員自身が人権の主人公だという認識だと思いますがどうですか。職員自身が人権の主人公だ、それからです。先ほど教育委員会も答弁があったようにですね、町民も職員も進歩しているんです。この電話を受けた職員がですね、知らん顔しておったらですね、こういうことにならなかった、表面に出なかった。表面に出して、これに真剣に取り組むということで職員の成果が上がってることは、評価いたしますよ。これからもこういう姿でやって欲しいと思います。これが目指す姿だと思いますが、どうですか。
そして私は、議長、私と町長と、ある日、ある所に陳情に参りました。その車中の中で、ある職員が非常に暴言を吐くが町長、困ったもんだなと話し、町長はどういう答弁をするかと思いましたら、「ああ、西山さん、将来のためにならないからしっかり教育してあげてください」と言いましたね、すばらしいじゃないですか、町長。あなたのような姿勢、この電話を受けたような姿勢こそが人権の職員の主人公だというものですよ。
そういうことで質問したいと思います。憲法13条に触れてましたらね、これが憲法学会ではね、憲法の中の人間の尊厳の1番だと言っておるですよ。この憲法13条だけで、人権はどんどんどんどん推されるんです。住民はそうなんですよ。憲法13条が味方ですよ。25条だとか11条だとかいいますけども、11条は教育委員会、基本的人権の歴史的経過ですよ。13条が尊厳で11条が歴史的経過というのがですね、憲法学会の定説です。その辺の認識はあるんですか。それから99条のですね、公務員というのはですね、どのような職種が入りますか。いっぺんに質問したらいけませんので、取りあえずここまで答えてください。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) たくさん質問されたのかなというぐあいに受け止めながら一つか二つだったのかなというぐあいにちょっと感じたりしておって、不十分であるかもしれません。まあ理論が先か、現実が先かということが一番最初に申されましたようですので、まず最初に現実ありきからではないのかなというぐあいに感じておるところであります。
それから職員自身が人権の主人公ということについてですけど、これは職員自身もですね、人権の主人公であるというぐあいにわたしは思っておるところでございます。もちろん主人公であるということは間違いないところであります。
えーとそれから公務員はということについて述べられました。公務員ということについてはですね、特に種類の中で公務員の種別ということの中で特別職とそれから一般職というぐあいに位置づけられていると思っております。一般職は、いわゆる採用選考によって選ばれたまあ公務員ということであろうと思っておりますけども、特別職はやはり選挙を通じて得られた職、国会議員さんもそうでしょし、地方議員さんもそうでしょうし、われわれ首長あたりもそうだろうというぐあいに認識しておるところでございます。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) ただいまの質問に対しましては、教育長が答弁します。
○教育長(山根 浩君) 議長。
○議長(野口俊明君) 山根教育長。
○教育長(山根 浩君) 西山議員さんの11条と13条の考え方についてお尋ねいただきました。その通りだと思っております。11条は日本国憲法の第3章の国民の権利と義務ということで、今わたしたちは平気で使っておりますけれども、この権利だというのは、長い長い歴史的にたくさん血を流した歴史もありますし、与えられたもんでもありません。で、11条にその基本的人権の共有ということで、歴史的にみてもこの憲法が国民に保障する基本的人権は犯すことのできない永久の権利として現在及び将来の国民に与えられる、それを忘れてはいかんということだろうと思いますし、第13条の基本的には尊厳ということをおっしゃいましたけれども、その通りでございまして、この13条が元になって例えば新しく出てまいりました環境権でありますとか、日照権でありますとか、プライバシーと、いわゆる新しいものに対応することが、この第13条でないかなと思っています。まあいろんな考え方やいろいろあるわけですし、今回の事件から学ぶこともたくさんあります。ある面で言いますと、これだけ一生懸命やっておってもやっぱりまだまだだなという思いと、それでもすぐ対応できたというお褒めの言葉のありましたけれども、そのことも事実だろうと思います。
これからも、こういう標語がありますけれども、「相手の心を思いやり、自分の心に問いかけて、自ら取り組む人権問題」、やっぱりその相手の心を思いやることも必要ですし、また自分はどうなのかと言って問いかけていくことも必要だろう思います。で、自分からやっていく、自分のものにしていくということも大事なもんでないかなと思っています。以上です。
○議員(17番 西山富三郎君) 議長。
○議長(野口俊明君) 西山富三郎君。
○議員(17番 西山富三郎君) あの、町長、もう少し大きな声で答えてくださいよ。元気よく。それじゃあひとつずついきます。
あのね、部落差別というのはね、現実打開が理論なんですよ。ね、差別問題を解決するという現実をね、解決することが理論なんです。現実打開が理論なんです。だとすれば人権交流センターに出向き、ふれあい文化センターに出向き、ふれあい会館に出向きあるいは3地区の運営委員会の皆さんや各種団体の人とあなたや教育委員会が直接に話し合ってそこから学ぶ姿勢こそが行政の理論になるんですよ。あなたは地区のそういった方々や、施設に出ましてこれまで何回ぐらい行われましたか。これからそういうことこそが大事じゃないですか。行われますか。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) よく勉強しておられます西山議員のほうからでございますので、現実打開が理論からだという指摘であろうと思っております。わたしがまだ不勉強なのかもしれませんけども、まずやはり現場・現実からという捉え方で述べさせていただいたところでございますので、ご理解を願いたいと思っております。現場のほうということでございますけれども、さまざまな学習の関係あるいはそれぞれのふれあいの行事だったりとか、あるいは人権のセミナーであったりとか、さまざまな現場のほうにわたしもできるだけ出させていただきながらそういった状況、肌で感じながら、あるいは現状を熟知しながらということで出かけさせていただいてるのが現状であるというぐあいに、現状でございます。
○議員(17番 西山富三郎君) 議長。
○議長(野口俊明君) 西山富三郎君。
○議員(17番 西山富三郎君) 教育委員会にお尋ねします。差別問題はいろいろあるけれども、根っこは同じといわれます。ね、アイヌの問題、同和問題、HIV、ハンセン病、女性障がい問題、その障害者の問題、高齢者の問題、子どもの人権の問題がたくさんありますが、根っこは同じという根拠、説明はどうなさいますか。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 議長。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 先ほどの西山議員さんのご質問に少しお答えいたします。差別問題は人間の心の奥にある、非常にデリケートな部分であると同時に、一番大切な人のことを大事に思いやるということが一番基本にあることだと思います。人間として一番それはゆるぎの無い大切なものであって、生きていく上で何物にも替えられないものだと思います。詳しいことはあとのことは教育長がお答えします。
○教育長(山根 浩君) 議長。
○議長(野口俊明君) 山根教育長。
○教育長(山根 浩君) 湊谷職務代行のご意見、全く一緒のわけですけれども、根本は何か。差別の問題でいろいろいっぱいこと言われました。わたしは排除と支配の関係じゃないかなという気がしております。全ての問題もその仲間外れも含めて排除するというのと、もう一つは、一方は支配していくということ、それが全てに共通することでないかなということを思っております。で、差別する心っていうのは、ある面でいいますと、誰もが心の奥底に持っておりまして、それを学習することによって、少しずつ少なくしていく。その努力が人間としての営みでないかな、人権教育の最も大切にすべきことでないかなと思っております。以上です。
○議員(17番 西山富三郎君) 議長。
○議長(野口俊明君) 西山富三郎君。
○議員(17番 西山富三郎君) さすが教育長、そのとおりですね、よく勉強しておられます。じゃあ続けて教育委員会のほうに聞きますが、やはりね、全て行政でも教育でも汗の歴史ですよ。汗と涙の歴史です。そして誇りの歴史に変わっていくわけです。で、血となり肉とならなければならんわけですね。血となり肉となってない、うわべだからですね、とんでもない発言も出るわけですね。そこでね、知識ばっかりです。知識ばっかり、知識というのは、1+1=2、これが知識です。私どもは知恵が欲しいですよ、皆さん、知恵が欲しいんですよ。知恵というのはね、りんご1個プラス梨1個はいくらですか、考える。考えることが知恵ですよ。腐ったりんご論というのがありましたけど、教育長、腐ったりんご論では人権尊重はできないじゃないですか。そのことをお答えください。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 議長。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) そのこと、先ほどの質問に教育長がお答えします。
○教育長(山根 浩君) 議長、教育長。
○議長(野口俊明君) 山根教育長。
○教育長(山根 浩君) 非常に難しい問題でして非常に、腐ったりんご論というのは、こういうことでないかなと思いますけれども、一つ腐ったりんごがあると周りにもずっと伝播していくということでないかと思います。あの、ニューヨークで破れ窓理論というのがありまして、一つのガラスが壊れたやつをそのままにしておくと次々に壊れていく。だから元を断っていかんといけんという考えでないかなという気がいたしますけれどどうでしょうか。
○議員(17番 西山富三郎君) 議長。
○議長(野口俊明君) 西山富三郎君。
○議員(17番 西山富三郎君) 被害者責任するわけですわ。そうは言うけれども法律によって道路が良くなった、家が建った、文化センターが建った、なんていうことだ。被害者責任、その人たちがいるから、社会全体が悪くなる、教室にできない子がおるからできる子が進まないだというふうなことをですね、忌避すべきじゃないですか。同和問題は幅が広いですよ。部落差別の現実に学べと言ったらですね、たくさんの問題が出てくるわけです。そこで5領域と言ってるわけですね。これだけこれだけ広いものを行政の職員が中心となってやっとるですよ。それが行政でしょう。行政における、ね、まあまたあまりむずかしいことをいうとここで困ってもらってはいけませんけどもですね、とりあえず、それが教育長よく勉強しておりますので、教えていただきたいと思いますけども、私はここに人権文化ということをいって、うたってますよ。一つ人権文化について教えてください。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 議長。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 先ほどの質問に関しまして教育長がお答えいたします。
○教育長(山根 浩君) 議長。
○議長(野口俊明君) 山根教育長。
○教育長(山根 浩君) 非常に難しい質問でございまして、一言でなかなか人権文化ということは、よく言葉としては使うわけですけれども、これがっていうものはなかなかと思います。わたしが考えますことは、やっぱりそういったことを意識しなくてですね、相手を、最初に申し上げましたように、相手の心を思いやり、自分の心に問いかけて自ら取り組む人権問題ということを言いましたけれども、そういった相手の気持ちが分かる、そういったまちづくりであったり地域であったり、最初に言いましたように排除とか支配とかそういった関係のないことが人権文化の一番根底になるもんではないかなというふうに考えております。
○議員(17番 西山富三郎君) 議長。
○議長(野口俊明君) 西山富三郎君。
○議員(17番 西山富三郎君) 同和地区に対する差別と偏見で電話が掛かりましたので、私も同和地区の出身ですので、誇りを持ってね、差別者にですね、反論してあげようと思います。どれだけ汗と血の中でね、同和地区の人ががんばって全世界にですね、貢献したかという一例は、アメリカの独立宣言が1776年です。フランス革命が1789年です。奴隷解放宣言が1862年です。その次に、1922年に水平社宣言が出ておるんですよ。そして世界人権宣言は1948年、この5つの世界に200ほどある国の中でこれだけ尊い運動をし、日本の国のですね、民主主義を守ろうとしておるのにですね、同和地区の人以下か、住民として扱わないだというこの住民の心がですね、私ども理解できないんですよ。怒りにいっぱいですよ。ですから町長、たびたびいいますけど、もう少し隣保館とかですね、集会所とかそういうところに出向いてですね、もっともっとお話し合いをしなきゃならんのじゃないですか。もう一つあなたの決意を。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 西山議員のご提案は心に留めさせていただいて、その思いをまた行動のほうで示させていただきたいと思います。
○議員(17番 西山富三郎君) 議長。
○議長(野口俊明君) 西山富三郎君。
○議員(17番 西山富三郎君) それからね、私どもはね、よく同和地区の人は、同和問題ばかり力入れて、他のその問題にはですね、力入れんじゃないかと批判する人がありますね。とんでもないですよ。私もね、40年前は県連の執行委員だったです。石破元知事さん、今の衆議院の石破さんのお父さんと、知事室で私ども10人ほどで知事さんとでお話して「いろいろな苦労があるだろうな、よし自治省に今から電話してやる」と、「同和地区にお金が迂回過ぎだというようなことを言っているんか、自治省、鳥取県知事の石破だが、交付税を分かりやすく仕上げてくれ」といったのは、石破知事さんなんですよね。それからもう一つ、解放月間というのがありますが、あの解放月間は石破知事さんが自ら一生懸命にやろうじゃないか、解放月間やろうやと言ってですね、やったんですよ。そして立派な鳥取県をつくろうということで、そのような営みの中から、われわれはですね、昭和22年には労働基準法、昭和23年には、児童福祉法、昭和25年生活保護法、42年には同和対策事業特別措置法、そして平成5年、昭和61年には、男女雇用機会均等法、そして平成5年には、障害者基本法、平成7年には高齢者社会対策基本法、平成11年には、男女共同参画社会基本法、児童買春、児童ポルノに関わる行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の施行、これらにですね、どんどん一緒になって行動してきておるんですよ。うちの村さえ良くなりゃあいいですけ。よその村はいいけ、こんなことを言ってることは一つもありません。このような法律にそのたび、そのたびに参加しております。今の環境大臣は解放同盟の全国の副委員長です。松本龍さん。これまで大臣になった人はたくさんいましたけれども、部落の出身だ、解放同盟の役員といってなった人はあの人だけです。お父さんも参議院、おじいさんは衆議院で松本治一郎さん、私福岡に行ったとき、松本治一郎先生のですね、おうちにぬかずきまして、線香を上げさせていただきました。そういう脈々とした歴史の中で、さらにはですね、障害者自立支援法だとか、高齢者虐待、病死・不病死、こういうふうなことにですね、一緒になって取り組んでおるんのがですね、われわれの姿ですよ。ね、人の世に熱あれ、人間に光あれという言葉は、全世界を照らし、全人類の幸せを願うという世界人権宣言の第1条の先をとっておるわけですよ。これくらい幅広い運動をしております。同和地区の人は地区だけの運動じゃない、幅広くしておる、同和行政というのは幅広いもの、同和教育というのは、幅ひろいものだと思いますけれども、町長、教育委員長認識どうですか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) たくさんの話をいただきました、わたしもそのように認識をいたしておるところでございます。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 議長。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 西山富三郎さんのご質問に対して、人権問題は非常に幅広いいろんな分野で関わることだと思っております。今までの、先ほどおっしゃられたとおりでございまして、あとの詳しいことは教育長が答弁いたします。
○教育長(山根 浩君) 議長、教育長。
○議長(野口俊明君) 山根教育長。
○教育長(山根 浩君) おっしゃられたとおりでございまして、いろんな考え方が幅広く、いろんなところに影響しておる。そのことだけが全てとなっていろんなところに、また手をつないでいかないとそういった法律はできていかないのだろうと思っております。
○議員(17番 西山富三郎君) 議長。
○議長(野口俊明君) 西山富三郎君。
○議員(17番 西山富三郎君) そういたしますと、職員の心得カードについて、あと10分ほどですか、まとめておきたいと思います。
私議員になりまして、41年です。公費を使ってたくさん先進地の視察をさせていただいておるわけです。その時には、訪れたところで議会だよりを見せてくださいと。そのまちのスローガンはなんですかというふうなことをですね、勉強して参ります。目的以外に。それでですね、このたびは大阪の全国研究集会の公費を使って参加させていただきましたので、どのようなことを特に勉強してきましたかというと、たびたび職員の不祥事がおきますから、まだまだ解決していない問題がありますのでね、職員の心得カードを作っている市役所の人に出会ったんです。今答弁は、西山さんの考えてる同じだというような答弁がありましたが、どのへんがどのように同じですか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 短い言葉の中での話でございましたので、答えになろうかと思いますけれど、先ほどの提案がございました心得カードということについての話だろうと思っております。
大山町のほうでも平成20年7月ということで、わたしたちの行動規範ということでのコンプライアンスの実践ということでこの行動基準を設けておるところでございます。その中でのわたしたちの行動の姿勢、あるいは行動規範ということで、それぞれ10項目ずつ載せているというところでございまして、共通することであろうというぐあいに考えております。
○議員(17番 西山富三郎君) 議長。
○議長(野口俊明君) 西山富三郎君。
○議員(17番 西山富三郎君) 共通が大まかすぎるんですよ。なら公務員は公務員らしくということが共通、しかし具体的に人にありがとうという気持ちをもたなきゃなりません。それ役場の職員の皆さんは、役場に奉仕させていただいてここで働いていますと、日本の祝日の中には勤労感謝の日があります。皆さん方は役場で働いています。町民のために働いています。それに対してありがとうという感謝の気持ち等はもちろんあるでしょう。そのようなことをですね、具体的に日常作業の中で、自尊感情を書きなさいといってるんですよ。たびたび言ってますように、チームワークさえできておれば、このような不祥事はできていなかったでしょう。あそこの課とここの課が一生懸命で連絡すると。その課でできなかったことは、すぐ友人に相談をする、このようなコミュニケーション等ができていないからこういうことになるんです。犯罪が起きるんですよ。酒飲んで大きな声する人もおるし、もう少し品位がないのではないですか。品位は何から出るんですか、コミュニケーションからですよ、先ほど心と言ってましたけれど。それじゃあ聞きますけどね、細かい項目はいくつぐらいありますか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 時間の関係がございますけれど、細かなことということでございますので、わたしたちの行動の姿勢ということと、行動規範ということ、10項目ございます。たぶんこの心得カードについても重なるものが多いんだろうというぐあいに考えておりますが、述べさせていただきます。
行動の姿勢ということでまずあります。公共の利益のため、全力を挙げて職務の遂行にあたります。前例にとらわれず自ら行動し、新たな課題に挑戦をいたします。仕事のミッション、根拠を常に考えながら行動をいたします。町民との対話を大切にし、生活者の視点に立って行動をいたします。スピーディーに行動をいたします。すべての人の人権を尊重いたします。環境に配慮して行動します。公のものは大切に使い、適正な管理をします。明るくいきいきとした職場作りを目指して行動いたします。地域社会の一員として自覚をもって行動します。これが行動姿勢。そしてわたしたちの行動規範ということで公務員としての誇りを持ち、かつその使命を自覚をします。法令等に従い、かつ職務命令に従って、職務を遂行いたします。信用失墜行為や職員全体の不名誉となる行為は行いません。服務規律を遵守をして職務に専念をします。常に公私の別を明らかにし、職務や地位を私的利益のために用いません。利害関係者等から贈与等住民の疑惑や不信感を抱く行為はしません。職務上知りえた秘密は漏らしません。町民に対して常に公平・公正に接します。許可無くアルバイトなどに従事して報酬など金品を受け取りません。公私とも交通ルール及び公衆マナーを遵守します。こういった10項目、10項目であります。
○議員(17番 西山富三郎君) 議長。
○議長(野口俊明君) 西山富三郎君。
○議員(17番 西山富三郎君) 終わりにしますけれど、人間は人間に生まれない、人間になっていくという理論があるですよ。生まれて、母から産んでいただいた母親を殺してみたり、親が子どもを殺してみたり、犯罪がたくさんあるんですよ。人間は人間として生まれてこずに、人になっていくんですよ。その営みは公的な役場にある職員の姿勢も大事だと思います。特に町長の姿勢も大事だと思います。選ばれて町長になったものですから、力量を発揮されて人権尊重が基本ですので、人権尊重のまちづくりに進む決意を述べていただきたいと思います。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 町長。
○町長(森田増範君) 西山議員のほうからの決意ということでございますけども、既に人権推進課ということの中で合併をいたしましてからこの町大山町その課を配し、そしてさまざまな人権尊重のまちづくり、あるいは事業展開等々進めているところでございます。小地域懇談会もそうですし、さまざまな他町にない取り組みを進めている、これも住民の皆さま方、議員の皆さま方のご理解あってそのことが一つ一つ着実に展開されているものと思っております。そういった取り組みをこれからも着実に一つ一つ実りますことを念頭に置き、取り組みを進めてまいりたいと考えております。以上です。
○議員(17番 西山富三郎君) 終わります。どうもどうも。○議長(野口俊明君) 再開いたします。次、9番 吉原美智恵君。
○議員(9番 吉原美智恵君) はい。それでは通告にしたがいまして、1問質問いたします。
大山町における指定管理の状況と課題はということで町長にお尋ねします。
指定管理者制度については、地方自治法改正による制度導入以来、公共施設の有効利用という観点から、また経費削減にもつながるということで大山町においても現在多くの施設が委託されているところであります。
行政は、これまで住民が必要としているもので民間では提供できないサービスを担ってきたわけですが、地方自治法に規定された公の施設は、住民の福祉を増進する目的をもってその利用に供するための施設であり、さらにその根拠は、地方自治法第10条第2項の「住民は、法律の定めるところにより、その属する普通地方公共団体の役務の提供を等しく受ける権利を有する」というものであります。
この原点に返ってみるとき、社会福祉協議会や総合運動公園、温泉施設等、現在の委託の状況、また町民のニーズや有効利用に合致していますでしょうか。
また、山香荘について指定管理導入が検討されていますが、町民のニーズや有効活用という点ではどうなのでしょうか。
しかしながら、雇用の拡大や地域への経済波及効果等期待されるところもあると思いますが具体的に十分な検討はなされておりますでしょうか、お尋ねします。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) はい、議長。それでは吉原議員の大山町における指定管理の状況と課題はということにつきましてお答えさせていただきたいと思います。
ご案内のように、指定管理者制度は、公の施設の管理を民間の事業者などが行える制度でありまして、多様化します住民ニーズに効果的・効率的に対応するため、民間活力を生かし最も適した事業者に公の施設の管理を行わせることによりまして、住民サービスの向上と経費の節減等を図るものでございまして、平成15年の地方自治法の改正により創設されたところでございます。これにより公の施設の管理は、直営でおこなうか指定管理で行うかのどちらかを選択することになったところでございます。
議員のおっしゃるとおり公の施設とは、住民の福祉を増進する目的をもって、住民の利用に供するために地方公共団体が設ける施設をいいますが、利用される方は、住民のみに関わらず町外の方の利用も多いところあります。地方公共団体が設ける施設は様々でございますが、このうち公の施設の主なものは、公園、運動場、体育館、道路、図書館、美術館、病院、等が挙げられるところでございます。
「公の施設」の制度は昭和38年に創設されましたけれども、同時に公共団体、公共的団体に施設の管理を委託する制度が設けられたところでもございます。
平成3年には、民間活力を導入すべく、「公の施設の管理委託」の対象が拡大をされて、地方公共団体が出資する公益法人いわゆる第三セクターも対象となったところでもございます。
その後、民間企業が経営するスポーツジムや、NPO法人が運営する社会福祉施設など、民間による公共類似かつ質の高いサービスの展開がみられるなど、民間企業等が公の施設の管理を行うことも可能と考えられるようになってきたことから、公の施設の管理についても、民間事業者の有するノウハウを取り入れ施設サービスの向上、コスト改善を図るべきだということで指定管理制度が創設されたところでもございます。
本町では、福祉センター、社会体育施設、中山温泉館などに指定管理制度を導入いたしておりますが、そのうち福祉センターなかやま、保健福祉センターだいせんは、従来の管理委託から引き続いて指定管理制度を導入をいたしたものでございます。社会体育施設、中山温泉館につきましては、平成19年4月から指定管理制度を導入いたしております。
個々の施設に関しましては、各福祉センターにつきましては従来から社会福祉協議会に管理委託をお願いをいたしていたこともありまして、スムーズに移行できたものと考えております。また社会福祉協議会独自の事業展開も行うことができるため、住民の皆さんによりよい状況になっているものと考えているところでございます。
社会体育施設に関しましては、利用者の状況からは指定管理制度を導入した影響はあまりなかったと判断をいたしておりますが、一期目の指定管理におきましては、植栽の管理、野球場の芝の管理などについて指摘をいただき、改善を図って参ったところでもございます。2期目は指定管理者を変更いたしましたが、特に指摘をいただいた点につきまして指導、監督をしているところでもございます。
温泉館につきましては、特に民間活力を活用するに適した施設でありますので、事業者のもつノウハウを生かして事業展開を進めていただいておりまして、運営実績も十分その期待に応えるものであるものと認識をいたしているところでございます。
また、大山スポーツ公園などその他の施設につきましても、概ね良好な運営状況であると判断をいたしております。
さて、山香荘を中心といたします名和地域休養施設についてでございますけれども、平成19年度から3年間、町内の民間の企業を指定管理者として管理運営を委託したところでございますが、その結果といたしましては、相当なご努力をいただいたのにも関わりませず、利用者の増加等十分な成果を残すことができなかったということにつきましては、ご承知のことと思います。現在各方面でご議論をいただいております正式なサッカーコートを2面設置することを中心といたしましたこの改修計画では、県のサッカー協会に指定管理者として管理運営を委ねることを前提といたしているところでございます。これは、鳥取県内のアマチュアサッカー界を束ね、運営のノウハウに長けておられます同協会に管理をお願いすることにより、同協会が主催後援されますところの子供達や成人の各種の大会、合宿等の催しを大山町内にて行っていただけることとなり、施設の利用率を大きくを改善し、それに伴い山香荘だけではなく、町内各所に大きな経済効果をもたらしてくれるほか、知名度の向上の効果も大きいものと考えております。施設の稼働率の向上、来訪者の増大に伴いまして、受け入れに必要な雇用も増大していくものとも思いますし、日本海から大山までを有します本町の資源・景観のすばらしさ、これの認識や、周辺の観光の農園の方々なども含めまして、大きな効果をもたらしてくれるものと期待を寄せているところでもございますし、波及効果のシミュレーションにおきましても確実な数字として表れているところでもございます。今後も検討を深めていく必要あるものと考えておりますので、いろいろなご意見やご提言、ご助言をいただきますようお願いいたしまして答弁とさせていただきます。以上です。
○議員(9番 吉原美智恵君) 議長。
○議長(野口俊明君) 吉原美智恵君。
○議員(9番 吉原美智恵君) この指定管理については、わたしはもう3度目の質問になります。1回目のときは期待を込めて指定管理者制度について質問いたしました。で、2回目の時はですね、サービス的な面に関して何か問題があるのではないかということで、住民の不満とかも聞きおよびまして質問いたしました。そして今回ですけれども、指定管理が3年間過ぎまして2回目のナスパルは同じかいけになったわけであります。そしてまた体育館はまた同じかいけになっております。その中で経費の節減に関しては、実現していると思うんですけれど、サービスに対してですね、実際に、わたし自身が名和のトレセンと、ナスパルで体験しましたことをお話してみたいと思います。
名和のトレセンでですね、今年です。レクレーション大会がありました。その時に、朝から晩まで用意とか大変で片付けも大変でしたんですけれども、職員の方が2名おられました。まあその方は大会には関係ないと思いますけれども、全くですね、姿が出て来られなかったですね。で、わたしたちはお弁当差し入れしたんですけれども、それはどうでもいいことですが。とにかく影がなかったというか、出て来られませんでした。全く会話もなし。それでですね、それは他人事であるかも分かりませんけれども、普通、大山町で行事しまして、女性大会ですので、1回ぐらいは出てきてみられてもいいかなと思いました。その件についてここの指定管理申請書の内容、比較表というものがあります。その時にサービス向上というところですが、利用者からの要望、苦情に迅速且つ誠意をもって対応する。地域密着型の利用者との信頼関係を構築するということがありました。ですけれども、1回も顔を見せないところで、本当に信頼関係が築けるのかなと思いました。そしてそれはわたしだけでなくて、利用してる方々があまりいい意見を聞きません。そしてまた祝日とか、これまで利用できていた日が利用できなかったり、そういうこともあったそうです。それに関して今ここで苦情だけ言ってもしょうがありませんが、アンケートとか、これまでとって対処するといわれた返事を聞いたことがあります。これまでにですね、こういう施設に関してアンケートをとられたのかどうか、それをまずお聞きしたいと思います。住民アンケート、で、指定管理者のほうも住民アンケートをするって書いてありますが、なされたでしょうか。
それから、たとえば、雇用についても言わせていただきますが、雇用について今現状を調べてみますと、大山町、町内の雇用ですけれども、中山温泉につきましては、9名のうち2名になっております。体育施設は9名のうち5名、あとは大山町外であります。このことについてもどう思われるのか。まず2点お聞きしたいと思います。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) サービスという点についての中で、中山トレセンと、あ、失礼、名和のトレセンとそれから中山の温泉館ということについてでございます。それぞれ所管の担当課のほうから述べさせていただきたいと思います。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) 議長。
○議長(野口俊明君) 湊谷教育委員長職務代行者。
○教育委員長職務代行者(湊谷紀子君) はい、その件に関しましては、社会教育課長が答弁いたします。
○社会教育課長(手島千津夫君) 議長、社会教育課長。
○議長(野口俊明君) 手島社会教育課長。
○社会教育課長(手島千津夫君) 答弁させていただきます。1点目のアンケート等をとると言っておったんだけれども、実際にやったのかということのご質問についてですけれども、アンケート調査につきましては、アンケートボックス等を設けるという形を徹底いたしまして、各施設のほうに設け、またさらになかなか質問等を、すみません、アンケート等の中味が届かないといいますか、陸上競技場あるいは野球場でのさまざまなことについての意見も取れるようにということで外部、陸上競技場のところの軒下になりますけども、そのようなところにも設けましてそういう指示をしていたという状況にしております。なかなかアンケート用紙を置いたままでそれに答えていただくということがなかなか難しいというのがございまして、なったですけれども、先ほど議員さんが言われましたように、昨年度までの3年間の業者のほうがまず行っております。そして新しい業者に代わっているんですけれども、今の業者のほうもそういう意見聴取をしながら、そしてそれをどういうふうな形で対処していくかということを現実に行っております。
それからもう一点、雇用についてでございます。ちょうど指定管理3年終わりまして今年4年目に入っておるわけですけれど、業者が変わったといいますのは、うちの施設ぐらいじゃないかと思っております。社会体育施設のほうは、このたび4月から業者が変わっておりますけれども、その時に業者のほうが一番苦労しておった姿を見たんですけれど、職員をあらたらに3月ぐらいに募集を行いまして、その募集して4月1日に合わせるという格好を行わざるを得ない場面も見たわけですけれど、たまたま自分たちもその場面におりましたけれど、ちょうどご存じのとおりだと思いますけれども、町のほうとしても緊急雇用等に伴いますさまざまな職員募集等を行った後でございました。その関係がございましてなかなか募集内容の中味のほうも皆さん方のほうのお気持ちに照合したところでなかなかふさわしくなかったということもあったかと思いますけれど、職員さんが思ったとおりに集って来ないというところがありまして、こちらのほうもできる限り協力しようということで、がんばっておったわけですけれども、4月1日の発足のときにどうにか集ったけれども、当初の場面で辞められた方もあったということを聞いております。
そのようなことの中で、施設のほうに近いというようなこともあって、隣町の琴浦のほうからも何名かの方の募集があり、そしてその方が既に今現在もそのまま継続して働いていただいているということをお聞きしております。以上でございます。
○中山総合窓口課長(澤田 勝君) 議長、中山総合窓口課長。
○議長(野口俊明君) 澤田中山総合窓口課長。
○中山総合窓口課長(澤田 勝君) 吉原議員のご質問にお答えさせていただきます。アンケート等については体育施設というような判断をしたんですけれど、よろしいでしょうか。アンケートです。(「はい、全部」という者あり)全部ですか。アンケートにつきましては、随時行っておりまして、その結果等もうちのほうに回ってきております。苦情等につきましては、できることから対応させていただいております。それについてのお礼等の文書もいただいてるのも事実でございます。
それから職員の関係ですけども、現在9名従業員が温泉館ですけども、ありますけれども、大山町民は女性が2名でございます。指定管理者当時の従業員につきましては、すべて残すということが前提になっておりまして、随時、退職等の方もあられますけども、役場の職員同様、人事異動がありまして、株式会社皆生さんのほうの施設の中での人事交流がなされている関係上、現在は2名でございます。以上です。
○議員(9番 吉原美智恵君) 議長。
○議長(野口俊明君) 吉原美智恵君。
○議員(9番 吉原美智恵君) アンケートは行っているということでしたが、そのアンケートに基づいてこちらの町側として、行政側としては、監督責任上、そのアンケートについて指定管理者がどのように対処して、でその対処の仕方などでこちらのほうがこれまでに改善指導とか行ったことがありますか。ということが一つ。それから、あと例えばですね、その体育施設の中で確かに大山町が5人、あと全部琴浦町が4人になっております。で、募集の仕方がどうか分かりませんけれども、そしてまた、ナスパルの従業員などもわたしは何年間も結構1か月に3回行きますが、別に職員が変わる必要もない普通の受付とかあんな特殊な事業でないはずですのに、職員が変わって結局大山町の職員が少なくなっていると。その応募の仕方とかは分かりませんが、現実的に経済波及効果からいいまして、行政として本当にそれについてもう一度募集の仕方なりまた採用の仕方なり、本当に改善点はないのか。やはり、お金がどっかに逃げていくわけですから、本当に指定管理といいましたら、経済波及効果と経費節減とそういうことが合わせてあるわけですから、それについてもどうかとお尋ねいたします。
そしてもう一つ、社会福祉協議会ですけども、これは本当に事業をたくさん知ってもらって、サービス的には成されていると思います。行政の一翼を担っていると思いますが、財政的にですね、同じように財政危機管理という点に関しまして、行政と同じくらい財政改革というか、そういう視点を持ってもらわなくてはいけないとこれから思うんです。それでサービス事業は黒字と聞いておりますが、人的支援に関して指定管理料以外に今2,700万出ていると思います。そのことについてどうなのかお聞きしたいと思います。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい、それぞれの案件については担当課のほうから述べさせていただきたいと思います。確認ということでアンケート調査の改善の指導あるいは取り組みができたのかということが1点、それから中山の温泉のほうでの職員異動についてのご質問であったと思います。そして3つ目が、社協ということでございますので、これも担当課のほうから述べさせていただきたいと思います。
○社会教育課長(手島千津夫君) 議長。社会教育課長。
○議長(野口俊明君) 手島社会教育課長。
○社会教育課長(手島千津夫君) 2点の件につきましてお答えさせていただきます。1点目のアンケート調査をどのように生かしてどのような対処をしたかという件でございます。ちょうど昨年度の業者が行いましたアンケート調査のほうの状況を今見ているところなんですけれども、その時に実はアンケート調査をしますと、確かに不満な点もありますけれども、なかなか褒めてくださるような内容も出てくるというのが現状でございます。いけないところばっかしがありましたらこちらのほうもどんどん業者のほうに指導ができるんですけれども、そうでないところがありますとよう頑張ってるなあということも言わんといけんわけですけども、その中で、やはり体育館がきれいという方もあれば、体育館が滑って困るというようなご指摘もありました。そんなようなことにつきまして、ワックスがけ等しっかり再度行って徹底するようという形のほうの指導を行ったこともありますし、現実に除草等の関係等の指導を何度も行っているという現状でございました。
それからもう1点、採用の仕方等についてのということのご指摘がございました。実は、今年の春から変わった業者のほうと以前の業者との指定管理の形態の違いというのを審査を行うとき見ております。といいますのが、前の業者につきましては、シルバー人材センターのほうを活用して、職員のほうでそのシルバーさんのほうにできる限りの委託をして、その職員さん方にお世話になる。そうしますと自然と町内の職員さん方が中心になって動かれるということがございます。まさに100%の短い職員さんが町内から選ばれるという格好だったと思っています。で、今の業者のほうの考え方は、どうしてもこれまでの課題等をみておったようでして、シルバー人材センターさんはあくまでも外部委託になります。外部委託ということをするのがいいのか、あるいはしっかりとした職員さんとして自分の会社の職員として雇い、責任を持たせて仕事をさせたがいいのかというような形だったようでございまして、一応どういうような考え方があるかっていうことだったと思いますけれども、今の業者のほうがそういう考え方をし、先ほど申し上げましたようにどうしても年度末の採用になってしまった経過があって、募集のときになかなかうまくいかなかった、特に町内からっていうことは勿論口を酸っぱく言っておりますので、特に募集要項等にもしっかり書いています。そういうようなことの中にあって、たまたま隣りの町のほうの方からたくさん募集等があってそれに受けて、今まで頑張ってくださっているという内容だと思っております。今後どういうふうに指導するかということでございますけども、せっかく雇用されて、もう既に中堅に近いという形にならんかもしれませんけれども、そういう職員さんもおられますので、その点のところは今後もっと努力しろということだけは、伝えようと思っております。以上でございます。
○中山総合窓口課長(澤田 勝君) 議長、中山総合窓口課長。
○議長(野口俊明君) 澤田中山総合窓口課長。
○中山総合窓口課長(澤田 勝君) アンケートについてお答えさせていただきます。アンケートの中味として対応できるもの、できないもの、例えば露天風呂が欲しい、サウナ室が狭い、浴槽が狭いなどといったアンケートもあります。これには、いまいま対応できるものではありませんので、今後検討していかなければならない問題だというふうに認識しております。
ただ、シャンプーがないとか、いろんなすぐ対応できるものもありますので、これについては、温泉館のかいけさんのほうですぐ対応させて、しているというふうに自分は認識しております。
あと1点、人事の問題ですけれど、当初先ほど申しましたように当初の話では、現在雇用されている直営の時の雇用されているメンバーを優先的に雇っていくということが条件にあったように記憶しております。その後、あらたに採用、募集をかけたとかっていうのをちょっと聞いておりませんので、自分自身は認識していないので、答弁は控えさせていただきます。以上です。
○福祉介護課長(戸野隆弘君) 議長、福祉介護課長。
○議長(野口俊明君) 戸野福祉介護課長。
○福祉介護課長(戸野隆弘君) 社会福祉協議会の補助金のことにつきましてご説明をさせていただきます。先ほど吉原議員さんからありましたように、現在大山町の社会福祉協議会に対しまして町から人件費補助金という形で2,700万円、年額で支出をしております。この経過でございますけども、3町の合併前の旧町それぞれですね、各社協に出しておりました。合併時にそれ金額を合計しますと、2,998万円、旧3町分でそういう金額でございました。で、合併をしたときにですね、社協と町とのほうで話し合いをいたしまして、約80万円減額の2,908万3,000円ということでですね、平成17年から18年、2年間この金額で補助してきた経過がございます。平成19年度にですね、社協のほうがいろいろ事業を、人も量も合併をして事業も増大した部分、また節減された部分ももちろんございますけども、人が増えていくということがありまして、計算としてはですね、まあ1名増員分、従来までは10人の職員の基本給分、まあ手当て等を除きました10人の基本給部分をという計算でございましたけども、まあ11人分ということで要望としてその19年にあたっては、3,207万円という要望がございました。ですが、町のほうとしてはですね、その増員の理由は認めましたけども、そういう金額は到底この町の状況で出せないということで、その時点で3,000万で上限だということで、従来の2,908万円から3,000万ということで増やしたわけですけども、19年1年間その金額でございました。しかし引き続き町のほうも非常に財政が苦しいということで、次年度、20年度にですね、1割カットの300万マイナスして、2,700万ということでこれは社協さんの要望等うんぬんではなくて、もう町のほうとしてこれだけしか出せませんということで、以降現在まで、2,700万ということで3年間きております。その間、社協さんからは、3,000万の復活ということでご要望をいただいたこともありますけども、現時点では2,700万ということで、当面考えておるところでございます。
社会福祉協議会は、社会福祉法第109条におきまして、住民に身近な地域福祉の推進の担い手として位置づけられております。行政と連携して福祉のまちづくりを進める団体でありますけども、事業収入以外には主に会費と寄附金、募金等を活動財源としておりますけども、これらの自主財源から間接経費であります人件費や事務費を賄うことは不可能でありますので、財政的に支援して地域福祉の向上を図っているところでございます。他の自治体でも同様の理由で人件費なり運営費の補助をいたしておるところでございます。ご理解をいただきますようによろしくお願いいたします。
○議員(9番 吉原美智恵君) 議長。
○議長(野口俊明君) 吉原美智恵君。
○議員(9番 吉原美智恵君) 指定管理についてわたしが3回も質問するということはですね、指定管理に対して、行政も本当に監督と指導責任があるということを申し上げたいわけで、朝、池田議員の質問がありましたように遊具に関しても課長とかは、まあ町の指導が十分でなかったと認めておられますが、これからもですね、住民のニーズとそれから有効利用、また指定管理費用も掛かってるわけですから、
それについて、やはり指導と監督を密にしていただいて、たびたび行っていただくと。そしてその施設に。そしてその状況をみて、町民はアンケートをわざわざ書かなくてもあまりいいことを言わないって、いい事が聞こえてこないということはあまり心に不満がくすぶっている状況であるかも分かりません。ですので、指定管理ということで手を離したんじゃなくて、やはり常日頃行って有効利用ができるように、目を配っていただきたいというのが本筋であります。まあ細かいことを言いますといつもナスパルなんかもわたしはよく行くわけで何年も申し上げておりますが、実際に使った人の身に立って、誠意があればですね、細いことを言うようですが、これは姿勢の問題を言ってるわけでして、誠意の問題を言ってるんですけれども、アンケートに書けばよかったと思いますが、何年来サウナに敷く、サウナマット、マットではありません。バスタオルの洗いざらしがずーと何年間も同じことです。本当に痛いぐらいの、それが薄っぺらなのとか、それから単なる櫛とかいいますけれども、県外から来られて櫛の消毒箱ってたいしたことありません。そしてそれを何故言うかといいますと、他の施設で指定管理受けていなくて皆生などでウェルネスが前社会保険の施設を全部引き受けて自分のところに事業展開して管理費用なんかもらえません。指定管理でありませんので、改修費もありません。その中で今民間は厳しいわけで、反対にその苦しい中でもサービスをしないとお客さんが逃げるわけですから、500円でいろんなサービスを提供しておられます。そう考えたら、民間のノウハウを活用して住民サービスという視点から考えるともう少し努力してもらってもいいかなと思うわけです。そういう視点をいつも行政職員さんにも忘れないでいただきたいと思うわけです。その点に関して町長の答弁を求めます。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 住民の皆さんへのサービス向上という視点の中での行政のほうから指導あるいは監督ということについてどう考えているかということであろうと思います。おっしゃいますように、細やかなところの配慮が届くことがやはり
サービスの第一でもあろうというぐあいに思っております。ご指摘の点等もたまわりながら、行政のほうから指定管理事業者のほうにも指導したりあるいは助言をしたりということは更に加えていきたいなというぐあいに思いますし、担当課のほうも今日そういったお話もいただいておりますので、しっかりと自覚をしながら取り組んでいくということで指示をしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
○議員(9番 吉原美智恵君) 議長。
○議長(野口俊明君) 吉原美智恵君。
○議員(9番 吉原美智恵君) 次、山香荘について移りたいと思います。これは指定管理導入が検討されているという段階ですので、その段階的な話になると思いますが、今の状況で、答弁にはですね、波及効果がいろいろと書いてあります。やはり、でもこれはですね、たくさんの人が来られて、それがスポーツツーリズムという言葉も出ましたが、そのたくさんの人が大山町を回らないと意味がないわけですね。そしてそのツーリズムという意味はこの間聞きかじりですけれども、ラテン語で言えば巡礼とかぐるぐる回るとかってそういう意味だそうです、語源が。ということはですね、ただ山香荘に試合でどーと家族が来て、どーと帰ってしまっては意味がないわけで、それについての運営ノウハウというか観光関連施設の利用増につながるようなそういう提案が本当にこのサッカー協会でできるのか、この間、事務局長、高田事務局長が来られて本当にスポーツマンで、熱意もしっかりあり、誠意があるとは見受けられましたが、その地域の方との連携とか、商品開発、そしてまたその観光に対する思いっていうものはまだまだノウハウがあるように見受けられませんでしたが、その点についてどう思われますか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 先般、議員の皆さんのほうもサッカー協会のほうの担当者が来られて、勉強会、説明会を受けられて、意見交換をされたということでございます。まあそういったことを踏まえてのご意見だと思いますけれども、多分その中でも、話の中でもいろとあったと思いますが、県のサッカー協会の一つの大きな力というのは、指定管理という形で任された場合、今の山香荘の正式なサッカー面を、2面を生かした集客といいますか、利用、そのことがまず第一義に恒常的に達成ができるということが大きな彼らの力であり、ノウハウであると思っております。
そして、地域の活性化ということをたびたび申し上げますけれども、この点については、やはり今はまだサッカー協会のほうと指定管理を結ぶということになっておらないわけでありますので、また議会のほうでもこうしてたくさんのご意見やご心配をいただいてる状況でありますので、その次のステップに入った話はなかなかできないという現状がございます。ただ、そういったことが進むということになりますれば、この山香荘にたくさんの方がやって来られる、行政としてこの施設整備をさせていただく、行政とサッカー協会、そしてここにたくさん来られる、集われる方々にいかにして地域への波及性、経済性を展開していくか、それは行政あるいはサッカー協会、そしてこのたくさん来られる方々を何とか事業、ビジネス、そういった形につなげていこうという熱い思いの方々、町内の町民の皆さん、住民の皆さん、あるいは近い周辺地域の皆さん、そういった方々と話し合いをする中で本当に一体的にいろいろな提案を受けたり、知恵を出し合ったりして生かしていくということであろうと思っております。これまでの話を出させていただいています海から山までのいろいろな取り組みのって話はさせていただいておりますけども、これも現在可能性という段階でございまして、それを実現していくということになりますれば、さまざまな実働隊の方々との協議や連携や取り組みということが次の段階ではないのかなというぐあいに思っておるところであります。
○議員(9番 吉原美智恵君) 議長。
○議長(野口俊明君) 吉原美智恵君。
○議員(9番 吉原美智恵君) 今の町長はですね、熱い思いというのはあると、で集客も自信があると。それは私も認めます。それで道の駅の問答のときも同じような問答した覚えがあります。道の駅からさて大山町に訪れた方がどこに回っていくのか。案内とか観光看板とか、観光の商品、今で言えば所子とかがこれから国の史跡を求めておりますが、そういうところの整備もしないと、合わせて整備しないと人が回りませんよと言った覚えがあります。
あれからまた何年も経っています。ですから今回が公的費用といいますか大山町のお金も出すわけですから、ここで町民がとか言われるんじゃなくて、大山観光として行政の観光課としての決意、一緒にやっていくんだという思いがなければ提案とかでも、今のサッカー協会だけのノウハウでは、そういう周遊とか、人がたくさんどっか経済波及効果を及ぼすために、大山町をぐるぐる回るというそういう情景が思い浮かばないんですね、今の状況では。結局たくさん人が来ても、同じことになりますが、今の支配人が1人とか、そういう雇用予定になっておりますが、その支配人がどれだけのカリスマ性があったり、地域の方々とコミュニケーション図れる能力がないととてもじゃないですけど、そういう構想には至らない。そういう感じがいたします。
そうなると本当に住民もそれから行政もサッカー協会も協働してあたらないとこの事業は成功しないのではないかと思われるわけです。そのためにも周辺地域の理解ももの凄くいるわけで、まだまだこれから行政が、そのもしそういう方向で進むんでしたらもの凄く努力もそして説明能力もいるわけですけれども、地域住民とうまく連携できなかったら、それはツーリズムにもなりません。
ですからその辺とか、行政がそのサッカー協会だけに任すんじゃなくて、本当に観光課としても一緒にバックアップしていろいろ知恵を出していくんだという、そういう決意があるのかどうか。で、今住民さんになんか提案してもらいたいといいますけれども、ツーリズムなんかの会合をみますとですね、カリスマが来て講演されております。商品開発に対して、でも集る人数はもの凄く少ないです。そういう現状の中で、本当にせっかくサッカー協会が来るという、たくさんの人が来るというときに、それを有効に経済波及効果を有効にするためには、どういうふうにしたらいいのか、町長に、その今のことを踏まえて町長と観光課長にお尋ねいたします。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 吉原議員のほうから重ねての質問でございますけども、先ほど申し上げた答えであったと思っております。住民の方々や入っていただくサッカー協会、民間力、そして行政と一体となってそういった地域活性、経済活動という取り組みをしていかなければならないというところを申し上げたところでございますので、何か十分な答えをしなかったのかなと今感じておるところでありますけれども、特に住民の皆さん方の参加ということで、ツーリズムの話もございましたけども、やはりたくさんの方々が来ると、これを生かして自分のビジネスであったり事業であったり、収益であったりそういった形に活用していこうというやる気のある方、思いのある方、あるいは身近なところにたくさん来られますので、周辺の方々、そういった方々との当然一体となった取り組みということがこれからのこの指定管理を受けていただいて実施をするということになった段階ではそのことが非常に取り組みをしていかなければならないということのテーマになってくるというぐあいに考えておりますし、そのことをやっていくということで先ほども答弁をさせていただいたというぐあいに考えております。担当課長のほうから少し補足をさせていただきます。
○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。
○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。
○観光商工課長(福留弘明君) 失礼いたします。ただいまのご質問、町長の答弁に若干の補足なり、現状などをお話させていただきたいなというふうに思います。
まず最初に若干余談となりますけれども、以前ご質問いただきました道の駅のときというようなこともございました。答弁をさせていただきました内容につきましては、計画に沿って事業実施いたしておりますので、ご安心いただければなというふうに思います。
今回のサッカー協会さんに対しまして指定管理を委ねるということを想定した上での事業計画ということは町長が何度か申し上げたとおりでございます。その中でわたし自身、サッカー協会さんに観光交流産業へのノウハウがお持ちであるとは到底考えてもおりませんし、サッカー協会さんといたしましても、そういった分野については自分たちに特段のノウハウがあるわけではないので、地元の皆さんと力を合わせて推進に力を注いでいきたいということを明言をなさっております。議員ご指摘のとおり、いろいろな地元の皆さんとの連携、特に周辺住民の皆さんのご理解とご協力、そして積極的な取り組みがないと、今の計画というのは、なかなか前に進まないものというふうに思っております。合わせまして、観光協会といったような観光交流産業の推進組織とこの山香荘を中心といたします一体とが、文字通り連携を図らないと今言われました波及効果が早々大きなものにはなってこないのではないだろうかというふうに思っております。既に大山の観光事業者の皆さんからは、この計画について非常に強い期待が寄せられているというのは、他の議員の方の町長答弁であったというふうに思いますけれども、そういった大きな波及効果を生むためには、議員ご指摘の地域連携、いわゆるあと産業間の連携、そういったものが必要だなというふうに思います。
町としましてもですね、特に観光商工課レベルで現在考えておりますのは、今取り組んでおります大山ツーリズムの推進、今研修会等を行いましても数が少ないというご指摘がありましたけれども、最初は数が少ないのが、で仕方が無いというふうに思っています。そうした少ない皆さんが力を合わせて自分たちの知恵で自分たちの事業を起こしていかれるそういったことのほうが大事だというふうに思っとります。そうした新しい魅力的な商品が少しずつでも積み上がっていくことによりまして、外から見た大山町の魅力というのは非常に大きなものとして移っていくのではないかなというふうに思います。
併せまして支援策ではありませんけれども、現在ツアーデスクの設置ということを準備を進めております。来年度からは本格的に活動させていきたいというふうに思いますが、商品の開発あるいは開発されました商品の紹介、ご案内、そういったものを全町的に行うための組織として、ツアーデスクといったものを設置をしてこちらのほうも後押しをしていきたいなというに思っております。どうかよろしくお願いいたします。以上です。
○議員(9番 吉原美智恵君) 議長。
○議長(野口俊明君) 吉原美智恵君。吉原議員に連絡しておきます。あなたが通告されました質問予定時間はあと残りが2分30秒です。
○議員(9番 吉原美智恵君) 分かりました。いいです。通告は50分です。確かに。
最後になりましたが、町長にもう一度お尋ねします。今山香荘の問題で大きく揺れ動いてるわけです。そして一般の町民さんにしてみたらイメージ的にサッカーをどうっとやりに来てどうっと帰るとそういうイメージしかないんですね、何回説明されても。あと波及効果というのは、お互いにこうである、そうであるっていうことばっかしなんですね。そして実際にサッカー協会さんが自分たちでノウハウが本当にサッカーを通じてスポーツを楽しむ、そういう子どもたちを作るんだと、そういう熱意を持って言われました。ですけれども全町、地域住民といえ、また他の町民さんにわたしたちがじゃあ山香荘の利活用についてどれだけ理解してもらおうかと思いますとやはり経済波及効果とか、ここに書いてあります提案の中に整備による波及効果、大山寺旅館街への宿泊客増、観光関連施設の利活用、利用増、大山町夕陽の丘の知名度向上、町内産品の消費量増、施設従業員の雇用増、ガイド等の稼働率向上、神田地区への入り込み客増に伴う周辺消費増の可能性って書いてあります。そういうところをですね、本当にこれが書いてあってああ安心したじゃいけないわけで、それについての実際的な取り組みで何かサッカー協会さんの足らないところを町民町民って言われますけれども、何回も言いますが、これについて本当に大山町自体が本気で神田地区の入り客増に伴う消費の拡大を狙うんでしたら、今からでも今指定管理一つ移ってるわけですから町に、本当に神田周辺地域のリンゴ農家とか、地域の観光産業に携わった人と本当に腹を割って、いかにしたらいいのか、もう今やっていてもいいわけです。そのことについて、本当に本気で取り組む、本気でもう一度尋ねて、尋ねたいと思います。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。通告の時間の残りはあと20秒です。
○町長(森田増範君) 本気度ということでありますれば、これまでもたびたびその思いを伝えさせていただいておりますので、ご承知願いたいと思います。そして、企業の一つの理念の中で、出会った言葉があります。「人集うところにビジネスチャンスあり」ということであります。その取り組みを是非とも議会の皆さまのご理解をいただく中でスタートさせていただきたいという思いでございます。
○議員(9番 吉原美智恵君) 終わります。○議長(野口俊明君) 次、2番 米本隆記君。
○議員(2番 米本隆記君) はい、議長。町長、わたしは今回2問について質問させていただきます。
まず始めに、町有地の活用方法についてであります。先日11月の17、18、19日、中山、大山、名和と3会場で行われました後期総合計画の説明会の時に、あわせて山香荘の利活用計画につきまして、町民に説明をされました。これは名和会場だったと思いますが、意見交換の時にある方が、町が提示しました完全廃止、現行のまま、サッカー場に再整備とありましたが、その他に第4、第5その他の活用もあるのではと問われました。町執行部はいろいろ検討した結果だと説明されましたが、しかしわたしは、これ野口議員の、昌作議員の質問と関連すると思いますけども、合併して今までに山香荘がこのような状態であるので、幅広く活用方法について町民から「どげしたらいいでしょうか」そういった意見の募集や、意見交換をしたという、あったかもをしれませんが、わたしはその事実を知りません。わたしがそういった放送を聞き逃したかも分かりません。実際はどうだったのでしょうか。
地域住民や町民の合意のないままに進めていいもんなのでしょうか。ましてこの度の山香荘の活用方法はスポーツ合宿に特化するということで、これらの内容について町民の皆さんに説明が不十分なところがたくさんあるように思います。町は今月広報12月号で町民から意見を募集していますが、もしも反対意見が多い時は、計画の廃止や変更など考えられるのか。まして町民が不要とそのような行動を起こした場合にはどうされるのか、またその他の町有地についても具体案がまとまった段階で町民に周知されるのか、活用方法を幅広く町民から意見を募集されるのか。もしそれをされないということでありましたら、町民不在の行政になりはしないかわたしは不安なところがあります。それらについて町長はどうお考えになっているのか伺います。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 米本議員の町有地の活用方法についてということにつきまして、お答えさせていただきたいと思います。
議員ご指摘のように、町有地活用に関しまして、合併以後に広く意見募集を行ったことはないように認識をいたしております。と申しますのも、私も議員の時代に参画をいたしましたが、公有地・町有地の活用に関します特別委員会によります特別委員会によります議論、あるいは提言、また町職員によります検討の組織、所在地区のみなさんへの要望調査などいろいろな取り組みがなされてきたことによりまして、町民の皆さんのご意見ご要望を行政の場に反映してきており、ことさらテーマを定めない意見募集の必要性がなかったからではないかと思うところでございます。
さて、ご指摘の山香荘の活用の方法についてでありますが、スポーツ合宿に特化することが町民の利用制限につながるとは全く考えておりません。
そもそも、現在の名和地域休養施設は、現在町民の皆さま方のご利用が皆無と言えるほどの状況というぐあいにありますし、またそれを強く憂慮しているのも私だけではなく、また議員の皆さん方も同様であると思っております。今回の再整備構想の中で、もっと町民の皆さんが使いやすい施設としていくことが必要であるというぐあいに考えておりますし、再三にわたります議会の皆さま方への説明、各地区での説明会、町報やホームページ、そして窓口閲覧によります周知の活動など情報提供に努めてきておるところでもございますし、今後も努めてまいるつもりでございます。
計画の廃止や変更についてでございますが、別の議員のご質問の際にも申し上げましたとおり、反対の意見が多いということは本議会で議員の皆さまが過半数反対されることであると認識をいたしておりまして、決して声の大きさやあるいは特定の方のご発言だけで判断してはならないものと考えております。仮に、千人の、これは仮でございますけれど、仮に千人の住民の方が直接に私に「賛成」だというぐあいにおっしゃって言ってこられたといたしましても、本議会で否決、賛成が得られないということであれば執行することはできません。逆に千人の住民の方が「反対」とおっしゃっておられましても、過半数の議員の皆さんが賛成たまわれば、事業内容等精査したうえで執行していくことが私の責務であると考えております。もちろん、その反対者の方々への説明は尽くして、理解をいただけるよう粘り強く話を続けていくことも私の責務であると認識をいたしております。
町有地の活用に限らず、結果を押しつけるような行政であってはならないと考えております。そのために、議会が存在しているものと思ってもおります。
ただ、漫然と住民の皆さん方の意見を聞いて、たたき台も用意をせずに、耳に届いた範囲の中で、賛成多数の意見に従って、行政を推進するというのは、私は行政の怠慢、無責任としか考えられません。行政は住民福祉の向上のための諸施策を立案をして、その情報を公開をして、住民の皆さんの代表であります議会にご提案をし、住民の意をくまれました議員の皆さんがその中で、十分な議論を尽くしていただいて、短期的にあるいは長期的に、展望にたって町政の施策を決定していただくこと、これが議会制民主主義の本旨であると、私は考えております。もちろん、その過程におきまして町民の皆さま方の提案や意見を求め、施策に反映をいたしていくことは必要であると認識をいたしております。以上で答弁とさせていただきます。
○議員(2番 米本隆記君) 議長。
○議長(野口俊明君) 米本隆記君。
○議員(2番 米本隆記君) わたしは常々、申してこのサッカー上の計画が提案されたときから申しておることがありました。
グラウンド整備するのは、そうかもしれませんが、その他、例えばくれハウス、バンガロー、また遊具があって使えないところ、それから加藤登紀子がコンサートをやったステージっていいますか、ある、あのちょっと斜めになっていますけど、芝生のところとか、そういった活用はどういうふうにされるんですかというふうにわたしはとっておったわけですけども、それに対してはなかなかそのきちんとした活用方策というのが出されておりません。つまりわたしはここに問題があるというふうに思うんです。町長が言われるように、サッカー場にして町のPRになるということはいいことかも分かりません。しかし、今町長がやられようとしていることは町民不在の行政をもう一度町民に押し付けるような行政だと私は考えます。
まずこの説明の不十分なところなんですが、再度お尋ねしたいと思います。グラウンドは町民の利用が、土日や夏休みにほとんど使えない。サッカー協会は、年間70日を使うといっておりますが、今後の計画では、来場者が、最終的には2万7,00人というふうなことになっておりますが、そうしますとですね、サッカーの試合で来られる方の人数が1チーム20人だったのが、30人、40人と増えるってことありません。試合数が増えるってことになりますと会場が、今現在で、わたしの計算では、年間70日、時間数でいきますと、日にちでいきますと、十何日は多分土日が空くと思います。そこも多分、町民の皆さんが使えなくなるというのは確かになってきます。1回当たりの利用者が増えるのではなく、利用日数が増えることによって町民の利用がしづらい施設になってしまうんではないかという懸念があります。山香荘もクラブハウスとして、一般の人は使用はできない。ここも改修してシャワー、トイレですか、改修費用は計上してあるようですけども、また食事の利用が少ないそうですが、休憩などには使えないというふうに聞いております。それだけではなく、全体の活用、さっき言いました山香荘の南側の遊具、それからバンガロー、くれハウス、そしてバンガロー、くれハウスについてですけども、まあこちらの方に来られてIJUターンとか、一時的に滞在する方が、泊まられるということですけども、宿泊をされる方に食材は提供しますけれども、食事は提供しないということでありました。
それからここにまだありますけども、サッカー協会のほうは食の、何ていいますか、大山町産を使った食という提供をまず考えておられないようになっております。これは、利用計画の中にそのものが、これですね、食のところですね、老朽化施設でもあり、食で特徴を出すために相当な設備投資と全ての料理人の雇用と徹底した従業員教育が、つまり現実的ではないと判断されると。大山町が求めているそういった食材を提供して大山町をPRするっていうことも計画的にはないというふうに考えます。
まあそれはいいとして、まあ来られた方、料理を、まあ食材を提供します。作ってください。じゃあ調味料はどうするのか。キャンプとかそういうところで来る方でしたら調味料なんか全部持ってこられますけれど、一時的にポンと来て、なら泊めてくださいという方に、いちいち調味料を持ってきてくださいとか、そういうことはなかなか言えない。そうすると、利用勝手が悪くなる、ということもまずありますし、そういったこと、本当に山香荘の再生を考えるなら、やはりサッカーも合宿所もいいんですけど、その空いた、敷地っていいますか、そういうところどういうふうにサッカー協会の方が、管理をされていくのか、また利用されていくのか、そういったところが、本当に町民の皆さんに公表し、いいところ悪いところ、全てを出して判断していただかなければ、いけないというふうに思いますが、町長その辺はどうお考えですか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 米本議員のほうから質問をいただきました。先般の協会のほうの担当者の方との勉強会を踏まえてのご質問だと思っております。担当課長も同席をしておったと思っておりますので、提案の内容について多分誤解があるのじゃないかなと思っておりますので、担当課長のほうからもいろいろな今お話をいただきました案につきましてのお答えをさせていただきたいなと思っておりますので、ご了解願いたいと思います。
また整備のこのプランについて、町民不在であるということをおっしゃいました。またこの結論の中でも先ほど一番最後に町民不在であるということをおっしゃいます。私は最終的にどの視点をもってそのようにおっしゃるのかわかりませんけれども、町民の方々の代表でありますところの議員の皆さま方の議会でのご判断、そこがわたしは一番大切な部分であろうというぐあいに考えております。
またこの整備のプランにつきましても、本当にたびたびお話をさせていただきますけれども、現状の状況の中で、財政的な、本当に毎年持ち出していく1,500万という、これは推計でありますけれども、平均的な金額、今のままで本当にいいのかということ、そしておっしゃいますいろいろな提案がございました。先ほども、前の議員の中でも話をさしていただきましたけども、耳に入ってきます中では、公園墓地という提案があったり、福祉施設という提案があったり、福祉施設は県の認可がいります。特老あたりでありますれば、今そういった枠が非常に無いという状況がございます。あるいは山にして返すべきではないのかなというような提案も耳に入ったりしております。本当にこれが地元の方々に理解していただけるのかというような思いであります。さまざまなご提案、ご意見も耳にすることはございます。それはそれとして大切な町民の皆さんの意見だと思いますけれども、そういった事を踏まえながら、限られた財源の中で、このたびの山香荘の状況が正式な面がない中でのサッカーの利活用の現状、このたびの再整備の計画もできる限りの補助金、あるいは借り入れの町の持ち出しの少ないもの、そういった財政的なことも十分に踏まえながらさまざまなこれまでの2月以降、議会の皆さん方からご提案をいただいたり、ご指摘をいただいたことを一つ一つ検討しながら今日の提案にさせていただいておるところでございます。
町から、行政のほうから提案を出させていただく手法も行政のほうから出させていただく、それに対していろいろと議論をしていただく、その中で住民の皆さんの意見をたまわる、そういう手法もあると思います。議員おっしゃいますように、あるテーマを決めて、たくさんの方々から意見を募って、それを一つの政策に展開をしていく、その手法もあると思っています。様々な手法があると思っております。このたびは私はこの提案の中で、様々な意見をいただく中での提案であるというぐあいに思っておりますし、提案をさせていただいているというところであります。担当課長のほうから補足の説明をさせていただきます。
○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。
○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。
○観光商工課長(福留弘明君) 失礼いたします。ただいまの町長の答弁に若干の補足追加説明をさせていただきたいというふうに思います。順序が前後することをお許しいただきたいと思いますけれども、このたびの山香荘を中心といたします名和地域休養施設の再整備、そしてこれを拠点としたあるいは核とした大山町北麓エリアの活性化構想でございますけれども、これも前の議員さんの町長答弁にございましたけれども、その性格はいわば観光交流施設の性格が非常に強いものとなっていると認識しております。現実もそうでありますし、今回再生策、生き残り策を検討していきます中で、最も現実的で効果も見込むことができる施策として、スポーツ合宿などに重点を置いた活用策を中心に据えていくということがこのエリア全体の活性化策に最も近道ではないかというところでのこの構想であるものと思っております。
したがいましてご指摘にありました、土日に町民の皆さんが、このサッカーグラウンド、まああえてサッカーグランドと申しますが、芝グランド2面をご利用になることに制限があること、これはもちろんあろうと思います。鳥取県サッカー協会さんによります鳥取県フットボールセンターとして活用していくということでありますので、これも前の答弁にありましたが、ある一定の優先使用権というんでしょうか、そういったものはサッカー協会さんにあるものと、それが条件で補助金もいただきますし、フットボールセンターとしての認定も受けれるということであります。
しかしながら、このことによりまして、現在あいている季節も含めまして、この山香荘周辺の施設の稼働率が大幅に向上するのは、ほぼ間違いないことでないかなと、いうふうに思っているところであります。
あと、ご指摘の中でサッカー協会さんが、大山町の食材と地元食材の活用は考えていないのではないかというのがございましたけれども、決してそういうことを言っておられるのではなく、いわゆる食を売りにした施設をあの山香荘を使ってやることはまず現実的でないといったふうに理解をしております。現在もそうですけれども、使います食材は、使えるものは地元産のものを使うということで、あえて食材比率が高くなることを容認してまで、地元食材等の使用にこだわっているわけでありまして、今後サッカー協会さんと指定管理について条件等協議をできることになりましたら、そういった条件についても十分協議をしていきたいというふうに思っているところでございます。
あと山香荘のバンガローとかくれハウスとかそういったところ、実はあとキャンプサイトとかもございます。そういった資源も無駄にすることは無いと私は思っておりまして、住民説明会等でもお示ししました資料の中でもかなりの分量をその部分にさいているものと思っております。こういった部分を活用することが、住民利用の促進にもつながると思いますし、ゼロから10までのサービスを提供するのがいいのかどうかといったようなことについては、また別の議論になっていくものかなというふうに思っているところでございます。以上です。
○議員(2番 米本隆記君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 米本隆記君。
○議員(2番 米本隆記君) 今、町長、課長のほうからいろいろとお聞きしましたけど、まだちょっと、わたしちょっと腑に落ちないことがあります。と、いいますのは、住民説明会の時に町民の皆さんに配られたこの基本計画の、総合計画の説明、概要と、それとその時に配られたのが、山香荘の利活用計画なんですが、この中でですね、ここに表を載せられまして、そのなんて言いますか、議員のほうにも説明あったんですけど、最初3年間は1,000万で、400万2年間、で200万2年間で、8年目からはゼロになりますよというふうにまあ書いてあるんですよ。ところがですね、これこの前ちょっともらった資料なんですが、これでいきますとね、ここのところにちゃんとその、これが2021年、平成22年、うちの指定管理料200万というふうにサッカー協会出しておられるんですよ。ですからわたしはね、この、いろいろと町長、課長のほうからいろいろと説明聞いて資料をもらっているんですけれども、果たしてどれがどれなのか、というのがちょっと分からんところもあるんですよ。無いって言って書いてみたり、サッカー協会はあるっていってみたり、それが全然分からないところがまず一つありましてね、これどちらが正しいんですか。それを答弁願います。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 米本議員さんのこの資料について担当課のほうから述べさせていただきます。
○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。
○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。
○観光商工課長(福留弘明君) ただいまご指摘の資料というのは、サッカー協会さんが配られた資料でないかと思いますが、ですね。わたしどものほうでサッカー協会のほうから提出をいただきました提案書に基づいた数字を住民説明会の資料には用いております。以上です。
○議員(2番 米本隆記君) 議長。
○議長(野口俊明君) 米本隆記君。
○議員(2番 米本隆記君) ですから、わたしが言いたいのは、最初に2月の段階で町長に2月に提示しましたってことがありました。2月にもらったのが、ずっとこれ945万と出るんですよ。ところがこの間もらったんは、住民説明会とか、議員の説明でも8年目からゼロになりますよということで説明受けておるんですよ。ところがこの前もらった説明の中の資料の中では、これは200万というふうに出るといってるんですよ。ですからその辺が本当にこの計画自体が、ちょっと休憩していいですか。見てもらいますから。
○議長(野口俊明君) ちょっと休憩します。(16時29分)
○議長(野口俊明君) それでは再開いたします。(16時30分)
○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。
○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。
○観光商工課長(福留弘明君) 大変失礼いたしました。資料を拝見させていただきまして流れについて把握できましたのでご説明させていただきたいと思います。
町長答弁にもございましたように本構想が議員の皆さんに初めてご説明をさせていただいたのが、米本議員が今ご指摘になりました2月の資料というものが配付されているようでございます。それで前回でもお配りになった資料が9月現在の資料が配付されたということでございますが、わたしどものほうで、サッカー協会さん等といろいろやりとりなり相談をする中でいただいた数値、一番最近のバージョン3というものなんですけれども、が住民説明会で使った資料でその9月現在という議員の皆さんにどうもお配りになった資料というのが、バージョン2でございます。2月がバージョン1、最初の計画書でございますので、その辺り時系列に乱れがあったということではないかと思われます。わたしどものほう、もう少しこの計画が、前進をさせてもいいよというようなことになっていきますと、ご指摘の通りサッカー協会さんとは、指定管理の受諾も含めまして、かなり詰めた議論、そして別の議員さんでありましたようなサッカー以外の利活用策についての議論、そういったものをやっていかなければいけないっていうことは、認識いたしておりますので、よろしくお願いいたします。
○議員(2番 米本隆記君) 議長。
○議長(野口俊明君) 米本隆記君。
○議員(2番 米本隆記君) はい、ならここの数字の違いっていうのは今の説明で理解できました。分かりました。それでですね、わたしも前にも言ったことがあるんですけど、指定管理料についてですけれど、今現在ですね、山香荘の利用料金が宿泊については、大人の方で1,890円、これ素泊まり、食事なしですよね。高校生が1,470円、小学生・中学生が1,050円になっています。食事代はこれにプラスになるということでありまして、だいたい小学生で5,000円弱でしたね。それから大人の方で6,000円ちょっと切れる、5,800円ぐらいになるということでしたね。その辺のところですね、サッカー協会さんは今までの山香荘のやり方を踏襲して計算をされております。で、食事につきましては、午前中野口議員が言われましたので、ちょっと止めときますが、そのくれハウスとかバンガローの使用のほうについてちょっと聞いてみたいんですけど、実は計画書の中では平成24年で、これ9月の計算書の中ですよ。くれハウス、バンガローが利用収入が500人でくれハウスが101万、バンガローが600人で126万というふうになっているんですが、ここの1室はいくら、1室いくらというふうになっていまして、くれハウスは一晩2万1,000円、それからバンガローは1万2,600円となっています。そうするとですね、日中の利用は別だということになっています。ですから1日中借りたとしまして、8時間の利用料をプラスしまして、くれハウスが1日8時間で5,150円。バンガローが4,200円。これらを計算しますとですね、バンガローのほうは、あっ、くれハウスは年間で38日使用せないけん、使用になりますし、バンガローでは74日、ここはバンガローは4戸ありますから、その利用状況によって満室になれば日にちは短いでしょうし、一つずつの利用でしたら長くなるというふうに思いますけど、その辺ちょっと分かりません。で、山香荘のほうに来年度の利用計画じゃなくて、予約状況っていうのを教えてくださいということで、わたし聞いてみました。そうしますとですね、来年の8月の土日に、サッカーの方が凄く多いんですよね、割と。それで陸上の方もありますけど、陸上の方は割りと平日というふうになっているんですね。まあ両方の方が泊まられる方もありますけど、それで小学生がどんと来られて、80人から来られる時もあるみたいです。それからまあ保護者の方がありますから、90人以上になるところもありますけど、実は山香荘の今の宿泊のキャパというのが、本館が58、くれハウスが10、バンガローが6人の4棟ありますから24人で合計92なんですね。そのために宿泊施設がないということで、今キャンプサイトをあそこを利用できますよということを言っておられると思うんですけど、その辺の例えば改修とか、整備についてですね、一応予算的なものをかけてあるんですけど、実際に夏休みにそこに人数以上の人が来られて、キャンプでもされるということが、たぶんこの前提にあるというふうに思うんです。そうしますと、ただそれだけにそれだけの費用をまた別に使っていくのか。そういった問題もあると思いますし、それから今アプヘルハウス、これを宿泊施設に変えようというのがありますけど、あそこはでは定員はどのくらいとられる予定なのか。それによってはくれハウス、バンガローはまず合宿で来られた方々がそこまで行かれることはないと思うんですね。そうすると、空いてしまう施設になる可能性もあります。その辺のところはどうお考えなのかお聞かせ願いたいと思います。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 非常に細かな数字の中でのお話でございました。担当課長のほうからも少し補足はさせていただきたいと思いますけども、あくまでもサッカー協会のほうでこれまで現在まで使っておられる中を踏まえながら、検討された中での示された提案だろうと、計画であろうというぐあいにわたしは理解しておるところでございます。詳しいところは担当課長のほうから述べさせていただきます。
○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。
○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。
○観光商工課長(福留弘明君) 失礼いたします。ただいまのご質問でございますけれども、サッカー協会さんのほうでどういった見込みの中でこの数字を出されたという、いわゆる思考過程までは把握できておりませんので、そのあたりはご容赦いただきたいというふうに思います。あくまでもこれはサッカー協会さんの示された数字でございますので、そのあたりはご了解いただいたものとしてお願いしたいんですが、どうもこの数字を拝見しておりますとサッカー協会さんは、試算の根拠としては、現在の山香荘の使用料、あるいは標準的な食事料金を使われて、試算をされているというふうにこれは推測できます。例えばご指摘、述べられましたけれど、小学生から大人まで1,050円から1,890円まである宿泊料金を実際の実績で平均値を出してそれに人数をどうもかけてあるように見られます。あと食事料金もですね、実は野口議員の時には具体的な数字申し上げませんでしたけれども、朝630円、昼840円、夜1,890円というのが、標準的な料金でございます。
これにあとはご要望によっていろいろプラスマイナス、マイナスはないんですが、プラスがついていくといったようなものでございます。そういったものを使われての試算であるということでございます。
そしていわゆる収容人員の問題、あるいは来年度の予約状況のお話が出ておりました。まず、来シーズンの予約でございますが、ご指摘のとおりサッカー利用が最も多ございます。これはもうここ数年の全く同じ傾向であります。基本的に合宿をされて帰る際に翌年の予約をして帰られるのがサッカー合宿、陸上合宿の皆さんというふうに確保しておかなければとれないということでございます。で、今シーズンにつきましては、現在の段階では来シーズン以降の活用方法、利用方法が不透明な部分がありますので、こちらから積極的ないわゆる営業活動というんですか、は行っておりません。仮に何か計画どおりいかなかった場合に、大変な迷惑をかけますので、向こうのほうから泊めて欲しいと言われた方のみ現在予約を受けてるのが、ご指摘の数値ということであります。
そして本館、バンガロー合わせて100名弱ですか、の宿泊定員があるわけですけれど、それ以外に現在計画の中でアプへルハウスを宿泊施設として旅館業の許可が取れた場合でございます。過去、指定管理者さんが使っておられたときの状況からいきますと、あそこでだいたい小中学生であれば、5、60名の収容が可能ではないかというふうに考えております。まあ実際に改装、若干の改装が必要ですので、それを行った後になりますけれども、その程度、全部でだいたい150人程度の宿泊定員が確保できるのではないだろうかというふうに思います。で、これで不足することも場合によってはあるかもしれませんが、その際はご説明しましたとおり、大山等の旅館との連携で消化をしていく。で、ご寄付いただいてるバンガロー等が空くんじゃないかということですが、逆にそれが単なる空きではなくて一般の小グループ、家族連れ、そういった皆さんのご利用にこのアプへルハウスを宿泊施設として、整備することによってですね使っていただくことができるようになるのではないだろうかと。そちらのほうに力をおいていきたいなというふうに思っております。そのために、バンガローですとかくれハウス、あるいはキャンプサイト等の魅力向上のための一部改装をしたいなというふうに考えているところでございます。
○議員(2番 米本隆記君) 議長。
○議長(野口俊明君) 米本隆記君。
○議員(2番 米本隆記君) それで、だいたい、だいたいといいますか、よく理解できるようになってきましたけど、ちょっとですね、豊成の方からまあ地域住民ということでちょっとね、文書をもらっておりましてね、こういった考えをもっておられます。ちょっと読んでみたいと思います。
「このたびのサッカー場建設による大山町の出費は、町報によれば約2億円、プラス毎年1,000万からの出費をすることになる。豊富なノウハウを持っているといわれるサッカー協会は体験型、交流型、滞在型の大山ツ-リズムを展開したいという大山町の期待に対して、具体的にどのようなプランを提案しているのか。」まあこれまだプランは提案はないということですね。「町の説明によれば、グリーンツ-リズムやエコツーリズムといった新しい観光交流人口の誘引をはかり、周辺施設、りんご園、牧場、茶組合などを活性化していくといわれるが、具体的にこれらの施設をどのように活性化させていかれるのか。」まだここのところも検討段階ですね。「町の説明によれば、ログハウス等をIターンやJターンを希望する若者たちに利用してもらい、農業の振興を図るといっているが、農業体験や農家と彼らの仲介などもできるのか。山香荘の本館をクラブハウスにするということだが、町の説明によれば、土日や夏休みなど繁忙期はクラブハウスとして使用するとのことだったが、くれハウスは土日や夏休みを利用できるのか。まあ10年を期限として利用するとのことだが、11年目以降、これはどうするつもりか。」これは諸遊議員も質問されたことだと思います。「何よりも不思議なのは、何故大山町が何億という金を出して施設を整備し、且つ毎年お金を提供しなければならないのかということ、サッカー協会が利用したいのであれば、全額サッカー協会が出資すべきで、尚且つサッカー協会のほうが毎年利用料を払うべきである。この点納得ができません。」ということでちょっともらっております。これを答弁もらったのもありますけども、町長、わたしね、町長にお聞きしたいんですが、町長、公約とはなんと考えておられますか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 先ほど住民の皆さんの、住民の皆さんといいますか、声ということで読み上げられました。ずっと聞いておったもんですから、一番最後に公約はという言葉だったのかなと思ってちょっと今確認したところでありますけども、この件については先ほどらいから、たびたび申し上げておるところであります。今のこの山香荘を使っていくということ、住民、先ほどご意見の中で町の持ち出しが2億円という言葉を述べておられました。まだまだ我々の説明が足らないなということであるなと思って感じておるところでありますけれども、最終的に2億円、そしてそれを先ほどらいから申し上げておりますように、有利な辺地債というものを使う、これは10年間という中での償還対応ということになりますけれども、これを利用することによって2割の負担でよい、ということであります。
したがいまして、3億5,000万の総事業費を組んでありますけれども、町の持ち出しが、その件については4,000万であるということであります。今サッカーの山香荘の現状は、サッカーの皆さんが使っていただいてはいるんですけれど、正式な2面コートになっていないという現状、そして先ほどらいから申し上げておりますように、新しい施設を建てるんじゃないんです。今まであるこの山香荘という施設を蘇らせていかなければならないのではないかという提案でございます。指定管理の予定をさせていただいておりますサッカー協会のほう、指定管理料払わせていただくということの中でもトータルとして載せさせていただいていますように、10年間で1億円ということでございます。トータルの中で判断をしていただく、そしてそのお金の使い方の中でもそのことのほうが本当に生きたお金の使い方ではないでしょうか。公約ということをたびたび様々の意見の議員の方がおっしゃいます。公約はその通りわたしの思いでございます。
しかし、こういう課題をいただき、いろいろと議論をしていく形の中でこのサッカーの補助事業をいただく、これも議会の皆さん方はご承知だと思いますけれども、日本サッカー協会からの7,500万、あるいはサッカーくじ、トトの7,500万、これが今のタイミングであるからこそ可能性が大であるということでございます。来年になるとこのチャンスは、わたしは本当に無いと、皆無であると思っております。たぶんこういった話も先般の勉強会の中でも、話を感じられた節もあるんじゃないかと思っております。与えられたチャンス、これはトップにあるものとして判断するべきときは判断をしなければならない、そういう重い責任があると思っております。いろいろと住民の皆さんの皆さん方のほうには2月以来報道のほうにも早い時期からこの件について報道がなされております。たくさんのお金が掛かる、そういうお金は使うべきではないというのが、住民の皆さんの本旨でないかと思います。私も同じ思いをします。ですからこそ、さまざまな関係機関や、所にも出向いたり話をする中で、現在の提案をさせていただいておるところでございます。
新しいものは本当に将来に向けてのコストの問題がございます。いろいろな判断をする中でのこのたびの提案であるということをご理解願いたいと思いますし、もう一つ特に町民の利用はということおっしゃっております。本当に町民の方々の利用が無い、にも関わらず、毎年先ほど申し上げたほどの町の持ち出しがあるということであります。これをすることによって、例えばナイター、これは例えでございますけれど、バレーあたりが非常にはっこな時期がございました。これが今高齢者の方々、若い方々を中心にバレーという競技とソフトバレーという競技に分かれてきております。健康づくりに高齢者の方々もソフトバレーを非常に楽しく汗をかいておられます。ある面、このグランドを活用して夜、フットサル、身近な競技として今人気が沸騰しております。若いものばっかりではございません。われわれのようなメンバーでもやれるんじゃないかということでの広がりも芽生えております。いろいろなこれからのこのものを活用した中での取り組みがわたしは芽生える、可能性が今あるということでの提案もさせていただいているところであります。
今は本当にたくさんの方々から厳しいご指摘をいただいておりますので、一歩前に進んだ取り組みができておりません。3月の判断の皆さん方の判断をいただく中まで待たざるを得ないんだろうなと思っております。しかしご判断をいただく中で、ご理解をたまわればそういった様々の検討案件については、指定管理を受けたところと協議をし、関係の地元の方々とも協議をし、本当にたくさんの方々が恒常的にやってくるというこの雄大のエリアを生かしていくということは、行政、民間力、そして住民の方々のお力、一体的な取り組みからしか生まれないと思っておるところであります。以上であります。
○議員(2番 米本隆記君) 議長。
○議長(野口俊明君) 米本隆記君。
○議員(2番 米本隆記君) 今、公約はとちょっと聞いたですけど、なかなかその内容が出ませんでしたけど。わたしはですね、町長、選挙のときに町民の皆さんの声を議会に届けますということでずっとマイクを握り締めて騒いできました。そしてこの場に座らせていただいております。ですからわたしは、それを曲げるつもりもありませんし、町長は町長でいろいろと考えがあって、それで山香荘を造る、にサッカー場を誘致したいという考えをお持ちだと思います。ただ町長も公約の中にですね、住民と行政が共に考え、共に取り組み身近で着実な一歩一歩から始めますというふうに出しておられるわけです。ですから本当に住民の皆さんの、町民の皆さんの言葉、意見これをやっぱり大事にしていただきたいというふうに思います。ましてやもう1個、光徳地区では、光徳小学校の跡地問題ということがありました。いろいろとその辺についてどうこうということは言いませんが、とにかく町誘致の有効活用、これにつきましては、やはり地域住民の皆さんが本当にこういうふうにやってよかったなと思われるような使用方法を考えていただきたいというふうに思いまして、お願いいたしまして次に移りたいと思います。
○議長(野口俊明君) ちょっとお待ちください。ここでですね、傍聴者の皆さん、そして議員及び管理職の皆さんにお断りしますが、次の通告順8番大森議員を最後の質問者にいたします。通告時間は60分ということですので、本日の一般質問は大森議員を最後の質問者にいたしたいと思います。残りました通告の大森議員以降は明日ということで、本日は5時を回って時間延長となると思いますが、ご了解よろしくお願いいたします。明日は残りました議員からの継続の質問にいたします。ここで暫時休憩いたします。残りを休憩後で、ここで休憩いたします。再開は6時5分、あっ、5時5分再開いたします。
午後4時53分 休憩
午後5時5分 再開
○議長(野口俊明君) 再開いたします。先ほど皆さんにご報告しましたように本日の一般質問の時間を延長いたします。最後は大森議員、8番の大森議員まで、一般質問をしますので、よろしくお願いいたします。そういたしますと、再開します。米本隆記君。
○議員(2番 米本隆記君) 議長。
○議長(野口俊明君) 米本隆記君。
○議員(2番 米本隆記君) それでは2問目にいかしていただきます。電気自動車の導入はということです。
今、世界的に大気汚染や石油の埋蔵量などの問題でそれに変わる動力として電気が注目され各自動車メーカーも開発に取り組んでいます。エンジンによって走行や走行中に発電したその電力でモーターを作動させ走行するハイブリッド。片や電気カミソリのように蓄えられた電気のみで走るEV。電気自動車ですね。前者は石油の消費を抑えることに目的がありますが、後者はまるっきりの二酸化炭素排出はゼロでクリーンエネルギーです。町としても環境に配慮することが必要と思いますし、また、これテレビ番組ではないですが、で、ソーラーカーとまではいきませんが、名和小学校ではソーラーパネルが設置してありますし、それから自動車に電気として供給して実際に車が動くと、太陽の光が物を動かすと実感するように思います。自然の力のすばらしさ気づくはずです。そういったことは授業の一環として地球環境を考えることにも一役買うと思いますが、電気自動車EV車の導入について町長はどの様に考えられておられるのか伺います。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 米本議員の2つ目の質問でございます。電気自動車の導入はということにつきましてお答えさせていただきたいと思います。
環境保全に対する考え方につきましては、総合計画基本計画や地域新エネルギービジョンにおきまして新エネルギー、自然エネルギーの利活用を計画し取り組みを進めているところでございます。
特に新エネルギービジョンでは、クリーンエネルギー自動車導入プロジェクトを掲げて、これまで公用車としてハイブリッド車を4台導入してきたところでもございます。
なお、ご提案の電気自動車の導入についてでございますが、単に町が導入するだけではなく、広く普及啓発を図る条件整備としての急速充電器などのインフラ整備も含め、本年9月に策定をいたしました過疎地域自立促進計画にもこの事業の計画を盛り込んでいるところでございますし、新しい公共交通のあり方の検討の中でランニングコストの抑制と環境への配慮という考え方の中から、公共交通に用いる車両として電気自動車の導入を、その検討を進めているところでもございます。以上であります。
○議員(2番 米本隆記君) 議長。
○議長(野口俊明君) 米本隆記君。
○議員(2番 米本隆記君) 実は、この後期総合計画の中にもですね、やはり電気自動車の導入をされるということが計画されております。ですからまあこれいずれこれ導入されると私は感じておりますが、実は今急速充電器などのインフラ整備が必要だということもありますが、実は軽自動車のメーカーに伺ったところですね、これは充電に約14時間、つまり終業時に家庭用コンセントにつないでおけば、翌朝始業時、8時半くらいですね、14時間、掛かるときにはフル充電できるそうです。で、軽自動車の場合でしたら、これは走行距離はエアコンとか、そういった夜間の照明ですか、ヘッドライト、そういうところで使用状況によりますけど、約120キロ、走行可能というふうに聞いております。また、普通車のメーカーですと、これは200ボルトの充電施設がいるようで、まあこれは先ほど言われました充電器などインフラ整備が必要になるというふうに言われております。
ただ、わたしはですね、町内で何ていいますか、公用車として使用されるのに、普通車のほうで充電整備までする必要があるのかなというような一つ思っています。まあ長距離を走られる車でしたら、必要になると思いますが、町内で、庁舎間、またその辺の移動では、わたしは1日120キロ走れば十分ではないかなというふうに感じるところであります。まあ先日の新聞でですね、県内3町がEV車を導入したとありました。県のEVタウン推進事業という補助制度で全額補助になるようでしたが、これ辺については町長はご存じだったでしょうか。あとでお聞きしたいと思いますけれど、まっ、そうですね、わたしはこのEV車が子どもたちにそのものが電気の力が物を動かすというやっぱり物語が一番に、身に、子どもとして自分がその立場になれば凄い驚きになるというふうに思います。町長この2点についてちょっと答弁のほうお願いいたします。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 失礼いたしました。事業の関係でございますけれども、県のほうからも急速充電器等の助成事業等々があったりしておるところでもございますが、詳細については担当課のほうから述べさせていただきたいと思います。
それから、失礼いたしました。町内ということの中で、普通車、軽自動車という話がございました。今、現在検討している中で車種が今あるものは軽ということでありますけれども、将来普通乗用車並みのものも出てくるんかなというぐあいに考えたりしておるところでございます。現在用途として考えておりますのは、公共交通という視点の中での電気自動車導入ということで、考えておりますので、その用途の内容についてこれから検討していったり、あるいはこれから出てきます車種等の検討の中で決めていくことになるのではないかなと思っておるところでございます。今の段階では、これだということの限定等はまだいたしていないというぐあいに存じておるところでございます。担当課長のほうから補足の説明をさせていただきます。
○企画情報課長(野間一成君) 議長、企画情報課長。
○議長(野口俊明君) 野間企画情報課長。
○企画情報課長(野間一成君) 補助の制度の関係でございました。先頃の新聞記事の関係だと思いますけども、これは承知をしておりません。というのが一つでございます。それから自動車の関係につきましては、公共交通で検討しておりますのは、今発売をされております電気自動車は軽自動車が1台、それから近々に発売をされる予定の普通自動車が1台ございます。以上でございます。
○議員(2番 米本隆記君) 議長。
○議長(野口俊明君) 米本隆記君。
○議員(2番 米本隆記君) 時間もないので、聞きたいと思いますが、ではこの総合計画の中にも一応導入ということで一応計画はしてありますのは、ご存じで、今お聞きしましたけど、これはそれではいつ頃導入の予定にされているのかというのがもしありましたら、来年度事業なのか、またそれ以降の事業になるのかというのが、その辺のところ分かりましたらお願いしたいと思いますが。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 今検討しております新しい公共交通のあり方、その交通会議の中で、議論していただいているところでありまして、これの方向性が出てからということになりますので、23年度というのが、一つの目標であるというぐあいに考えておるところでございます。
○議員(2番 米本隆記君) 終わります。○議長(野口俊明君) 続きまして3番 大森正治君。
○議員(3番 大森正治君) はい。また最後になりました。頑張って長い論議したいと思います。3問今回は質問させていただきます。
まず1問目ですけども、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)これに参加しないよう政府に上申をというテーマで質問したいと思います。ご承知のとおりですが、菅首相は、10月1日の臨時国会所信表明演説で、突然でしたけども、TPP交渉への参加検討を表明しております。それ以来、それへの参加を意欲的に進めておられます。このTPPですけども、これは、参加国間ですべての品目の関税を撤廃して、自由に貿易をしようとするものです。そのため、自動車、電機など輸出大企業にとっては大きなメリットがあるかも知れません。しかし、日本国内の第1次産業、特に農業にとっては、輸入品に押されて壊滅的な被害を受けることになります。そして、それに関連する産業、雇用、多面的な機能にも大きな影響を及ぼすということが広く言われております。
その影響を試算した概略ですけども、次のとおりということが、マスコミ等で発表されております。ちょっと引用させてもらいます。
国内への影響ですがまず、これ農水省の試算ですけども、米の生産量は90%減、それから、小麦・砂糖はほぼ壊滅と。そういうことなどで、農業生産額は実に4.5兆円減少します。そのために食料自給率は現在の40%から13%へと大きく減少するとのことです。それから農業の多面的機能は3.4兆円喪失し、国民総生産額は8.4兆円減少する。そして、雇用は350万人減少するというふうな試算がされております。
それから鳥取県内への影響ですけども、これも県が試算したものですが、これ11月の12…26日付けの日本海新聞にも出ておりましたですけれども、米が94%減、牛肉は83%減、牛乳ですと100%、全て減少すると。そして、豚肉は80%減など農業生産額が45%減少するといわれております。そして、金額では316億円と。林業・水産業を合わせれば、349億円の減少が試算されております。
そして大山町内への影響です。これは私も気になったもんですから、担当課の農林水産課のほうに試算していただきました。そうしましたら県との同率での試算をしていただいたようですけれども、農業生産額が50億円、約50億円、56%減少するという試算を出してもらっております。まあ、これらの数字ですね、私も初めて見たときには本当に唖然としました。本当に日本にとっても、鳥取県にとっても、大山町にとってもですね、余りにも絶望的な数字だなということを感じました。
菅首相は「第3の開国」ということを言われておりますけども、日本の農産物の
平均関税率は11.7%なんですね。実に低いです。主要国ではアメリカに次ぐ低さなんです。日本は“鎖国”どころかすでに十分開かれているのではないかというふうに思います。先ほど数字で示しましたように、TPPに参加すれば、日本の農業は壊滅し、地域社会を壊し、わが国の形を変えてしまうとまで言われています。それほど甚大な影響を及ぼすこのTPPへの参加は、「食料主権」これが世界の流れですけれども、そういう観点からも絶対に許されるべきではない。私は、そう強く思います。この問題は、直接には国政とか、あるいは外交の問題ではありますけども、農業が基幹産業である町にとりまして、非常に大きな打撃が予測されるだけにですね、決して看過するわけにはいきません。
そこで、次の点について伺うわけですが、1点目といたしまして、菅政権が打ち出したTPP参加の意向について、町長はどう認識されているのでしょうか。
2つ目としまして、大山町として、例えば、政府に対してですね、参加しないよう大山町長名で強く要請するとか、何らかの行動を起こすべきと私は考えますが、いかがでしょうか。以上お伺いします。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 大森議員の TPPに参加しないよう政府に上申をということにつきましてお答えをさせていただきたいと思います。
まず、菅政権が打ち出した環太平洋戦略的経済連携協定、いわゆるTPPでございますが、この参加の意向について、どう認識しているのかということについてでございます。
2006年にAPEC参加国でありますニュージーランド、シンガポール、チリ、ブルネイの4ヶ国が発足をさせました、貿易自由化を目指す経済的枠組みで、工業製品や農産品、金融サービスなどをはじめといたします、加盟国間で取り引きされる全品目について、関税を原則的に100%撤廃しようというものでございまして、2015年これをめどに関税の全廃を実現するべく協議が行われております。2011年11月現在、すでにアメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシアの5ヶ国がTPPへ参加し、次いでコロンビアやカナダも参加の意向を示しております。
日本はこれまでTPPに対する姿勢を明らかにしておりませんでしたが、2010年10月に開かれました「新成長戦略実現会議」で、菅首相がTPPへの参加検討を表明をし、その翌月、11月9日の閣議決定では、TPP への、TPPへの参加決定はなされませんでしたけれども、「関係国との協議を開始する」との決定がなされたところでございます。
このTPPに参加した場合の影響を国、県も試算をいたしておりまして、国全体では、米、肉用牛、牛乳など主要農産物19品目で4兆1,000億円程度、国内農業生産額の48.4%の農産物の生産額が減少すると公表いたしたところでございます。
また、鳥取県でも国に準じて試算した場合に、316億円、県農業生産額の45%が減少する可能性があると公表されたところでもございます。但し、県の特産物である野菜、果実、花き類は、などは試算に含まれておりませんので、さらに減少の影響が拡大する懸念がございます。
また、本町でも特に国に準じて試算を行った結果、減少金額の多いものから生乳と豚肉がそれぞれ15億円、米が13億円の減少と試算され、合計で50億円、町農業生産額の56%が減少する可能性があり、県と同様に本町でも特産であります野菜、果実、花類などは試算に含まれておらず、さらに影響が拡大することが予測されるところでございます。以上のことから、TPPへ参加した場合、本町の基幹産業であります農業に多大な影響が及ぶものと認識をいたしているところでございます。
次に、政府に対して、参加しないように大山町長名で強く要請すべきということについてでございます。まず、全国町村会は、10月の下旬にTPPへの参加が、町村の基幹産業である農林水産業にもたらす打撃は計り知れないとして、TPP参加検討の撤回を求める緊急決議を採択をいたしました。しかし、政府が協議開始を決めたため、12月の1日、私も出席をしておりますが、全国町村長大会におきまして、TPP交渉への参加に反対をする特別決議を、特別決議が採択されたところでございます。
決議では、TPPに参加すれば農山漁村だけではなく、わが国の将来に深刻な影響を及ぼすと反対を表明をし、政府がやることは、農林漁業と農山漁村の再生を実現することだと訴え、日本農業の現状を無視した慎重さを欠いた対応で、国民の理解を得られるものではなく、さらには、TPPの貿易効果だけに目を向け、国民生活や雇用、国土保全など、農山漁村の公益的機能を無視していることや、政府が目指す食料自給率との整合性が取れていないということについても厳しく指摘をいたしているところでございます。こうした全国町村会での特別決議もされた背景もございます。今後県内及び近隣市町村と連携をしていきたいというぐあいに考えておるところでございます。以上です。
○議員(3番 大森正治君) 議長。
○議長(野口俊明君) 大森正治君。
○議員(3番 大森正治君) この認識については、私と一緒かなというふうに思います。町長も農業人としてこれは大変なことだと言うふうに思ってらっしゃると思いますが、ただその思いも、ちょっと認識として聞きたかったんですけれども、本当にこれはなんとかせないけんという思いだろうという意は分かりますので。だからこそですね、私は何らかのアクションを町自体として、あるいは町長その思いをね、出していただきたいといふうに思って質問しているんです。町村会、全国町村会大会でも決議を出された。それでいいよっていうわけではありませんね。やはり全国から、あっちからもこっちからも議会もですけども、行政のほうとしてもですね、どんどんそういう声を上げていく。大変なことになると。交渉に参加し、そして、TPPに参加したら日本は大変なことになるということがもう試算されているわけですから国自体もね。だからそういう点でね、最後に県内の、県内あるいは近隣市町村と連携をしていくと言われましたけれども、そういうことではなくて、それも大事ですよ。それも是非やっていただきたい。それにされるなら町長自らなんと声出していかいやと。反対表明をしようじゃないかと。西部だけでもいいです。あるいはそのほかの西伯郡だけでもいいじゃないでしょうか。そういう声も上げていただきたいし、なおかつ大山町自らですね、森田町長名でそういう声を政府に上申していただきたい。そうすることがTPPへの参加を阻止する力にもなっていくと思うんですよ。まだ間に合うわけですから今。そういう点でどうでしょうか。町長の決意うかがいたいと思います。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい。大森議員の質問にお答えをさせていただきたいと思います。私の、町長としての反対決議のものをすべきであるというぐあいにおっしゃっておるところでございまして、そういった思いも当然持っておるというところではございますけれども、東京の全国の大会で、特別決議をしましたのはほんの12月の1日。ほんのごく最近あります。そして、代表の方々が、政府のほうにこの思いを連ねて要請をしておられる現実がございます。これだけ重いものがあるということは認識していただけるものと思っております。それを踏まえたうえで、これからまた町村のほうで、あるいは県のほうでやっていくということも当然あると思っておりますので、私自身の思いは当然あるわけではございますけれども、そういった中で効果のあること。これが大切ではないでしょうか。そういう思いの中で県や、周辺の町村の方々との連携もとりながらすべきことはしていくということであろうと思っております。以上であります。
○議員(3番 大森正治君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 大森正治君。
○議員(3番 大森正治君) 効果のある事をやって行きたいと、そしてすべきことはしていきたいと、いう思いの中にですね、町長がこう主体的に、そして、指導しながらやっていきたいという決意を私は汲みました。ちょっと針小棒大に汲んだかもしれませんがそういうことを期待して。私は次の質問に移らせていただきたいと思います。
2点目の質問といたしまして、テレビの地上デジタル化に助成をというテーマで質問をさせていただきますが、国の政策によって、来年7月の24日にテレビのアナログ放送が停止され、デジタル放送に移行されます。それに伴って、各家庭ではそれぞれに対応しておられるところであります。
総務省の調査によりますと、ちょっと聞いたところなんですけれども私が。鳥取県内の地上デジタルに移行した世帯というのが、本年9月現在で93.5%あるということでした。ですから、移行してない世帯は6.5%ということです。市町村別の割合は分からないということでしたので、この割合を単純にですけども大山町に当てはめてみるならば、大山町の場合、380世帯前後の家庭がまだ移行していないのかなということが推測されます。
そこで、いわゆる「テレビ難民」、これを出さないために、各家庭の自助努力として放置しておくわけにはいかないのではないか、そして、町行政としても何らかの対応をする必要があるのではないかと私は考えます。地上デジタルへまだ移行してない家庭は、その理由としまして、周知していないとか、あるいは経済的理由で移行できていないとか、あるいは期限までには移行するつもりだと、など、そういう理由が考えられます。
その中でですね、周知していない世帯への対応と、それから経済的理由で移行していない世帯への対応が必要だというふうに考えます。特に、後者の世帯ですね、経済的理由で移行していない世帯で、生活保護世帯等には簡易チューナーが支給されるということですのでこれは結構だと思いますが、問題はそれ以外のいわゆる低所得の世帯の方への対応であります。
そこで、次の点について伺うわけですが、1点目として、この「テレビ難民」が出ないように地上デジタル化に向けて、町行政としてはどう対応する考えを持っていらっしゃるのか。
2点目といたしまして、低所得世帯、例えば、住民税非課税世帯があるわけですが、これに対して、チューナー代そしてその設置費を助成する考えはないのでしょうか。これは、すでに購入された人はあると思いますので、その世帯も含めての意味ですけれども。いかがでしょうか。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) はい。議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい。大森議員の2つ目の質問でございます、テレビの地上デジタル化に助成をということにつきましてお答えをさせていただきたいと思います。
まず、国では、地上テレビ放送のデジタル化を進めるにあたって、総務省、放送事業者、メーカー、電器店、関係団体等の関係者が協力してスムーズな移行に向けての周知、広報活動を進めているところでございます。
町といたしましては、基本的に国の支援策を活用していただくか、町が敷設して中海テレビ放送がサービスを提供しておりますケーブルテレビを利用していただくことを薦めておりまして、広報大山でも周知をしてきたところでもございます。今後とも、引き続きデジタル化の周知啓発に努めてまいりたいと考えております。
2つ目の低所得者世帯に対するチューナー代と設置費の助成についてのご質問でございます。これは、先の国の補正予算に、可決に伴い、国の事業における支援対象者の拡充が図られることとなり、これまでの生活保護世帯、障がい者のいる住民税非課税世帯等に加えて、世帯全員が住民税非課税世帯も対象となることが決まったところでございます。これにより国費での対応と、対応を行なうことが、国費での対応を行うこととなったところでございます。また、既にチューナーを購入した世帯にも助成をとのことでございますが、今回の国の支援対象者拡大についてその詳細が、まだ国から通知がございませんので不明な今ところでございます。以上です。
○議員(3番 大森正治君) 議長。
○議長(野口俊明君) 大森正治君。
○議員(3番 大森正治君) 1点目の点につきましては、引き続きデジタル化の周知徹底を啓発に努めたいということですので、これは当然なんですけれども、あまりにもちょっとこれは漠然としておりますので、実際にですね、それを具体的にどういうふうにして周知されるのか、っていうことをお示し願いたいんですが、例えばですね、まだ地デジに移行していらっしゃらない世帯が、どれぐらいいらっしゃるのか。どこにいらっしゃるのか、っていうことはやっぱり細かく調査されないけんと思いますけれども、そういう調査されるお考えはないでしょうか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい。この調査ということにつきまして、大森議員のほうからご質問ございました。この件について、担当課のほうで検討しているかと思いますので、現状、担当課のほうから答えさせていただきたいと思います。
○企画情報課長(野間一成君) 議長。企画情報課長。
○議長(野口俊明君) 野間企画情報課長。
○企画情報課長(野間一成君) 移行しておられない世帯の調査の予定はということでございますが、今のところは、調査の予定を具体的にしておるところではございません。今、このデジタル化につきましては、国策ということで国が全ての責任を持って推進をしておられる状況でございまして、デジサポの相談会というのを今年に入りましてから5回ほどしておられます。で、そこには、役場の本町で3回、それから、中山のナスパルで、ナスパル温泉のところで2回をしておりまして、43人の方がおいでになっております。で、この方はそれなりにその対応をしていただいていることと思いますけども、確かに周知の方法、これから呼びかけをしていかないけんということでは思っておりますけれども、調査を具体的にどげな方法でということについては、まだ具体の検討はしておらんところでございます。
○議員(3番 大森正治君) 議長。
○議長(野口俊明君) 大森正治君。
○議員(3番 大森正治君) はい。具体的な周知啓発が目に見えないんですけども、言われませんでしたから。これからかなと思うんですけれども。その周知、啓発するためにも、何世帯あるのか、どこにいらっしゃるのかという数字、そういう調査がないとなかなかできないんじゃないかなと思うんですよね。それがきめ細かな行政、サービス、という言い方は私あまり好きではないんですが、行政のあり方だろうと思うんですよ。一番住民に密着しているわけですから。
そして、私がなんでこれを言いますかと言うとね、ただ単に、テレビが見れなくなって大変だということではなくて、テレビっていうのは、ひとつには色んな役割があるんですけれども、特にお年寄りさんにとっては、娯楽という、これは全ての人にとってもですけれども、そういう面もありますが、それ以上にですね、やはり色んな情報がテレビを通じて入るわけですから、その安全対策、安心安全ということ考えても、このデジタル化に移行されない家庭がゼロにしなければならないと思うんですよ。7月24日までに。今のような原則を考えましたらね。だからこそ、国がやっていることだから国にもう任せるではなくて、やっぱり国と一体となって行政も一番身近にあるこの町行政も手を差し伸べるべきではないかなというふうに思うんですね。そういう点で、もうちょっと具体的にどういうふうにして周知徹底されるのか、もし考えていらっしゃるところあったら教え、答弁願います。
○企画情報課長(野間一成君) 議長。企画情報課長。
○議長(野口俊明君) 野間企画情報課長。
○企画情報課長(野間一成君) 誠に申し訳ないことでございますが、先ほど答弁いたしましたように具体は考えておりません。で、デジタル化に伴いまして、完全に移行せないけんというのはあるわけでございますが、一時期このアンケート調査が国のほうでされたことがございまして、その際には、3%弱の方がこの際、この際テレビを見ることをやめようと、っていうふうに答えられた方があるそうでございます。で、そのテレビから見限られるんじゃなくて、テレビを見限るんだ、ていう、色々考え方がございますから、あることはあると思いますけども、ご指摘のように、移りたいのに移れんかったということではいけんと思いますので、これから具体の計画は考えて行きたいと思います。以上でございます。
○議員(3番 大森正治君) 議長。
○議長(野口俊明君) 大森正治君。
○議員(3番 大森正治君) はい、十分に対応していただきたいと思います。それからもう1点お聞きしたいんですが、国のほうでですね、住民税非課税世帯にも対象が拡がったと、チューナーを取り付ける、で、無料で。ということを聞きましてよかったなと思うんですが、これへの周知徹底もしなければならないと思うんですが、これも具体的にどうされるか考えていらっしゃると思うんですがどうでしょうか。
○企画情報課長(野間一成君) はい。企画情報課長。
○議長(野口俊明君) 野間企画情報課長。
○企画情報課長(野間一成君) 前回の支援策と同様でございまして、今回拡充する支援対象者の方には、簡易なチューナーの無償給付ということでございまして、この該当の方には、それぞれ通知を差し上げることになるのではないかと思いますが、具体の事務につきましては、福祉介護課のほうでお世話になっておるところでございまして、そういったこの今回の低所得者支援の拡大につきましての情報提供をして対応をいただくことになるのかなと。そのへんの話しはまだ具体にはつめておりません。国のこの、とりあえずの予算が成立したという情報を得ておりますので、これから両課なり、役場の中での関係課で連携をとりながら対応してまいりたいというぐあいに思います。
○議員(3番 大森正治君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 大森正治君。
○議員(3番 大森正治君) はい、住民税の非課税世帯の方、もれなくいきわたる様によろしくお願いしたいと思います。それを期待いたしまして、次の質問に移ります。
3点目といたしまして、今日もずっと、るる質問がありました、山香荘のサッカー場についてのことです。私はですね、この山香荘のリニュアル化は町民に歓迎されるものにというテーマでやるわけですが、そもそものところを論じながらこのテーマに迫って行きたいと思うんですが、夕陽の丘、神田「山香荘」ですね。これへのサッカー場設置について、11月中旬に町民への説明会並びに意見交換会がありました。3会場ともですね、それぞれ大体30人ぐらいの参加者だったようですが、私も3会場全部に参加させていただきました。そこで出された主な意見ですけれども、私なりにまとめてみますと、「サッカー場では町民のためにならない。反対である」、あるいは、「サッカー場をつくってもいいが、計画が甘い。もっと確かな数字を出し解析してしっかりした計画をつくるべきだ」、また、「他の利活用も考えたらどうか」、「町民にとっては唐突感があり、決定までが拙速的だ」などなどですね、今の計画をあまり評価しない意見や質問が多かったようです、そして、積極的な賛成意見というのは大山地区の会場の一人だけだったというふうに私は記憶しております。
説明会の前に開催しました私たちの議会報告会の場でも大体似たような意見だったというふうに思います。
なぜ、サッカー場として利活用することに町民皆さんの批判的な意見が多かったのか、多いのか、私なりに考えてみたわけですが、1つ目の理由としましてですね、当初は利用があったとしても、何年かすればまた今のような山香荘の状況になるのではないか、特に10年後以降、ですね、これがさびれていくのではないか、そういった直感的な不安があるからではないでしょうかね。
それから2つ目との理由としまして、山香荘をどうするかという計画が初めにあったのではなくて、県サッカー協会から要請があっての、言葉は悪いかもしれませんが、場当たり的な計画だからではないだろうか。
それから3つ目の理由としまして、サッカー協会のためにはなってもですね、町民のための施設には十分なりえないからではないだろうか。そういった理由が考えられていくふうに私は思います。以上のことを踏まえまして、提案並びに質問をしたいと思うんですが、山香荘のこの利活用について、始めにサッカー場ありきで、サッカー場を中心に議論が進められているというふうに私は思います。ですから、そうではなくてですね、山香荘を本当に町民のためにどう利活用してリニュアルさせるべきかということをまず議論すべきであると私は考えるんです。そうすれば、選択肢は執行部のほうから提案されましたこの3つの選択肢だけではなくてですね、ほかにもいろいろな利活用の方法があるというふうに思います。
例えばです、これは例ですけども、私なりに考えたり、それから色んな人から聞い、お聞きする、議論する中で話しをする中で、お聞きしたひとつの案ですが、全部じゃないんですけども、例えば、その高齢化社会のそういう視点から見たときにですね、そういう観点から見たときに、グランドゴルフ場とかあるいは老人養護施設があると思いますね。それとサッカー場との併設も考えられるでしょうね。
また、環境の観点からしまして、いわゆる「町民の森」そういったようなものをつくる。この森づくりには、例えば広葉樹を1人1木植樹、そうして世話をするという方法もあるでしょう。または、そこを今はやりのこのオートキャンプ場ていうこともあるかもしれません。あるいは、思い切って民間に売却する。等々、町民の皆さんから案を募集すればいろいろな知恵が出るのではないかというふうに私は期待しております。
サッカー場の案、これも含めましてですね、いろいろな案について、一般町民を含んだプロジェクトチームといったようなものをね、これを編成して、検討していったらどうだろうかというふうに私は思うんです。そのためには時間がやっぱり必要ですよ。拙速的に、始めにサッカー場ありきではなくて、様々な角度から山香荘の利活用を考えてみたらいかがでしょうかね。
そこで、次の点を伺うわけですが、1点目といたしまして、サッカー場以外の利活用は選択肢にないのでしょうか。どうも今までの答弁を聞いていますと、町長としては、あくまでもサッカー場に固執されているなというふうに感じられてならなかったんですけども、やっぱりそうでしょうか。
2点目としまして、他の利活用も含めて、山香荘のこの未来図ですね、これについて時間をかけて町民的な論議をすべきではないでしょうかね。そうしましたらね、得られた結論というのは、きっと町民に歓迎されると思います。いかがでしょうか。以上、お伺いします。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) はい。議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい。大森議員の3つ目の質問であります、大山のリニューアル化は町民に歓迎されるものに、ということについてのお答えをさせていただきます。
先ほど議員より、町民の皆さん方の批判的な意見についての考えを議員なりに考えを3点述べられたところでございますが、私としては当たっていないと考えております。
先月行いました住民説明会の席では、ご指摘のとおり事業の成果に疑問や不安を持たれる意見が多く出たところでもございます。議員もご指摘のとおり、その多くは私は直感的な不安だったように感じております。それ以外には私どもの説明不足も原因となったかもしれませんが、また、風評による誤解も多くあったものと私は思っております。鳥取県サッカー協会からのご提案が本構想の重要な柱となっているのは事実ではございますが、サッカー協会のご提案を議員の皆様に提示をさせていただき、実現可能性につきまして内部検討に着手をいたしましてから、おおむね9か月以上も経過いたしておりまして、決して場当たり的な計画ではないということはご理解いただけるものと思っております。検討の過程で、ご提案の福祉施設やその他の複合施設、民間への売却、事業を廃止しての森林化などの可能性につきましても検討を行った結果、現実的な方法としていくつかの比較をさせていただいたものでありますことも、申し述べさせていただきたいと思います。
さて、1のサッカー場以外の利活用は選択肢にないのかについてでございますけれども、もちろんこれを上回る効果をもたらす活用策があればそれを取り入れた活用策としていかなければならないと考えております。しかし、現時点では鳥取県サッカー協会のご提案を柱とした活用策が最も現実的で効果も大きいものであると考えられるということであります。
次に時間をかけた町民的論議をすべきではないかということついてでございますが、基本的には私もそう考え、現在広くご意見を募っておるところでもございますし、今後もいただいた意見を参考とした計画を説明をし、更なるご意見をいただく機会を設けていきたいとも考えております。ただ、漠然と長期間議論を続けることが決して私はプラスになると思っておりませんし、財政面での視点、これを、についても町政を担うものとして無視できないものであると考えています。議会の皆さんにご提示をして一年を経過をしますところの3月の定例会、方向性を出していただくのが時期ではないかと考えておりますので、ご理解をたまわりますようよろしくお願い申し上げます。以上です。
○議員(3番 大森正治君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 大森正治君。
○議員(3番 大森正治君) ということで、どうもサッカー場以外には利活用は考えていないと。選択肢にはないということのようですけども。私がさっき具体的な案というのを言いましたのがひとつの案なんですけども、それらはもうお前が言うまでもなく考えちょうわいと、検討したんだよと、だからもうこれが一番最上なんだというふうに思えたんですけども、初めてそういうのが庁内、庁舎内ですか、どこでされたのか私分からないんですけれども、議論されていたということですが、なぜそういうのでは駄目だったのか。どういう検討結果の、検討した結果、それが駄目で、やっぱりサッカー場がいいんだっていうふうになったのか、お示しください。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい。なぜ駄目かということについてでございます。先ほども以前の議員の皆さんの中でも話しをさせていただいた節もございますけれども、グランドゴルフ場についてはというご提案もございました。これは今の計画の中でも活用ができるということであると思っております。福祉施設、これについては特に特老であったり、そういった施設については、県の認可がいるということはご承知のことであろうと思っております。そういったベッドの枠等々が今非常に厳しい、あるいは、民間の方のほうがそういうことをやろうと思っても今できない現状があるということもご認識のとおりであろうと思っております。
町民の森、森にするということはあそこを廃止をするということの提案かなと思っておりますが、これが本当に住民のあるいはそこにおられます地域の皆さん方がご理解をいただける提案だろうかなというぐあいに思っております。オートキャンプ場、オートという意味合いがちょっと分かりませんけれども、かなりバリバリ音がすることなのかなと思いますが、これについて。あるいは、まあ、そういったような話がございました。様々なご提案は、住民の皆さんからも出てくると思いますし、まだ、新しいアイデアが出るのかもしれません。問題はその提案が本当に現実、実現性があるかということ。おっしゃいますように、そのことによって、5年先、10年先が利活用が本当に着実にあるのかということ。私は実際にこう利活用していただく相手を見つける中で取り組んでいかなければ、ここの山香荘は今の状況がなかなか打破できないのではないかなと思っております。そういう過程の中で、現在の利用、現在のプランの提案をさせていただいておるところでございます。なぜ駄目かということについての答弁に代えさせていただきます。
○議員(3番 大森正治君) 議長。
○議長(野口俊明君) 大森正治君。
○議員(3番 大森正治君) いまひとつ分からない点があるんですけれども、そういう議論がなされたなら、そういう説明に合せてですね、今後きちっとしていただきたいんですよ。庁内ではこういう案もあったし、これはもうでた、でも、消去法としてこういう理由でやっぱり駄目だなと、サッカー場だったんだっていうのをね、丁寧に説明してもらわなきゃならないんですよね。これちょっと町長の説明は何となく漠然としておったように思いますのでね、私は納得しかねるんですよね。それでですね、サッカー場ありきじゃないか、っていうことをわたし言ったんですけども、そんなふうにやっぱり思えるんですよ。今のこれまでの提案では。色んな考えがあります。利活用の方法はできると思うんですよ。先ほども言ったとおりなんですけども、サッカー場以外のほかのものというのもあるし、サッカー場だけっていうのもあるでしょうし、そして、それらとの併設ですね、もっと町民の皆さんがこれならいいなと、だったらサッカー場はええにするかというふうなものも併設してできることもやっぱり議論しなければならないと思うんですよ。例えば私たちのような段階の世代がこれから本当にスポーツツーリズム、ていうことをおっしゃってるわけですけれども、それも含めたら、グランドゴルフなんていうのはひとつの具体的なスポーツのね、これから介護予防にもなるようなスポーツだろうと思うんですよ。それを今の施設だけではなくて、もっとこれに併設してみんながあそこに行こうと。県下からもあそこに行って、山香荘に行ってグランドゴルフをしようというふうなものにもするということも考えられるわけですよね。例えば今の野外ステージがある場所。あれは今死んだような状態なわけですから、あれも復活させるということも含めてね、広さの問題もあるわけですが、それらも検討の遡上に乗せて、やっぱり考えるべきだと思うんですよ。そういう点でですね、私は、町民的な論議というのを期待したいんです。
先ほどもありましたけれども、この直感的な不安ていうのは、説明不足も原因だかもしれないけども、風評による誤解も多くあったものと思われると、言っておられますよね。これね、だからこそ時間が必要なんですよ。拙速的にやったら、本当に誤解のあるままで、突き進んでしまって3月になって決定というふうになったら、それこそ町民の皆さんは満足されない、と思うんでね、やっぱり時間をかけて論議することが大事だと思うんですよ。まあ行政のスピード化ということも言われるんですけれども、やっぱり時間をかけるところはかけるべきじゃないかなと。これはひとつの大きな今の大山町の行政の課題になっているわけですから、しっかり時間をかけていいと思うんです。我々議員の中にも色んな意見があります。反対意見もかなりあります。町民の皆さんにもあるわけですから、やっぱり時間をかけなければならないというふうに私は思うんですよね。だけども今の答弁からしますと、どうも、サッカー協会が急いでらっしゃるようだと。先日の勉強会の中でも高田事務局長さんはそんなふうなことをおっしゃいたように思います。急いでもらったほうがいいと、いうふうなことでしたですけども、でもそれはサッカー協会の都合なんですよ。やはり私たち町民ということを大事にするならば、町民の思いっていうのをね、合意を大切にするならば、まずこっちのほうに目を向けてもらって、しっかり論議して、いきたほうが結果的にはいいんじゃないかなっていうふうに思うんですよ。サッカー協会、グランド、ごめんなさい、サッカー場にするにしても。ほかのものになったとしても。あるいは、併設するということになったとしても。そういう意味で私は言っているんですよね。それでですね、財政的な面での視点も町政を担うものとして無視できないと、だから早くしなければならない、3月には上程したいというふうにおっしゃっているようなんですが、これは、具体的にいうとどんなことですか。ちょっとわからないんですが。財政面での視点も町政を担うものとして無視できないというふうに言ってらっしゃるのは。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい。長くお話しされましたけども、財政面での視点ということについてのご質問かなと思っておりますが、これも先ほど来からずっとお話しをさせていただいておるところでございます。くどくど話すのもなと思いますけれども、本当に今現在、山香荘の利用ということの中で、町民の利用がなかなかないという現状の中、そして、潜在的に山香荘の利用をしていただいているサッカーの方々の状況もあるということの中、指定管理を出して、これまでもきている中ですけれども、なかなかその素晴らしい方策が見えてないということの中、そういったことの中でもやはり、経常的に毎年1,500万に近い。あるいはそれ前後のものが平均的に出ている現実が、これまでの長い経過の中でもあるわけでございます。昨年の21年度でこの指定管理というものが区切りにまずなりました。その後どうするのかなということを真剣に考え、議論をし、内部で検討する中で、この、今現在使っていただいておるところの、まずサッカーの方々にこのことの利活用についての打診をこちらからし、そして、その過程の中で、この提案をいただいたり、意見を交換する中でいただいたというところでございます。時間をかけてという話しをいただきました。本当に時間をかけて2年3年4年かけてゆっくりしていくということも必要なのかもしれません。しかし、その先に見えることで、あそこの利活用が恒常的にしていただけるビジョンが本当にあるのかなという思いを持っております。大森議員の気持ちは理解できます。
しかし、今、こういう状況を踏まえてやらなければならないタイミングの時に、やはり、この取り組みについての協議の提案を今年の2月にもまず出させていただき色々意見をたまわり、そのことを積み重ねながら今日の提案に至っておる現状も踏まえて、この度の提案ということをご理解願いたいなというぐあいに思っておるところでございます。財政という事を中心に話しを今いただきましたので、財政面についての思いはそういうことでありますし、先ほどの議員の、先般、先ほどの議員の質問の中でも答えさせていただいたところでございますので、よろしくご理解を願いたいと思います。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 失礼、財政面ということでございまして。失礼しました。議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい。担当課長のほうから述べさせていただきます。
○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。
○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。
○観光商工課長(福留弘明君) 財政面というようなところで、若干補足のほうさせていただきたいと思います。利用者のカウント等にですね、無料の使用者、例えば現在グランドゴルフ等で使用料払わずにいわゆるサッカーコート等を使っていらっしゃらない方っていうのは実は利用者数に入っておりませんので合せてご承知いただければなというふうに思いますが、財政面での時期の問題でございますが、先日の高田事務局長がご説明なさった時にもご説明いただいたよう、いただいておりましたが、サッカー協会からの補助金を現在7,500万、財源として予定をいたしております。来年度であれば、つまり、今要望をして、来年度実際にお金がもう、事業をするということであれば、大山町で、大山町といいますか鳥取県で枠を取ることはもう、まず間違いなく取れるけれども、それを1年延ばす。つまり制度があと1年しかないんですけれども、最終年に延ばすと全く自信がないということを県のサッカー協会が言っておられるというのも財政面での時期の問題かなというふうに思います。以上です。
○議員(3番 大森正治君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 大森正治君。
○議員(3番 大森正治君) 実は私も今、課長がおっしゃったことかなと思っていたんですよ。はい。でも、あんときに高田事務局長がおっしゃっていたのは、平成24年度まではまあ可能だと。ただ、現実問題として難しくなるだろうと、来年度よりも、ということだったら実現も可能であるということのわけですから、それから、仮にですね、その補助がなくてJFAからの、補助がなくて7,500万円がもらえなくなったとしましてもですね、これは思い切った発言になると思いますが、その分、辺地債を回すことになれば、2パーセントの負担で、あ、20パーセントの負担で、1,500万ほど持ち出しが増えるわけですよね。それが大きいといえば大きいかもしれません。でもまた、町民の皆さんの理解が得られてね、その理解度によっては、そういう評価させるかも知れませんのですよね、高くはないと。そういう意味でね、私は2年3年とだらだら論議をしましょうと言ってないんです。せめて1年間ぐらいは必要じゃないかっていうことを言いたいんですよ。3月までだったらもう期間がないですよね。4か月で。ここで本当に町民の皆さんの意見が十分聞けて、そうか分かったというふうになるんでしょうか。私たちも責任もってね、ここで議決することが非常に難しくなると思う、難しいと思うんですよ。今の状況では。だからせめて1年はする必要があるんじゃないかなと、色んな知恵を出し合いながらね、そういう手段を考えて欲しいですよ。どうでしょうか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 時間をかけてということのご質問でございますけども、この23年度に向けての取り組みということについても先ほど課長のほうからも日本サッカー協会の補助金の関係、それから先ほども述べましたけれども、サッカーくじの関係、これも7,500万という金額があります。これも多分、議会の皆さん方の勉強会の中でもご発言があったと思いますけれども、23年度、今がこの取り組みの中の大きなチャンスであり、可能性が大きい時期であるということで、話しがあったんではないかなと思っております。事業を展開していく中での機会、チャンス、私はそんなにそんなにないと思っております。判断をしていく過程の中で、それは私が背負わなければならない責任であると思っております。ご意見もよく分かります。しかし、今、申し述べられましたように、時間をかけていくことの中でご提案をいただいたその案件だけについてでも、それだけ難しい状況があるということであります。町民の皆さんの利用、活用、それは今のこの提案をやっていくということが見えたときには様々お力をいただく過程の中での住民参画、参加、これがなければ成就できないものであると思っております。人が集まるところにこそ色々な事業の展開の可能性があるということの視点をどうぞご理解をたまわりたいというぐあいに思っております。以上です。
○議員(3番 大森正治君) はい。さらに議論をしたいんですけれども時間がなんなりました。また、別の機会に。終わります。○議長(野口俊明君) 日程第1、一般質問を行います。昨日から継続し、通告に、通告順に発言を許します。14番、岡田 聰君。
○議員(14番 岡田聰君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 14番 岡田 聰君。
○議員(14番 岡田聰君) わたしは、一問だけ通告に従いまして質問いたします。
人権尊重のまちづくりに不備はないか。先日、町民による電話での差別発言が発生しました。人権意識の高揚について、我が国の憲法は、すべての人が、人種、性別などに関わらず、人間として、幸福な生活を営む権利があると基本的人権を定め、社会的身分、または門地によって政治的、経済的、または社会的関係において
差別されない。第21条では、集会、結社及び言論、出版、その他表明の自由、表現の自由、学問、思想の自由権、また平和に生きるための生存権など、幅広く保障されています。
また、2000年、平成12年ですが、12月に制定されました、人権教育及び人権啓発の推進に関する法律では、人権の尊重の緊要性に関する認識の高まり、社会的身分、門地、人種、信条または性別による不当な差別の発生等の人権侵害の現状、その他人権の擁護に関する内外の情勢に鑑み、人権教育及び人権啓発に関する施策の推進について、国、地方公共団体及び国民の責務を明らかにするとともに、
必要な措置を定め、もって人権の擁護に資することを目的とすると定めております。そのなかで、基本理念では、国及び地方公共団体が行う人権教育及び人権啓発は、
学校、地域、家庭、職域その他の様々な場を通じて、国民が、その発達段階に応じ、人権尊重の理念に対する理解を含め、これを体得することができるよう、多様な機会の提供、効果的な手法の採用、国民の自主性の尊重及び実施機関の中立性の確保を旨として行わなければならないとうたい、地方公共団体の責務として基本理念にのっとり、国との連携を図りつつ、その地域の実情を踏まえ、人権教育及び人権啓発に関する施策を策定し、及び実施する責務を有する。
国民の責務として、人権尊重の精神の涵養に努めるとともに、人権が尊重される社会の実現に寄与するよう努めなければならないと定めている。
2005年、平成17年には、大山町でも「大山町人権尊重の社会づくり条例」が制定されております。このなかで、町の責務、町内に暮らすすべての者の責務として、同じように定めております。
このように、法律なり条例なりに基づいて様々な努力がなされているにも関わらず差別発言が発生する、町としてどのように考え、どのような対策をするのか、町長そして教育委員長に質します。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君
○町長(森田増範君) はい、議長
○議長(野口俊明君) 森田町長
○町長(森田増範君) おはようございます。それでは、2日目ということで、岡田議員より、人権尊重の町づくりに不備はないかというご質問について、答えをさせていただきたいと思います。
昨日の西山議員のほうからのご質問、答弁でもお答えをさせていたしましたけれども、人権尊重の町づくりに大きな不備はないという具合に考えております。しかし、日々、人権啓発活動を精力的に推進しております者として、町民の方々から、町民の方から、このたび差別発言が起こったことは、大変遺憾で残念な気持ちでいっぱいでございます。今までの啓発活動の成果で住民の方の人権意識は相当高まり、部落差別は表面的には見えにくくなりましたけれども、同和問題や同和地区を避けたり関わりたくないといった意識は、まだ心の奥底に根強く残っているものと考えております。人間関係が良好なときや、利害関係が生じない時など、表面に現れませんけれども、良好な関係が崩れたときなどに差別意識が態度や行動となって、差別事象として現れるというふうに考えております。今回の差別発言もその典型的な例ではないのかなと、いう具合に思います。
大山町では、町民一人ひとりの人権が保障される町づくりを推進するため、平成17年3月に「大山町人権尊重の社会づくり条例」を制定をいたしました。そして、平成19年3月に策定をいたしました「大山町人権施策総合計画」に基づいて、大山町、大山町教育委員会、そして大山町人権・同和教育推進協議会の3者が協力をして、部落差別をはじめあらゆる差別の、差別問題の、一日も早い早期解決を推進するために「人権・同和問題小地域懇談会」や「人権セミナー」「人権・同和教育研究大会」など、様々な啓発事業を実施しているところでもございます。特に「人権・同和問題小地域懇談会」では、昨年から普遍的な視点からのアプローチとして、「人権」そのものを学ぶことを、町内167集落すべてで行っているところでもございます。毎年1,100人以上の参加者があり、このような啓発事業を地道にかつ丁寧に続けることが、大変重要だと考えておるところでもございます。
そのためには、小地域懇談会の進出者として中核を成します行政職員の研修の充実や、地域、職場、団体などの日常の活動に密着した推進者の養成を、今以上に力を入れていく必要があるものと考えているところでございます。
この質問につきましては、教育委員長のほうにもございますので、教育委員長のほうからもたまわりたいと思います。以上です。
○教育委員長(伊澤百子君) はい、教育委員長。
○議長(野口俊明君) 教育委員長、伊澤百子君。
○教育委員長(伊澤百子君) はい。みなさんおはようございます。よろしくお願いいたします。
ただいまの岡田議員さんの「人権尊重の町づくりに不備はないか」というご質問に、教育委員会としてお答えをいたします。
まず、このたび発生いたしました差別発言の事象につきましては、例えどのような理由があったとしても、決して許されることではなく、わたしどももほんとに、残念な思いをいたしております。先ほど、町長さんが、ご答弁をされましたように、大山町は長い間にわたり、あらゆる分野で、そして日々人権教育・同和教育の推進に力を入れて取り組んでまいりました。決して人権尊重の町づくりに不備があると、いうふうには思っておりません。その成果もありまして、今までは、今では、本当に明らかな差別事象、差別発言というものも、本当に影を潜めてきたように思っております。一部では、もう同和問題は解決したのではないのか、もうその役割は、果たしたのではないのか、特別な施策は必要ないのではないか、というふうに言われるむきもありました。そういうご意見もいただいたりしております。
しかし今回の出来事で明らかになりましたように、また、先の9月議会におきましても、答えさせていただきましたように、教育委員会といたしましては、取り組みの一定の成果というものは認めておりますが、まだまだ解決に至ってはいない、まだまだ気を緩めてはいけない、地道に長く、長く、取り組んでいかなければならない問題だと、というふうに思っております。
今後このようなことが決して起きないように、それを目指しまして、町の人権施策総合計画に基づき、町長部局、町の人権・同和教育推進協議会と一体となった施策はもとより、現在も人権というものを大きな柱に、取り組んでおります幼児教育の分野、学校教育の分野、社会教育の分野におきましても、さらに一層の人権同和教育の充実に努める所存でございます。以上でございます。
○議員(14番 岡田聰君) 議長。
○議長(野口俊明君) 岡田 聰君。
○議員(14番 岡田聰君) 答弁をいただきました。まっ、今回の差別発言、きっかけはいろいろあったかとは思いますが、普段はなかなか出てこないこと、こころの奥底に潜んでいることが、興奮した状態で出たのかなと思いますが、あの言葉、わたしらここ数年聞いたこともなく、また忘れているような言葉でございます。死語となりつつあるせん称語だと思います。他の人間を動物並みに、人間として認めない言葉、非常におぞましい言葉だと、あえてわたしの口からは繰返ししたくない言葉ですが、今でもあのような忌まわしい、おぞましいせん称語を使って差別するのかと、愕然とし、とても残念に感じております。無力なわたしたちは、なんとか法令に根拠を求め、すがっていくしかございません。これまでの血の滲むような努力はなんだったのか、こころないひとことによって傷つく多くの人がわたしだけでなく、とても多くの人が傷つくと思います。このことに関して、もう一度どう感じておられますか、答弁をお願いいたします。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 岡田議員の質問にお答えをさせていただきたいと思います。
また教育委員会のほうからも、また答えがあれば、たまわりたいと思います。先ほども申し述べますように、ほんとにこの事件につきましては、非常に残念な思いをもっておりますし、これまで取り組んできましたいろいろな人権啓発の事業、活動、地道な小地域懇談会やセミナーであったり、いろんな場面での啓発活動等々が、ほんとにこうして一生懸命やっているにも関わらず、こうした事象として、出てくるということがほんとに残念でなりません。このような事象が起こらないように、これからもこころして、教育委員会あるいは同和教育推進協議会のみなさん方とも連携を取りながら、取り組み進めてまいりたいという具合に考えておるところでございます。以上です。
○教育委員長(伊澤百子君) はい、教育委員長。
○議長(野口俊明君) 伊澤教育委員長。
○教育委員長(伊澤百子君) ただ今の岡田議員さんのご質問に簡単にお答えさせていただきます。わたしは、人権問題というのは、人が人として幸せになっていく、人間として生まれて、その男とか女とかに関係なく、あらゆる生まれや仕事や富などに関係なく、人として生まれて幸せに生きていく、それを支えていくための施策であり、それが人権の基本であるというふうに思っております。人のこころのなかにある闇の部分というものは様々ございますけれども、そして様々な努力をしても、解消できない部分もいくらかはあるかも知れませんが、教育委員会といたしましても、また町と一緒になりまして、でき得ることは幼児教育の分野、学校教育の分野、社会教育の分野で懸命に取り組んでいきたいというふうに思っております。以上でございます。
○議員(14番 岡田聰君) 議長。
○議長(野口俊明君) 岡田 聰君。
○議員(14番 岡田聰君) まぁ、通告のなかでも述べましたが、国にも人権尊重の法令があり、それから大山町でも、人権尊重の社会づくり条例というものがございます。町民の方、ほとんどこれらの条文に触れることはなかなか稀だろうと思いますし、なかなか身近に感じないと思います。いろいろ施策によって、学校現場、教育現場で、あの教育現場とか、あるいは社会教育とかでいろいろ施策、人権尊重の社会づくりの施策を進めていっていただいておりますが、これらの条例の周知といいますか、もっともっと町民に知ってもらい、町内に暮らすすべての者の責務として人権尊重する、あるいは自らが人権尊重の社会づくりの担い手であるという、
まぁそういう意識を少しでも、町民のみなさんに認識していただくように、もっともっと啓発活動を、が必要だと思っとります。人権感覚を磨くとよく言われますが、
このことによって差別に気付き、差別をさせない、差別をしない社会づくりを目指すとよく言われますが、この人権感覚を磨くということをどう認識され、教育現場で、あるいは普通の、日頃の生活の中でどのような啓発を行っているのか答弁をお願いいたします。
○教育委員長(伊澤百子君) はい、教育委員長。
○議長(野口俊明君) 伊澤教育委員長。
○教育委員長(伊澤百子君) はい、ではただ今の岡田議員さんのご質問につきましては、教育長のほうよりお答えをいたします。
○教育長(山根 浩君) 議長、教育長。
○議長(野口俊明君) 山根教育長。
○教育長(山根 浩君) はい、非常に難しい人権感覚を磨くというご質問でございます。一番簡単なことを考えますとですねぇ、人間関係がいいということが一番大事になってくるだろうというふうにわたしは思っとります。今回の差別発言が出たということに関しまして、町民のみなさんすべてとは言いませんけれども、わたしをはじめといたしまして、差別意識というのは、深いところで檻のようにあるんだなぁと、まぁ岡田議員さんもおっしゃいました。率直に思いましたし、これを契機にさらに人権教育に努力していかなければいけないというふうに思っとります。で、人権感覚てっていうのはよく言われますように、美しいものは美しい、そういったことが素直に言えるという、感覚だろうと思いますし、人間関係がいいところには、差別てってのは起こりません。で今まではいろんな大山町でも差別事象が起こったときに、差別発言をやめてというようなステッカーを貼ってですね、あるいは国・県もやりましたし、やったわけですけれども、昨年これは「手をつなごう、みんなのこころもつながるよ。」てって、大山小学校の6年だった清水君が標語を作ってくれましたし、この図案は、大山中学校3年だった坂田絵利香さんが作ってもらいました。
こういうことでないかなぁという、今の岡田議員さんの発言を聞いてですね、人権感覚を育てていく、誰もがそういう研ぎ澄まされた人権感覚を持てばいいわけですけれど、まず第1番に「手をつなごう、みんなのこころもつながるよ。」という、これが1番その人権感覚を表しているいい言葉でないかなぁという気がしますし、学校教育の中でも、保育所の中でも、あるいは小地域懇談会の中でも、小地域懇談会に参加いただきます方には、大山町の人権条例も配布したことがありますし、人権教育の啓発推進法についても、配付したこともございます。いろいろなかたちで、
これからもやっていこうと思っております。以上でございます。
○議員(14番 岡田聰君) 議長。
○議長(野口俊明君) 岡田 聰君。
○議員(14番 岡田聰君) 差別感情というものは、小さい時から体にすり込まれ、体にしみ付いてしまうというような感じを、考えをもっておりますが、色々な啓発によってそういう考えをなくしていく、あるいはせん称語などについてもほとんど一般的には使われないようなせん称語、それでもまぁ、学校現場、教育現場では教科書などに載って歴史で学ぶことがあるわけですが、日頃使わないそのような
せん称語、もとは気持ちの、わたしの気持ちの中では、まったく知らないような子どもに教育するうえで、ほんとに必要なのかなという考えを持ちますが、歴史を学ぶうえでは必要なのかなとは感じております。差別に打ち克つ人間を育てる、まぁ
こういう意味で、色々同和教育をやっていただいておりますが、個人的には差別に打ち克つ人間といいますと、それに対抗するには無力なわたしたちが対抗するには、
生き方そのものだろうと思います。自分が信念に基づいて誠実に生きていく、その姿が一番大切かと考えております。
また、それがすべてではないですが、ないんですが、差別に打ち克つには学力が非常に大切になるのではなかろうか、学力をつければ、それはすべてではございませんが、豊かな生活の根拠を築くことができる、それによって子どもにも恵まれた教育を受けさせることができる。それによってまたいい仕事につけるという、最近派遣社員なんか非常に増えておりまして、収入が非常に少ない、生活がやっとだ、なかなか結婚などもできないというような人たちが増えている、いるのを差別事象とまた別に、部落問題とはまた別に、わたしは非常に憂慮しておりますが、経済界はそういう派遣社員というものも、海外の安い労働力に対抗するためには必要だということでまぁ、歓迎してるようですが、わたし自身、ああいう派遣社員はなくなってほしいという願望がございますが、ああいう人たちもほんとに、今度自分の子どもなどに十分な教育が受けさせられない、といった感じ。まぁ、わたしたちの仲間もそうなんですが、昔からまともな職業に就け、就けない、収入を得られない。そういうことが貧困となり、子どもに十分な教育を受けさせられない。そういう貧困の連鎖が続いて今日まで来たと感じております。
それに打ち克つためには、できるだけ教育、高い教育を受けさせ、自分がほんとうに社会で、ひとつ、ひとり立ちできるような力が必要だと思っとります。あの、同和教育で差別に負けない人間を育てる、そういう同和教育やっていただいておりますが、そういう差別に打ち克つ同和教育、そういったものを、どう言いますか、貧困の連鎖をというか、差別の連鎖、断ち切るために我々の力を付けないけんと思いますが、それがまた同和教育が非常にわたしたちには助けになっとるわけですが、その同和教育、人権教育今後の方針といいますか、それをもうひとつご答弁を願いたいと思います。
○教育委員長(伊澤百子君) 教育委員長。
○議長(野口俊明君) 伊澤教育委員長。
○教育委員長(伊澤百子君) ただ今の岡田議員さんの重ねての質問にお答え、答えになるかどうか分かりませんが、例えば学校現場におきましては、いじめも、いじめもやはりそのひとつではないかと思います。そういったいじめを含める人権に、まずその気がつく、気がつく力、それからそれを気がついたものを許さないという力、それは差別を解消する学力を付けていくということにもつながりますし、人として生きていく力にも、やはりつながっていくというふうに思います。その根底にあるのは人を思いやる、その人の思いや願いを大切にするという、そういったことに、そういう温かなこころ、それから仲間とともに高めあっていく、そういうことに気がつきながら、それを阻止する。仲間とともに阻止する。高めあっていく仲間づくり。といったような様々なことに関わっていくことだと思います。で、それは人権とか同和教育だけでなく、人間としてのあり方、生き方にそのままつながっていくのではないかと、これは幼、子どものときから小学校、中学校、そして大人になっても大切なことではないかというふうに思っております。特にそのように思い、保育所で働いてくださっている方、小学校や中学校の先生方も、絶えず人権、同和教育に対しては、学校、学級経営におきましても、もちろんその歴史の学習におきましても、総合学習の分野につきましても、様々なところで取り組みをしていただいております。その生徒も、様々な機会を通じて町民のみなさまや保護者のみなさんに広く、そういった場を提供しておられますし、例えばこの秋にもありました学習発表会などでもほんとに1年間学んできたそういった教育の成果を、見事に出して生徒たちが出してくれている、1年間通してそういうことを気づき、学び、許さない、そういう力をひとつひとつ積み重ね蓄えていっていると、そのために今も色々な現場で、沢山の方々が頑張ってくださっているというふうに思っております。
また一層わたしたちも、新たに取り組みをしていきたいと思います。以上でございます。
○議員(14番 岡田聰君) 終わります。○議長(野口俊明君) 一般質問を継続いたします。次、13番 小原力三君。
○議員(13番 小原力三君) 議長。
○議長(野口俊明君) 13番 小原力三君。
○議員(13番 小原力三君) おはようございます。わたくしは、あの一点だけ町長に伺いたいと思います。仁王堂公園を拠点とするまちづくりはというタイトルで質問させていただきます。
仁王堂公園は、平成9年に、9年にふるさと創生事業で造られた施設でございます。今では週末には、町内外より、多くのファミリーや、グランドゴルフ等で賑わいを見せているところでございます。日本海が一望でき、景観がすばらしいこと。交通のアクセスも山陰道の新設などで良好であり、芝生の広場、展望広場、遊具、また駐車場等、既存の施設が整っております。この施設を利用し、強固なものでなく、屋台村のイメージで、地域の産物である野菜、そば、豆腐などを販売し、イベントを企画開催し、人が集い、楽しみ、働き、大山町を、の目指しているまちづくりにつながるのではないかということで、町長の伺いいたします。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい、それでは小原議員の仁王堂公園を拠点とするまち づくりは、ということにつきまして、答えをさせていただきたいと思います。
仁王堂公園を見ますと、先ほど述べられましたように、日曜日には、地元の皆様で、朝市で野菜など売っておられたり、町外からも多くの方が買い物に来られたりしているようでもございます。また天候の良いときには、グランドゴルフで町内の方がたくさん利用されているのを見受けるところでもございます。町内外から、多くの方々に親しまれている仁王堂公園であるという具合に思っております。
さて、現在大山町では、集落に軸足を置いたまちづくりを進めているところでもございます。「集落の健康診断」によります話し合いを行っていただいたりしているところであります。その話し合いの中で、高齢者の方から子どもさんまで、集落内での交流をもっともつと活発にしていこうという意見や、思いが多く出ております。
また、すでにレクレーションや、軽スポーツで交流しておられる集落もございます。そういった事例もたくさんございます。仁王堂公園ということの利用もございますし、また名和スポーツランドやふるさとフォーラム中山などでの町の施設を利用していただくということ、そういう場面での集い、楽しんでいただく、交流をしながら、地域の活性化、あるいは集落の活性化につなげていただく、そういう方面でのまた仁王堂公園の活用も非常に意義あるのではないかなと思っているところでございます。
先ほど少し触れられたかも知れませんけども、この施設の利用活用にあたっては、おっしゃいます想いのある方々が話し合い、連携をし合って、まず取り組みを検討し始められてはどうなのかな、という具合に考えておるところでございます。以上です。
○議員(13番 小原力三君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 小原力三君。
○議員(13番 小原力三君) まだまだあの、仁王堂公園ではですね、施設に不備といいますか、足らないものがございます。駐車場のトイレとか、そういうものも造っていかなきゃあならないと、いうような思いもしておるところでございます。
そして、やはり行政が、今も町長言われたように、行政が一から十までやるんじゃなくして、やはり行政は舞台を造る、芸をするのは町民だというような発想のもとで、今わたくしは質問をしておるところでございます。まぁ名和のスポーツランド、中山のふるさとフォー、フォーラムなかやまなどありますけれども、一応わたくしは仁王堂ということでございますんで、仁王堂に重点を置きながら質問をさせていただきたいと思いますが、今申しましたように、トイレと駐車場にトイレが必要じゃないかということであります。まぁあの、あすこで子どもさんらちが遊んで帰られる、ただそれだけでなくして、そこに何か交流の場、グランドゴルフのおじいさんやおばあさんらちと一緒に話し合う子どもたち、そういうなんていうかコミュニケーションの場も拡がるんじゃないかなというふうに思うのですが、町長、考えどうですか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい、小原議員の方から、コミュニケーションの場つくりということでの話しのなかで、トイレの駐車場等のご提案かなぁ、という具合に感じておるところであります。ご案内のようにほんとに仁王堂公園の方ではたくさんの方々が、特に土曜日、あるいは日曜日に来ていただいておるところであります。
トイレ等につきましては、グランドゴルフあるいは芝の広場の近いところにも東屋
と同時に設置をさせて、設置がされているという現状があるわけでございまして、
まぁ多方面での利用ということになりますれば、やはり先ほど述べられました中で
ほんとにあそこのほうで色々な利活用をしていく、町民の方々が色々な取り組みをされていく、そういった計画であったりとかプランであったりとかいうものが十分出ていく、そういった過程のなかでほんとに必要であるということであれば、それはそれで検討すべき案件かなぁという具合に思っておるところでございます。
まぁ先ほど述べられましたように、芸は町民の方々がいうことでおっしゃいましたけども、まさにわたくしもそのとおりだと思っております。町民のみなさん方の方から色々な利活用の提案等々が煮詰まっていく過程の中で、必要なものが出てくるとするならば、そこはその段階で、また検討していくこともあるのではないかなぁという具合にまあ、考えておるところでございます。
○議員(13番 小原力三君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 小原力三君。
○議員(13番 小原力三君) まぁあの、なにか協議会みたいなものを作って、
やったらというようなニュアンスの言葉が出ましたけれども、やはりこれも仁王堂という地域の特色を活かしながら、観光大山にも結びつくんじゃないかなと、あすこにおって大山を眺めた、天気がよかったら上がってみようかというようなことも考えられるんじゃないかということで、町長最後になりますけれども、もう一度、
力強い、前向きに検討するという言葉をいただいて、わたくしの質問を終わりたいと思いますが、どうでしょうか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい。力強いかどうかは分かりませんけども、すでにご案内のように、仁王堂の方では日曜日、ふれあい市、地元の方々がですね、さっきも話のなかにもあったかと思いますけども、触れさせていただきましたけども、野菜あたりを朝市という形で、毎週取り組みをして、またそれがあてにして、たくさんの方々が来られたりということもあろうと思っております。やはりそこで活動しておられる方もあるわけでございますんで、議員のいろんなそういった思いを、仁王堂で利活用していこうという熱い思いの方が、たくさんおられれば、そういった方々と話し合いを持たれたりして、議員がその中心になってですね、進めていただいたりするなかで、先ほどの提案をされることも検討する案件に付助してくることかなぁと言う具合に思っておるところであります。力強いかどうか分かりませんけども、以上の言葉に代えさせていただきたいと思います。
○議員(13番 小原力三君) 議長、終わります。○議長(野口俊明君) 再開いたします。続きまして、次、1番 竹口大紀君。
○議員(1番 竹口大紀君) はい。それでは、通告の内容のとおり2問質問したいと思います。
まずひとつ目、サッカー場整備と山香荘再生計画について質問したいと思います。現在サッカー場の整備を中心とした山香荘の再生計画が進められております。山香荘を今後どのようにしていくのかという議論は、必要でありますし、サッカー場の整備も、うまくやれば町民のためになる施設になると考えております。
しかし、山香荘の再生計画は、サッカー場整備以外にも多くの方法が考えられますし、また、町内にサッカー場の整備が絶対必要だということであれば、例えば、山香荘周辺よりも名和総合運動公園周辺のほうが、利便性も付加価値も高いというふうに考えております。現在、山香荘のサッカー場整備に反対する意見が多く出ておりますが、その原因の1つとして、サッカー場整備と山香荘再生計画をセットで進めているからではないかというふうに考えておりますが、これらを分けて、検討する考えはないのか質問したいと思います。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) はい。竹口議員のひとつ目の質問でございます、サッカー場整備と山香荘再生計画ということにつきまして、お答えをさせていただきたいと思います。
竹口議員ご指摘のとおり、今回の名和地域休養施設の活用策につきましては、大きな議論が巻き起こり、町民のための再生策であるのかという地方自治、あるいは住民自治の根幹に関わる議論となってきているものと感じております。
さて、サッカー場と、サッカー場整備と山香荘再生を分けて検討する考えはないのかというお尋ねでございますけれども、確かに鳥取県サッカー協会からのご提案をいただけたところから発したことは事実でございますけれども、私は大山北麓、これを中心といたしましたところの広域の地域活性化策といった大きな視点のなかで、その取り組みを構想として提示をし、議論をお願い、あるいは議論をしていただいていると、いうところでございます。大山寺エリア、これを含めまして大山北麓の経済活性化について考察をしていきますと、神田陣構エリアの活性化、山香荘を中心とした名和休養、地域休養施設を核とした再生策を講ずることが、最も効率的で、効果的であると思われるものでございます。観光りんご園、牧場、あるいはお茶園、そしていろいろな周辺の観光農園、あるいは名和太平記の郷、御来屋漁港、中山温泉、山陰道が開通をいたしますと、ほんとに近い中山温泉にもなります。
そういった既存の多彩な観光資源の再生、活用を考慮する必要があると考えております。サッカー場のみを整備するのであれば、神田エリア以外に、町内にも何カ所も適地があると考えております。名和総合運動公園周辺もスポーツ施設の集積や、アクセスという意味でそのひとつでもあると思います。
ただ、そういった場合、整備の経費は別といたしましても、山香荘にはどういった活性策をこれから講ずればいいのか、神田・陣構エリアとしてはどんな策があるのか、山香荘など今のまま、あるいは放っておいていいのか、あるいは大山の旅館との連携は、というような様々な課題について検討する必要があると思っております。ある会社、企業の理念に、「ひと集まるところに、ビジネスチャンスあり」という言葉がございました。あくまでもサッカー場ありきではなく、大山町の経済活性化に取り組むのにあたりまして、この鳥取県サッカー協会のご提案を好機として捉えて、現在取り組んでおります大山恵みの里構想のなかで求められておりますところの「観光交流産業の推進」「交流人口の増加策」それを前向きに検討した結果の中で、現段階の構想の提起であるという具合に考えております。
なお、アクセスについてでありますけれども、鳥取県サッカー協会では、山香荘であることが特に不利になると、いうことはないと明言をされておいるところも、申し添えさせていただき、答弁に代えさせていただきます。以上です。
○議員(1番 竹口大紀君) 議長。
○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。
○議員(1番 竹口大紀君) はい。わたしは、感情論、感情的に反対であったり、またあの、町長が出された施策であるので反対です、といったようなことはありません。しかしその山香荘でのサッカー場整備というのが、ほんとに引っかかる部分でありまして、地元産業への波及効果の最大化であると、ありますとか、町民の福祉向上、あとはその運営経費、低ランニング経費で運営できるかどうかとか、そういった点でですね、すべてその最大値がとれるような場所で計画するのが、一番だと思いますし、そういった場所で計画することによって、賛成する方も増えてくると思うんです。で、ちょっと短く質問をしたいと思いますが、計画の中でですね、まずサッカーグラウンドを2面人工芝、天然芝を整備される計画であるということですが、グラウンドが2面ないとサッカー協会のフットボールセンター整備助成事業の認定要件にならないのかどうか、また2面必要な理由、これをお答えください。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい。竹口議員のグランド2面ということについてのお答
えをさせていただきます。補足として、担当課のほうからも、述べさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
まずグランド2面ということについてでございます。すでに山香荘の生い立ちといいますか、経過のなかでは度々申し上げておりますけれども、30年ほど前になります、29年ですか、地域の活性化という形のなかで、特に交流人口を増やしながら、たくさんの方々に町内外の方々に来ていただいて、あそこの夕陽ヶ丘神田、ほんとに素晴らしい立地にあるところ、地域の目玉として、活性化策として、取り組まれた経過があると思っております。その当時のなかで、このグランド、当時は野球場、ソフトボールができたり、野球ができたりというグランドでありました。しかし時代の流れのなかで、利用のニーズ等考えながら、多分その当時検討された結果、正式な面がとれない状況ではありますけれども、サッカーのグランドの芝化にされたという具合に理解をしております。以来、利活用という、特にグランドという形のなかでの利活用は、サッカーの方々が中心に今日まで、利活用していただいてきていると、いう具合に思っております。ただ、この30年来進めていく形のなかで、利用の方々が本当に、しだい次第に減ってきているという現状も、ご認識のとおりだと思っております。
今そういった過程のなかで、このサッカー場を2面ということの思いでございます。まず、経費の問題もございます。これも、先ほどらいから話しをさせていただきました。推定で、概算でありますけども、3億5,000万という数字を事業費として、計上させていただいております。しかし、これの経費の問題もできるだけ町費の持ち出しを減らすという視点のなかで、先ほど話しがありました助成事業、日本サッカー協会の7,500万、あるいは今チャレンジをしておりますサッカーくじの関係7,500万、1億5,000万、あるいは辺地債という事業。そういったものを進めていくなかで、このサッカー場がさらに再生をして・・、失礼、山香荘が再生をして、さらにたくさんの方々にここに来ていただく、交流人口を増やしていくという過程のなかで、サッカー協会と協議をしていくなかで、2面という構想が出てまいったところであります。人工芝、そして天然芝の2面があることによって、非常に利用率が高まるということの提案、あるいはそれに対する助成ということで、この2面を現在検討し、提案をさせていただいております。助成事業等の内容等について、担当課の方からも、利用の関係を含めて述べさせていただきます。
○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。
○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。
○観光商工課長(福留弘明君) 失礼いたします。ただ今の町長の答弁に、追加で若干ご説明をさせていただきたいと思います。
まず、フットボールセンター認定の要件としての面数の問題でございます。サッカー、日本サッカー協会が定めました都道府県フットボールセンターの認定要件という規約というか、決まりのなかでは、サッカーの公式戦が開催できる広さのピッチを確保できる面積を有する人工芝、もしくは天然芝のグランドとするという記述となっておりまして、面数に対します制限、決まりは記載をされておりませんので、これは2面であることが認定の要件であるということはないと、いうふうに理解をしております。
で、続きまして、なぜ2面という計画にしているかというところ、先ほど町長の方が答弁をさせていただいたとおりでございますが、追加をさせていただきますと、鳥取県サッカー協会さんとしては、この人工芝と天然芝を組み合わせることによって、2面を有効活用することによって、特に合宿等の利用におきます優位性、そして誘致の優位性ですね。それと諸大会を行うときの、効率開催が可能となるといったようなところで、この施設としての価値がかなり、いわゆる面数が倍になる以上の価値が向上するということで、2面を提案されたというふうに理解をしとります。以上です。
○議員(1番 竹口大紀君) 議長。
○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。
○議員(1番 竹口大紀君) はい、2面あればですね、合宿誘致がしやすいとか、大会が誘致しやすいといったことは分かりますが、しかしその、合宿であっても、大会であっても、1面いいグランウンドがあるだけでも、十分誘致、現状よりは誘致できる、数が多くなると思います。またその、例えば名和総合運動公園、まぁ陸上400メートルトラックがあるかと思いますが、その内側、今そのきれいにあまり整備がされていないように感じますが、そこを改修するということであれば経費が当然安くなりますし、まぁ、2面取らないということであれば土地取得も必要ありません。
山香荘で計画する場合は、土地取得も必要だということが出てきますが、2面必要であれば、総合運動公園周辺にもう1面分の土地を取得、同じ土地を取得するならですねぇ、そういった方法も考えられると思います。
で、その他に、都道府県フットボール認定事業、認定要項の中には、サッカー場の広さビッチサイドが105mかける68mであるとか、その他にふたつですね、夜間照明施設があること、まぁその、細かい数値が色々あって、平均照度が200ルックス以上になるとか、被照明面積が7,140㎡以上になるとか、そういった要件はあるわけですが、そのようになるように現在の照明を改修したり、またクラブハウスは、今のトレセンをする改修と認定要件であります、その事務室、会議室、談話室、更衣室、用具室、シャワー室、医務室、カフェテリア、これは多分セルフサービスの食堂のことだと思いますが、カフェテリア、それから調理室、トレーナー室、託児室などということですが、これは一部改修でできそうな気もします。
まぁその、行政側、町長も様々な検証をされたということですが、今提案したですね、名和総合運動公園周辺を改修して、誘致するというような計画を、今ちょっと提案させていただきましたが、この中で、今まで数多く検討されたかと思いますので、名和総合運動公園だと駄目だという部分、指摘があれば答弁願います。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい。議員の話のなかで、名和運動公園のエリアでの検討ということ、駄目の理由というような話しでございましたけども、駄目というような捉え方は持っていないんですけども、逆に山香荘の利活用、再生計画という捉え方のなかで、2面整備をしていくと、そして大きな大会、あるいはたくさんの求めがあるときには、名和の運動公園グランドの中にあります、先ほど述べられました芝のスペース、こういったところも、サッカーとしての1面の利用が可能では、あるんだろうなという考え方、あるいはそういう思いを持ったりしてはおります。
ただ、それに向かって整備をしていくというようなことは、検討したり詰めたりはしておりませんけども、多様なたくさんの方々が集まってこられる大会等になったときには、そういった場所での利用も可能になるんだろうなという話しはしたり、したことはございますし、またそれも可能であろうなと思っております。
従いまして、これが駄目という捉え方についての検討をしたことはございません。ただ、山香荘の再生計画ということが、大きなテーマの中で検討し積み重ねてきております状況でありますので、今の提案をさせていただいておるというのが現状であります。
○議員(1番 竹口大紀君) 議長。
○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。
○議員(1番 竹口大紀君) はい、そこで今、答弁でもありましたけどもやはりそこでネックになるのが、山香荘の再生計画ということで、わたしは山香荘の再生計画と、サッカー場の整備は分けて考えたらどうかということを主張しているわけですが、のちほど山香荘の再生計画については話しをするとしまして、まず総合運動公園周辺にサッカー場を造ったほうがいいというメリットを挙げたいと思い ます。
例えば、名和総合運動公園周辺に、サッカーグランドを造った場合に、現在の山香荘のような宿泊施設がない、ということが考えられるかも知れませんが、町長並びに行政側が出されております資料のサッカー場整備による波及効果では、一番最初に大山寺旅館街への宿泊客増、という波及効果が述べられております。その先日のですね、鳥取県サッカー協会の説明でも、山香荘の立地のなにがいいのかということをお聞きしましたところ、最初に出てきたのがグラウンドに、グラウンドの近くに、シャワー、着替え、雨でもご飯、弁当が食べられるスペースがある、ということが大きな魅力だというふうにおっしゃっておられました。で、その後様々な話しのなかで、安く宿泊できるというような話しも出てきましたが、これは隣接していなくてもいいんだと思います。雑魚寝ができて安いところだったらいい、というふうにサッカー協会さんもおっしゃられてますし、であれば名和総合運動公園周辺を改修して経費を抑えて、宿泊は山香荘使ってもいいし、中山の友好館のほうを使ってもいいし、あるいはその旅館組合への波及効果を最大化するんであれば、町が宿泊施設を持たずに、宿泊は旅館組合さんにすべて任せますよ、というような方向で持ってったほうが波及効果は大っきいはずなんです、とわたしは思いますが、
町長はどのように考えられますか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい、竹口議員なりに今の提案のメリットを述べられたのだろうと思っております。今の提案を振り返るなかで、では今の現状の山香荘の取り組みは、今のままで行くのかということに、わたしはつながると思っております。
度々申し上げますように、本当にこう素晴らしい場所での山香荘、でも利用が伸び悩んでいる、逆に活性という意味合いからしますと、どんどんこう弱くなってきている。一方では、定額のあるいは多額の町からの持ち出しがある。そのことを踏まえて、長い充電というスパンのなかでの利活用を考えたときに、トータルとして、非常に経済面でも、あるいは将来の山香荘の活用、山香荘を蘇らせていかなければならないという視点の取り組みとして、今の提案をしているところでございます。竹口議員の思いのなかでの視点でのメリットもあろうと思いますけれども、やはりそこの、これを計画したところのスタートの視点をですね、ご理解を願いたいなという具合に思います。
○議員(1番 竹口大紀君) 議長。
○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。
○議員(1番 竹口大紀君) はい、今そのサッカー場の話、議論したいわけですが、何分山香荘の再生計画のほうに話を戻されますので、ちょっと次はそちらの方から質問をしたいと思いますが、今その山香荘の再生計画では、三つの案のなかで、
サッカー場の整備をしなければ、サッカー場の整備はもうどこにもしませんよと、いうような選択しかありません。継続するのか、廃止するのか、サッカー場を整備して、サッカー場を整備するのか、といった三つの構想以外は示されておりません。
そのわたしはですね。山香荘再生にその三つの構想しかないということで、これを
山香荘の三構想と呼んでおりますが、これがね、四構想、五構想、六構想あってもいいと思うんです。で昨日ですね大森議員が質問されたなかで、様々な提言がありました。わたしもですね、その地域休養施設は、町民の憩いの場にならないといけないと思います。例えばですね、現在の状態で、失礼ながらその存在目的も、ちょっとよく分からないまま、年間1,500万円という費用がかかっているというのは、本当に無駄に思えます。しかしですね、例えば公園として整備するなど、町民、その多数の方が利用するうえで、町民福祉の向上として年間費用がかかるというんだったら、まだ納得ができると思うんです。で、例えばその遊具を整備する、ですねぇ。フィールドアスレチックぐらいになりますと、民業圧迫にもなるかと思いますが、それほどならないものを、まぁみんなが行きたくなるようなものを整備するですとか、小さい子ども連れの親子、孫を連れておじいさん、おばあさんが来られる。それから、小学生が友だち同士で、あそこまで遊びに行くのは大変でしょうから、巡回バスを使うといったような、いろんな複合的なメリットも考えられますし、例えば若いカップルがそこの山香荘の公園、整備された公園でデートする。町長はですねぇ、再三本会議で「夕陽が丘」というふうにおしゃられてますが、「夕陽の丘」ではないのかなというふうに思いますが、夕陽がきれいに見える、夏場ですと恐らく島根半島よりも海側の方に沈むきれいな夕陽が見えると思いますから、そういった景色を売りの公園にするですとか、まぁあるいはその、運動する人が多いということであれば、遊歩道を整備してウォーキングコースなど作ってみる。また、日本全体でですね、ペットの数が、15歳以下の子どもの数よりも多いというふうに言われておりますが、ペット連れで散歩したり、遊んだりできる芝生の広場を造ってもいいですし、ドッグランのようなものを造ってもいいですし、例えば遠足、町内外から、遠足の誘致をして、平日でも人が多いような公園にするですとか、保育所の活動として、そこに遊びに行くとか、もうなんかいろんな活用方法は考えられると思うんです。やっぱりその山香荘の再生計画というのは、本質に戻って町民福祉の向上、人々の憩いの場にすればいいというふうに思います。
昨日ですね、教育長が杉谷議員の答弁でですねぇ、中学生が大山町に住みたくなるには、どうしたらいいのかというような話しがありました。そのなかで、自分が住んでいるところがいいところだという認識、誇りを持つことが大事だというようなお話しをされましたが、例えばその建物、サッカー場があるからといって、それが誇りになるとは思えません。直接的な誇りにはならないと思います。やっぱり大山町を、僕が思い浮かべるなかでは、遊んだ経験ですね、大山町でこんなことをした、そこで過ごした経験とか、体験っていうのが、やっぱり誇りだとか思い入れにつながるのだと思います。
で、こういう計画をですねぇ、すでに検討したと、まぁ検討した、されたのか、されてないのか分かりませんが、検討されないのか、または検討したということで、議論するときが、もう3月までにほんとこの場しかないように感じておりますが、その理由としては、あまりにも急ぎすぎに感じるんですね。そのほかの議員も何人も発言、発言しておりますが、その答弁のなかでは、サッカー協会の補助金7,500万円が出ないかも知れない、今じゃないと出ないかも知れない、ということです。
しかしですね、日本サッカー協会の助成事業というのは、2012年度まであります。ある予定です。その早く助成、早く申請しないと助成されないというのは、県サッカー協会にすごくせかされているような気がするんです。で、最終年度だと助成されにくいというような憶測がありますが、わたしはそういうことはないんじゃないかなというふうに思っております。その理由としまして、日本サッカー協会がこれは宣言されております。公式ホームページ等にも載っておりますし資料等にも載っております。全都道府県にフットボールセンターを整備したい。整備することを目標にされているから、助成、最終年度だから助成されないということは、まずないのではないかというふうに思います。で、鳥取県内では、大山町が色々考えている間に、ほかの候補地に鳥取県フットボールセンター造られるんではないか、というような危惧もあるかと思いますが、先日の説明で県のサッカー協会としては、大山町が駄目なら、鳥取県にフットボールセンターはもう造らない、できないのではないかというふうに説明をされておりました。つまりですね、どうしても日本サッカー協会、鳥取県サッカー協会としては、フットボールセンターを造りたいんです。ですので、一年待ってもですねぇ、助成の面、今すごくその7,500万円の補助の問題をおっしゃられますが、助成の面では問題がないというふうに思っております。1年程度の議論する期間であれば。
あの、ここからが質問の本題になりますが、その今すぐじゃないと日本サッカー協会から助成金が出ないという行政の判断、町長の判断というのは、サッカー協会がですね、過去の助成決定時の計画評価でありますとか、なかには条件付きで採択されたもの等もあります。またその助成が決定される確率、こういったことを調査して判断されたのでしょうか、答弁願います。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい、たくさんのお話しをいただくなかで、特に補助金、一年待って、ではどうかというような、話しのなかでのご質問かなぁという具合に思っておりますが、先般も議会のみなさんのほうで、担当者を交えて意見交換を されたということのなかで、色々なご質問をいただいているというぐあいに思っております。この補助金ということについて、先ほども来年もあるんではないかという話しがあったという具合に今理解をしておりますが、多分その話しのなかでもその今のタイミング、今のチャンス、これは確かなものが手ごたえとしてある。しかしそれの次の年には、確かではないというご発言も、多分あっておるんじゃないかと思っております。
わたくしどもが、行政として、施策を提案をして取り組んでいくという形のなかで、あまりにも不透明な補助であったり、助成であったりという制度であったりとか、いう形のなかでは、わたしは進めていけれないというぐあいに思っております。1年延ばかしたことによって、今確かな可能性の非常に高いものが、なくなってしまったときには、どうするだということだって逆にご指摘を受ける、場面であります。
特にこういった事業あるいは経済活性とかいう取り組みについては、やはり2年、3年、4年かけて熟成をして検討していくという手法、これもわたくしは非常に大切だというふうに思っておりますけども、今このタイミングでしかないという大きな機会を得る、捉えるということも、わたくしは今、求められているものではないのかなぁと思っております。1年待つということ、あるいは補助制度の色々な問題のご指摘はあったかも知れませんけども、与えられた今の、検討しております今のこの提案のなかで、わたくしはサッカーくじの関係、そしてこの日本サッカー協会の関係、合せての合計額、そういったことを踏まえるなかで、ほんとに1円でも、100万でも、1,000万でも、少ない金額で取り組んでいくことが、今一番大切だろうとわたくしは、わたしのこの位置におるものとして、責務であると思っております。行財政改革の審議会のなかでも、色々な議論がございました。みなさん方も健全な財政ということをご指摘もいただきます。そういった視点も含めて、このたびのご提案を、この好機として捉えておる、そして提案をさせていただいておるということでございます。
○議員(1番 竹口大紀君) 議長。
○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。
○議員(1番 竹口大紀君) はい、今の答弁をお聞きしますと、やっぱりその県サッカー協会からの情報だけを鵜呑みにしているといいますか、信じすぎてる側面があるのかなというふうに思います。2010年度、今年度現在でですねぇ全国にフットボールセンター、まだ整備されていない、または助成が決定されていない都道府県というのは、17近くあります。青森、山形、福島、群馬、富山、石川、福井、愛知、岐阜、鳥取、岡山、香川、高知、長崎、宮崎、鹿児島、沖縄などがあります。これはあと3年度、3年間のうちに整備するということですが、まぁ1年あたり、6施設、7施設ぐらいになろうかと思いますが、このような状況で、年度が最終年度になったからといって助成されないというのは、本当に信じ難い話であると思いますし、その点はですね、県サッカー協会、県サッカー協会と日本サッカー協会というのは別組織になりまして、下部団体かも知れませんが、別々に運営されているものですので、日本サッカー協会とですね、そういった話をされて、助成金に関してですね、そんなに詳しい要項など教えてもらえないかも知れませんが、もうちょっとその、今すぐじゃないと駄目だというような議論ではなくてですね、最終年度でも助成金が出るのかどうかというような確認をされてから急がれる、もし今じゃないと駄目だということであれば、急げばいいと思いますし、そういった確認をされてから、進められてはどうですか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい、先般の、竹口議員の質問のなかで答えさせていただきますが、担当課長の方が先般の議会のみなさんとの、そして担当者とのなかで出席をいたしております。多分、そういったことにも触れておるという具合に思っておりますので、担当課長の方からそういったことについても、少し述べさせていただきたいと思います。
○観光商工課長(福留弘明君) 議長、観光商工課長。
○議長(野口俊明君) 福留観光商工課長。
○観光商工課長(福留弘明君) 失礼いたします。 サッカー協会の助成金のいわゆる補助金としての交付見込みということでありまして、ご指摘のサッカー協会の言葉をあまりにも鵜呑みにし過ぎていないかということであります。まぁ信頼関係がないとできない事業だというふうに思っておりますので、疑ってかかるのはどうかというふうにも思います。ただ、裏づけは必要だというふうには思っておりますので、ご助言は尊重させていただきたいなというふうに思いますが、先般の県サッカー協会の事務局長さんの説明でいきますと、最終年度に手を挙げる見込みのところが、すでに8、8府県ですか、あの、あるというご発言がございました。で、最終年度に補助金を受けるためには、来年度に、2011年に手を挙げる必要があると、で2011年に補助金を受けるためには、2010年度、今年度中に手を挙げる必要がある。まぁ、3月の理事会で内定がする、されるということでありまして、実質あと3か年あるのではなくて、今年度分はもうすでに決定済み、というふうに聞いておりますので、実質あと2か年で、残ってる16、17のところが、いくつ手を挙げるかということなんですが、来年度であれば、鳥取県が手を挙げても収まるのではないかと、いうことをサッカー協会の方が、事務局の方が言っておられますし、専務理事さんですか、日本協会の方に伺う、何度か実は足をたてていただいて、理事、他の理事のみなさん等にご相談をいただいたなかで、今年度中に手を挙げて、来年度の助成対象としてであれば、まっいい感触が得られたと、で最終年度については、高田事務局長さんの言葉を借りますと、自信がないということでありますので、助成、サッカー協会の助成金を受けようと思えば、今年度中に意思決定をする必要があるのではないかな、というふうに考えておるところです。
○議員(1番 竹口大紀君) 議長。
○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。
○議員(1番 竹口大紀君) はい、やっぱりまぁ最終的には、その県サッカー協会の意向ということもあるようですが、現実的には来年度中に手を挙げても、助成金は出る可能性は十分にあるというふうに思っております。
時間も限られておりますので、最後にですねぇ、もう一度戻りますが、町長の思いを聞きたいと思います。総合運動公園にですね、名和総合運動公園にサッカーグラウンドを造って、県サッカー協会に指定管理をしてもらう、というところのメリットは、先ほども色々と述べましたが、それ以外にですね、現在のトレーニングセンター、トレセンなどの指定管理料を、もしかしたら削減できる可能性もあるでしょうし、例えば立地を活かしてですね、名和神社を使って、合宿誘致をして、合宿の選手たちがそこで必勝祈願するとか、なんかそういったことも考えられますし、400mトラック内にですね、サッカーグランド1面造りますと、フットサルコート2面くらい取れる広さがあります。恐らく、近くでは松江とか、そのような形態になってたのかなというふうに思っておりますが、昨日の町長の答弁のなかで、幅広い世代でフットサルが拡がれば、というような話をされておりましたが、今ですね、提案したような400mトラック内に1コート、サッカー場を造って、フットサルコートを2面というようなことをしたほうが、そういう整備、施設整備をしたほうが、町長の思いってのは、実現できるんじゃないかなというふうに思いますが、どういうふうに考えておられますか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 失礼いたしました。名和総合運動公園での、周辺での整備、あるいは利用ということについてのご質問であったなぁ、という具合に感じておるところでございますけども、度々同じことの繰返しかと思います。確かに名和総合運動公園に設置を、周辺に設置していくことに際しては、それはそれなりのメリットがあり、色々な展開も可能になるんだろう、というぐあいには思ってはおりますけれども、やっぱり元に戻ります山香荘の利活用という視点のなかで、やはりこの提案さしていただいております。
特に、利活用という意味合いでですね、みなさん方のほうに十分まだ、ご理解いただけてないというところもありますし、昨日も吉原議員の方から、そういった利活用の方策について、受けていただくとするならばその、例えばサッカー協会、あるいは行政それに加えて利用をほんとにしていただくたくさんの恒常的な、サッカーを通じて、たくさんの交流人口が集まってこられるわけですので、そこに集まってこられる方々に、色々な経済的なお金を落としていこ、いただくようなそういった取り組みをしていくうえでの、地元の方々への参画、そういった話も、一体となってしていかなければならないというお話もいただきましたし、わたしも同じ思いをさせていただいたところでございます。
利活用という意味合いのなかでは、今可能性という形で様々な、大山からですね、日本海までという色々な視点のことや、話をさせていただいておりますけども、残念ながら、指定管理事業者ということについて、めどがついて、話の方向性が詰まってないという状況でありますので、具体的な取り組みあるいは検討ができないというのは、現状であるということは、ご理解願えると思っております。そういった取り組みを、みなさん方のほうのほんとにご判断のなかで、示していただけるということになれば、今可能性として、色々な話をさせていただいております案件に ついて、踏み込んだ形のなかでほんとに官、民、行政もそうですし、民間力もそうですし、住民のほんとに関係をしていただく方々と一緒になって、具体的な取り組みの話し合いも出来るんじゃないのかなという具合に感じております。ただ、残念ながら、今非常に流動的な状況でありますので、そこの部分には踏み込めれないと、例えばそれが踏み込んでいたとするならば、議会のみなさん方は決まってないことなのに、なんでそこまでするんかいなというご指摘もですね、逆にいただいたりすることだろうと思っておりますので、そういった思いのなかで、ほんとにあの昨日も野口議員の方から、バラ色の計画ではないかという話もいただきましたけども、決してそうではないということを、話をさせていただきたいなと思っておるところでございます。十分な答弁になるかどうかと思いますけれども、よろしくお願い したいと思います。
○議員(1番 竹口大紀君) 議長。
○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。
○議員(1番 竹口大紀君) えーっと、まぁその町長のフットサルが、もっと幅広い年代に拡がればいいなというような答弁が、明確なものがありませんでしたが、
時間がありませんので、次にいきたいと思います。
ふたつ目の質問としまして、税金の使い道が選択できる制度を、ということで通告しております。全国でもまだ数は少ないですが、寄付条例を制定する自治体が今増えております。寄付条例は、各自治体で多少の違いがありますが、概ね、政策や事業に対しての寄付を募り、集まったお金で政策を進めたり、また事業の財源の一部にしたりする仕組みを定める制度であります。行政側のメリットとしましては、住民の関心が高い政策や事業が把握できること、漠然とした自治体へのふるさと納税よりも、寄付額の増加が見込めることなどで、寄付する側のメリットとしては、 ふるさと納税の優遇税制が適用されること、また納める税金を寄付に変えることで、実質的に税金の使い道が選択できることなどがあげられます。このような制度を創設する考えはあるのでしょうか、お尋ねします。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい、竹口議員のふたつ目の質問でございます、税金の使い道が選択できる制度についてということについて、お答えをさせていただきます。
まず、「寄附条例」についてでございますが、議員指摘のとおり、全国でこうした条例を制定する自治体が見られところでございます。内容はそれぞれの自治体で異なりますけれども、一般的には、事業ごとに基金を設置をし、一定額を積み立てた後に、その目的の事業を行うような内容になっており、こうした寄附金の使途や運用方法を定めたものが、基金条例に対する基本条例として位置付けられる構造になっております。これらを大別いたしますと、複数の事業・基金を包含するものと「ふるさと応援基金」のみを定めているものに分かれますが、目的や運用は各基金条例に明記をいたしておりますので、内容が重複する傾向にあります。
また、寄附金の使途の選択肢を増やしている自治体もございますが、ふるさと納税の申込書のバランス上、現行の3種類いわゆる自然環境の保護、地域福祉の向上、教育の振興を超えるものと書面が複雑になる恐れがあるということであります。
また、これらの使途以外でも、町長が定め、必要と認める事業に充当することができますので、その場合は余白にその旨を記入していただき、ふるさと納税の優遇制度をご利用いただいているところでございます。そして、こうした運用によって現在でも、寄附の受け入れをいたしているところでございます。
既存の今ありますところの「大山町ふるさと応援基金条例」による規定とその運用で、実質的には、寄附条例を制定をしている状況とほぼ同じ環境にございますので、寄附条例の必要性はあまり感じていないところでございますけれども、寄附の使途や成果をうまく周知をしている自治体もございますので、平成21年度の寄附金の使途については、平成23年用のチラシに掲載をし、これをホームページにも記載をしているところでもございます。徐々に実績も上がりつつありますけれども、引き続き納税をしていただきやすい環境づくりに努力をしてまいりたいと考えております。以上です。
○議員(1番 竹口大紀君) 議長。
○議長(野口俊明君) 竹口大紀君。
○議員(1番 竹口大紀君) はい、今答弁をいただきましたが、その現行のいわゆるふるさと納税に関するものでは現行の3種、自然環境の保護、地域福祉の向上、教育の振興、まぁこれを超えると書面が複雑になるというような答弁がありましたが、別に書面が複雑になるとかっていうことは、行政側の都合で、書く方はどちらでもいいのかなぁというふうに思いますが、それよりもですねぇやっぱり寄付する
用途、この選択肢が増えるということに意味があるように思います。例えば県内ですと南部町が「桜の並木保全」ですとか、「古代神話」がどうとか、「スポーツ振興」がどうのこうの、「稀少動物」のとか、細かくほんとに分かれてるわけですね。
それを選んで寄付するような形、やっぱりですねぇ、自分の寄付するお金が、漠然と、まぁ行政全体で使ってくださいよというのと、こういう事業に使ってほしいんだっていうことで寄付されるっていうのは、すごく意味合いが違ってきますし、そういうふうに、そういう制度を利用する人も増えてくることにつながると思います。
それにそのメリットとしましては、そういったこと以外にはですねぇ、例えばその
民主主義社会ですので、今は間接民主主義ということで、それぞれが選挙で政治家を選んで、行政の運営などなどを任せているわけですが、例えばその様々な政策を用意することによって、町民がどういう事業に、どういう施策に興味があるのかといったことも計れると思います。例えばですねぇ、大山町で特色のある、まぁ今もありますが、自然環境の保護等もありますが、それをさらに分けてですねぇ、大山の保護なのか、それ以外の様々な細かい保護なのか、といったところを分けると いうようなことも考えられますし、昨日もありましたが小・中学校の校庭を例えば芝生化しようといったときに、ランニングコストがかかる。どうしても小・中学校の芝生化をしたいなというふうに考える住民グループですね、行政側にそういった校庭の芝生化に関するようなものに寄付できる政策を、メニューを準備してほしいというふうに要望します。で、そう、それで町が告知することによってその芝生化の事業に寄付する人もいれば、その住民グループの活動によって、活動の輪の拡がりによってそのメニュー、その寄付に、寄付メニューに寄付するという人も出てくると思います。例えばそれでまったく、校庭の芝生化というメニューを作ったときに、そこに寄付がほんとに集まらないというようなことがあった場合には、その政策にニーズがなかったんだなと、町民ニーズがないんだなということも判断できると思いますし、このような仕組みを作るということは、町民、自治のその原点であります、自ら考えて自ら行動するということに、すごくつながっていく制度になろうかと思います。やはりですね、その地域主権が叫ばれますが、一人ひとりの住民の考え方っていうところも、かなり重要になってくると思います。やはりですね、国のその中央集権というのを変える、変えていくためには、そうやって自治体が細かく色々と動いていく必要、制度の変更等も必要だと思いますが、その実際にですね、住民がまちづくりにもっと関わっていく、仕組みのひとつとして、そういう寄付条例をもっと細かいメニューで細分化してやっていくような必要があるように思いますが、町長はどのように考えておられますか。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい、竹口議員のこの寄付条例ということについての思いをいただいたところでございます。今ありますところの「ふるさと納税」、大山町でいきますと、ふるさと応援基金条例ということでございますけれども、まぁこれのスタートは、全国的にこのふるさと納税というものがスタートしたところでは、ふるさとを思う町外の方々、あるいは県外の方々に、そういったふるさとを思って色々な形での応援をしていただきたい、納税に対しての控除がありますよという制度がスタートであったのではないのかなというぐあいに思っております。で、それに基づいて大山町の方では、大山町ふるさと応援基金条例というものを作っております。これが基本的には、町外の方々へのどちらかというと発信、ふるさとを思って応援
してくださいというところが、大きなベースになってきていると思っております。
竹口議員の、今のご提案ですと、やはり町内の方々の方へのアプローチ、そういった視点のなかから、寄付条例を作ってはという視点かなぁというぐあいに聞かせていただいたところでございます。
地元の方々にそういった思いを持ってですね、お力をいただくということもこれから、必要であると思いますし、また検討もしていかなければならないことかなぁと思っております。先ほど賜りましたそういった地元の方々へ、大山町内の方々へということも視点に置く寄付条例ということでありますれば、またこれもいただいたご意見を、参考の意見とさせていただいて賜りたいなというぐあいに思うところでございます。以上です。
○議員(1番 竹口大紀君) 終わります。○議長(野口俊明君) 続きまして7番、近藤大介君。
○議員(7番 近藤大介君) はい。質問に入ります前に議長、わたしの質問予定時間を一応40分予定しておりまして、長くても45分までには終わりたいと思っておりますが、12時を回ると思いますが、最後までいかしていただいてよろしいでしょうか。
○議長(野口俊明君) ええ、あの、7番の近藤大介議員の一般質問に入りますが、近藤議員の予定された時間は、本人申告で40分でありますが、12時を超えることが予想されます。このまま一般質問を、予想されますが、そのまんま、12時を回っても一般質問を継続していきたいと思っておりますので、お諮りします。
議員の皆さまに継続することに関して異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶものあり〕
○議長(野口俊明君) 異議なしと認め会議を12時を回っても続けさしていただきますので、よろしくお願いいたします。一応議員の皆さま60分は基本的には、持っておられるわけでありますので、続けていきます。それじゃあ、近藤大介君。
○議員(7番 近藤大介君) そうしましたら、最後になりました。今回は1点だけ、今定例会で大変話題になっておりますフットボールセンターの整備ということについて、町長にお尋ねをいたします。
今朝の新聞には、「反対の声相次ぐ」というフットボールセンターでございます。山香荘に整備が計画されております、天然芝と人口芝、各1面、合わせて2面のサッカー場についてでございますけれども、私は、この事業は必ず様々な利益を町民にもたらすと考えております。是非とも進めて頂きたいと思うわけですが、この構想が明らかになった1年前から、ずっとそのように申し上げてきました。確かに昨日今日の一般質問でも明らかになったように、議員の中にもまた町民にも、この計画ついて、疑問に思う声ですとか、はっきりと反対だとする意見も多数ございます。
本日は、この後、この問題に関して、議員全員によります意見交換会も予定されておりますけれども、それに先立ちまして、なぜ今サッカー場なのか、どうして山香荘のあの場所なのか、改めて町長のお考えを質しながら、フットボールセンター建設の意味を考えたいと思います。
そこで、2点お尋ねします。はじめに、そもそもこの施設を整備建設する目的は、なんですか。改めてご説明下さい。
2点目、私はこの施設ができれば、様々な効果が得られると考えております。なにより、観光の視点から考えて、この施設が、大山町の観光資源の一つとなり、大山町を町外にPRする一つの拠点になると考えております。フットボールセンター建設と観光振興との関わり、位置づけについて、町長のお考えをお聞きしたい。以上2点について、答弁を求めます。
○議長(野口俊明君) 町長、森田増範君。
○町長(森田増範君) はい、議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) 近藤議員のフットボールセンターの整備についてということにつきましてお答えを述べさせていただきたいと思います。
まず、ひとつ、整備の目的はということについてでございますけれども、これまでの他の議員の方々への答弁との重複になる部分もございますけれども、一言で申し上げますと鳥取県フットボールセンターとしての認定を受け、多くのアマチュアサッカー人口を大山町に集めると共に、従来からの根強い山香荘ファンの皆様を山香荘につなぎ止め、更に消滅していたしてきておりますところの地元利用を復活させる、そのことによって大山北麓を中心とした地域の経済活性化を推進していこうとするものでございます。もう少し具体的に申し上げますと、利用の低迷が続いております名和地域休養施設の稼働率向上に伴います収益の向上、ひいては町民負担の軽減、遊休町有地化の防止、そして周辺の観光りんご園をはじめといたしますところの観光関連産業再生の拠点施設としての役割、これの再構築。また、現在も取り組みを始めておりますところの大山ツーリズム。これの推進に伴いますところの体験型、交流型、あるいは滞在型商品の拠点の施設として、現在本当になくなってきておりますところの地元利用の復活、あるいは、青少年健全育成のための活動の施設、鳥取県サッカー競技界の底辺の拡大・レベルアップ、そのための拠点施設などいろいろと考えるところはございますが、現在鳥取県西部地区には非常に少ないアマチュア用の正式芝サッカーコートをここ神田地区に整備することによって、大山北麓全体の価値の向上、大山寺の旅館街等との合宿誘致の促進や知名度向上など観光の交流施設として大きく私は躍進をしていく、そして経済効果を波及していくものと考えており、本町にとって、大きな経済活性化の拠点の施設となっていくものと考えております。またそれが、最大の目的であると考えております。
二つ目に観光振興との関わり、位置づけはということについてでございますが、本町の基幹産業のひとつであります観光事業振興のキーワードは体験型、交流型、滞在型の新しい旅のかたち、今進めております大山ツーリズムの推進によりますところの「観光交流産業の確立」であると思っております。
わが大山町は本当に国立公園大山のてっぺんから日本海まである豊富な資源を有しております。これを生かしていく、輝かしていくことであると考えております。そして、この大山ツーリズム推進の拠点の一つが山香荘を中心といたします名和地域休養施設であると考えておりるところでもございます。繰り返しになる部分もございますが、現在あまり商品化、あるいは、ルート化されていない大山北壁、北麓のこのエリア、このこれからの大山観光推進のためには重要な位置を占めるエリアであると考えております。大山の方が訪れられて、米子、境、あるいは、島根県のほうに進んでいかれる現状を踏まえる中で、この大山北麓の中に山香荘の拠点が再構築される、その意義は高いものがあると思っております。また、大山のスキー場からこの香取地区を経て神田、陣構、そして御来屋へと至るこのルートはあたかもミニ北海道と称される景観だけではなく、日本海を望む眺望、名和長年にちなむ歴史文化、豊富な食材など枚挙にいとまがないくらい本当に資源に恵まれている地域であります。
こうした今埋もれている資源を世に出して活用していくための拠点の施設が山香荘を中心といたします名和地域休養施設であるものと確信をし、提案をさせていただいているところでございます。鳥取県フットボールセンターとしての活用は、こうした地域全体の活性化策を支えていくためには必要欠くべからざる下支え策であるものと認識をいたしているところでございます。今後もいろいろなご提案、ご提言をいただき、住民の皆さま方の福祉向上、努めてまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いを申し上げたいと思います。以上です。
○議員(7番 近藤大介君) 議長。
○議長(野口俊明君) 近藤大介君。
○議員(7番 近藤大介君) 再質問させていただきます。るる、今、ご説明頂きましたけれども、私は、夕陽の丘神田、山香荘にフットボールセンターを整備建設するいの一番の目的、これは、スポーツ合宿の積極的誘致であり、観光振興との関わりは、合宿誘致を柱とするスポーツ観光の振興だというふうに私は思うんです。
そこで、改めてですね、フットボールセンターの整備と、スポーツ合宿を柱とするスポーツ観光の推進について、町長のお考えを伺いたいのですけれども、その前に、私なりの考えをですね、この点についての考えをまず町長にちょっと聞いて頂きたいと。今回は一般質問ひとつしか出してないのでちょっとお時間いただいてしゃべらせていただきたいと思うんですけども。
私は、議員になる前は、合併前の名和町役場で仕事をさせていただいておりまして、1年半ほど、この山香荘の施設長させていただいた時期もございます。通勤なりの際、山香荘に向かって上がるときは、美しく気高い大山を仰ぎながら坂道を上がっていきます。降りてくる時は、青く広がる日本海を見渡し、5月の天気の良い頃は、日本海の青と空の青の境目が分からなくなるような中で、ちょうど隠岐の島が空に浮かんでいるかのように見える、そういう非常に見晴らしのいいところで、また、島根半島に落ちていく夕陽の眺望。これまさに夕陽の丘に、その名にふさわしいものでございます。町長今、ミニ北海道のような、という表現でこのエリアを表現されました。私、実は、北海道は行ったことないんですけれども、なんとなくそんな気がするなというふうに思ったところでございます。芝畑ののどかな田園風景があり、お茶畑があり、秋にはりんご狩り、乳牛もいます、備前焼の窯元もございます、羊の牧場もございます。
町長おっしゃるように、体験型・交流型・滞在型の大山ツーリズム、いわゆるグリーンツーリズムを大山町で推進していくとき、この大山北麓の香取・神田・陣構エリア、このエリアは様々な可能性を秘めています。誰に来ていただいても自慢できる。そういう景色が、自然の風景に広がっております。磨けば光る原石が転がっている。そこからは大山寺にも海にも車で15分で行けます。そういった立地の中で、キャンプもできる。バンガローもあります。会合もできる山香荘という施設の役割というのも、グリーンツーリズム、大山ツーリズムを進めていく中で、新たにまた活かされていく面があるんだろうと思っております。ただしかし、そういった取り組みは、今はまだ構想の段階の域を出ず、これから、神田・陣構・香取の地元の方々と相談をしながら、一歩ずつ進めていく、中長期的視野に立った構想・計画だと思うんです。
先ほど、スポーツ観光という言葉を使いました。昨日の一般質問の中でも、町長は、スポーツツーリズムという言い方をされましたが同じことだと思います。スポーツツーリズム、スポーツ観光。まだなじみの大変薄い言葉でございますけども、日本を観光立国にしていくために、2年前にできました政府の観光庁で最近さかんに提唱されているようでございます。スポーツ観光。プロ野球でもサッカーのJリーグでも、ファンは、好きなチームの応援に、日本中を移動したりします。これが「観るスポーツ」ですね。また、マラソン好きの市民ランナーは、全国のいろんな大会に行って走ることを楽しまれる方も多くあります。大山町役場の職員のその中にも、そういった方がいらっしゃいます。これは、「するスポーツ」ですね。このほかに、たとえばプロ野球のキャンプを誘致したり、あるいは、スポーツの大きな大会を開催し、県外や国外からたくさんの方に来てもらうことを「支えるスポーツ」として、地域の魅力や情報を発信し、地域活性化につながるものと、政府・観光庁は、今、このスポーツ観光の振興を提唱しているところです。
スポーツ合宿の誘致も、その「支えるスポーツ」、スポーツを支えるという範疇に入るわけですけれども、ここ10数年、山香荘は、赤字を出しながらではありましたけれども、陸上とサッカーを中心に、中高生の合宿の場所として、多くの関係者に愛され、特に春休み夏休みの間は、フル稼働で営業し、お世辞にもきれいとは言えない施設なんですけれども、山香荘のスタッフの皆さんは、限られた予算で育ち盛りの、特に中高生に栄養価の高い食事を提供し、選手や指導者の方々が、存分に競技のレベルアップをはかり、また、安心してくつろげるようなサービスの提供に励んで来られました。
サッカーに関しては、県内外の高校チームの合宿の他、県内の小・中・高それぞれの年代の選抜チームの合宿や、鳥取県サッカー協会の指導者講習会などにもずっと利用されています。近年は、グラウンドの芝の管理も十分でなく、練習環境としては、かならずしも良好ではないにも関わらず、それでもよそより山香荘が良いと利用して頂いているものであります。
今回、このフットボールセンターの建設にあたっては、住民のみなさんは、降って湧いたようなサッカー場建設だというふうに感じておられると思います。このフットボールセンター、今日の議論にもありましたけれども、そもそも、2002年、サッカーワールドカップの収益金を財源に、47都道府県に、1つずつ、サッカーを中心とするスポーツ振興の拠点を作ろうというもので、建設にあたっては、日本サッカー協会から7,500万円を出して頂く計画になっているんですが、鳥取県サッカー協会さんから、鳥取県のフットボールセンターを建設にあたっては、鳥取市でもなく、米子市でもなく、この大山町に、是非とも大山町の山香荘の場所にその7,500万円を活用して欲しいと、大変強い熱意をもって計画を持ってきていただいたものであります。
そのサッカー協会の熱意の背景には、山香荘の自然環境といった立地条件の良さ、グラウンドと宿泊施設が隣接しているという運営上の利便性、この他に、これまで10数年、県内のサッカー関係者に、この山香荘を利用していただく中で、大変深い愛着を感じていただいているということがあると思います。
さて、サッカー場を建設に、サッカー場を建設するにあたっては、サッカーという競技の将来性についても考慮しなければならないと思います。上はプロチームから、プロチームであるJリーグから、下は、少年サッカーまで、日本サッカー協会に選手として登録されている人数は、現在750万人に上ります。これは、正式な競技人口としては、野球の726万人を上回り、実に日本国民の17人に一人は、どこかのサッカーチームに所属しており、子供や孫がサッカーしているというレベルで言えば、5人に一人はサッカー関係者だと言ってもいいほど、今、日本ではサッカーは盛んになってきています。
全世界のサッカーの競技人口は、2億4,000万人。今年は、南アフリカで開催されました、4年に一度のサッカーワールドカップはオリンピックを凌ぐほどの世界最大のスポーツイベントであり、その南アフリカ大会での日本対パラグアイ戦では、TV中継の瞬間最高視聴率が64.9%と、日本代表の活躍に日本中が熱狂したところは記憶に新しいところであります。
ここ鳥取県においても、今年、ガイナーレ鳥取が、JFL、日本フットボールリーグで初優勝を果たし、念願のJリーグ入りを果たしました。近年ガイナーレは、胸に大山黒牛という大きなロゴを入ったユニフォームで試合を戦っておりました。確認はしておりませんが、大山町は多分大山黒牛というコマーシャルに一円も出していないはずです。大山黒牛は民間企業ですのでね。中山の肉用牛を扱っていらっしゃる方が経営に参画しておられるということでございます。そういった形で、ガイナーレ鳥取の活躍は、全国にはからずも大山の名をPRしていただく格好にもなったところです。また、昨年は、米子北高校サッカー部がインターハイで準優勝するなど、人口が60万人に満たない、本当に小さなこの鳥取県でも、力を合わせて頑張れば強くなれると、サッカー関係者のみならず、県民に強い勇気と希望を与えてくれました。
先日、鳥取県サッカー協会の方に伺ったところ、鳥取県のサッカー人口は、今、人口比率で計算すると、サッカー王国と言われる静岡県に次いで、全国第2位なんだそうです。それほど今、サッカーが盛んになってきている鳥取県ですが、残念ながら、自由にサッカーできる芝のグラウンドが本当に実は少ない。陸上競技と併用になっているために、使用に様々な制限がある。雨が降っている、雨が降りそうだ、雨が降った、そういう時は、すまんがサッカーは遠慮してもらいたいと、いうような形で、サッカーの指導者の方々は練習会場や、試合会場の確保に今大変苦慮されています。
人口芝のグラウンドが今年の夏、鳥取県で初めて、湯梨浜町に1面できたそうです。ほんの数カ月で6,000人の利用があったというふうに聞きましたけれども、それでもサッカー専用コートは鳥取県では依然として不足している。近年、米子市安倍にガイナーレ鳥取のサッカー場が建設される予定ですけれども、これも基本的にはガイナーレ鳥取専用スタジアムでございまして、一般に自由に解放されるものではございません。
山香荘に整備されるフットボールセンターは、天然芝のグラウンドを1面、人口芝のグラウンドを1面、2面でございます。2面のグラウンドがあれば、先ほど、竹口議員の質問に町長もお答えになったと思いますが、各種大会の誘致が非常にやりやすくなり、たとえば、少年サッカーなどでいきますと、少年サッカーだと11人じゃなくても8人制でやったりするんですね。そうすると、1面のグラウンドで、2つコートを作る。そういう形式でいくと、名和スポーツランドやあるいは大山スポーツ公園なども合せて会場にしながら、20チームから30チームの規模の大会をすることも十分可能です。そうなると、およそ親御さんも含めて、500人ぐらいの大きな大会もできると。また、一応、これは、サッカー協会さんにもガイナーレ鳥取さんにも内々確認したところ、打診というか、相談したところですけれども、Jリーグ加盟チーム、Jリーグの加盟チームのミニキャンプなども、このフットボールセンターに誘致することも十分可能であるというふうに聞いています。
宿泊をともなう大会や、夏場の合宿の際は、宿泊客を山香荘だけで収容することはできませんから、グラウンドの利用者は、大山寺等にも宿泊することになります。今、冬場のスキー客が全く計算できない中で、大山寺の旅館経営者の方々にとって、利幅は薄くても、安定した収入が計算できる合宿客の誘致は、夏場、いわゆるグリーンシーズンの非常に重要な課題になっており、フットボールセンターの建設は、その足掛かりとなるものです。
投資対効果とランニングコストについてもふれておきたいと思います。概算事業費3億5,000万円のうち、日本サッカー協会からの補助金が7,500万円、スポーツ振興くじの補助金が7,500万、町は残りの2億円を辺地債で借りて支出しますが、このうちの2億円については交付税で国から入ってきます…2億円のうち元利償還金の8割が、交付税で入ってきますので、大山町の実質負担は、約4,000万円。今、地域経済が大変疲弊しているなかで、4,000万円で、3億5,000万円の事業ができる。その経済波及効果を考えれば、4,000万円の町負担の、投資対効果は十分期待できると考えられます。
施設の維持管理費用、ランニングコストについては、県サッカー協会の試算では、初年度の指定管理委託料1,000万円を、段階的に減額し、10年後には、ほぼ独立採算でいけるとされていますが、他の議員からの指摘もあったように、私自身もこの見込みについては、若干懐疑的な思いもしておりますけれども、たとえ町から1,000万円の持ち出しがあったとしても、どれだけ低く見積もっても年間8,000万円の、8,000万円以上の経済波及効果は上がるものと思われ、これに様々な、数字には表れない効果も付随してきます。
私は経済学のことは全く、十分わかりませんが、素人なりに、8,000万円の、今言いました8,000万円の経済波及効果、これ以外のですね、その他の効果を少し金額に表してみたいと思います。まず、8,000万円の経済波及効果があれば、町の税収にも反映してきます。町税の収入増が、大体100万円ぐらいはあるだろうと。また、施設はおそらく、たとえば大山スポーツパークみたいな愛称がつけられると思うんですけれども、県内外に大山という名前を印象付けることができ、このPR効果は大体広告宣伝費として300万円ぐらいには相当すると思います。また、山香荘には、従来より神田りんご園の受付場所としての機能があり、今後は、町長もおっしゃるように、グリーンツーリズム推進の業務を行っていく事務所機能をおうことになりますので、その分の費用として100万円ぐらいは当然見る必要があると思います。
また、合宿シーズン以外の平日は、町長も盛んに言っておられるように、住民の方のグラウンドゴルフに十分使っていただけますし、町内のスポーツ少年団や町民のサッカーチームももちろん利用できます。
また、先ほど話しをいたしましたガイナーレ鳥取は、地域に密着したクラブでございますので、山香荘のフットボールセンターで、サッカーの元日本代表選手でありますガイナーレの岡野選手や服部選手に、近隣の子どもたちのサッカー教室をしていただくこともできます。そうした社会体育的な施設の役割として300万円ぐらいだしたと思えば安いものだと思います。ここまでで、大体800万円ぐらい、指を折っておるんですけれども。
最後に、私は、大山は、私たち大山町民だけのものではないと私は思っております。この西部圏域はもちろん、鳥取県全体、あるいは松江市を含む中海圏、岡山県北部といった、広いエリアに住まわれる方々との共有の財産であり、そのおひざ元であります我が町大山町は、この広い圏域の経済振興、地域振興に、一定の責任を負う、そういう町だと私は思っております。大山町民が米子市公会堂や、旧西高跡のふれあいの里を比較的自由に使わせていただいているようにですね、この大山の豊かな自然の中で、圏域のみなさんに、存分にスポーツを楽しんでいただく、そのために、大山町が余分に200万円や、300万円の支出することは、私は、決して無駄な支出ではないというふうに考えます。
圏域として、大山の魅力が高まり、圏域のみなさんにより一層、大山を身近に感じていただき、たとえば米子市のスーパーで、お客さんが、鳥取県産のブロッコリーと大山町産ブロッコリーを手に持った時に、ちょっと高いけど、やっぱり大山町産買わかな、と自然に思ってもらえるくらい、大山という名前に、大山に愛着を感じていただけるようになっていかなければならないというふうに思います。
ということで、私なりの皮算用では、たとえ年間1,000万円の以上の町からの持ち出しがあったとしても、さまざまな効果で、フットボールセンターの採算は合うと踏んでおるわけですけれども、指定管理者になられるであろう鳥取県サッカー協会さんがしっかりと経営努力してくださり、現在出していただいている計画どおりに指定管理料が年々下がっていくようであれば、ますます投資の価値が高まるということでありますし、フットボールセンターに集まってこられるたくさんの利用者に、大山寺の旅館の皆さんや、町内の農家の皆さん、国道沿いのガソリンスタンドであったり、コンビニエンスストア、飲食店、そういったところでよりよい商品を提供してくだされば、最低8,000万円といった経済波及効果ももっともっと、高まってくるというふうに考える次第でございます。
大変長々と話しましたけども、再度、要約させて頂くと、山香荘には、スポーツ合宿の固定客があり、スポーツ合宿の需要は、まだまだたくさんあるということ。フットボールセンターを整備することにより、サッカーを中心に県内外からの合宿の誘致が、また、大会の誘致が十二分に期待できること。県内外からのべ2万人以上の方がこの大山町にわざわざ大山町においでくださるということで、大山の魅力が高まり、地域の経済活動の活性化が期待できるということ。これがこのフットボールセンター、整備の意義だというふうに私は思うわけですけれども、施設整備を通じて、スポーツ合宿を柱とするスポーツ観光の振興を図っていくということについて、このことですよ、町長。すいません。スポーツ合宿を、フットボールセンターを通じてスポーツ合宿を柱とするスポーツ観光の振興を図るということについて、町長のお考えを再度お伺いいたします。
○町長(森田増範君) 議長。
○議長(野口俊明君) 森田町長。
○町長(森田増範君) はい。長い近藤議員の思いを本当に表現としていただきました。本当に山香荘に長い間、直接関わっておられた方だからこそ、表現をいただいたことであろうと思っております。私のこの思いの中で、皆さん方のほうからもこの長い間の時間議論をいただきました。今、近藤議員のほうから本当に関わったものとしてのこの山香荘への思い、そして、意義、先ほど述べさせていただきました利活用等々についての話もさせていただいたことですけれども、そのことについてさらに加えて十分な時間を取って、表現をしていただいたなと思っております。同じ思いのこういう形で表現をしていただいたことに本当にありがたく思っておるところであります。
この長い議論の中でも、本当に反省をいたしておりますのは、今年の2月にこの件につきまして、懇談会という形での提案をさせていただきました。以来たくさんのご意見をたまわりながら今日を迎えております。ただ、その過程の中で、報道ということもありますけれども、色々な情報が発信をされております。山香荘の活用に3億5,000万も町費で持ち出すだかいやと、実際は先ほど述べられましたように、本当に努力を重ね、検討して、ぎりぎりの町費の持ち出しという考え方の中で提案をさせていいただいております。また、町民不在のサッカー場の建設ではないかということについてもお話しをいただいたり、いただいております。ただこれも活用策として、本当にこの大山のエリアの資源を生かす核として、今後の展開に大きな可能性を持ったプランであると思っております。住民の皆さん方のほうから、ご指摘をいただいておりますのは、そういったお金の問題であったり、町民不在のサッカー場ではないかという、大きなそういったイメージが先行して、あるいは風評が飛んで、あるいは、私どもの説明不足という中でこの件についての厳しいお声をいただいていることだろうと思っております。ただ、先ほど近藤議員のほうからも話しをいただきました後、同じ思いでこの取り組みを進めてまいりたいと思いますし、取り組みを進めることについて、議会の皆さんの力をたまわりたいと思っております。その上で、先ほども竹口議員、そして、吉原議員のほうでも話しをさせていただきました。今は本当にこの提案、構想段階であります。皆さんのほうからはなんでもっと具体的なものが出てこんだか、という話しをいただきます。でも残念ながら今のこの状況の中では指定管理をという想定をしております県のサッカー協会とのもう一つ前に進んだ話し合いはできません。することによって、決まってないことを何で行政はやるんだというご指摘を当然受けることになります。できないという歯がゆさを持ちながら、今日を迎えておりますけども、是非とも、この構想を一歩踏み込んで民間の力、行政、そして、関係をしていただくところのたくさんの住民の皆さんと一緒になってこの構想具現化、そして、この大山町を、今本当に経済のパイが本当に小さくなって、本当に元気がない、元気を出す町を作らないかんじゃないかということが大きなテーマであります。そのテーマに向かって今一歩一歩進む努力をいたしておるところでございます。
どうぞ、このことにつきまして、議員の皆さん方のお力を、ご理解をたまわりますように、お願い申し上げたいと思いますし、そのことで、先ほどの近藤議員の質問の言葉に代えさせていただけたらなと思いますんで、どうぞよろしくお願いいたします。以上です。
○議員(7番 近藤大介君) 以上で終わります。
〔拍手…〕
○議員(7番 近藤大介君) ありがとうございます。